剱岳:TJAR試走断念と北アを右往左往


- GPS
- 27:16
- 距離
- 59.1km
- 登り
- 5,071m
- 下り
- 3,651m
コースタイム
- 山行
- 13:32
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 14:31
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:08
天候 | 1日目:曇り。2000mを越えると雲を抜けて晴れ 2日目:昼過ぎまで曇り、15:00頃より雨。夜は本降り 3日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:黒部ダム~扇沢(トロリーバス 1,540円) 扇沢(1,010円)大町温泉郷(530円)信濃大町駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
仙人温泉までしか行けません。 阿曽原温泉~欅平で崩落のため。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
◆山行のきっかけ
会社のラン友から『お盆休みにTJARの試走に行くんですが、良かったら一緒にどうですか?』とのお誘いに即決し楽しみにしていたのですが、当の本人が足底腱膜炎が良くならず8/13のスタートは私単独となってしまいました。
*結果として同僚は翌日(8/14)にスタートしました。
◆当初の計画
1日目:ミラージュランド〜剱岳〜五色ヶ原
2日目:五色ヶ原〜薬師岳〜黒部五郎岳〜槍ヶ岳(殺生ヒュッテ)
3日目:殺生ヒュッテ〜上高地
■移動日〜1日目■
8/12(土)青春18切符と第3セクターを乗り継いで富山に到着。
北岳に向かうsakura0725さんと再会し、食事を共にする。私は待ち時間から飲んでいるのと食事をしながらビールを2杯頂きました。
(sakuraさんは車なのでお茶のみで。。スイマセン)
最終電車で西魚津に向かうが寝過ごして、2駅向こうの新魚津まで行ってしまう。勿論、戻る電車は無いのでミラージュランドまで30分程度歩いて到着。
予定の零時ジャストを25分遅れてスタートするが、酔っぱらった電車での睡眠1時間だと圧倒的に休息不足であり、スタートして1時間ほどすると歩くと眠くなり、走る元気もなくなり、ダムの湖畔でツェルトに包まって15分程度?仮眠をする。 一時スッキリするが番場島まで残り12Kmのポイントでまた仮眠。
這う這うの体で予定より約1時間遅れで番場島に到着しました(ミラージュランドから29Km)
登山口から高度を上げて行くが、明らかに普段の体調じゃなく、大きなザックを背負ったハイカーより少々早いペースしか出ない。 日帰りの方のペースで行かないとダメなのにどんどん置いて行かれました。
早月小屋で40分いた内の15分は寝ていましたね。多少スッキリしてピークを目指しました。頂上に着いた時点で12時を過ぎており、雷鳥平 or 劔沢のテン場しか時間的・体力的にも行けないのですが、utaotoさんが劒沢にテン泊している事を口実に自分に甘えて劒沢に決定。
utaotoファミリーとの再会を楽しみながらNetで翌日のルートを考えました。
上高地下山は無理なので下記3案を想定
1案:劔沢〜黒部五郎小屋(泊)〜新穂高温泉に下山
2案:劔沢〜祖母谷温泉(泊)〜唐松岳〜白馬八方に下山
3案:劔沢〜阿曽原温泉(泊)〜欅平に下山
1案は新穂高温泉13:40発の松本行がラストの為にNG。 2案をメインに、疲れいたら3案をエスケープルートとして計画しました。
■2日目■
am4:30に劒沢を出発し、真砂沢への雪渓を下っていきます。雪渓の斜度は分かっていたのですがン、ノーアイゼンではヨチヨチ歩きでストックを頼りに進みます。
真砂沢小屋を過ぎ、仙人新道の激坂を登って仙人池ヒュッテへ到着。
小屋の方と話すと阿曾原温泉〜欅平の間で崩落があり、仙人温泉までしか行けない事が判明。 その日の内に黒部ダム近辺に戻る事は出来ましたが、失意と折角だからこういう機会に池ノ平小屋に幕営しようと予定変更。
15:00位から雨になったので、結果的に幕営して正解だったと思いました。
■3日目■
昼までに黒部ダムに着いておきたかったので、am3:30には出発する事にしました。
あと暗い中で河原歩きをするのは面倒だった事もですね。。。
ハシゴ谷乗越への渡渉ポイントが分からず上流に向かっていると、真砂沢小屋に到着してしまいました。躊躇しましたが小屋の方に聞いてみると、雪渓を対岸に渡るとの事。 この雪渓が渡れなくなると丸太橋が架かるのかな???
無事に乗越〜内蔵助谷を経て、黒部ダムにゴールしました。
■感 想■
まずTJAR試走ですが、酔った後の1時間での睡眠で、番場島までの29Kmだけで満身創痍でした。早月尾根を登るだけでも体力を使うので、事前の休息(睡眠)は必須だと宣言します。 もう本当にヘロヘロでしたもん。。。
あと阿曾原温泉に行けなかった事も扇沢で小屋 or パトロールで聞けば事前に分かった事です。 今回の様に急にルート変更をする時は下調べが圧倒的に少ないので、現地での生の情報収集がMUSTだと思いました。
右往左往した山行でしたが、都度楽しみを見つけて、良く言えば臨機応変に対応したと思います。 悪く言うと行き当たりばったりなんでしょうが(汗)
また山に勉強させて貰った気分です。 今回の失敗を次回に生かせる様に自戒しま〜す!
コメント
この記録に関連する登山ルート

BMさん すごいですね
まずBMさんをもってしても馬場島までのアプローチがいかに大変かってこと、よくわかりました
睡眠不足での登山は体に良くないですよね、わかっちゃいるんですけどね
前泊してたら時間もお金も勿体無いし
その後のアクシデントにもフレキシブルに対応されて、無事の下山何よりでした
FBにも書きましたが、木祖村あたりで明らかにTJARを意識したトレランナーを相次いで見かけましたが、どなたも目が虚ろで死んだような顔をして歩いてましたよ
また山でも
sakuraさん 毎度です!
口程にも無い結果で申し訳ございません
『自分は睡眠を取ってないとパフォーマンスが全然上がらない』って事は、前から感じてたんですよね。
だから丹沢24Hで夜通し歩く時も、どこかで大休息する様にしてたんですが、やはりその通りでした。
あのまま崩落で通れなくなると、今年の下の廊下は入れなくなっちゃいますね
寝不足のままの初日は今まで何度も痛い目に…
それなのに、毎回行けると思っちゃうんですよね…
あの後、かなり右往左往されたんですね
てっきり一の越から下りたのかと…
テン場でお会い出来て嬉しかったです。
次は山か街飲みか…またお会いしましょう
毎度です!
同じ1時間の睡眠でも就寝と酔っ払って寝る1時間では、睡眠の質が全く違うわね・・
当たり前と言えば、当たり前やけど
一ノ越は過去に通ったルートやし、ついつい知らないルートに引き寄せられてしまいました〜
また出張の時に声かけてよ
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