記録ID: 123707
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山
トムラウシ〜旭岳
2011年07月18日(月) ~
2011年07月20日(水)



- GPS
- 56:12
- 距離
- 41.3km
- 登り
- 2,836m
- 下り
- 2,203m
コースタイム
7/18
04:25 トムラウシ短縮コース登山口
05:45 カムイ天上
08:03 コマドリ沢分岐
09:19 前トム平 大休止
10:00 〃 発
10:35 トムラウシ公園
12:33 トムラウシ山頂 大休止
13:30 〃 発
14:00 北沼
17:49 ヒサゴ沼避難小屋
7/19
04:40 ヒサゴ沼避難小屋 発
06:00 化雲岳
07:20 五色岳
08:05 忠別岳避難小屋分岐
09:24 忠別岳 大休止
10:00 〃 発
10:35 忠別沼
13:00 高根ヶ原分岐
15:05 白雲岳避難小屋
7/20
05:00 白雲岳避難小屋 発
05:35 白雲岳分岐
06:13 白雲岳
06:41 白雲岳分岐
07:48 北海岳
09:00 間宮岳
10:22 旭岳 大休止
10:55 〃 発
12:10 旭岳石室(姿見の池避難小屋)
12:32 ロープウエイ姿見駅 着
04:25 トムラウシ短縮コース登山口
05:45 カムイ天上
08:03 コマドリ沢分岐
09:19 前トム平 大休止
10:00 〃 発
10:35 トムラウシ公園
12:33 トムラウシ山頂 大休止
13:30 〃 発
14:00 北沼
17:49 ヒサゴ沼避難小屋
7/19
04:40 ヒサゴ沼避難小屋 発
06:00 化雲岳
07:20 五色岳
08:05 忠別岳避難小屋分岐
09:24 忠別岳 大休止
10:00 〃 発
10:35 忠別沼
13:00 高根ヶ原分岐
15:05 白雲岳避難小屋
7/20
05:00 白雲岳避難小屋 発
05:35 白雲岳分岐
06:13 白雲岳
06:41 白雲岳分岐
07:48 北海岳
09:00 間宮岳
10:22 旭岳 大休止
10:55 〃 発
12:10 旭岳石室(姿見の池避難小屋)
12:32 ロープウエイ姿見駅 着
天候 | 曇り/快晴/快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気予報が芳しくなかったので、入山日を遅らせるとともに、旭岳→トムラウシの予定をトムラウシ→旭岳の逆ルートに変更しました。 変更前 7/16 移動日(群馬→旭川) 7/17 山行1日目(入山日。旭岳ロープウェイ→白雲岳避難小屋) 7/18 山行2日目(白雲岳避難小屋→ヒサゴ沼避難小屋) 7/19 山行3日目(下山日。ヒサゴ沼避難小屋→東大雪荘) 7/20 移動日(トムラウシ→旭川) 7/21 移動日(旭川→群馬) 変更後 7/16 移動日(群馬→旭川) 7/17 移動日(旭川→トムラウシ) 7/18 山行1日目(入山日。トムラウシ野営場→ヒサゴ沼避難小屋) 7/19 山行2日目(ヒサゴ沼避難小屋→白雲岳避難小屋) 7/20 山行3日目(下山日。白雲岳避難小屋→旭川) 7/21 移動日(旭川→群馬) 逆に歩くと、1日目がかなりきつくなりますので要注意。 我々の場合、行動時間が13時間を超えました。 |
写真
7/16。
5時起床。
荷物の総量19.5Kg。まだ水がないので軽い。
群馬は快晴だが、北海道はどうだろうか。
予報では明日まであまり良くないようだ。
予定を検討し直す必要があるかもしれない。
6:24発の電車で前橋を出る。
高崎で湘南新宿ライン(高崎7:12発)に乗り換え。
羽田へと向かう。
5時起床。
荷物の総量19.5Kg。まだ水がないので軽い。
群馬は快晴だが、北海道はどうだろうか。
予報では明日まであまり良くないようだ。
予定を検討し直す必要があるかもしれない。
6:24発の電車で前橋を出る。
高崎で湘南新宿ライン(高崎7:12発)に乗り換え。
羽田へと向かう。
飛行機の中。
MP3プレイヤと文庫本。
このふたつがあれば、どこに行っても時間を無駄にせずに済む。
