前穂高岳と大正池(岳沢・小梨平でテント泊)
- GPS
- 18:01
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,778m
- 下り
- 1,816m
コースタイム
- 山行
- 3:12
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:31
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 12:59
天候 | 8/12(土) 曇り 8/13(日) 晴れて暑いが、標高の高いところでは雲は多め。上高地では夜中に弱いにわか雨 8/14(月) 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
板橋4:32ー(JR線:赤羽・南浦和・西国分寺・高尾のりかえ)ー9:35松本 松本バスターミナル10:15=(アルピコ交通バス)=12:00上高地 【注意】 ●松本ー上高地往復乗車券4550円、7日間有効。松本〜新島々間は電車・バスのどちらでも利用可(ただし、松本BT〜上高地の直行バスは1日2本のみ) ●松本駅10:10発の電車に乗っても、ダイヤ上は新島々駅10:55発で上記の松本BTからの直行便のバスと合流して、12:00に上高地に着きます。 ただし、松本市街地での渋滞がひどい場合は、新島々まで電車に乗ったほうが上高地に早く着くかもしれません。(繁忙期だと新島々10:55発の上高地行バスは、松本BTからの直行便以外にも新島々始発が増車される可能性があるので) ▼帰り 上高地10:44=11:45新島々12:07ー12:36松本 松本12:42ー(JR線:小淵沢・高尾のりかえ)ー17:21新宿 ●18きっぷ期間中は、休日午後の中央本線普通電車は混雑することが多いです(特に大月〜高尾間) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●重太郎新道[岳沢小屋〜紀美子平] 鎖場、ハシゴ多数。途中に、岳沢パノラマ・カモシカ立場・雷鳥広場と休憩に適した広場が3か所ありますが、それ以外は猛烈は急坂の連続。 上部よりも、岳沢小屋に近いハシゴの連続する当たりが要注意。 8時〜12時ごろは上高地からの登り組と奥穂方面からの下山組のすれ違いが多く、時間もかかります。 ⛺岳沢小屋テント場 ・基本的には小屋から、100mほど進んだ岳沢を渡った先にテント場があります。 ・水場は小屋前のほかに、テント場内(登山道上)にも1か所あり。 ・混雑時は小屋前の石畳のスペースにはることになりますが、荷揚げヘリの都合で8時までにテントを撤去するように指示されていました。 ・一見テント場の最上部っぽい場所からは、さらに細い道が続いており、1張りずつのせまいスペースが4、5か所ほどありました。 (今回自分がテント張った場所はここ) ●紀美子平〜前穂高【危険個所あり】 鎖・ハシゴはありませんが、厄介な岩場の連続です。 特に1か所、登りでは左手が切れ落ちたトラバースでかなり神経を使う場所がありました。 また、登り下りのすれ違いで時間もかかり、「山と高原地図」の登り30分・下り20分は全くアテにしないほうがよいです。 (紀美子平にデポされたザックの数があまりにも多い場合はコースタイムの2倍はみた方がよいでしょう) |
その他周辺情報 | ⛺小梨平キャンプ場 ・基本的にファミリーキャンプ向けのキャンプ場で、登山利用には向きません。(夜21時くらいまでは普通に騒がしい) ・テントサイトはA~Hに分かれていますが、この日に関しては張る場所の指定はなし。 ・17時ごろの遅い到着でしたが、風呂場などの併設された管理棟から遠いところでは余裕がありました。 ・食堂のラストオーダー18:20 ・風呂営業時間12時〜20時(最終受付19:30) |
写真
感想
夏の18きっぷシリーズ第3弾。
前穂高は8年前に、涸沢〜奥穂〜岳沢と歩いた際に体力切れでパスしていたので、今回は再挑戦という形になります。
当初の計画では前穂高に登った後、小梨平ベースに焼岳を往復し、小梨平で連泊してから帰宅する予定でした。
テント泊とはいえ、テントを背負って登るのは上高地〜岳沢小屋の標高差650m程度。これなら、現在の自分の体力でも余裕…と思っていたのですが、結果をみれば体力の低下は予想以上にひどく、当然ながら焼岳は諦めるしかありませんでした。
8月に入って冴えない天気が続き、お盆休みの天気予報を見ても8/11(金)〜8/14(月)の4日間に登山者が集中するのは明白な状況です。
「混雑しすぎる山は嫌だけど、この日程でしか予定を組めない」
という登山者が今年は特に多かったのではないでしょうか。
入山日に「山の日」を外したのが精いっぱいの抵抗(?)ですが、
岳沢小屋に関して言えば「2泊目」需要が多いことから、かえって一年で一番混雑する日を引いてしまった感があります。
岳沢小屋でテントを張った場所はGPSのログを見ると小屋から50m以上標高差がある場所になってしまいました。おそらくあの場所にテントが張られるのも年に数回…そんな雰囲気の場所でした。
重太郎新道は紀美子平までの登りは比較的順調だったのですが、そこから前穂までは苦手の岩稜歩きで苦労しました。
前穂からの下りは8年前以上にヘロヘロの状態。
テントを片付け、上高地への下りは厳しい暑さに、ザックの重さによる肩の痛み、そして靴下ずれによる足の痛みの三十苦で、登りよりも時間がかかってしまいました。
小梨平のキャンプ時に関しては
「単独行の登山者が使うような場所ではない」
と知りつつも、ものは試しで一泊してみました。
シーズントップであることを考慮すれば「もう二度と利用したくない」というほどの騒々しさでもなく、風呂場が併設されている等の利便性も考えると「後泊地」としては十分ありかな、というのが正直な感想です。
そして、今回の山行で一番良かったと思ったのは、意外にも「大正池」でした。
もちろん、上高地を代表する景勝地であることは知識として知っていましたが、実際に足を運んでみると期待をはるかに超える良い場所でした。
少なくとも晴れた日に、あるいは異なる季節に再訪したいと思わせる魅力を十分に感じさせてくれました。
「名勝巡りに感動なし」
という諺があるかどうかは知りませんが、少なくとも観光をするうえで、そこで見られる風景だっり、そこに咲く花たちに関して、あまり予備知識を入れすぎないことが重要だと、実感する出来事でした。
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