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Yamareco

記録ID: 120257
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

【飯豊連峰】弥平四郎〜本山〜大日〜オンベ松

2011年06月11日(土) ~ 2011年06月12日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山形県 福島県 新潟県
 - 拍手
ひらっペ その他4人
GPS
35:00
距離
27.6km
登り
2,162m
下り
2,327m

コースタイム

11日
6:00頃 弥平四郎登山口
6:36  祓川山荘
13:29 切合小屋
16:01 本山小屋
16:25 飯豊本山
16:50 御西小屋へ
18:30頃 御西小屋

12日
6:20 御西小屋
8:38 大日岳
12:25 一服平
13:28 月心清水
14:30 渡渉
15:10 林道
17:29 オンベ松口
天候 11日雨ー曇りー雨ー晴れーガス
12日晴れ(雪渓部分のみガス)
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車3台を使用
2台をオンベ松登山口に駐車後
1台の車で弥平四郎登山口ゲート前でテント泊
オンベ松登山口から弥平四郎口ゲートまでは約1時間の道程
この時期、ゲートは鍵が閉まっている
わたしたちは近所のおばさんからお借りして登山口まで車で行っている
帰りも同様。朝は早起き、夜は早寝の集落のようでした
コース状況/
危険箇所等
この時期のこのコースは雪が多く残っており、アイゼンとピッケルは必須である。
とは言え、弥平四郎から御西小屋までの1日目はピッケルしか使っていないが、雪渓を下りる場面があり、慎重を要する。わたしはピッケル2本使わせていただいた。
2日目の御西小屋からオンベ松のルートはアイゼンも多用している。
早川のつきあげ付近では雪渓によりガスがかかりやすくなっており、道迷い、滑落等注意が必要である。こちらではスタカットで下ろしていただいた。
あとは渡渉。ちょっとジャンプすれば乗り越えられるのであるが、万が一足を踏み外したら激流に流される危険個所あり。ロープを使い、順番に渡渉した。
2011年06月14日 23:45撮影 by  TG-310 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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感想

6月初旬は恒例の飯豊お花見
飯豊連峰の大石山や朳差方面でハクサンイチゲが一面のお花畑に♪
毎年同じ道を歩いても、石転びには春の恵みがたくさんだし、お花もワクワクだし、なによりお花につられて来る飯豊族の皆さんに会える!!
それはそれで楽しみなのですが、行ったことのなかった飯豊本山と大日岳
飯豊を知れば知るほどその全貌が知りたくて今回は当初メンバー4人で目指してみました

当初の計画としてはダイグラ尾根を通って、石転びチームにあわよくば合流
しかーし!ダイグラの橋がまだかかっておらず、渡渉が必要と。。むむう。。
わたしたちが弥平四郎から行くことに決めてから知ったのですが、ダイグラの渡渉は午前中がベストだそうです☆膝下渡渉で済むと 苦笑
わたしゃ橋が架かるまで待ちますけどね〜

と言うワケでダイグラはまた次回(秋狙い)

道の状況が他よりもこの時期安全と言われる弥平四郎登山口からピストンで本山、大日を目指すことになりました

と言うことで、下記の計画書をML投稿!ポチっ

飯豊本山組の計画です
期日:6月10日夜発〜12日
メンバー:ひらっぺ(DL)、ポタちゃん、ネコちゃん、よっしー
行動計画:
10日弥平四郎登山口(泊)
11日弥平四郎登山口ー祓川山荘ー松平峠ー疣岩山ー三国岳ー種蒔山ー飯豊山ー御西
岳ー御西小屋(泊)
12日御西小屋ー大日岳(ピストン)-同ルート下山
※11日の天候や状況次第では本山小屋を使用します
共同装備:
11日夜、12日朝の汁の具(ひらっぺ)、12日朝のうどん(よっしー)、大コッヘル(ぽたちゃん)、車(ネコちゃん)、ツエルト・無線・GPSは持っている人、10日夜に使うテント(ポタちゃん)
※夜のご飯(アルファ米等)は個人で準備お願いします
※ガスは1人250
個人装備:
冬山小屋泊一般装備、ピッケル、アイゼン、行動食、非常食、つまみとお酒
山行報告:よっしー

完璧っ☆
もう1人車に乗れますよ〜
わたしたち4人と本山があなたを待っています♪
ご連絡お待ちしていまーす

このMLを見て、おかちゃん参戦♪
よーっし!5人で力を合わせてがむばろう!!