荷物になるが、省略できない。
飛行機はいったん新千歳空港に着陸し、それから旭川へ向かう。
11:00発、SKY611便。
MP3プレイヤと文庫本。
このふたつがあれば、どこに行っても時間を無駄にせずに済む。
荷物になるが、省略できない。
飛行機はいったん新千歳空港に着陸し、それから旭川へ向かう。
11:00発、SKY611便。
北海道は予報通り曇り空。
最新の予報でも、天気が良くなるのは明後日(7/18)以降だという。
急遽、旭川空港ロビーにて会議を開き、山行予定の変更を決定した。
(変更内容は"コース状況/その他周辺情報"を参照)
そうと決まれば今夜の宿を探さなくては。電話をかけまくるが、三連休の初日だけあってなかなか空室が見つからない。
仲間がケータイの『じゃらん』を通して、やっとのことで探しあてたビジネスホテルに転がり込んだ。
旭川キャピトルホテル。
大人6人、和室一部屋、3万円。
ちょっと駅から遠いのと大浴場がないのが難点だが、従業員は親切で対応も良い。
3連休の初日にこの値段で宿泊できるのだから、文句を言ってはバチが当たる。
最新の予報でも、天気が良くなるのは明後日(7/18)以降だという。
急遽、旭川空港ロビーにて会議を開き、山行予定の変更を決定した。
(変更内容は"コース状況/その他周辺情報"を参照)
そうと決まれば今夜の宿を探さなくては。電話をかけまくるが、三連休の初日だけあってなかなか空室が見つからない。
仲間がケータイの『じゃらん』を通して、やっとのことで探しあてたビジネスホテルに転がり込んだ。
旭川キャピトルホテル。
大人6人、和室一部屋、3万円。
ちょっと駅から遠いのと大浴場がないのが難点だが、従業員は親切で対応も良い。
3連休の初日にこの値段で宿泊できるのだから、文句を言ってはバチが当たる。
なんと、ホテルで自転車を無料レンタルしてくれるという。
ママチャリを人数分お借りして、旭川の町へ繰り出すことにする。
合間を見て、明日(7/17)のトムラウシ温泉行きのバスの予約と、明後日(7/18)早朝の登山口までのタクシー手配を、電話で済ませておく。
ママチャリを人数分お借りして、旭川の町へ繰り出すことにする。
合間を見て、明日(7/17)のトムラウシ温泉行きのバスの予約と、明後日(7/18)早朝の登山口までのタクシー手配を、電話で済ませておく。
空港で山行会議とホテル探しに夢中になって、ガスを買うのをすっかり忘れていた。
仲間のiPhoneを駆使して山道具屋をググり、自転車で向かった。
250缶4つ、ジェットボイル用ミニ缶ひとつを購入。
ガスがなくては山には入れない。
出発前に気づいて良かった。
『大雪の山の店 山工房』
旭川市東6条1丁目。
オヤジさんはとても親切。本州から来たというと、大雪にまつわる最新の情報をいろいろくれた。
感謝。
http://www16.plala.or.jp/yamakoubou/
仲間のiPhoneを駆使して山道具屋をググり、自転車で向かった。
250缶4つ、ジェットボイル用ミニ缶ひとつを購入。
ガスがなくては山には入れない。
出発前に気づいて良かった。
『大雪の山の店 山工房』
旭川市東6条1丁目。
オヤジさんはとても親切。本州から来たというと、大雪にまつわる最新の情報をいろいろくれた。
感謝。
http://www16.plala.or.jp/yamakoubou/
全国にそれと知られた旭川ラーメンの超有名店『旭川らうめん 青葉』。
せっかく旭川に来て、ラーメンを食わない手はない。
今晩の夕食はここにする。
ガスを買い忘れたせいで、思いがけず旭川の町を自転車で走り回ることになったが、かえっていい思い出になった。
負け惜しみでも何でもなく、旅先でポタリングするのは自転車好きにはたまらなく楽しい。
"自転車で走ると、その街を好きになる"、という至言があるが、まさにその通りである。
せっかく旭川に来て、ラーメンを食わない手はない。
今晩の夕食はここにする。
ガスを買い忘れたせいで、思いがけず旭川の町を自転車で走り回ることになったが、かえっていい思い出になった。
負け惜しみでも何でもなく、旅先でポタリングするのは自転車好きにはたまらなく楽しい。
