木曽駒ケ岳(年パス3回目)
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- GPS
- 05:52
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 475m
- 下り
- 491m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 5:52
天候 | 晴れ時々ガス、気温16℃(千畳敷駅) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台バスセンターの駐車場(後払い600円)は午前4時過ぎの時点でまだ余裕がありましたが、乗車券発売時刻の午前4時半を目指して、次々と車が到着しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
宝剣岳越え、中岳の巻道、駒ケ岳の巻道は危険箇所に指定されています。 確かに滑落すれば命がなくなりそうな所がありますが、個人的には駒ケ岳の巻道の落石がいつ起きても不思議でないシチュエーションが怖かったです。 |
その他周辺情報 | 下りロープウェイは整理券発行で対応していますが、今回は約2時間の待機をさせられました。ハイシーズンはそれなりの覚悟が必要です。 |
写真
感想
木曽駒ケ岳の年間パス利用の3回目山行です。2回目は8/11(山の日)に実施しましたが、ほぼ雲の中だったので山行記録はパスしました。
8/14(月)は嫁はんは出勤日のためソロです。嫁はん不在を奇貨として、宝剣岳越えを筆頭に嫁はんが嫌がりそうなルートを選択しました。
8/13(日)の午後4時過ぎに尾張旭市の自宅を出発し、K33、K357、K19と辿り、R153(三州街道・塩の道)と下道利用です。途中の道の駅・信州平谷に併設された”ひまわりの湯”
http://hiraya-himawarinoyu.com/
で期限が切れていたので信州物味湯産手形(1300円)
http://www.monomiyusan.jp/
を購入して入浴(通常は600円)し、車中泊を駒ケ岳SAで行うために松川ICから1区間だけ中央道を利用しました。
午後8時前に駒ケ岳SAに到着しましたが、ほぼ満車です。ゼブラゾーンで待機して空いたスペースに駐車できるまでに10分を要しました。また、この駒ケ岳SAは地上デジタルの受信が厳しく”おんな城主・直虎”は諦めざるを得ません。
早々と就寝し、午前3時過ぎから朝食(豚汁定食・卵付きに納豆をプラス)をとり、身支度を済ませて午前4時前に出発、午前4時過ぎには目的地である”菅の台バスセンター”に到着しました。
さすがにこの時間なら駐車場(後払い600円)も空いているとの予想でしたが、入場してしばらくは詰まっていました。1台分のスペースを見つけバックで進入しましたが、辺りは照明がなく真っ暗、バックランプのみが頼りです。他車も事情は同じようで、駐車スペース内にまっすぐ止まっていません。自分が降りるのを優先すれば左となりとのスペースがなくなりそうなので、ぎりぎりの線で妥協せざるを得ませんでした。
乗車券の発売時刻は午前4時半です。それに合わせて到着する車も多く、次々と入ってきました。既に始発を待つ列(乗車券入手済みの人たち)と乗車券を求める列が二つできています。
年間パス利用の場合は、菅の台バスセンターだけでなく、しらび平駅でも当日券の交付を受けられるので、どちらの列に並んでも良いのですが、しらび平で時間を取られるのが嫌で発券窓口へ続く列に並びました。
まあ、バスに続くロープウェイの定員が60名しかないということが大きな理由なのでしょうが、いずれにしても中央アルプス観光は臨時便をどんどん増発してくれるので、待ち時間をそう気にしなくても良いので助かります。
バス・ロープウェイと乗り継いで千畳敷駅到着が6時半前、高度順化のためホテル千畳敷のカフェテラスで年パス特権のコーヒー(通常は450円)を頂きながら過ごしました。3回目にして初めて誰何(年パス提示要求)されました。過去2回は当日券(”年所持”の印字あり)を提示するだけで問題なかったのですが・・・
さて、久しぶりのソロで、しかも7時前出発で時間は十分あるということもあり、当初は極楽平から宝剣岳を越え、中岳、駒ケ岳も巻道利用で、その後は駒ケ岳頂上から濃ヶ池経由で乗越浄土のルートを考えていましたが、ハイシーズンであり、帰りのロープウェイの待ち時間を考えて濃ヶ池は後日にすることにしました。
