涸沢カールから奥穂高岳
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- GPS
- 22:07
- 距離
- 32.8km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 1,875m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 7:22
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
写真
感想
当初は14名でテン泊の予定だった。
天気予報「てんきとくらす」では3日間がACCで雨予報だったため、リーダーの私は中止にしたいと皆に申し出た。ところが雨でも涸沢まで行きたいという人が続出したので、2日間で行く事にした。もしかして天気が良かったら延長する事にした。雨予報なのでテントを止め小屋泊に変更した。
初日は良い天気。沢渡からバスに乗ろうと思ったがタクシーに勧誘され条件が良かったのでタクシー3台で上高地入り。いつも通り本谷橋まではすいすい来たが、此処から足の調子が悪くなる人が続出。最初はケアをしてあげていたが、途中から私は小屋の手続きがあるので先に一人で先行した。いつもテントなのでヒュッテ泊は初めて。
ヒュッテのテラスで定番の生ビール+おでんセット。絶景に囲まれて至福の時。これで今回の山行の80%くらいは達成した感じ。
翌日の朝食時間は予想した通りにモルゲンロートに当たってしまって、見逃してしまった。この辺はテントの方が自由度があっていいね。
晴天の中を奥穂高岳に向かってスタート。涸沢小屋の方から行こうとしたがSLがパノラマコースで行きたいと言うのでとりあえず行ってみる。雪も大丈夫そうなので雪渓を登る。雪渓を抜けてくる風が冷たくて気持ちがいい。景色が最高で同じような写真を何枚も撮った。ずーっと此処に居たい感じだった。
ザイテングラートの途中でyukkoさんが雷鳥の親子を発見した。テレ側のズームレンズが無いので残念ながら写真は撮れず。雛が可愛かった。雷鳥は天候悪化のシンボルなので少し厭な気もした。
悪戦苦闘しながらも全員穂高岳山荘に到着。ここで2名が離脱して9名で山頂を目指す。それほど混んでなくてスムーズに登っていける。前を行く仲間が何回も立ち止まるようになり、もう此処で満足だから下山するというので説得してサポートをする。ザックを持ってあげて、後ろから声援を掛けながら登る。
突然ジャンダルムが現れた。何回も計画して悪天候で行けなかった場所。行く事があるだろうか。
山頂は写真を撮る人達で列になっていた。残念ながらガスが掛かってきていたが、とりあえず記念撮影。待っている人が居るのでそそくさと下山開始。
聞いてはいたがアジア系の外国人が増えていた。中国語、韓国語が飛び交っている。ニイハオとか言うとやたらにウケた。
穂高岳山荘でトイレ休憩だけしてすぐに下山開始。雲が増えてきた。最初は良かったが途中から足が売り切れ状態になってきた。最近この傾向が強い。残り1時間くらいの感じで出てくる。それでも何とか涸沢小屋に着いてみんなと祝杯をあげた。此処からの景色もなかなか良い。その後ヒュッテに移動して宴会の続きをしていたら急に雨が降ってきたので談話室に移動。そしてまた宴会の続き。
最終日は食事を少し遅らせてモルゲンロートを見たがイマイチだった。やはり前日のほうが良かったみたい。帰りは下りだけなので花を見ながらのんびりと歩いた。いつも思う事だが、横尾から上高地までの帰りは行きよりも長い気がする。日曜日なので観光客で歩いている人が多かった。
行きに使ったタクシー会社に徳沢で電話を入れ待機してもらって、ロス無く沢渡へ向かう。その後は定番の風呂+蕎麦+スイカ購入で帰途についた。
一日目
計画通り沢渡に到着しタクシーで上高地へ。天気予報は雨で一時は中止になったが物好きの仲間が根性で強行して執念で晴れる。
重いザックを背負い、横歩き。
高山の花を撮りながら教わった花の名前が覚えられず。
本谷橋から登りで汗をかいて、股関節が痛い人、ふくらはぎ攣った人、、太ももつった人。。。で列がバラける。
やっと小屋に着いてザックを下して足をつった仲間が心配で迎えに行った。
師匠に受付をしてもらったのだが、その時にモンベル会員のカードを持っていかなかったので会員サービスが受けられなかった。ガッカリした。
翌日は土曜日なので会員サービス無しと言われまたまたガッカリした。
夕食時には県警山岳救助隊による安全登山説明があり
滑落事故はすれ違うときにおこりやすいそうで、ヘルメット着用を呼びかけていた。ヒュッテの部屋は7人部屋に11人で、キュウキュウだったが、ザックを乾燥室に持って行って少しはましだった。
いびきの大合唱と狭さと暑さで次の日は談話室に避難した人もいた。
二日目
好天に恵まれる。朝食は5時からモルゲンのいい時間は5:00〜5:05位で重なり見ることが出来なかった。