"自転車で走ると、その街を好きになる"、という至言があるが、まさにその通りである。
『旭川らうめん 青葉』のしょうゆラーメン(大盛)。
ビールつきで至福の夕食となった。
大変おいしゅうございました。
『旭川らうめん 青葉』
http://www5b.biglobe.ne.jp/~aoba1948/
ビールつきで至福の夕食となった。
大変おいしゅうございました。
『旭川らうめん 青葉』
http://www5b.biglobe.ne.jp/~aoba1948/
まずは切符の手配。
「新得まで行きたい」と伝えると、『道北一日散歩切符』というのをすすめられたので、通常の切符ではなくこれを買った。
要はよくある、"指定範囲内の一日乗り放題"という切符。
通常運賃だと\2,730。
一日散歩切符だと\2,200。
\530もおトク。牛丼の大盛りが食える。
「新得まで行きたい」と伝えると、『道北一日散歩切符』というのをすすめられたので、通常の切符ではなくこれを買った。
要はよくある、"指定範囲内の一日乗り放題"という切符。
通常運賃だと\2,730。
一日散歩切符だと\2,200。
\530もおトク。牛丼の大盛りが食える。
駅弁を食べ終わってしまうと、あとはすることがない。
録りだめして消化してないラジオ番組をMP3プレイヤーで聞きながら、ぼんやり車窓の外を眺める。
窓外は曇り。
ときどき小雨が降ったりしている。
ただひたすら電車に揺られる旅ってのも、それはそれでオツなものだ。
録りだめして消化してないラジオ番組をMP3プレイヤーで聞きながら、ぼんやり車窓の外を眺める。
窓外は曇り。
ときどき小雨が降ったりしている。
ただひたすら電車に揺られる旅ってのも、それはそれでオツなものだ。
駅から見える『フクハラ』の看板。
地元のスーパー。
地元では結構大きなチェーン店らしく、このあと、別の場所でもフクハラを見かけた。
こんな立派なスーパーが駅前にあるとは。
食糧や装備に多少不足があっても、ここで補充できてしまう。
最後の買い物にピッタリじゃないか。
地元のスーパー。
地元では結構大きなチェーン店らしく、このあと、別の場所でもフクハラを見かけた。
こんな立派なスーパーが駅前にあるとは。
食糧や装備に多少不足があっても、ここで補充できてしまう。
最後の買い物にピッタリじゃないか。
トムラウシ温泉-新得駅間を往復する、北海道拓殖バス。
1日2本往復し、運賃は\2,000/人。
タクシーで行けばとても\2,000では済まないだろう。かなり安い。
ただしこのバスは予約制なので要注意。
(前日に電話して予約しておいた)
混雑時のトラブルを避けるために予約制を敷いているのだろう。
14:00、新得駅発。
本日のお客は、我々6人の他には、若い男女3人のパーティのみ。
その3人もトムラ登山学校で降りてしまった。
1日2本往復し、運賃は\2,000/人。
タクシーで行けばとても\2,000では済まないだろう。かなり安い。
ただしこのバスは予約制なので要注意。
(前日に電話して予約しておいた)
混雑時のトラブルを避けるために予約制を敷いているのだろう。
14:00、新得駅発。
本日のお客は、我々6人の他には、若い男女3人のパーティのみ。
その3人もトムラ登山学校で降りてしまった。
15:25、東大雪荘着。
93〜94年にかけて、建て替えたらしい。
非常に綺麗でしっかりした建物。
しかしここでトラブル発生!
登山者用の大部屋に泊まるつもりで来たのだが、"予約が無い者は泊められない"とのこと。
ガーン!!
登山者用の大部屋に予約が必要とは思わなかった。
それにしても、前日に電話で問い合わせているのだから、"宿泊には予約が必要"と、そのとき教えてくれても良いではないか。
とほほ。
ま、万が一の次善策は考えてある。
すぐ近くにある野営場に泊まることにする。
テントもあるし、問題は無い。
93〜94年にかけて、建て替えたらしい。
非常に綺麗でしっかりした建物。
しかしここでトラブル発生!
登山者用の大部屋に泊まるつもりで来たのだが、"予約が無い者は泊められない"とのこと。
ガーン!!
