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Yamareco

記録ID: 1208643
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

岩に集中 やっぱりきついジャンダルムへの道(上高地-西穂-奥穂-涸沢-上高地)

2017年07月26日(水) ~ 2017年07月28日(金)
 - 拍手
sarari その他1人
GPS
56:00
距離
25.7km
登り
2,061m
下り
2,051m

コースタイム

1日目
山行
4:20
休憩
0:00
合計
4:20
6:00
260
上高地バスターミナル
10:20
2日目
山行
8:20
休憩
1:00
合計
9:20
6:00
0
6:00
6:00
260
10:20
10:30
10
10:40
11:00
110
12:50
13:10
80
14:30
14:30
10
14:40
14:50
30
3日目
山行
7:10
休憩
0:40
合計
7:50
6:00
80
7:20
7:30
250
11:40
12:10
100
13:50
上高地バスターミナル
ルートは手入力です。
※参考 4年前に奥穂から西穂に縦走した時のレコです。天候に恵まれました。

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-359676.html
天候 26日 曇り、ガス
27日 雨のちガス、曇り
28日 雨のちガス、曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
・さわやか信州号 上高地行き
・さわやか信州号 新宿行き 当日購入
コース状況/
危険箇所等
・ペンキマークは西穂〜天狗のコルまでは多いが、天狗のコル〜奥穂高間はペンキマークが薄くなったり少なめ。ペンキマークの見落とし注意

・西穂〜奥穂高の縦走路は直線距離の長さの割にアップダウンが多く、時間がかかり体力も必要。岩稜歩きのスケールが大きいので、ルートファインディングは判りづらいところが多い。初見の場合はタイムロスしやすいです。

・天狗のコルから岳沢に下るルートや白出沢を下るルートは10本爪以上のアイゼン、ピッケルないと下れないようです。

■西穂→奥穂間の縦走路で特に難所と感じた所

・西穂→間ノ岳コルに向かう長い下りの鎖場

・間天のコル→天狗頭に向かう逆層スラブ、一部濡れている岩でツルツルな箇所も有

・天狗の頭→天狗のコルにかけてトラバース気味に下り、最後のコルに到着直前の鎖場

・天狗のコル→畳岩の頭→コブノ頭は尾根が広い箇所などもありルーファイ注意

・ジャンダルムは西穂からだと飛騨側に巻きながら登って頂上へ

・ジャンダルムは西穂からだと信州側に巻きながら抜けるが、ザック引っ掛け注意、高度感あり、足場狭い

・ロバの耳にトラバースしながら下る箇所が今回一番ノ核心部と感じました。鎖でなく40、50mのロープですが結び目根元部分にほつれあり不安、慎重にクライムダウン。

・馬の背手前のナイフリッジの登り(前回逆コースで歩いた時一番怖く感じた所)

