槍ヶ岳・ユキヤリ with 野中ガイド

2017年06月02日(金) ~ 2017年06月04日(日)

• GPS: 52:29
• 距離: 57.8km
• 登り: 5,280m
• 下り: 5,273m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:38
• 休憩: 0:54
• 合計: 3:32

距離 12.5km 登り 163m 下り 40m

11:42 上高地バスターミナル
11:46 11:50 無料トイレ
11:51 11:56 河童橋
11:57 12:00 無料トイレ
12:03 12:07 河童橋
12:08 12:11 無料トイレ
12:10 12:13 河童橋
12:15 12:18 無料トイレ
12:25 12:31 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
13:03 13:15 明神館
13:19 徳本口(徳本峠分岐)
14:03 14:14 徳澤園
14:29 新村橋(パノラマ分岐)
15:13 横尾 (横尾山荘)

2日目

• 山行: 9:44
• 休憩: 3:08
• 合計: 12:52

距離 25.1km 登り 4,928m 下り 3,454m

4:40 横尾 (横尾山荘)
5:27 5:28 槍見河原
5:39 一ノ俣
5:51 5:52 二ノ俣
6:22 6:41 槍沢ロッヂ
7:09 赤沢岩小屋（ババ平）
8:08 槍沢大曲り
9:18 槍沢・天狗原分岐
10:38 10:39 坊主岩屋下
10:43 10:44 播隆窟
12:11 13:04 槍ヶ岳山荘
13:16 13:19 槍ヶ岳山荘
13:24 13:31 飛騨沢千丈乗越分岐
13:31 13:59 槍ヶ岳山荘
14:05 14:33 槍ヶ岳山荘
14:37 14:38 槍ヶ岳
14:39 15:05 槍ヶ岳山荘
16:13 16:32 槍ヶ岳
17:32 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 7:13
• 休憩: 1:22
• 合計: 8:35

距離 20.1km 登り 191m 下り 1,765m

7:37 槍ヶ岳山荘
8:31 播隆窟
8:35 坊主岩屋下
9:21 槍沢・天狗原分岐
9:41 槍沢大曲り
10:32 赤沢岩小屋（ババ平）
10:51 槍沢ロッヂ
11:15 二ノ俣
11:21 11:26 一ノ俣
11:37 槍見河原
12:13 12:48 横尾 (横尾山荘)
13:28 新村橋(パノラマ分岐)
13:40 14:21 徳澤園
15:16 徳本口(徳本峠分岐)
15:20 明神館
16:06 16:07 河童橋
16:08 無料トイレ
16:12 ゴール地点

天候

2日：雨、曇り、雹　3日・4日：晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

松本駅駐車・松本駅／松本BT−上高地間はアルピコ交通利用

コース状況／危険箇所等

よく整備されています。

写真

6/2 11:39

上高地をお昼前にスタート。山頂付近は降雪。夏用の長袖では寒いので、レインウェアを着ます。

6/2 11:46

河童橋。穂高方面、やはりガスってますね。ランチしていきます。

6/2 12:59

「桃太郎さんにはここにいたって言わないでね。」

6/2 13:03

明神館。なんか軽く雹が。ここからN＝野中さん、P=私です。

6/2 14:04

徳澤園。N「ここはシチューが美味しいんですよ。」

6/2 14:51

N「こうした比較的平坦なところから、フラットフッティングを心がけましょう。」

6/2 15:11

今日のお宿、横尾山荘。N「ここはお風呂がいいです。」

6/3 4:32

二日目スタート。前穂が朝日を浴びて。

6/3 5:42

一の俣。N「腕は組んで歩くといいですよ。肩の血行促進とバランスのいい歩き、二つの効果があります。」

6/3 5:54

二の俣。渡ってしばし休憩。

6/3 6:25

一日目に泊まる予定だった、槍沢ロッジ。

6/3 6:53

槍沢ロッジを過ぎてまもなく、槍キターーーーーー!

