キタダケソウの北岳と愛を叫ぶ間ノ岳へ
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- GPS
- --:--
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 2,712m
- 下り
- 2,717m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 7:30
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:30
天候 | 6/28 雨のちくもり 6/29 くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山時、広河原14:00発のタクシーは、人数がそろったので早めに出発してくれた |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は広河原インフォメーションセンターで提出 右俣コース、小太郎山分岐手前に雪渓歩きがあるが、アイゼン不要 稜線には歩行に支障となる雪はなし 北岳山荘周辺雪多し。朝方は滑ります。 |
写真
感想
雨でしたが、キタダケソウ見たさに北岳を目指しました。
他にもミッションを抱えて山行決行!
6/28
名古屋を1:00に出て、中央道を走り、5:00過ぎに芦安に到着。
雨ですが、広河原へはタクシー2台で向かう。
ただ半分は釣り人でした。
広河原インフォメーションセンターで登山届を提出しつつ、
コースの状況を聞く。
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今年は雪が多いと言われているが、センターの方の話では、
去年一昨年が少なかっただけで、今年は例年に戻ったとのこと。
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左俣はアイゼン必携。右俣は雪渓歩きあるが、アイゼン無しで行けそう。
6:30出発。雨の降る中、黙々と歩きます。
登りは、大樺沢から右俣へ。下山者には15人ほどすれ違った。
ガスで展望は楽しめないが、足元にはたくさんのお花。
花の百名山の面目躍如。雨でも気がまぎれます。
草すべり分岐の先、雪渓歩きを始めたら、グエッグエッという声。
ライチョウだ!!!
飛び立つ姿も見せてくれました。
これで「北岳に来ただけ」という事態は避けられました。
そして、小太郎山分岐あたりで雨が上がった。
気をよくして肩の小屋到着。小屋の方に早いですねとおだてられ、
さらに有頂天で北岳山頂へ。
ガスガスの山頂で10人ほどのグループと御一緒に。
聞けば、肩の小屋にザックをデポし、吊尾根分岐からトラバース方向へ
キタダケソウを見てきたそう。
ガスガスをバックに、満面の笑みで写真を撮ってもらった。
山頂で休憩をとっていると体調に異変が・・・
頭がイタイ。高山病か?
ペースダウンで、慎重に下る。
14:00雪かき作業中の北岳山荘に到着。
正式な小屋開け前で夕食はカレーしかできないということで、
その分料金が安くなり、普段は1泊2食付きで8700円のところ、7900円でした。
受付終了後、布団に包まる。
18:00の夕食は、お替り自由のカレーなのに、一皿平らげるのが精いっぱい。
今宵のお客は私と、朝同じタクシーで乗り合わせた女性2人。
お二人は、広河原〜野呂川出合〜両俣小屋〜三峰岳〜間ノ岳と回って
17:00に北岳山荘に着いたそう。
ということで、一部屋貸し切り。爆睡。
6/29
体調は完全復活!
天候も回復。富士山の端麗な姿も見られた。
午後から天気が崩れるとの予報。広河原の下山を14:00に設定。
朝食はごはんお替り3杯、しっかりお腹を満たし、ザックを預けて、
空身で間ノ岳へ。
身軽でサクサク進み、1時間で間ノ岳到着。
360度の展望を楽しむ。
間ノ岳で愛を叫ぶということで、あんなポーズになりました。
山荘へ戻り、北岳へ登り返す。
途中、吊尾根分岐で八本歯コル方面へ下り、
世界でココにしか咲かないキタダケソウを鑑賞。
違いの判らない男ですが、ハクサンイチゲとの違いは、
実物を見たらハッキリわかりました。
2度目の北岳。今日も他の登山者に会い、バックに仙丈ヶ岳を入れて撮っていただいた。
クマ目撃情報、樹林帯の下りはキツイというアドバイスを受けるが、草すべりコースへ。
登ってくる方が多い。テント装備の大きなザックで、
30人くらいとすれ違った。
御池が見えてきたら、斜面に動く物体。ガラガラと音を立てて石が落ちてくる。
緊張が一気に高まる。
気配を消して慎重に周囲を伺う。
サルだ。石をめくって食事中。しかし、その石が斜面の下にある登山道に
勢いをつけて転がってくる。3m先に石が・・・
石の動きを注視して、なんとか通過し、白根御池小屋で
桃のソフトクリームをほおばる。
ここで、北岳山荘でご一緒したお二人に再会。
14:00に広河原で再再会を願って、お二人は大樺沢へ。
私はこのまま樹林帯を下ります。
予想以上に急。悲鳴を上げる足をかばいつつ、13:20ようやく広河原山荘。
小休止していたら、あのお二人も到着。
14:00のタクシーは人数が集まったので、13:40早めに出発してくれ、
芦安に早めに戻ってこれました。
今回は以下のミッションが達成できました。
第2位北岳登頂
第3位間ノ岳登頂
間ノ岳で愛を叫ぶ
キタダケソウを鑑賞する
ライチョウに出逢う
白根御池小屋で桃のソフトクリームをほおばる
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ただ、初日は強行軍が災いして、軽い高山病になったのは、
大いに反省せねばなりません。
無理は禁物。
夏の奥穂では、同じ過ちを犯さないように気を付けたい。
それと、下りで御池小屋コースは使うべきでなかった。
一気の急な下降は、足への負担が尋常ではない。
御池小屋から二股経由で大樺沢で下っても、時間は大差ないのだから・・・
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