北海道百名山遠征その2 短縮登山口よりトムラウシ山に登る
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,497m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 10:25
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車で短縮登山口に移動 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トムラスシ山は、短縮登山口からでも歩行距離が15.85辧⇔濱冑弦盧垢1380mあり、タフな山行となる。 急な登りがあり、その後笹薮の中の泥田のような登山路を進み、コマドリ沢までのアプローチが長い。コマドリ沢からは、雪渓の登りとなるが、ツボ足で大丈夫だった。雪渓を過ぎると、岩岩の登山路をトラバースすると、前トム平にでる。ここから先は、晴れていると眺望が素晴らしい登りとなり、岩々の区間を登り切るとお花畑が広がるトムラウシ公園に出る。ここから最後の岩の登りを登り切るとトムラウシ山の山頂にでる。 コース全体がいろいろな登山技術を要求し、景色もバラエティに富んでおり、景観を雄大で、この時期は様々な高山植物が咲き乱れており、素晴らしい山だった。とりたてて危険個所はない。しいて言うとヒグマの生息域のため、常に緊張感を強いられての登山となる。 |
その他周辺情報 | 国民宿舎東大雪荘で日帰り入浴 \500 |
写真
装備
個人装備 |
テント泊用に必要なテント
シェラフ
マット
コンロ
食料等は
車にデポして
登山を行った。
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感想
7/19に幌尻岳に一緒に登ったメンバーのうち、Nさんはトムラウシ山に登るとして先にトムラウシ山の登山口にある東大雪荘に移動していた。残ったYさんは羊蹄山に登るとして札幌に移動していった。残ったHさんがトムラウシ山にまだ登っていないということで、Hさんを誘ってトムラウシ山登山口に車で移動したが、昨年の豪雨で日勝峠ルートが使えないことを知らず、途中で引き返したため、到着が遅くなった。
東大雪荘でテント場の手続きをして日帰り入浴で汗を流した後、テント場に移動すると、我々だけだった。途中で親子3人連れの方と単独の登山者が来たが、広いテント場は貸切状態だった。夜にはキタキツネがテントの脇まで来ていた。
翌日、天気は薄曇りだった。4時にテント場を出て車で短縮登山口に移動したが、15分程度かかった。登山の準備をして4:30に出発した。温泉コース分岐までは、平坦な登山路だったが、その後カムイ天上まで急な登りとなった。カムイ天上からは、なだらかに笹藪の中を登る道となり、泥田のような登山路を1時間近く進むと、コマドリ沢への下りとなった。せっかく高度を稼いできたのに、100m近く下るのがつらかった。
コマドリ沢かたは、残雪が残っている雪渓の登りとなったが、火照った体を雪渓上の涼しい冷気が冷してくれ、心地よかった。雪渓を登り切ると、大きな岩がゴロゴロした岩場のトラバースとなり、ここを登り切るとハイマツがまばらになる前トム平に到達した。ここからはなだらかな登りとなったが、その先には、直径が1m〜数mの火山岩が積み重なった岩場が待ち受けていた。慎重に足場を見つけながら通過すると前方に巨岩とお花畑が組み合わされたトムラウシ公園が眼下に拡がる高台に到達した。
トムラウシ公園には、雪渓から川が流れており、川の両側には広大なお花畑が広がっていた。お花畑には、エゾコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマ等の高山植物が咲き乱れており、規模といい、種類の豊富さという第1級の見事さだった。このため、お花畑の花の撮影で登山のペースがガクンと落ちた。お花畑が延々と続く登山路を登り、最後の急登を登って10:00にトムラウシ山の山頂に到着した。
山頂には、別行動をとって登っていたNさんが我々を待ち構えてくれており、山頂で再会を祝って乾杯した。Nさんは、屋久島で足を痛めたため、我々より30分早くに登り始めていたそうだ。山頂に着いた頃には、雲一つなく晴れ渡り、南西方向に十勝連山が見晴らせ、北方向には大雪山塊が見渡せた。また、東には石狩岳やニペソス岳が見え、素晴らしい眺望が拡がっていた。山頂でまったりした時間を過ごし、10:30にNさんとHさんと一緒に下山の途につき、14:55に登山口に帰着した。
幌尻岳の登山で知り合いになったHさんやNさんと一緒に登れたことで、話し相手にも恵まれ、長いアプローチ区間の登りを含め、雪渓の登り下り、岩場の登り下り、トムラウシ公園の高山植物のお花畑や360度の山頂からの眺望を堪能することができ、思い出に残る山行になった。
下山後、テントを撤収して、東大雪荘で山登りの汗を流し、次の目的地の大雪山の登山口を目指しての移動の途についた。
流石、百名山アプローチも素敵ですね。渡渉だけでも楽しそうですし、なかなかレベルが高い山ですね。それとどちらの山も、北海道!!って感じのお花畑が素晴らしいですね。花に詳しくない私が写真だけで、行ってみてみたいと思うくらいなんで、花博士のMATUSANはたまらないでしょうね!!まだ続きがあるようなんで楽しみにしてます。
mmakiraさん いつもコメントをおよせいただき、ありがとうございます。
今回の北海道の百名山遠征は、たった一人の旅のはずでしたが、最初の宿泊先のとよぬか山王で翌日幌尻岳に登る予定の方と意気投合し、一緒に渡渉から山登りまでやることができ、得難い山友達ができました。
今回の北海道の百名山は、丁度雪解け後の高山植物が一斉に花を咲かせて時期にあたり、素晴らしいお花畑があちこちに拡がっており、写真に撮るのに忙しい日々でした。まだ、報告の作成中ですが、続編も是非お読み願います。
matusanさん こんばんは
ロングコースのトムラウシに短縮登山道があるのですね
ここは公共交通機関で行くと大変なので、はなから眼中に無いです。
今年の大雪山は花の当たり年らしいですから、トムラウシも花畑が美しいと思います。
十勝岳に行った時に荒涼とした景色と花畑の対比にびっくりしたものです
北海道はスケールが何もかも違いますね
niiniさん、こんばんは!
トムラウシの短縮登山道は、東大雪荘から登るルートと較べて、上りで約2時間、下りで約1時間短縮できるので、日帰り登山者に良く利用されています。北海道の山は、公共交通機関の便数が少ないので、車は必須だと思います。車でも、次の山に行こうとすると、数百kmの移動はあたりまえのようですね。
ところで、トムラウシのお花畑は、是非とも訪れていただきたい見事さです。今回、6つの山に登りましたが、トムラウシ山のお花畑は、規模といい、花の種類の豊富さといい一番秀逸でした。
今回は、日程の都合でピストンとなりましたが、機会があれば、大雪山あるいは十勝岳からの縦走で楽しみたい山だなと思いました。
花が綺麗ですねー!!すごく素敵な所ですね!
雪渓が残る中、一面に咲き誇る花たちの生命力に驚きました。
Teruterubozさん、こんばんは。
トムラウシ山のお花畑は、規模といい、種類といい、これまで見た中でも5指に入る素晴らしさです。是非、トムラウシ山に行ってみてください。時期的には、雪が解け始めた直後の7月中旬がお薦めです。
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