6/3 7:19

ババ平到着。N「これから登り。靴紐は甲の部分をタイトに。足首のところで一度縛るといいですよ。」

6/3 7:49

N「沢の中心を歩いていると、融雪が進んで思わぬ穴が開いていることもあるので注意。」

6/3 8:02

N「残雪期には特に落石に注意。上方に脆い箇所がないかチェック!」

6/3 8:15

大曲到着。N「この先からグリーンバンドまでと、山荘直前がキツイですね。」

6/3 8:17

振り返ると、ババ平があんな遠くに。

6/3 9:25

天狗原分岐付近。徐々に急な傾斜。向かって左の方にデブリあり。

6/3 10:09

グリーンバンドが近くに。P「思ったほど急じゃないし、夏道よりいいんじゃないですか？」N「そうですね。夏は九十九折で暑いですしね。」

6/3 10:15

グリーンバンド到着。槍キタ――(゜∀゜)――!!

6/3 10:23

グリーンバンドから振り返って東鎌尾根＆蝶ケ岳。

6/3 10:22

蝶ケ岳アップ。

6/3 10:19

こちらは西岳。

6/3 10:35

再スタート。槍ヶ岳山荘も見えてきた。

6/3 10:35

槍と殺生ヒュッテ。

6/3 11:11

殺生ヒュッテが真横に。

6/3 11:35

手前の岩場到着。なんかガスってきてるんですけど。N「富山側から上がってきてますね。」

6/3 11:50

岩場を過ぎて、N「直登はキツイんで、斜め斜めに行きますね。」

6/3 12:05

P「こっち向いてくださ〜い。」N「ほ〜い。」

6/3 12:12

N「ラストスパートです。」P「そんな看板編笠山にあったな。」

6/3 12:17

槍ヶ岳山荘ゴール。最後は急登でした。

6/3 12:17

そして槍。

6/3 12:18

登ってきた槍沢。

6/3 12:19

N「先に部屋に入ってランチにしましょう。」

6/3 15:12

N「じゃあ行きますか。アンザイレンで。」P「ナイスサービス！オラ、ワクワクすっぞ。」

6/3 15:14

Sさんは初岩場でしたが、結局上り下りとも鎖を使わず。スゴイ。

6/3 15:16

N「Sさん、ロープは張った状態でね！」

6/3 15:17

P「野中さ〜ん！ポーズ、ポーズ！」N「イェーイ！」

6/3 15:20

アルプス一万尺〜♪

6/3 15:20

小槍を正面に見ながら、岩を乗越。

6/3 15:21

見事にミックスってる。

6/3 15:44

滑りやすいので注意。

6/3 15:55

雪たくさんありますね。

6/3 16:04

ここまで来れば、もう一息。

6/3 16:05

振り返ると槍ヶ岳山荘がガスの向こうに。

6/3 16:12

梯子を登り切って、穂先ゴール！

6/3 16:18

ガス真っ只中ですが、確かに穂先にいます。

6/3 16:19

めっちゃ寒いの図。松岡修造さんが全仏に行ってるから(^_^;)？

6/3 16:40

粘った甲斐もなくガスが取れないので、名残惜しいですが下ります。

6/3 16:39

下りは先頭。それでは行くぜい。

6/3 16:54

鎖がしっかり整備されているので楽チン。

6/3 17:19

P「鎖あと20mくらい続いてる。」N「鎖の最後まで行ってください。」P「りょーかい！」

6/3 17:27

もうゴール近いかな？

6/3 17:32

さあ、ビールビール。

6/4 4:36

最終日、日の出です。

6/4 4:40

西岳、常念岳。

6/4 4:41

大喰岳。

6/4 4:42

西鎌尾根。

6/4 4:47

南アルプスと富士山。

6/4 4:55

双六岳と鷲羽岳。

6/4 4:58

前穂と北穂。

6/4 5:01

槍沢。

6/4 7:18

笠ヶ岳の山頂が見えてきた。

6/4 7:20

乗鞍岳。直前までキレイに見えてたので残念。

6/4 7:21

今日も寒い！ではスタート。N「下りでは靴紐を足首のところで一度縛る必要はありません。ただ、紐を通す際に一度膝を前に入れるとしっかり締まりますよ。」

6/4 7:26

上から見てもけっこう急。N「足首が内外に折れないように、しっかりと歯を効かせてください。」P「3/9オクロックでもいいですね？」N「はい。」

6/4 7:46

大喰岳が横になってきた。N「急だったら九十九折れでいいですよ。谷足がしっかりと効いてるのを確認。」

6/4 8:03

