朳差岳（えぶりさしだけ） この時期は必ず来なければならない。

2017年06月11日(日) [日帰り]

• GPS: 10:37
• 距離: 22.4km
• 登り: 2,175m
• 下り: 2,178m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:43
• 休憩: 0:52
• 合計: 10:35

距離 22.4km 登り 2,179m 下り 2,185m

5:35 奥胎内ヒュッテ
6:10 6:14 足の松尾根コース登山口
6:48 姫子ノ峰
7:22 英三ノ峰
7:40 ヒドノ峰
8:07 イチジ峰
8:44 西ノ峰
8:48 8:50 大石山の分岐
9:05 大石山
9:33 10:01 頼母木小屋
10:26 大石山
10:36 大石山の分岐
11:15 11:16 鉾立峰
11:41 朳差小屋
11:45 11:53 朳差岳
12:26 朳差小屋
12:44 12:49 鉾立峰
13:24 13:25 大石山の分岐
13:28 西ノ峰
13:47 イチジ峰
14:09 ヒドノ峰
14:21 英三ノ峰
14:52 姫子ノ峰
15:25 足の松尾根コース登山口
16:04 16:07 奥胎内ヒュッテ
16:10 ゴール地点

▲頼母木小屋・朳差岳避難小屋とも休憩していますが、小休止含めてGPSは一度も止めていません。

▲最低気温4〜5℃、陽の当たらない強風で寒い中での急登なので、脱いだり着たりが忙しかったのです。

天候

曇/霧/極稀晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

▲渓流・鳥見の人で薄暗いうちから駐車スペースは競争激化のようですが、今日は6:00前にスキマに停めることが出来ました。

▲道の両脇が広くなっていて、そこに停められますが、キャパは30台程度でしょうか。

コース状況／危険箇所等

▲危険箇所はそう多くありませんが、尾根が痩せている部分、ザレて谷側に傾いている登山道、根っこが複雑に絡んで露出している部分等、たまにあります。

▲朳差岳まで行くなら累積標高2,000mを超え、最初の足ノ松尾根が延々と急登なので、白毛門あたりでつらい方は辿り着けないこともあるかも知れません。

▲日帰りはハードですし晴れていれば超絶景、早く帰るのはもったいないので小屋泊が断然イイと思います！

写真

6/11 2:50

足ノ松尾根。
昨年歩いてヘロヘロになった思い出。
気休め程度のドーピング剤を持って行くのと、イチゲさんの群落は超広角レンズで写したい。
レンズ1本で820gの狂気(゜_゜)

6/11 2:57

パッキング完了であります。

6/11 5:33

2時間半かけて到着しました、奥胎内ヒュッテ周辺駐車スペース。
ここは早朝に来ても競争が激しく、なかなか駐車スペースを確保するのに苦労するっぽいです。

6/11 5:33

奥胎内ヒュッテ。
まだ営業開始前みたいですね。

6/11 5:33

ヒュッテ前のこのゲートを、右の歩行者用通路を通って出発です。

6/11 5:34

今日はこんなカッコです。
歳に見合わぬかっこうでスミマセン(°_°)

6/11 5:57

林道脇のタニウツギがとてもきれいでした。
今日はゆっくり眺めている時間がないのが惜しいです。

6/11 6:07

秘境であります(゜_゜)

6/11 6:11

ヒュッテから40分で登山口でした。
チャリ欲しいー！

6/11 6:11

いざ！

6/11 6:15

急登が始まってすぐのギンリョウソウ
お疲れ気味です。

6/11 6:33

ウラジロヨウラク？
超カワイイ。

6/11 6:38

小規模な痩せた岩尾根もあります。

6/11 6:45

ツクバネウツギ

6/11 6:46

徐々に標高が上がってきます。
残念ですが山頂付近はガスですね。

6/11 7:15

滝は見えますが遠い(°_°)

6/11 7:15

どこまで行っても急登であります。
ちょっと一息いれます。

6/11 7:17

標高1,000m前後からイワカガミ
尾根のものは白いですね。
稜線に出るとピンクで小振りになります。

6/11 7:33

雪渓の上も一部歩きます。

6/11 7:34

雪渓脇、水の豊富な場所は花も多いです。
ショウジョウバカマがまだこんなに元気(´_`)

6/11 7:35

カタクリはまだ眠そうです。

6/11 7:36

少し進むとイワウチワとカタクリのコラボレーション

6/11 7:36

真っ白なイワウチワがとても美しいのです。
しばらく眺めてしまったじゃないか(°_°)

