記録ID: 122133
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
白峰三山縦走(北岳、間ノ岳、農鳥岳、広河内岳)
2011年07月16日(土) ~
2011年07月17日(日)
体力度
8
2~3泊以上が適当
- GPS
- 31:27
- 距離
- 31.9km
- 登り
- 3,479m
- 下り
- 4,143m
コースタイム
7月16日(土)
7:23広河原-9:14二股-11:10八本歯のコル-12:25北岳山頂-13:25北岳山荘(テント泊)
7月17日(日)
3:53北岳山荘-4:22中白根-5:10間ノ岳-6:13農鳥小屋-7:43農鳥岳-8:22大門沢下降点-8:50広河内岳-9:15大門沢下降点戻り
9:21大門沢下降点-11:24大門沢小屋-14:45奈良田駐車場
7:23広河原-9:14二股-11:10八本歯のコル-12:25北岳山頂-13:25北岳山荘(テント泊)
7月17日(日)
3:53北岳山荘-4:22中白根-5:10間ノ岳-6:13農鳥小屋-7:43農鳥岳-8:22大門沢下降点-8:50広河内岳-9:15大門沢下降点戻り
9:21大門沢下降点-11:24大門沢小屋-14:45奈良田駐車場
天候 | 両日共に快晴、微風、気温高し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・奈良田には駐車場が2箇所あったが、利用したのは広いほう。朝6時過ぎに着いた時点で半分ほど埋まっていた。どちらもバスが停まる。バスはマイクロを含めると5台くらい出ていた。 ・奈良田までのルートは途中にゲートがあり、朝6時にならないと開かない。始発のバスに乗る時は、あらかじめある程度準備を終えておかないと駐車場に着いてから時間的な余裕がない。 ・17日午後に駐車場に戻った時(15時頃)の気温は約30℃。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<各所で気付いた点> 7月16日(土) ・広河原→二股:三連休の初日ということもあり、登山道が大変混雑していた。追い越し、すれ違いは困難。 ・二股→八本歯のコル:二股で右股ルートを使う人が多かったと思われ、人が多少疎らになる。ようやくこのあたりから各々のペースで歩けるようになる。雪渓が2箇所あったが、いずれも10歩程度だった。コルの手前はハシゴが連続。一気に標高を上げるため、息苦しくなりやすい。ストックを仕舞う人も見られたが、自分はそのまま使った。 ・八本歯のコル→北岳山頂:各所で高山植物満開。標高が高いため、ペースは上がらない。 ・北岳山頂→北岳山荘:快適な稜線歩き。危険箇所等は見られないが、ルートは複数ある? 7月17日(日) ・北岳山荘→間ノ岳:ここまで山荘からピストンをする人が多いが、北岳周辺と比べれば人は少なかった。 ・間ノ岳→農鳥小屋:間ノ岳を下り始めるとすぐに小屋が見えるが、見えるだけでなかなか近づかない。また、この間の下りはザレていて少し歩きにくい。 ・農鳥小屋→農鳥岳→大門沢下降点:北岳や間ノ岳周辺と比べると、登山者の数がめっきり少なくなる。農鳥岳への登りは急登。下降点を示す鐘が良い目印になる。 ・大門沢下降点→広河内岳:人はさらに少なくなるが、登山道はしっかりしている。塩見岳が間近に見える。 ・大門沢下降点→大門沢小屋:下り始めてすぐ樹林帯に入り、展望が効かなくなる。(≒この季節は涼しくなる。)また、下り始めは少しザレた急坂。大門沢小屋では、無料で給水できる。 ・大門沢小屋→奈良田:片側が切れ落ちた箇所がトラバース区間が数カ所ある。通過時は要注意。ペンキでルートを示しているので、道迷いの心配は少ない。沢を数回渡るがシーズン中なら橋が架けてある。最下流部には吊り橋もある。登山道が終わると30分ほどアスファルト道路を歩く。暑い時間帯に下りてきたため、30度以上の高温の中を歩いた。盛夏は熱射病に注意が必要。 <全般> ・鎖場やロープなどがかけてある箇所は行程中にはなかった。また、必要と思われる箇所もなかった。 ・よく歩かれているルートなので、登山道は明瞭。道標等も申し分ない。 ・北岳山荘のテント場は、若干電波が不安定だったが、携帯(ドコモ)は使用できた。場所によっては安定して使用できるかもしれない。水は小屋から購入した。 ・17日のGPSデータの一部に精度不良。12:12頃〜12:35頃と13:26頃〜13:43頃の2箇所。いずれも片側が切れ落ちた斜面で全天が開けておらず、かつ衛星数の少ない時間だったと思われる。 ・ストックは全行程で利用した。 |
写真
感想
<全般的な感想>
・好天予想の3連休なので、ある程度の混雑は予想していたが、北岳周辺の混雑ぶりは想像以上だった。盛夏の富士山のように思われ、歩き始めて1時間ほどは人の列が全く途切れない状態。自分のペースで歩くことは全く無理。
・北岳山荘のテント場は人気に比べてキャパシティが不足気味と思われ、13:30頃に着いた時点でも既に良い場所はほぼ埋まっていた。遅く着いた人が幕営場所を探して延々歩き続けていたのを散見した。また、標高が高く、高山病持ちにはつらいと思われる。
・北岳山荘以降は間ノ岳付近までは登山者が多いが、それ以降の縦走路の混雑は思ったほどではなかった。北岳と間ノ岳の2つのピークを踏んで帰る人が多いのだろうか。
・2日間とも快晴・ほぼ無風だったが、気温が高く暑く、体調の維持が難しかった。しかし日が沈むと一気に気温が下がるので、防寒着は必須だった。17日朝のテント内の気温は約14℃。2日目は日の出前からヘッドランプを付けて歩いたが、この時間は涼しくペース良く歩くことができた。
・2日目は北岳山荘から奈良田まで歩いたが、最後は疲労と暑さで休憩時間ばかりが長くなった。特に、下降点から奈良田までが長く感じたし、実際に距離も長い。標高差が大きい(2,000m以上)ので足(膝)への負担も大きい。大門沢に1泊すればだいぶ楽になるだろう。
・帰りの中央道が大渋滞。回避のために下道に出るも、こちらも大渋滞。山中での行動以上に、クルマでの移動に疲労した。(空いていれば2.5時間のところが6時間。なんとかならないものか。)
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