手前の岩場まで下りました。N「ピッケルを雪に刺して谷側に背を向け、一度足をハの字にしてからターンすると楽。」

6/4 8:07

名残惜しい槍。N「下りで腰が引けると転倒、滑落しやすくなるので注意。」

6/4 8:22

登りキツそう。

6/4 8:40

槍沢は風がないので、グリーンバンドでアウターシェルなどを脱ぎます。

6/4 8:56

槍が見えるのはこの辺りまで。また来たいですね。

6/4 9:09

ここからは尻セード。ダイソーで買ったヒップソリが活躍。

6/4 9:38

大曲まで来ました。

6/4 9:39

大曲で振り返る。N「残雪の槍に来たら、やめられなくなりますよね。」

6/4 9:49

一方では雪解けが進む。

6/4 9:58

ババ平到着。ザックに無理やり突っ込んだ物を整理。

6/4 10:34

岩小屋を通過して、

6/4 11:04

槍沢沿いに下ります。N「荷物の軽量化は難しいですが、それより体重を落とした方が歩くのには楽になりますね。」

6/4 11:16

二の俣で沢が合流。

6/4 11:36

木の枝の間から槍。

6/4 12:06

手前の山の向こうに奥穂が見えました。

6/4 12:12

横尾山荘に到着。預けた荷物を回収。

6/4 12:14

前穂が美しい。

6/4 13:13

槍沢沿いにハイキング。前穂方面を振り返る。

6/4 13:39

徳澤園に到着。シチューはなかったので、野沢菜入りチャーハン。メチャうま。

6/4 14:13

N「徳澤園はニリンソウの群生地で有名なんですよ。」

6/4 14:11

一つの茎に二つ花が咲くからニリンソウ。

6/4 14:12

ホントキレイですね。

6/4 14:17

キジムシロ?ミヤマキンバイ？

6/4 14:19

ダンデライオン？

6/4 14:14

ここに来るだけでも十分価値ありますね。

6/4 14:30

徳澤園から出発。ここから花見。ラショウモンカズラ。

6/4 14:36

イワカガミ。

6/4 14:39

エゾムラサキ。

6/4 14:40

ベニバナイチヤクソウのつぼみ。

6/4 14:50

エンレイソウ。

6/4 14:53

カラマツ。

6/4 15:04

サンカヨウ。

6/4 15:21

明神館に到着。

6/4 15:21

明神岳カッコイイですね。

6/4 15:34

沢の向こうに西穂高岳。

6/4 16:03

清水川を渡れば、

6/4 16:08

河童橋到着です。ここからまもなく

6/4 16:13

上高地ゴール、お疲れさまでした。野中さん、Sさんありがとうございました。

撮影機器：

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ピッケル

備考

服装：2日　FTクロノコンバートパンツ、スキンメッシュ、ドラウトエア、ストームクルーザー、レインダンサーパンツ、CW-X
3日　FTクロノコンバートパンツ、スキンメッシュ、ドラウトエア、ニュウモラップ、CW-X（槍穂）加えてジオライン中厚、エバーブレスアクロ、レインダンサーパンツ
4日　槍沢途中まで槍穂と同じ　(グリーンバンド〜)FTクロノコンバートパンツ、スキンメッシュ、ジオライン中厚、Tシャツ、CW-X　(ババ平〜)FTクロノコンバートパンツ、スキンメッシュ、Tシャツ、CW-X

感想

polluxab

　出発日の6月2日、天気はすぐれず、山頂付近は降雪で10センチの積雪。予定より出発を遅らせ、1日目の宿泊を槍沢ロッジから横尾山荘に変更。2日目の午後だいぶ様子をみて穂先に登ったものの、強風とガスで残念ながら展望に恵まれませんでした。が、雪がたっぷりの槍ヶ岳を楽しく登ってきました。

　今回はNature Guide LIS代表の野中さんにご案内いただきました。今までの生兵法は怪我のもと、せっかくなので野中さんに基礎からいろいろと教えていただきながら、ついでに？槍ヶ岳も登ろうという贅沢な企画です。今回の参加者はもう一人Sさん。「野中さんの雪山講習を受けてるけど、本格的な雪山は初めて。」ということでしたが、つい先日富士山頂まで登ったという猛者。3人でいいチームワークでした。

　野中さんによれば、この時期でこんなに雪が残っていることは珍しく、例年で言えば一か月前くらいの槍ヶ岳の印象があるということでした。残雪期のユキヤリに毎年登っている方も多いとのこと。毎年残雪の状況が変わる槍ヶ岳、来年も来たいと思いました。