登山者用の大部屋に予約が必要とは思わなかった。
それにしても、前日に電話で問い合わせているのだから、"宿泊には予約が必要"と、そのとき教えてくれても良いではないか。
とほほ。
ま、万が一の次善策は考えてある。
すぐ近くにある野営場に泊まることにする。
テントもあるし、問題は無い。
幕営料を支払うために、東大雪荘入館する。
ここに泊まれば\7,500/人。
野営場はたったの\250/人。
実に30分の1である。
ついでに翌朝の朝食のおにぎりを注文する。
日没までに、野営場まで配達してくれるという。
おにぎり2個、漬け物と配達サービス付きで、\460。
十分良心的な値段だと思う。
ここは街中のコンビニではないのだから。
ちなみに今回我々は利用しなかったが、\500で温泉に入ることも出来る。
ここに泊まれば\7,500/人。
野営場はたったの\250/人。
実に30分の1である。
ついでに翌朝の朝食のおにぎりを注文する。
日没までに、野営場まで配達してくれるという。
おにぎり2個、漬け物と配達サービス付きで、\460。
十分良心的な値段だと思う。
ここは街中のコンビニではないのだから。
ちなみに今回我々は利用しなかったが、\500で温泉に入ることも出来る。
雨に濡れる野営場。さすがに利用者は少ない。
炊事場は2つあるが、ともに煮沸が必要。
このときは、そのうちの1つが壊れて使用不可になっていた。
山行用の水を煮沸して作るのは面倒くさいので、仲間と一緒に東大雪荘まで水筒を持って戻り、水道水で5リットル確保した。
野営場のトイレは最近作り替えたのか、新しく綺麗なトイレ。
料金も安いし、ベースキャンプや下山後の一泊には悪くない。
17時過ぎ、注文しておいたおにぎりの配達。
テントの中で夕食。
パンと各々の行動食を少しづつ。
差し入れでもらった日本酒を少々。
食事が終わるとすることがない。
明日は早いのでさっさと寝る。
18:30就寝。
炊事場は2つあるが、ともに煮沸が必要。
このときは、そのうちの1つが壊れて使用不可になっていた。
山行用の水を煮沸して作るのは面倒くさいので、仲間と一緒に東大雪荘まで水筒を持って戻り、水道水で5リットル確保した。
野営場のトイレは最近作り替えたのか、新しく綺麗なトイレ。
料金も安いし、ベースキャンプや下山後の一泊には悪くない。
17時過ぎ、注文しておいたおにぎりの配達。
テントの中で夕食。
パンと各々の行動食を少しづつ。
差し入れでもらった日本酒を少々。
食事が終わるとすることがない。
明日は早いのでさっさと寝る。
18:30就寝。
7/18。
2:30起床。曇り。
朝食のおにぎりを食べ、テントを撤収。
支度をしていると、キタキツネが現れた。
完全に人慣れしているのだろう、一定の距離を保ちながら、こちらの様子をうかがっている。
もちろん、何も与えない。
2:30起床。曇り。
朝食のおにぎりを食べ、テントを撤収。
支度をしていると、キタキツネが現れた。
完全に人慣れしているのだろう、一定の距離を保ちながら、こちらの様子をうかがっている。
もちろん、何も与えない。
3:40、昨日のうちに手配しておいたタクシーが現れた。東大雪荘に迎えに来て貰うはずだったが、野営場に変更しておいたのだ。
新得の駅近くにある、『(株)新交通』というタクシー会社。
こちらは総勢6人なので、一度に運んでもらえるよう、9人乗りのジャンボ(ワンボックス)を手配しておいた。
トムラウシ短縮コース登山口まで、\15,000。
ひとりあたりに換算すれば\2,500。
とても林道を歩いて行く気にはなれない距離だし、時間の節約を考えれば、十分に安い料金。
4:00ちょっと前に出発。
新得の駅近くにある、『(株)新交通』というタクシー会社。
こちらは総勢6人なので、一度に運んでもらえるよう、9人乗りのジャンボ(ワンボックス)を手配しておいた。
トムラウシ短縮コース登山口まで、\15,000。
ひとりあたりに換算すれば\2,500。
とても林道を歩いて行く気にはなれない距離だし、時間の節約を考えれば、十分に安い料金。
4:00ちょっと前に出発。
コマドリ沢の残雪。
先行していた中高年のパーティに追いついた。
雪を観察すると、比較的しまっている。
