雨の前穂高岳北尾根
- GPS
- 19:45
- 距離
- 21.1km
- 登り
- 1,955m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 6:56
- 山行
- 12:54
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 13:43
・途中コース上で休憩を何回か取っているので休憩時間はもっとあります。
天候 | 6/24 晴れのち曇り 6/25 雨(前穂北尾根上はほぼ無風、前穂〜岳沢小屋までの雪渓上は少し強い風) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沢渡BT〜上高地BTはバスで移動。 http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
★上高地BT→涸沢ヒュッテ ・林道をひたすら歩きます。 ・本谷橋は渡れるようになっていました。 ・本谷橋を渡ってしばらく夏道を歩き、その後、雪上を歩きますが今回はツボ足で歩きました。 ★涸沢ヒュッテ→5・6のコル ・暗いうちにスタートしたのと雨で視界が悪かったのとで間違って6・7のコルを目指して登ってしまいました。 そこそこ上部まで登ってから間違いに気付きトラバースして5・6のコルを目指そうとしましたが浮石だらけの岩場をトラバースしたくなかったので、だいぶ下りてからトラバース気味に移動し5・6のコルへと登りました。 ・5・6のコルまでは雪が繋がってます。 ★5・6のコル→北尾根→前穂高岳山頂 ・北尾根はバリエーションルートで気軽には登れません。 ・北尾根上にはもう雪はありませんでした。 ・コースの詳細ですが、ガスっていたのでほとんどわかりません。 (今回は事前に仕入れた簡単な情報を元に登れそうなところやトラバースできそうなところをただただ突破した感じです・・・) ・雨で写真もそんなに撮れなかったので残念ながら詳細について書けません(-_-;) ・浮石が多く注意していても落石させてしまう場面が多々ありました。 (特に4峰) 自分のパーティーの落石だけでなく先行パーティーからの落石、後続パ−ティーへの落石にも注意しましょう!! ・雨の日は岩が濡れていて足元が滑るので注意しましょう!! ・人気ルートなので他にもたくさん情報があると思います。 ルートについて詳しく知りたい方はそちらを参考にした方が良いと思います。 事故の無いようご安全に!! ★前穂高岳山頂→ダイレクトルンゼ→奥明神沢→岳沢小屋→上高地BT ・前穂高岳の山頂から少し下ってダイレクトルンゼの雪渓を拾って下りました。 ・ダイレクトルンゼの途中で雪渓が切れている小滝がありました。 小滝は4〜5mぐらいのほぼ垂壁の岩になっているので下の雪渓に移るには懸垂下降で下りなければなりません。 雪渓の右岸側のハイマツに残置支点(スリング2本とカラビナ2枚)があり、それを使って懸垂下降しました。 ・ダイレクトルンゼの途中でもう1回雪渓が切れているところがありましたが、そこはロープを出さなくても下れました。 ・ダイレクトルンゼから奥明神沢に合流し、その後、奥明神沢は岳沢小屋まで雪渓が繋がってました。 ・岳沢小屋から上高地BTまでは一部雪道もありましたがほぼ100%夏道でした。 |
その他周辺情報 | 下山後に遅くまで営業していた「さわんど温泉 お食事処 池尻」で汗を流しました。 http://www.sawando.ne.jp/satou/ |
写真
感想
今回は同じ山岳会のIくんの提案で6月最後の土日で何処かアルパイン的な山行がしたいと言われたので『前穂高岳北尾根はどうか?』と聞くと『是非!』と二つ返事でした(笑)
更にこの話を聞きつけたAさんも行きたいと言うので今回は3人パーティーで前穂高岳北尾根に行くことにしました。
北尾根アタック当日の天気予報は雨・・・
北尾根はアルパインの範疇では初級程度でそれほど難しくないと思うけど雨の日はどうなのかなー?
ワクワク♪ドキドキ♪
Climbing‼
ヾ響
・天気予報は土曜日はまあまあで北尾根アタック当日の日曜日は朝早いうちから9時頃まで雨・・・
まあ9時以降曇りなら何とかなるか?と思ってましたが予報に反して日曜日は終日雨でした・・・(-_-)
・雨で濡れた岩場は足元が滑って気を使いました。
また雪山用の手袋を付けての岩稜登りも厳しかったです・・・今気づいたけど手袋なしで登ればよかったじゃん!?(笑)
・今回のルートはバリルートで目印は無く登れそうなところや踏み跡っぽいのがいろいろあって惑わされました・・・
またこんなところ登れないんじゃない??ここを巻くの??といったところも多々ありその都度周辺を確認しながら話し合いルートを判断して先に進んだので時間がかかりました。
(1箇所、巻いて行けそうか様子を見るために私が稜線から懸垂下降しましたが巻けそうにないとわかりプルージックで登り返しました・・・結局稜線上を進むのが正解でした(-_-;))
・3人とも今回が初の前穂北尾根だったのでガスってる状況でのルーファイは難しく巻くところを登ったり登るところを巻いたりして時間がかかりました。
・テン泊装備や登攀具、アイゼンやピッケルなど計30kg近く??(20kgオーバーは確実。)の重い装備での登攀は疲れました(-_-;)
・ダイレクトルンゼの途中で雪渓が切れてましたが登り返さずに懸垂下降で下れて良かったです。
(念のため50mダブルで懸垂下降しましたが下の雪渓までは余裕で届きました。)
・4峰登っている途中でザックの中の緊急地震速報が鳴ったので『地震だから揺れで落ちないよう気を付けて!』と注意しました。
緊急地震速報とほぼ同時ぐらいに自然落石がありました。
・撤退、タイムスケジュール、雨中行動や強風による低体温症のリスク、浮石の有無などの危険回避を常に考えながら行動できたと思います。
結果、全般的に厳しめの山行になりましたが事故なく無事に下山できてよかったです。
・久々に作ったパウンドケーキ(今回は抹茶味)・・・雨でのんびり休憩ができなかったので山行中は食べれず、帰りの車の中で食べました(笑)
・日曜日の天気予報が雨の為か上高地BTは閑散としてました。
涸沢ヒュッテのテン場もガラガラでした。
日曜日に前穂北尾根を登攀したのは私たちのパーティーのみだったと思います。
・Iくん、Aさんお疲れさまでした。
また機会があれば一緒に登りましょう!!
今度は晴れの日に(笑)
反省
・初見ルートですが、いろいろ情報を詰め込むと登攀の面白みにかけると思ったのでサラッと掻い摘んで情報収集しましたが、雨やガスの悪天時には詳しい情報があったほうが安心して登れると思いました。
次回、初見ルートでアタック当日の天気予報が悪い時には事前にしっかり情報収集しようと思います。
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