極楽平へのルートは乗越浄土への八丁坂に比べ距離が短く、傾斜も緩やかなので初心者向けと思われますが、駒ケ岳方面へ行くには難所である宝剣岳越えがあることから、観光客や初心者に敬遠されているようです。
今回もおおよそ千畳敷に参集した人々の9割以上は八丁坂経由乗越浄土あるいは千畳敷カール周遊で、極楽平へ向かう人は数えるほどでした。同じ時間帯に極楽平へ向かったパーティは三沢岳へ行かれ、宝剣岳越えは私一人だけでした。
しかし、宝剣岳方面からはトレランスタイルの方を含め、複数の方々と言葉を交わしました。最初はご夫婦で私がヒメウスユキソウを撮影していた時、「ウスユキソウですか?ここまでにも結構咲いていましたよ。」と教えてくださいました。私が、「撮影ばかりして超スローペースで進みません。」と申し上げると、奥様のほうが、「そういう楽しみ方もあります。」と云われました。
宝剣岳の難所区間でお会いした方々は異口同音に、「これから先はもっと厳しいのですか?」との問いです。宝剣岳へは圧倒的に宝剣山荘からのルートが多いようで、逆方向からは少ないことがわかります。「厳しく見えますが、手がかり足掛かりは十分ありますから、鎖を使わなくても大丈夫なレベルです。」と申し上げました。
宝剣岳の頂上付近は宝剣山荘から登って来られた方々で混雑しています。頂上の岩に立つための順番待ちや、それを囃し立てる人たちですが、ザックを置いて頂上に近づくだけに留めて先へ進みました。
中岳の巻道もヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)の群生地です。ついつい、エーデルワイスを大声で歌ってしまいました。
映画”サウンドオブミュージック”のトラップ大佐役のクリストファー・プラマーのモノマネバージョンです。
Edelweiss, Edelweiss
Every morning you greet me
Small and white, clean and bright
You look happy to meet me
Blossom of snow, may you bloom and grow
Bloom and grow forever
Edelweiss, Edelweiss
Bless my homeland forever
中岳の巻道では誰にも見咎められることなく済みましたが、駒ケ岳の巻道(こちらの方がヒメウスユキソウは多いくらいです)では再演中にお一人の方に行き合ってしまいました。(歌の途中で止められません)彼は怪訝そうな表情でしたが、普通に「おはようございます。」と挨拶されて通り過ぎられました。
この巻道は上を見上げると岩稜が続いていたり、一部は崩壊地であったりと、滑落の危険より、むしろ落石の危険が大きいように感じました。
さて、頂上を極めた後は、早めの昼食(コンビニおにぎりと稲荷ずし)を済ませ、馬の背方面へ向かい、幕営指定地である頂上山荘経由のショートカットを使い、中岳を越えて下山しました。
八丁坂の取っ掛かりで、観光客のカップルに声を掛けられ、「この先はどんな感じですか?」と聞かれたので、「その恰好ではお勧めできません。登りは体力があればこなせますが、柔らかい靴底での下山の危険性と、登った後、汗冷えがきっかけで高山病の発症が心配なので、止めたほうが賢明です。」と伝えました。
千畳敷駅へは正午前に戻ってきましたが、整理券の番号の対応表を見ると”1時47分〜”となっています。当初、1時間も待たなくて良いと思いましたが、勘違いでした。結局、約2時間待たされました。
ロープウェイに乗ってしまえば、あとは臨時便のバスでストレスはありません。日帰り温泉は近場を止め、往路と同じ”ひまわりの湯”を昨日に引き続き、”信州物味湯産手形”を購入して入浴しました。これで嫁はんと二冊となり、使った無料施設も同じということになります。有効期限は1日差となりますが・・・
信州での温泉入浴後の定番である、”八ヶ岳牛乳”ですが、ここでは160円です。ゆったりーな昼神では140円(10円値上げして)、自販機のおつり切れで対応してもらった係の方にその旨を伝えると、「八ヶ岳牛乳ですか?」と云われたので、「八ヶ岳牛乳です。」と云うと、彼は「同じ業者が卸しているのですが・・・」と仰っていました。運賃の差が20円なのでしょうか?
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