やっと夏の奥穂高と前穂高へ (↑横尾・涸沢・ザイテン、↓重太郎新道)
- GPS
- 75:05
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 2,457m
- 下り
- 2,454m
コースタイム
- 山行
- 2:26
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 2:53
- 山行
- 3:28
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 5:27
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 7:26
- 山行
- 8:04
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 10:24
天候 | 晴れ、曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
※1日600円は地区内の全駐車場が同額のはず。 沢渡から上高地の往復はバスを利用。割引のある往復チケットは1週間位有効だそうです。夏休みシーズンは平日でも臨時便を出しているようです。貸切車両だっため、降車時は手を挙げての合図が必要でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○上高地→横尾 観光客も歩く散策路です。舗装はされていませんが、轍があったので許可車両は通行しているようです。徳沢園はカフェは下界でも通じるオシャレな店でした。 △横尾キャンプ場 大きなキャンプ指定地です。キレイなトイレもあります。水豊富です。 ○横尾→涸沢 横尾橋を渡ると登山道との標識がありました。危険箇所はありません。本谷橋は大きな吊り橋がかかっていましたので増水時でも渡れるでしょう。小屋が見えてからが長く感じました。 △涸沢キャンプ場 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の間の大きなテント指定地。当日は150張り程度でしたが、最大で500張りになるそうです。岩場なのでベニヤ板をレンタルするのが吉です。トイレと水は涸沢ヒュッテのものを使えます。トイレは凄くキレイでした。 ○涸沢→ザイテングラード→穂高岳山荘 涸沢小屋を経由しないパノラマコースで登りました。雪渓を横断しますが危険はありません。ザイテン取り付き手間で「ヤッホー」が何度も聞こえました。ザイテンは急ですが思っていたよりも危険感は低いです。クサリやハシゴも短区間です。ただしテント装備だとけっこう疲れました。 △穂高岳山荘 3日目の夜は、夜間に雨の予報があったこと、布団が一人一枚確保可ということで、小屋素泊まりとしました。笠ヶ岳という6人用の部屋(混雑時は12人用)で、正面に笠ヶ岳が見えました。ここは超快適な小屋です。自炊はロビーにあるテーブルを利用できます。ガスカートリッジなら屋内利用もOKでした。トイレもキレイで、男女別の個室で隣の音が聞こえないつくりでした。素晴らしい。歯磨き粉を使って歯を磨く登山者(韓国人)がいたのは残念。 立地的に登山経験豊富な人が多いようですが、酔っ払って昔の自慢話を大声で話す人もいて、ちょっとうんざり。ここでは若い人のほうがマナーが良いと感じました。北穂高から縦走してきた韓国人の団体も、大声と持ち込み食料の強烈なニオイで好感度を下げていました。 ○穂高岳山荘〜涸沢岳 ガレ気味の坂をダラダラ20分位のぼるといきなり山頂です。穂高岳山荘の眺めがよいです。この先、涸沢岳から北穂高岳間は上級者向きのルートになります。 ○穂高岳山荘〜奥穂高岳 山荘からすぐに急登区間です。岩場とハシゴになります。万が一の転落時用のネットも張ってありました。その先はダラダラと登って山荘から40分程度で奥穂高岳の山頂です。ジャンダルム、西穂高方面の稜線の迫力がスゴイですね。 ○奥穂高岳→紀美子平 いわゆる吊り尾根です。下山時には子どもの手足だと届きにくいクサリ場や岩場が数カ所あります。降りられないというより、滑ったら大けが・死亡となる区間も多数あります。緊張感を維持して歩く必要があります。なお基本的に上高地側を歩きます。 ○紀美子平〜前穂高岳 荷物を紀美子平にデポして往復1時間程度のピストンです。紀美子平からすぐ上が急斜面です。山頂手前のザレ場でお腹が減りすぎてヘロヘロになりました。前穂高岳の山頂は広くて休憩適地です。北尾根などのバリエーションを登攀してきたパーティも山頂で休憩していました。 ○紀美子平→岳沢小屋 重太郎新道は激下りです。落ちるようにドンドンと下っていきます。数カ所クサリ場があります。全区間、転落注意です。過去、転倒して大けがになった事故もあったそうです。ここも子どもの身長だと足が届き難い区間が数カ所ありました。岳沢小屋がどんどん近づいてきますが、樹林帯に入ってから名物の長いハシゴなどがあり、気が抜けません。我々は、穂高岳山荘から岳沢小屋までヘルメットを着用しました。お助けヒモは未使用でした。 ○岳沢小屋→河童橋 ハイキングルートです。上高地から往復で訪れる人もいたようです。途中の風穴はまさに天然クーラーで、温度は10度程度でした。 |
その他周辺情報 | 下山後は、沢渡大橋のそばにある日帰り温泉を利用。この日はガラガラでした。 |
写真
感想
やっと、夏山縦走・テント泊ができました。日程がどうしても取れず、7月の白根三山以来、約1ヶ月ぶりの山行になりました。
初日は昼に上高地となっため横尾までの移動としました。がんばって涸沢まで上がることも考えましたが、横尾に14時までに到着することがムリと分かっため、安全登山というきちんとした理由ができましたので、ゆっくり登山にしました。途中の徳沢園のカフェはオシャレです。迷わずソフトクリームを食べてしまいました。
二日目、初めての涸沢には必ず泊まってみたかったので、この日は横尾から涸沢までの移動だけ。本当は、テントを張ってから北穂高岳ピストンも考えていたのですが、涸沢ヒュッテでおでん、涸沢小屋でソフトクリームを食べたらダラダラモードにスイッチが入ってしまい、北穂高はキャンセルとなりました。
三日目、テント装備を担いで、ザイテンを登り穂高岳山荘へ。到着時点ではテントは一張りも無かったのですが、夜間雨天の天気予報もあって素泊まりにしました。部屋に荷物を置いて、奥穂高岳と涸沢岳をピストン。ガスで眺望がなく残念でした。笠ヶ岳に沈む夕日は素晴らしいものでした。岐阜大診療所の先生と学生さんもヘリポートに飛び出して感慨にふけっていました。なお、山荘は超快適な山小屋です。持ってきた食料を食べて軽くしたかったので素泊まりにしたことを後悔しました。小学生や幼稚園などの子どもも結構いました。この日は、父子(おそらく小学生低学年かそれ以下)+ガイドさんで重太郎新道を上ってきたパーティもいました。
四日目、奥穂高岳を経由し、吊り尾根を歩き前穂高岳へ。重太郎新道を下山して、岳沢小屋、上高地へ。前半は天候がもって快適な縦走となりました。吊り尾根と重太郎新道は、子どもの身長だと下りは足がとどかなくてキツいところもありました。恐怖心は無くても、ミスったら命が無い区間も多く緊張感を持って下りました。岳沢の水場の水、そして小屋で飲んだ冷えた炭酸飲料は最高でした!
そして河童橋到着後、ゴール記念のソフトクリームを食べたら、この4日間で3回もソフトクリームを食べていることが判明してしまいました。北アは、清潔でかつ何でもそろっていますね。
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