6/11 7:37

しばしの雪渓歩き、こういうのもまた楽しいのです。

6/11 7:40

しばらく雪渓を行くと、カタクリの群生地が。
まだみんな眠そうです。

6/11 7:45

うーん、今日は青空期待出来ませんかねぇ。

6/11 8:01

苦手ジャンルのツツジ系です…
ムラサキヤシオかミツバツツジか、でも三つ葉じゃなかった気がするー。

6/11 8:05

名前はわからなくても、見事なもんは見事なの(´_`)

6/11 8:04

いよいよガスに突入であります。

6/11 8:47

ようやく大石山の分岐に来ました。
残念なガスの上にかなりの強風で寒い…ここでフリース着用です。
ここからは以前から行きたかった頼母木小屋へ向かいます。

6/11 9:17

途中一人で咲いていた超美人さんのシラネアオイ。

6/11 9:23

ミネザクラがガスの露に濡れてとてもきれい。

6/11 9:03

ハクサンイチゲの群落がそこかしこにあります。
花弁は1〜2枚落としている花が多いのですが、まだまだここまで圧巻のお花畑です。
天気だけが残念…

6/11 9:04

この季節、一番好きなミツバオウレンです。

6/11 9:20

登山道脇に延々と咲いていてとても嬉しい(´_`)

6/11 9:21

時間が気になるってのにしばしば立ち止まって見つめてしまいます。

6/11 9:28

ここのミツバオウレンはおしべが短い気がしますし、若干小振りですね。
でもとても美しいのです。

6/11 9:29

頼母木小屋が見えました。
寒いから早く入りたい…

6/11 9:30

今日は小屋番さんが不在のようです。
中でおにぎりを食べてから、この周囲でイイデリンドウを探してみましたが残念ながら見つけられませんでした。
夏に本山で見るからいいや！

6/11 10:08

途中見た雪庇の名残りですが、この時期でこの規模、相当な積雪量ですね。

6/11 10:15

終日ガスにつつまれていましたが、ごくたまにこれくらい晴れることもありました。

6/11 10:48

一旦大石山の分岐に戻って杁差岳に向かいます。
山頂に行くためにはこの鉾立峰を登り返さないとなりません。

6/11 11:13

切なかったけど、途中ハクサンイチゲの群落を見ながらで気が紛れました。

6/11 11:13

杁差岳方面…
絶景だゼ。

6/11 11:26

めずらしくこれだけ青い空も一瞬出ました。

6/11 10:16

スッキリ晴れればなぁ…

6/11 11:26

こんな景色を楽しみながら進みます。

6/11 11:29

山頂と杁差岳避難小屋が見えました。

6/11 11:34

これはなんでしょ。
とてもカワイイ(´_`)

6/11 11:35

ハクサンチドリは咲き始めです。

6/11 11:37

今年もまたここに来れました、小屋手前のイチゲ群落です。
登山道両側に広がります。

6/11 11:39

まずは山頂へ行ってみます。
小屋を通り過ぎて。

6/11 11:42

杁差岳山頂着です。

6/11 11:42

1,600m超えてたのかぁ。

6/11 11:43

ここで参拝し、少し景色を楽しみます。

6/11 11:51

しばらくここまで見通せるような時間があったんです。
ああ、良いところだなぁ…また来れてよかった。
また来年も来るぞー！

6/11 12:04

小屋でレンズを広角に付替えてイチゲさん達を写しに来てみました。
この時だけ青空が出てくれました。
神様ありがとう。

6/11 12:04

終わっている花も多いので、来週末にはもうあまり期待出来ないと思われます。

6/11 12:07

この時期一瞬だけ盛大に咲き乱れるハクサンイチゲ、これを見に多くの登山者が訪れるんですね。

6/11 12:08

登山道両脇に咲いています。

6/11 12:09

小屋から山頂方面

6/11 12:24

寒いので小屋内で休憩します。

6/11 12:14

小奇麗で快適です。
一瞬誰もいなくなったので撮影してみました。

6/11 12:12

今日はこれ
『しっとり食感のスティックバウムクーヘン』
おいしかったけど、今日の食料はこれで終わりです。
下山するまでシャリバテがコワイ(°_°;)

6/11 12:36

さよならイチゲさん、また来年ね。

6/11 12:36

強風と寒さに耐えて咲いていました。

6/11 13:01

さぁ下山です。
気が遠くなる(´_`;)

