丹溪新道から仙丈ケ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
仙丈ケ岳へ通じる四つのルートでは丹溪新道のみまだ歩いたことがなかった。
私が持っている2008年版の山と高原地図では、”荒廃ぎみ 風倒木多い”とあるが、最新の山地図(本屋で立ち読みする)にはこの記載はなく、歩きやすいようである。
北沢峠から帰りのバスのことを考え、丹溪新道を上がって北沢峠へ下ることにする。
(戸台大橋⇔北沢峠間は自由乗降区間だが、満車なら途中からは乗れない。)
埼玉県から行く場合、北沢峠までは山梨県側の芦安が便利だが、丹溪新道登山口へは北沢峠から始発の下り便に乗り継ぎとなる。
なので、長野県側の仙流荘6:05の始発に乗る。バスは4台出た。
梅雨明け直後の好天で、早朝は歌宿BSから鋸岳の稜線がよく見えていたが…
丹溪新道登山口(標高1780m)で下車したのは4台のバスで私のみ。
山頂までの標高差は約1250m、黒戸尾根より1000m近く小さい。
2550m付近で尾根に出るまでは針葉樹林帯で展望は得られないが、落ち葉が積もった足裏に優しいふかふかの道だ。
古い倒木は片付けられているが、新しい倒木が散見される。
急斜面や岩場はなく、ロープや梯子なども全くない単調な上り。
ネットの記録には西側が崩落していて通行注意とあるが、足元を見ながら歩いていれば転落する危険性は全くない。
針葉樹林帯から出れば多くはダケカンバで、鹿の食害を受けないマルバダケブキの群落もある。場所によっては目印としてロープが張られている。
馬ノ背は尾根から西側へ一段下がったハイマツ沿いの道で、広範囲の展望はない。
薮沢新道分岐までで行き会ったのは男性一人だけ。
ここまで3時間で上がり、休んでいる間には7〜8人見かけたが、みんなソロだった。
仙丈小屋直下の水は、冷たいというより、のどが痛くなるほどの冷水だった。
ここで給水できるので、持って上がったのは500㎖2本だけ。
山頂の天気で、ヤマテンの予報は大体合っていたが、山々に雲(キリ)の掛かるのがちょっと早かった。日本気象協会の山頂予報は、雲が掛かるかどうかについては従来から一切触れられていない。
どの山にも雲が多く、梅雨明け直後にしてはあまりすっきりしない眺望だった。
北沢峠からのメインルートはハイシーズンには混みあい、たびたび立ち止まらざるを得ないだろうが、丹溪新道はそんな百名山詣での人混みとは無縁のルートだ。
仙丈ケ岳登頂者の1〜2%が辿る程度だろうか。
北沢峠へ下った時、臨時の仙流荘行きがあってすぐに乗れた。
北沢峠より標高差は250mほど大きくなるが、自分の歩行ペースを大切にしたい人には是非お勧めしたい。
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