これならアイゼンの効果も抜群だろう。
せっかく軽アイゼン持ってきてるし、安全のためにも装着する。
登山開始初日で怪我でもしたら、せっかくの山行が台無しになってしまう。
先行していた中高年のパーティに追いついた。
雪を観察すると、比較的しまっている。
これならアイゼンの効果も抜群だろう。
せっかく軽アイゼン持ってきてるし、安全のためにも装着する。
登山開始初日で怪我でもしたら、せっかくの山行が台無しになってしまう。
残雪の冷気が気持ちいいので、アイゼン装着のついでに小休止。
仲間にすっかり置いてけぼりを食ってしまった。
仲間の背中は見えない。
(写真に写っているのは他の登山者)
ま、急ぐ旅じゃなし、ゆっくり行くか。
(コースタイムからしてのんびりもしていられないのだけれど)
仲間にすっかり置いてけぼりを食ってしまった。
仲間の背中は見えない。
(写真に写っているのは他の登山者)
ま、急ぐ旅じゃなし、ゆっくり行くか。
(コースタイムからしてのんびりもしていられないのだけれど)
登りきったところで残雪を振り返る。
次々と登ってくる登山者がいる。
多くはトムラウシピストン組で、我々のような縦走組はいないようだ。
(ザックの大きさで一目瞭然)
背景の山は、コマドリ沢西側の名もなきピーク。
次々と登ってくる登山者がいる。
多くはトムラウシピストン組で、我々のような縦走組はいないようだ。
(ザックの大きさで一目瞭然)
背景の山は、コマドリ沢西側の名もなきピーク。
9:19、前トム平。大休止。
道警の山岳警備隊に会う。
(「山岳パトロール実施中」というのぼり旗を背中からあげているので一目でそれとわかる)
男3人女医1人の4人パーティ。
天人峡から入ってヒサゴ沼で一泊、今日トムラウシを降りるという。
「明日明後日は天気が崩れる」、と警備隊。
我々が予報から得た情報と正反対なので驚く。
(結局、天気は崩れず、快晴となった。警備隊が最新の予報を知る術を持たないとはとても思えないから、登山者に油断をさせないために、あえてそう言うようにしているのかもしれない)
10:00出発。
道警の山岳警備隊に会う。
(「山岳パトロール実施中」というのぼり旗を背中からあげているので一目でそれとわかる)
男3人女医1人の4人パーティ。
天人峡から入ってヒサゴ沼で一泊、今日トムラウシを降りるという。
「明日明後日は天気が崩れる」、と警備隊。
我々が予報から得た情報と正反対なので驚く。
(結局、天気は崩れず、快晴となった。警備隊が最新の予報を知る術を持たないとはとても思えないから、登山者に油断をさせないために、あえてそう言うようにしているのかもしれない)
10:00出発。
10:35、トムラウシ公園。
きれいな高山植物がたくさん咲いている。
草花に疎い私でも、思わず見とれてしまう。
公園を過ぎたあたりで、愛知から来たという中高年の夫婦から情報をもらう。
台風は明後日(20日)の朝に中部地方に上陸しそうだ、とのこと。
娘からのメールで知ったのだそうだ。
(トムラウシの山頂近辺では、ケータイが入る。ほかの山でもだいたい入る)
明後日の朝に中部地方で、そのまま関東にのぼらず東の洋上に抜けていけば、帰りの飛行機(21日)も問題ないだろう。
きれいな高山植物がたくさん咲いている。
草花に疎い私でも、思わず見とれてしまう。
公園を過ぎたあたりで、愛知から来たという中高年の夫婦から情報をもらう。
台風は明後日(20日)の朝に中部地方に上陸しそうだ、とのこと。
娘からのメールで知ったのだそうだ。
(トムラウシの山頂近辺では、ケータイが入る。ほかの山でもだいたい入る)
明後日の朝に中部地方で、そのまま関東にのぼらず東の洋上に抜けていけば、帰りの飛行機(21日)も問題ないだろう。
14:00、北沼分岐。
ここから北上し、本日の宿泊地、ヒサゴ沼避難小屋を目指す。
一方、今回のルートではないが、トムラウシの西には十勝岳と結ぶ『十勝岳オプタテシケ山縦走コース』がある。
山行中に行き会った地元の登山者によると、秋に歩くと最高だそうである。
いつか機会に恵まれたら、ぜひ行ってみたい。
ここから北上し、本日の宿泊地、ヒサゴ沼避難小屋を目指す。
一方、今回のルートではないが、トムラウシの西には十勝岳と結ぶ『十勝岳オプタテシケ山縦走コース』がある。
