【転機作戦】六甲山(ロックガーデン)〜摩耶山(上野道〜青谷道〜旧摩耶道)【戊41.7】
- GPS
- 08:16
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 1,629m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:15
天候 | 晴れ 雲あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR新神戸駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高座の滝〜風吹岩:岩場の急登。東京・御岳山のロックガーデンとはだいぶ違う。 風吹岩〜六甲山最高峰:暫く道が穏やかになるが、アップダウンを繰り返しつつ傾斜を増していく。 六甲山最高峰〜摩耶山:車道と交差しつつガーデンテラスまで進んだ後、暫く車道歩き。摩耶山直前からまた山道へ。交通量が結構あるので注意。 摩耶山〜新神戸駅:階段状の下りが延々と続く。旧摩耶道は薄暗い崖沿いの狭い(しかも崖側に傾いている)トラバース道だが、学校林道と接した後は日が入って明るくなる。長い下りにつき、膝を痛めないように注意。 |
写真
感想
【経緯・計画】
東京は19日連続の雨。19日にはドッカンドッカン雷が落ちる始末。
先週、曇天を押して山行を決行したところだが、さらに状況を好転させるべく、「晴天が来ない?じゃあ、晴天のある所に行け!」と西国山行の検討に入る。
それでも暑く遠い西国に行くのには二の足を踏んでいたが、土曜日も無為に過ごす結果となり、やはり死中に活ならぬ雲中に晴れ間を求めることとした。
計画に当たって困ったのがルートの多さ。六甲は東西に長く、市街地に迫っているため、至る所から登れるようになっているのだ。そして道も尾根道あり沢道ありとバラエティに富んでいる。
結局、最高峰に到達することと、新神戸駅で始めるか終わるかすることを考えたら摩耶山もかなと、今回のルート取りとなった。
【山行概要】
(芦屋川〜六甲山最高峰)
午前9時、芦屋川駅に降り立つ。駅前の広場、途中の公園と結構な人が山行に備えて体操などしている。高級住宅街を抜けると沢沿いの木陰になるが、山登りをする前から早くも汗がダラダラ噴出す。あまり暑いとは感じていなかったのだが、身体は絶賛発熱中なのだ。
高座の滝で汗を落ち着かせるかとも考えたのだが、皆考えることは同じで滝周辺は鈴なりの人だかり。そのままロックガーデンに突入する。東京にも御岳山の近くにロックガーデンがあるが、そちらが森の中、沢辺とすると、こちらの一般道は青空の下、岩場を突き上げる岩園。地獄谷ルートはまた趣が異なるのだろうが、第一印象は「東京のと違うな」だった。岩場自体は初めての人でも無難に歩けるような感じだが、それなりの急登を日の照る中昇るので全ての汗腺が前回になって、滝のような汗をかく。山行前に取っておいた水分は全部流れてしまっただろう。
風吹岩で小休止。残念ながら風は無く、日陰も隅に少々ある程度。しかし、展望は良く、昔で言うところの摂津を一望できる。
まだ午前中なので気温はまだ許容範囲かなと思うのだが、身体がオーバーヒート気味で何となく暑い。風吹岩から暫くは道が平坦になるのと木陰があるのが救いだ。
雨ヶ峠に至ってようやく六甲山最高峰が意外と街から遠いことを悟る。そして、その後もアップダウン。「はあぁ〜、もう最高峰ピストンで終わろうかな」と弱音が出てきたところで六甲山神社前の敷地に出た。
六甲山神社に参拝の後、最高峰へ向かうも後鉢巻山がそれだと勘違いして、しばらくその辺りをウロウロ。よく考えれば六甲山最高峰ほどのピークが寂しい藪中のはずがなかった。
軌道修正して今度こそ広い最高峰のピークに到達。陽光燦燦展望抜群。正午を回っていよいよ暑し。今回の山行の主目的は達せられた。もうこれで帰っても良いな。
(山行後半)
山頂直下に茶屋があるのは事前に承知していたので、一軒茶屋で昼食休憩。関東と関西で大きく違うものということで、うどんを頼む。
さて、この後どうしようか。芦屋川から最高峰までは距離が結構あった。ピストンしても摩耶山まで行っても距離ではそれほど変わらない。進むも戻るも変わらないのであれば、進むべき。また、これからさらに暑くなるとは思うが、既に稜線に乗り、最高峰も収めた。これ以上の苦はあるまい。
だいたい考えをまとめて立ち上がると、身体もクールダウンして良い感じだ。躊躇することなく摩耶山に足を向けた。
六甲山の稜線には車道があり、街があり、ロープウェイの駅がある。そこに到るまでには急登あり、沢滝があり、岩場がある。関東の方で似たような所があるかな〜と考えたところ、榛名が横浜にあるような感じかな。温泉地も近いし。
関西の方々、関東に来る機会があったら榛名に登って六甲と比べてみてください。海はありませんが。
「なんちゅう辺鄙なとこや。六甲の方がええわ。」てなるかもわからへんけどな。
摩耶別山を抜けて掬星台に出る。夜景が売りらしく、展望台のパネルでもアッピールしている。ロープウェイの駅もあり、夜でも来やすいだろう。夜でも賑やかなんだろうな。それに比べ、摩耶山頂は目立たずひっそりしたものだ。
摩耶山からはほぼひたすら下り。以前の天上寺および摩耶山への参道だったため、道はしっかりしている。
しかし、旧摩耶道に入ると、薄暗く所々崩れた斜面の中腹を巻いていく。雨が降ったら大体どこの山道も要注意だが、ここは特に注意だろう。しかし、学校林道と交差してからは道の様相が変わり足元はしっかり。日が入って明るい道になる。
ここまで来れば間もなく雲仙寺→雲声寺と勘違いしていた雷声寺に下山する。
雷声寺で大量の虫に集られ、それを引き離すのに大変苦労したが、新神戸駅に着く頃にはうまく逃げ切って無事山行を完了した。
(総括)
暑くはあったが、久し振りの青空と展望もあり、非常に爽快な山行となった。また、六甲の奥深さも感じたところである。ルートも豊富で多様な組み合わせにより何度も楽しめる。今度は地獄谷を歩いてみたいし、有馬温泉に下るのもあり。須磨アルプスと摩耶山をつなぐことも可能だろう。
今回の山行は西国山行の足がかりになっただけでなく、連日の曇天を破り、遠からず、夏山行に日和をもたらすであろうことを確信している。
〜おしまい〜
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