甲斐駒ケ岳 山頂の雲去らず(北沢峠テント泊2日目)
- GPS
- 08:46
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,209m
- 下り
- 1,200m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:39
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・北沢峠〜戸台口 最終16時 日曜日の最終バスな為、臨時便が何便も増発されているが、それでも乗り切れないほど混み合う。 早めに停留所で待機しておいた方が良い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・長衛小屋〜仙水峠(60分) なだらかな沢沿いの登山道を進むと仙水峠手前で景色が開け、目的地の摩利支天や甲斐駒山頂が見えてくる。 ゴロゴロした岩の上を進むので足元注意。 中間地点に仙水小屋があり、水の補給も出来る。 ・仙水峠〜駒津峰(100分) しばらくは樹林を進むが度々視界が開け、晴れていれば眺望に優れた急登の登山道。 駒津峰手前で樹林帯を抜けるとすばらしい眺めが広がる。 長く辛いが危険箇所は無い。駒津峰は休憩に適している。 ・駒津峰〜摩利支天分岐(55分) 直登ルートと巻き道があり、直登ルートはバリエーションとなっている。 自分は巻き道を選択したが、何れのコースも岩場を越えていく事になる。 狭いのでハイシーズンは渋滞必至だろう。 ・摩利支天分岐〜甲斐駒ケ岳山頂(30分) 次第に花崗岩の白い岩と砂地の景色に変わり、しばらく進むと分岐がある。 摩利支天は眺望に優れるらしいが、雲の中だったのでパスした。 山頂直下も道が狭い箇所があり混雑が予想されるが、危険箇所は無い。 ・駒津峰〜双児山(35分) 今までのコースと比べればそれほど急ではなく楽な道だが、視界の無い樹林の道なのであまり面白みは無いかもしれない。 とにかく虫が多い ・双児山〜北沢峠(60分) 特に危険箇所無し |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
北沢峠にテントを張り、南アルプスの高峰に挑む2日目の山は甲斐駒ケ岳!
昨日の仙丈ケ岳は残念な天気だったが、今日も予報はあまり良く無い。
せめて多少青空が覗いてくれるのを祈るのみ…
昨日の疲れから熟睡してしまい、目が覚めたのは朝5時前。
一足早く起床した相棒のmaruta27はすでに朝飯を終えていた。早えーよ!
すでに出発している登山者も多数。テン場も空きが目立つ。
天気は今のところ晴れ。
急いで準備を始めるが、朝飯を終え、荷物を準備すると小一時間が経過していた。
今日はバスの最終を意識しつつ行動せねばならない。
朝6時出発なら休憩込みでもまだ余裕がある。
寝不足の昨日よりマシなコンディションである事を願いながら出発。
歩いてみると昨日の疲れはあるが、其れ程悪い体調では無さそうだ。
晴れがいつまで持つか分からない。
先ずは長衛小屋の脇から仙水峠を経由するルートを取る。しばらく斜度のきつく無い沢沿いの道を行くが、仙水小屋を過ぎて程なく雄大な岩のガレ場と空が広がった。
仙水峠からの登りは眺望に優れると山と高原地図にあったが、確かその通りだ。
仙水峠までは其れ程の距離では無いが、空を見れば既に雲が南の空から押し寄せつつあった。
峠まではなんとか青空が持ったがここまでの様だ。
峠から駒津峰までの1時間半の急登は雲の中を進む。
この位の坂なら経験がないわけでは無いはずなのだが身体が思う様に動かない。
自分より重い荷物を背負ったmaruta27について行くのも必死(というかこちらがノロ過ぎてついて行けない)な有様。
とにかくキツく、駒津峰のピークに着く頃には消耗しきっていた。
駒津峰は大勢の登山者で賑わっていた。
ここでは雲が割れ、青空が広がった。
昨日に比べればだいぶマシな天気だ。
しかし甲斐駒山頂は相変わらず雲の中。
結構休憩したにもかかわらずあまり回復しない体に鞭打ちながら最後の1時間半の登りに出発する。
ここから甲斐駒ケ岳本体に取り付く稜線はアップダウンの激しい岩場で、ヘロヘロの体には辛い試練だった。
元気なら適度に楽しめるだろうアスレチックな道筋も元気が無いと辛いだけ…
そんなノロノロな歩みでも、遂に山頂を射程に捉える時がきた。
登山道は次第に花崗岩の白い世界に変わり、時折見える雲間の景色に力を貰い一歩一歩高度を上げる。
私の日本百名山登頂33座目、南アルプスニ峰目、駒ヶ岳最高峰。
遂に甲斐駒ケ岳山頂に到達!
辛いだけに充実感もかなりのモノだった。
今回は高山病の症状はほぼ出なかったが、身体に力が入らず、自分の歩みに自信が持てなかった為、なるべく難易度の低いルートを選んで進ませて貰った。
maruta27は物足りなかったかもしれない。
(昼休憩を取った)駒津峰からの下山では普通に身体が動いていたのでシャリバテの可能性もあるだろうか。
何にせよアルプスの高峰でパフォーマンスが発揮出来ないのはマズイ。
何とか解決策を見つけなければ…
帰りのバス最終の30分前にバス停に到着出来た。
日曜の最終便とあり人が乗り切れず何便も臨時便が出ていた様だ。
maruta27は席に座れずステップに座布団引いて乗る羽目になったが、本人は楽しそうだった。
今回二日間とも山頂の眺望ゼロだった為、リベンジしたいが、身体をどうにかしないとまともに3,000m峰に登れないなこりゃ^_^;
毎回素晴らしい感想を書いてもらってありがとう。
前回につづいて天気はいまいちだったけど
またまた雷鳥に出逢えたし、
到達標高は自己最高更新(仙丈ケ岳)できたし、
天気のわりには素晴らしい景色も見れたし、
無事2峰とも登頂できてよかったです。
なにより座布団しいてバスに乗ることまでできて
満足いく楽しい山行でした。
来週は初の上高地に涸沢(奥穂???)、また頑張りましょう!
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