6/11 13:22

大石山分岐に来ました。
ここから延々と足ノ松尾根を降ります。

6/11 13:41

朝眠そうだったカタクリがみんな開いていました。

6/11 13:46

コブシの白はとてもきれいです。

6/11 15:00

ウラジロヨウラクでしょうか。

6/11 15:19

アオキの実の赤さはすごいですね。

6/11 15:21

やっと戻って来れました。

6/11 15:22

ホッとする瞬間です。

6/11 15:22

チャリデポさんたちはまだまだたくさん。

6/11 15:35

この後、林道歩き40分。
くたくたですが、途中のタニウツギなどを楽しみつつ。

6/11 16:00

戻ってきました。
16:00…帰れば19:00過ぎかぁ…
もっと早く家を出るべきでした。

6/11 16:06

ただいまー。
今回もヒドイ目にあったけど無事帰ったよー！

撮影機器：

Canon EOS 6D Canon

COOLPIX S6500 NIKON

TG-4 OLYMPUS CORPORATION

感想

SM100C

▲3:00自宅出発、5:30登山開始です。正直2時間半あれば、おカネはともかく立山も行ける時間をかけてのえぶりです。それだけ時間をかけても行く価値は充分にあります。

▲「飯豊はどこから登っても過酷だけど、どこから登っても巣晴らしいんですよ」
昨年夏にベテランの女性が切合小屋テント場で言っていたことを懐かしく思い出しました。
そしてその通りですね。すごく過酷な条件です。

▲新潟の皆様がこれでもかってくらい飯豊に入るレコを拝見すると、どんだけイイの！と羨ましく思います。

▲昨年「こんな山があるんだ！」と思って、いてもたってもいられずに向かった朳差岳ですが、今年は危うくハクサンイチゲさんを見逃しそうな時期になってしまいました。
花弁を落としている花は多いのですが、それでもまだ心揺さぶられる光景でした。

▲あいにくガスで青空はわずかでしたし、周囲の山もろくに見れませんでしたが、それでも昨年同様お花は充分楽しめましたし、無事に帰って来れたということを感謝したいです。

▲頼母木小屋まで行ったのですがイイデリンドウ、見つけられませんでした(´_｀;)

▲大好きなミツバオウレンが大量に咲いていて、とてもしあわせな気分でした。

コメント

chee2005

イイデリンドウは
私が見る限り、頼母木小屋から頼母木山のちょっと先あたりでチラチラ見受けられましたよ(^_^)

これから暖かくなったら、少しずつ増えていくでしょうね♪

オウレンも綺麗でしたね！梶川尾根に咲いていたバイカオウレンも可愛らしかったです(//∇//)

SM100C

Re: イイデリンドウは
ということはもう少し先を探せば見つかったかも知れませぬな(・ω・ )
残念ですが夏にまた行くので、楽しみは後にとっておきます。
そう頻繁に足ノ松尾根を登る気合がわいてきません(°_°)

夏に向かってどんどんいろんな種類の花が増えていきますよねー。
今からとても楽しみです！

バモ

ヒュッテから・・・
登山口まで４０分とは
ちょー速いですね〜
その足ならチャリはいりませんよ！

生憎の天気でしたが
イチゲはじめ色んなお花が見れてよかったですね(^^)v
イイデリンドウも残念でしたが
また次回という事で

今度は晴れるといいで〜(^^)/

SM100C

Re: ヒュッテから・・・
ところがドッコイ！
その速いはずの私をぶっちぎって見えなくなってしまう男子がいましたので、そう速いこともないのではないかと思われます(´_`;)

チャリでスーッと気持ち良さそうに降っていくのを見るにつけ、石でも投げてやろうかと思うほど羨ましい

夏はまたテント担いで行きたいと思いますので、その時に皆様の都合が合えば、そこで乾杯したいものです

TAKSPEED

大石山
の分岐あたりで、スライドしているかいないか、
タイミング的には��ほぼ同時��ですね！（笑）
私がいた時間帯と少ししか違わないのに、晴れ間が多くて羨ましい(=ω=；)
でも、寒すぎてあれ以上待つことはできなかったので仕方ありませぬ。。
6Dにコンデジふたつ！
写真にかける思い、素敵ですw
重たいですよね！！
またどこかでバッタリしましょう( ^ω^ )

SM100C

Re: 大石山
TAKSPEEDさんとはまたいつか、近いうちにお会い出来そうな予感がします。
晴れ間が多かったわけじゃないと思いますよ！
晴れ間が稀だったので、その時にたくさん撮っただけかと(ﾟ_ﾟ)
天気はガスで寒かったし残念でしたが、イチゲは毎年咲くわけなのでまた来年の楽しみにしておきましょう。

NIKONのコンデジは持ち物とパッキング写真撮影しただけで、現地には持って行っていませんが、6Dとレンズは確かに重いですねぇ(´_｀;)