・馬の背は風がなかったのでそれほどの怖さはなかったです。
その他周辺情報 ・小梨の湯 日帰り600円
・西穂山荘の宿泊受付は13時からです。
今回歩いたギザギザ稜線はコチラ、二週間前に、偵察、高度順応で訪れた笠ヶ岳から西穂-奥穂の稜線。
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今回歩いたギザギザ稜線はコチラ、二週間前に、偵察、高度順応で訪れた笠ヶ岳から西穂-奥穂の稜線。
初日は上高地から西穂山荘に向かう。
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初日は上高地から西穂山荘に向かう。
ヨツバヒヨドリだったような
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ヨツバヒヨドリだったような
西穂登山口入ると大木がちらほら、この道ではコレが一番の迫力でした。静かな道で好ましいです。水場で休憩
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西穂登山口入ると大木がちらほら、この道ではコレが一番の迫力でした。静かな道で好ましいです。水場で休憩
グンナイフウロ 雨降り前に山荘着、宿泊受付までまったり、受付後もゆったり、夕食はたっぷり取り、次の日に備えました。
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グンナイフウロ 雨降り前に山荘着、宿泊受付までまったり、受付後もゆったり、夕食はたっぷり取り、次の日に備えました。
朝4時に起きたが雨で二度寝 弁当朝食後、とりあえず独標まで行き判断することに。奥穂まで単独の方がいたので心強い。
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朝4時に起きたが雨で二度寝 弁当朝食後、とりあえず独標まで行き判断することに。奥穂まで単独の方がいたので心強い。
雨は小雨になったりで風もそんなにないので西穂まで
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雨は小雨になったりで風もそんなにないので西穂まで
ガスは晴れそうにないが、ジャンダルムへ2回のチャレンジで登頂できていない山師匠は、モチベーションが非常に高い様子。
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ガスは晴れそうにないが、ジャンダルムへ2回のチャレンジで登頂できていない山師匠は、モチベーションが非常に高い様子。
西穂が少し見えて、この時にはほぼ覚悟決め気味。小雨降ってはいるがそれほど寒くはなく、風も弱い。
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西穂が少し見えて、この時にはほぼ覚悟決め気味。小雨降ってはいるがそれほど寒くはなく、風も弱い。
西穂にも山荘からきっちり2時間到着でいいペース。体調も良さそうなので縦走続行。関西から来ていた単独の方と途中出会い一緒に行くことに。後ろをフォローしていただき助かりました。
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西穂にも山荘からきっちり2時間到着でいいペース。体調も良さそうなので縦走続行。関西から来ていた単独の方と途中出会い一緒に行くことに。後ろをフォローしていただき助かりました。
濡れた岩場をしっかり確かめながら慎重に進むと、もう一人単独の方もいてびっくり、ルートファインディングに気をつけながら何度もアップダウンを繰り返して間ノ岳へ
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濡れた岩場をしっかり確かめながら慎重に進むと、もう一人単独の方もいてびっくり、ルートファインディングに気をつけながら何度もアップダウンを繰り返して間ノ岳へ
逆層スラブを超えて天狗の頭に到着。ここまで結構長め
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逆層スラブを超えて天狗の頭に到着。ここまで結構長め
こんな天気でよく歩きました。手前に山師匠と奥に関西からのN氏。
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こんな天気でよく歩きました。手前に山師匠と奥に関西からのN氏。
ちょうど半分になる天狗のコル。岳沢への雪渓下りは急、ここまできたらジャンダルムを超えていった方が近いと思うのでしっかり行動食とる。
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ちょうど半分になる天狗のコル。岳沢への雪渓下りは急、ここまできたらジャンダルムを超えていった方が近いと思うのでしっかり行動食とる。
イワヒゲ 東北にはあまりなくアルプスにあるそうです。
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イワヒゲ 東北にはあまりなくアルプスにあるそうです。
ジャンダルム山頂と奥穂方面巻き道分岐辺りの鎖場
ジャンダルム山頂と奥穂方面巻き道分岐辺りの鎖場
ここまで岩に集中して、ジャンダルム山頂へ、ほぼ展望なくガスか小雨の中でしたが、達成感は素晴らしい。 
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ここまで岩に集中して、ジャンダルム山頂へ、ほぼ展望なくガスか小雨の中でしたが、達成感は素晴らしい。 
ジャンダルム巻き道
ジャンダルム巻き道
トラバースも鎖がなかったら怖すぎです。
トラバースも鎖がなかったら怖すぎです。
すごい所歩いていたと実感しました。
すごい所歩いていたと実感しました。
感動の後もまだ難所が待っています。ロバの耳のトラバース下りは一番の核心部分、下るというよりはクライムダウンに近いのでは?
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感動の後もまだ難所が待っています。ロバの耳のトラバース下りは一番の核心部分、下るというよりはクライムダウンに近いのでは?
後半に入って雨は止み
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後半に入って雨は止み
馬ノ背手前のナイフリッジを登り始める
馬ノ背手前のナイフリッジを登り始める
ナイフリッジを超えて馬ノ背へ、登りはまだしも下りで行くときは怖いところです。
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ナイフリッジを超えて馬ノ背へ、登りはまだしも下りで行くときは怖いところです。
真ん中で山師匠は宿願のルートを踏破できて大満足、関西からのN氏にはたくさんフォローしていただき、助かりました。ありがとうございます。
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真ん中で山師匠は宿願のルートを踏破できて大満足、関西からのN氏にはたくさんフォローしていただき、助かりました。ありがとうございます。
穂高山荘では今回西穂ー奥穂縦走した単独の方々と夕飯前に合流して乾杯、この天気の中歩いた山話で盛り上がり、本当に楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。夕方晴れ間も
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穂高山荘では今回西穂ー奥穂縦走した単独の方々と夕飯前に合流して乾杯、この天気の中歩いた山話で盛り上がり、本当に楽しい時間を過ごせました。ありがとうございます。夕方晴れ間も
常念から蝶ケ岳を眺めて、夕飯の席では雨の中 前穂北尾根に登ったパーティの方もいてまたもやびっくり。次の日は涸沢経由で下山
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常念から蝶ケ岳を眺めて、夕飯の席では雨の中 前穂北尾根に登ったパーティの方もいてまたもやびっくり。次の日は涸沢経由で下山
朝はまたも雨の中でしたが前日の達成感で十分満足、カールのお花畑 シナノキンバイやハクサンイチゲ
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朝はまたも雨の中でしたが前日の達成感で十分満足、カールのお花畑 シナノキンバイやハクサンイチゲ
まだ雪が多い涸沢カール
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まだ雪が多い涸沢カール
横尾から上高地まで距離は長いが天気が回復傾向 センジュガンビ
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横尾から上高地まで距離は長いが天気が回復傾向 センジュガンビ
クガイソウ
徳沢園でコーヒーブレイク 周辺は大木も多く、緑の芝生も綺麗、テントで泊まりに来たい所。
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徳沢園でコーヒーブレイク 周辺は大木も多く、緑の芝生も綺麗、テントで泊まりに来たい所。
明神館を過ぎると登山道に大木みて、一人でテンション上がる。
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明神館を過ぎると登山道に大木みて、一人でテンション上がる。
今回歩いた稜線を見る。ハードな稜線でしたが人との出会いでより思い出深い山歩きになりました。
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今回歩いた稜線を見る。ハードな稜線でしたが人との出会いでより思い出深い山歩きになりました。

感想

山師匠第一希望の山 ジャンダルムへ
西穂-奥穂間の直線距離はそれほどでもないが、
緊張感が長く続くため、非常に密度が濃い山歩きでした。

展望がほぼなくても達成感は100%、厳しい中で人と出会うと
ほっとします。穂高山荘での山語らいも楽しい時間でした。
本当に感謝の山歩きです。この場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。

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