お花畑を通りシナノキンバイやチングルマ、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロが見ごろだった。
ショートカットにとガレ場を登ることになり、これが歩きづらくて時間と気力を消耗した。
何とか登山道に取り付きザイテングラードに。
ライチョウの親とヒナ5匹がいて、しばらく観察。
ライチョウのカエルのような鳴き声を聞いた。
ライチョウに会ってしまったから天気が崩れるのではないかと嫌な予感がした。
小屋に到着したらKさんが高山病になってしまい、バファリンを渡した。
Kさんは薬が効いて頭痛は治ったそうだが足が痛くなってしまう。他2名も登頂を諦めて下山することになり残念だった。
諦めかけていたIさんには師匠がサポートに着いた。
Iさんは疲労していたが師匠がザックを持ってあげて励まし、ついに登り切った。
自分が登頂出来たことよりIさんが登頂出来たことが嬉しかった。
全員で同時に登頂が出来なかったし、ガスで景色も見れなかったが、嬉しかった。
小屋まで下りてきたら、体力消耗しきっていてIさんがふらつき心配だった。
ベテランSさんのサポートでIさんは無事に下山出来た。
下山しているときガラガラという落石の音を聞き肝を冷やした。
ちょうど師匠と登山道とショートカットの雪渓をどちらを下りるか悩んでいた所で登山道を選択して正解だった。
小屋に向かってヘリも飛んで行った。
夕食時の救助隊の話では負傷者があったそうだった。
涸沢小屋に着くと先発隊と合流できた。
ホッとして、登頂を祝って乾杯した。
その後Kさんと東大の診療所に恩人を尋ねに訪問した。ついでに測定して頂いたSPO2はKさんは92 私は88であった。
東大の診療所は全額実費支払だそうで、
以前お世話になった三俣診療所は「診察料は完全ボランティアだからいりません、お気持ちを募金箱へ」と、診療所も料金に違いがあるようだ。
改めてヒュッテのテラスで景色を見ながら祝賀会を開催していたら15:30大粒の雨が降ってきて談話室に避難した。
下山中に降られなくて本当に良かった。
雨音を聞きながら座談会、Sさんが「こうゆう時間もイイダよ〜」と言ってくれて合宿に参加させて頂き良かったと思った。
三日目
念願のモルゲンを見てから朝食に行った。
顔がパンパンに浮腫み肺は、ゼイゼイして胸苦しかった。
下山の足は快調で、時々後ろを振り向き「穂高よさらば〜」と歌った。
昼食に徳沢でカレーを食べた。
清き川と景色と花に癒されながらだんだん下界に戻っていく。
外国人と多くすれ違った。
予約していたおかげでタクシーもジャンボが来てお得だった。
沢渡駐車場でバッテリーをあげてしまっていたことがわかり、焦ったが、直ぐ駐車場の係りの人がケーブルを持ってきてくれて助かった。
蕎麦と温泉も希望していた所に行くことが出来、タクシーの運転手さんが進めてくれた農園でスイカも購入できた。
帰路の高速で雨に降られたが、三日間傘もカッパをも使用せず恵まれていた。
下山した次の日四日目は顔がパンパンに浮腫み靴が履けない程足が浮腫みSPO2は92で正常時よりも少し低めで体重は4キロ増で胸の圧迫感とお腹が膨らみズボンのファスナーが苦しく
朝は8割ゼーゼーが増え黄色っぽい痰が出た。症状は過去3回と全く一緒。
利尿作用のあるカリウムが含まれたバナナを食べ、麦茶、緑茶を飲みツボを押しなるべく薬を使わないで水分を出す努力をした。帰宅したら1キロ減りSPO2は98と平常に戻った。
先月末に家族旅行で安曇野→松本→高山→名古屋と一回りして来ましたがその時に沢渡の駐車場の横を通った時に上高地方面に入ると思われる皆さんの車がたくさん停められていました。
それから一週間もしないうちに知り合いのyukkoちゃんたちがあそこに車を停めて山へ入るなんて夢にも思っていなかったのでなんだか不思議な気持ちです。
天気予報が外れて良い山行が出来たのは師匠やyukkoちゃん初め参加者の皆さんの「日頃の行い」の賜物だね。
本当にビックリで、不思議なご縁を感じます。
いつかkenpapaさんとアルプスに行ってみたいです。
良かったですね〜
ボクだったら雨予報の雨、または晴れ予報の雨..だったかも
久々の涸沢〜奥穂高岳でした。
私が山にはまるきっかけになった山ですが、やっぱり一番です。
止めるつもりでしたが同行したオバちゃん達の熱意に負けて決行しましたが、彼女たちに感謝です。
そんな自虐的な〜
せっかく会社に休暇を申請したり、山小屋を予約したりしても天気が悪くてもなかなか中止や、晴天の場所に変更するのは難しいですよね。
ボクは3泊4日の涸沢のみってのも有りましたから..
それって停滞してたって事?
5年くらい前でしょうか、奥穂に行きたくて、雨予報でしたが1日くらいは晴れないかな(晴れなくても雨やんで)〜と期待で行ったのですが、結局ずっと雨(笑) (雨なら登らないと決めてたので涸沢でダラダラと)
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