至仏山、尾瀬ヶ原〜家族ではるかな尾瀬へ〜
- GPS
- 50:18
- 距離
- 32.0km
- 登り
- 921m
- 下り
- 931m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 2:28
- 合計
- 8:56
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 6:29
天候 | [4日]日中:ガス~晴れ~曇り、夜:短時間の降雨有り [5日]終日晴れ [6日]晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
そもそも尾瀬ってそんなに広くないと思っていたので(^^;)情報収集を始めて びっくり、すごい広いのね。尾瀬ヶ原と尾瀬沼、至仏山と燧ヶ岳、自分が どこに行きたいか、目的地を明確にしないとアクセスが決まらない。 私たち家族は、至仏山〜尾瀬ヶ原を目指したので、群馬県側の鳩待峠から 入山しました。 マイカー規制があります。 尾瀬保護財団のHP( https://www.oze-fnd.or.jp/ozb/b-as/tt/ ) で確認できる 「群馬県側の交通対策」によると規制時間は規制開始日(私たちのケースでは8月4日 (金))の19時~規制終了日(8月6日(日))の正午まで。規制中の19時~翌朝5時 までは津奈木ゲートを閉鎖し全面通行止めとなります。 私たちが戸倉に着いたのは4日の午前3時過ぎだったので、鳩待峠の駐車場までは 入れるはずです。でも鳩待峠まで入ってしまうと6日の正午まで車を出せなく なってしまい、これだとちょっと遅いなと思い、戸倉の尾瀬第一駐車場に停めて 乗合タクシーで鳩待峠入りすることとしました。 が、今改めてこの規制の文言を読み返すと、後段部分がちょっと分からない。 翌朝5時までゲートを閉鎖とあります。規制終了日は正午をもって規制解除なので、 5時から正午までの間車を出せるの?出せないの?これについては未確認のままです。 バスも乗合タクシーも料金は同じで券売機で購入します。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
至仏山は蛇紋岩の山。この蛇紋岩、滑る滑るとは聞いていたけれど本当によく滑るので足運びは慎重に。 危険と言えば、熊の目撃情報が相次いでいます。私たちの滞在初日、8月4日にも 鳩待峠から山ノ鼻へ向かうコース上に現れています。 鳩待峠へ戻る登山者から熊がいるから気をつけて!と熊情報をもらってから山ノ鼻 までの道中の怖かったこと。結局私たちが熊に遭遇することはありませんでした。 |
その他周辺情報 | 花の駅・片品村「花咲の湯」に寄って帰りました。 土産物も買えるし食事もできます。 山ノ鼻でテント泊した2日間は至仏山荘の風呂を利用しました(500円/人) ※石鹸、シャンプー等は環境保護のため使用できません |
写真
感想
毎年恒例となった夏休みのファミリー登山、今年は至仏山に登りました。
当初仙丈ヶ岳にしようと思っていたけれど、カミさんの高山病リスクと
運動不足でさっぱり登れなくなった体を考慮して尾瀬に変更しました。
はるかな尾瀬とはよく言ったもの。木曜の夜出発してファミレスで
夕食とって東名、圏央道、関越と進み戸倉の尾瀬第一駐車場に着いた
のが金曜の午前3時過ぎ。
圏央道に乗った辺りからずっと雨、関越下りてからは濃霧。
先行きは文字通り不透明でした。
しかし結果的に期間中カッパを着ることは一度もなかった。
山の鼻での1泊目の晩にザッと降っただけだったのは幸運でした。
初日、戸倉から鳩待峠まで乗合タクシーで移動。到着時ガス。
でも鳩待山荘の前でおにぎりぱくついている間に晴れてきました。
晴れてくると気が急いてきます。登山道の入口に設置されているポストに
計画書を入れて出発。