で、前日になり下山をオンベ松に変更してワクワクドキドキ登山となりました

前泊テントは何やら雨漏り
夜に降った雨に多くの人がテントの中なのに濡れ、睡眠不足。
最初の登り始めはなかなか元気も出ないひらっぺちゃん
でもあれっすよ、やっぱ山はアドレナリンがああ
疣岩山に着く頃にはかなり元気になり、やっほー!やっほー!の連続です
つまりバカってこと
元気がなかなか出ない方の荷物をいただきつつ、三国岳
三国小屋で下越山岳会のLTQさんに状況確認
「オンベ松ねぇ。。雪の具合がどうかねえ。。」
ザッツ ライト!!ボクは雪に苦戦しましたよ〜〜
お会いできたおかげさまでLTQさんのHPにも僕等ご登場♪
http://www.inet-shibata.or.jp/~ltq/
探してね☆

まあね、ここまではね、飯豊の序の口っすよ
おいらだって一人で行けちゃいそうな気もしないでもないですよ
こっからね、こっから
雪渓歩きの苦手なひらっぺちゃん、雪渓の下りももちろん怖がって、荷物ぶん投げて、それでも怖くてポタちゃんが横について、しかもダブルアックスで10歩ばかりの雪渓を下りました。勉強になりました
天気は回復!気持ちの良い山歩き♪
雪を越え、藪を越え、また雪を越え
いやあ、きついよねぇ。。
でもさあ、なぜか気持ちいいのよ!この感じ♪
大日岳がカッコ良くてカッコ良くて!
昔は大日へ向かう登山道がなかったそうですね
福島側から見える大日岳、カッコよすぎです☆
16:30飯豊山山頂
ここから1時間30分で御西小屋、高低差もありません
よーしっ!行きますかっ!!
見事にガスってきましたが、明日のためと思いガスの中を歩きます
途中で、道だいじょうぶかな?と不安になってよっしーちゃん
すぐに返答「うん、あっち!」かっこいい〜!
体力余ったわたしとネコちゃんで小屋に着いてからは飲料用の雪を集め、疲れながらもちょっと宴会
で、あっという間に熟睡
で、朝 モルゲンロート!!
尾瀬の燧岳、朝日連峰、月山、もちろん烏帽子に北股、そして雲海の美しさ!!
言葉を失う時。。自然から言葉を教わる時。。「美しい」ってこのことなんだよ
長くいつまでもそれを見ていたいけど、今日のルートもかなり不安
早々に準備して出発です
大日岳までにはアイゼンを使って雪渓を1か所越え
早川のつきあげでは傾斜のある大きめの雪渓
スタンディングアックスビレーで下ろしていただきました
その前後も雪渓はあり、ルーファイも慎重に、雪崩の危険も考えつつ
一服平を過ぎれば、ほぼ安心。ただ滑りまっせ、気を付けて
最後の最後に渡渉があり、かなりの激流でドッキドキでした
もうこれらはポタちゃんやネコちゃんにおまかせ〜
わたしは慎重に自分ができることをやるだけです
渡渉を終えたらすぐ林道に。途中長いトンネルありましたが、湯の島小屋見つからず
長い長い林道も二日間の大冒険や春の恵みのお話なんかをしていたら難儀もなく車に着きました
あー、また身の程以上の山行に連れて行っていただいた
みんながいたおかげで楽しい山行になりました☆
どうもありがとう!!


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