4つのザックのうち、2つにテン泊装備や不要な食材、着替えなど詰め詰め
にして鳩待山荘に預け(200円/個)、大人がザックを背負い、子どもたちは
空身で登ります。
登山中は晴れたり曇ったりだったけれど満足のいく天気でした。
至仏山は蛇紋岩が滑るってのはあちこちで聞いていたけれど、ここまでよく
滑るとは。
足運びに気をつかうところがかなりありました。
子どもたちとカミさんは偽ピーク(小至仏山)で軽く心が折れたよう。
山頂で山ノ鼻から登って来た人と少し話しましたが、そちらのコースは
長雨の後で登山道が川のようになっているところがあったり、数年前と
比べて荒れていたそう。
小学低学年向きじゃないとのことだったので自分たちの選んだ鳩待峠からの
ピストン登山で正解でした。
至仏山ピストンを無事に終え鳩待峠まで帰ってきてもまだ続きがあります。
テン場のある山ノ鼻までのコースタイム1時間の木道歩き、ここはもちろん
全員ザックを担がねばなりません。
途中すれ違う人から熊が出た!!との情報を得ました。
もうそこからは全ての物音が熊が発する音に聞こえてしまいビビリまくり。
家族4人、生きた心地がしなかった。
山の鼻に着くとまず現われるのがビジターセンターで、その前からテント
サイトが広がっています。
ビジターセンターの真ん前にちょうどいいスペースがあったのでそこに設営。
テントを張ったら至仏山荘へ。尾瀬では風呂に入れます!1回500円也。
石鹸シャンプーの利用は禁止されていますが、1日の汗を流せるだけで
超快適。
夕食を簡単に済ませ、夜は至仏山荘前に不定期オープンするという
「BAR至仏」へ。種類こそ多くないものの生ビールに合うつまみがあるので
至仏山荘の売店で子供のジュースを買って持ち込んで(何かしらBAR至仏で
オーダーすれば持ち込みOKです)生ビールとジュースで無事至仏山登山を
終えたことを祝って乾杯しました。
当初、2泊目は見晴でと考えていたけど、BAR至仏を気に入ったことと、
至仏山登山で満足しちゃったこともあって、ここ山ノ鼻に2連泊することと
しました。
明けて8月5日(土)。のんびり尾瀬ヶ原散策の1日です。
ちょっと想定外だったのは実際に歩いてみると尾瀬ヶ原はとにかく
だだっ広い。
山ノ鼻→龍宮→見晴と木道をひたすら歩きます。快晴だったので至仏山も
燧ヶ岳もばっちり山頂まで見えていたのは嬉しかったけれど日陰が無いので
たいそう暑かった。
花も一番無い時期なのかな、雨予報で1週間延期したことでニッコウキスゲは
完全に終わっていた。
この時期の主役はキンコウカ、池塘にはヒツジグサ。
あと水芭蕉のお化け^_^
山小屋ひしめく見晴。ひのえまた小屋で昼食をとったら山ノ鼻まで戻ります。
変化が無さ過ぎてけっこう辛い・・
でも朝には咲いていなかった池塘のヒツジグサが咲いていて綺麗でした。
希少種の尾瀬河骨も見つけましたよ。
戻ったらもちろん風呂!からのBAR至仏!楽しい。
最終日は鳩待峠まで歩くだけなのであっさりしたものでした。
暑かったけど。鳩待峠休憩所の売店で土産を買っていると乗合タクシーの
人数がそろったとの連絡が入ったので駐車場へ移動し、待ち時間無しで
尾瀬第一駐車場へ向け出発できました。
移動がスムーズだと子連れ登山の場合飽きたり、ぐずったりがないので
ありがたいです。
このように家族全員怪我や体調不良(含、高山病)もなく今年も無事夏休み
ファミリー山行を終えることができました。
広い尾瀬、まだまだ見ていないところが残っています。今度は尾瀬沼を歩いて、
燧ヶ岳にも登りたい、アヤメ平も歩きたい、三条ノ滝にも行きたい。
季節を変えて水芭蕉も見たいし、黄葉の時期にも歩きたい
・・・ハードな山をガシガシ歩いている人でも尾瀬が好きって人は多いよう
だけれど、実際に行ってみてそれが良くわかりました。
素晴らしいところでした、尾瀬。
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