山行中に行き会った地元の登山者によると、秋に歩くと最高だそうである。
いつか機会に恵まれたら、ぜひ行ってみたい。
景色が徐々に"楽園感"を醸しだし始める。
興味深い景色に見とれていると、後ろから追いついてきた20代前半とみられる若者に話かけられる。
朝ヒサゴ沼を出発して最初は順調に歩いていたのだが、道がわからなくなってしまったのだそうだ。
トムラウシの山頂を巻いて十勝岳に行きたいのだが、北沼分岐がよくわからない、という。
地図はちゃんと持っているようなので、デジカメを取出し、北沼の写真を見せてやる。
この沼がでてきたら、それが北沼だよ、と。
時計を見るともう16時を過ぎている。
あんまりウロウロしてると日が暮れるよ、というと、最悪ならヒサゴ沼まで戻ってもう一泊するという。
ちょっと心配だったが、同行してやるわけにもいかず、別れた。
興味深い景色に見とれていると、後ろから追いついてきた20代前半とみられる若者に話かけられる。
朝ヒサゴ沼を出発して最初は順調に歩いていたのだが、道がわからなくなってしまったのだそうだ。
トムラウシの山頂を巻いて十勝岳に行きたいのだが、北沼分岐がよくわからない、という。
地図はちゃんと持っているようなので、デジカメを取出し、北沼の写真を見せてやる。
この沼がでてきたら、それが北沼だよ、と。
時計を見るともう16時を過ぎている。
あんまりウロウロしてると日が暮れるよ、というと、最悪ならヒサゴ沼まで戻ってもう一泊するという。
ちょっと心配だったが、同行してやるわけにもいかず、別れた。
17:49、ヒサゴ沼避難小屋着。
我々の他に利用者は、先着の登山者が1名のみ。
とくに綺麗でもないし新しくもない。
普通の避難小屋。
さっそく夕食。
アルファ米のカレーライス。
ワカメとコーンとツナのサラダ。
ツナは缶入りでなくパックのもの。かさばらなくてよい。
そんなものがあるとは知らなかった。
別の山行で真似してみよう。
日本酒、ワインを少し飲んで、寝る。
20:00、就寝。
我々の他に利用者は、先着の登山者が1名のみ。
とくに綺麗でもないし新しくもない。
普通の避難小屋。
さっそく夕食。
アルファ米のカレーライス。
ワカメとコーンとツナのサラダ。
ツナは缶入りでなくパックのもの。かさばらなくてよい。
そんなものがあるとは知らなかった。
別の山行で真似してみよう。
日本酒、ワインを少し飲んで、寝る。
20:00、就寝。
7/19。
3:00起床。快晴。
昨日と打って変わって、空には雲一つない。
朝食は棒ラーメンと豚角煮。
朝早くても、麺類なら食べやすい。
消化もいいし、体も温まる。
湖畔に見える赤テントは、地元北大の学生のものらしい。
(テントにHokkaido Univ.と書いてあった)
地元ならば、いつでもここに来れるわけだ。
実にうらやましい。
3:00起床。快晴。
昨日と打って変わって、空には雲一つない。
朝食は棒ラーメンと豚角煮。
朝早くても、麺類なら食べやすい。
消化もいいし、体も温まる。
湖畔に見える赤テントは、地元北大の学生のものらしい。
(テントにHokkaido Univ.と書いてあった)
地元ならば、いつでもここに来れるわけだ。
実にうらやましい。
6:00、化雲岳。
右側の遥か彼方に見えるのが、旭岳。
予定では、明日にはあの山頂に立つのである。
本当かよ、あんなに遠くだぜ?、とひとりごちてみる。
左側は化雲岩。
下山してから知ったのだが、この岩なんと、上に登れるのだそうである。
かなり怖いと思うが。
右側の遥か彼方に見えるのが、旭岳。
予定では、明日にはあの山頂に立つのである。
本当かよ、あんなに遠くだぜ?、とひとりごちてみる。
左側は化雲岩。
下山してから知ったのだが、この岩なんと、上に登れるのだそうである。
かなり怖いと思うが。
五色岳を目指して出発するものの、景色に目を奪われてちっとも距離がはかどらない。
化雲岳を、五色岳方向とは反対に西に向かえば、天人峡へ抜けるコースである。
地図には"歩きにくいので初心者には向かないコース"とある。
化雲岳を、五色岳方向とは反対に西に向かえば、天人峡へ抜けるコースである。
地図には"歩きにくいので初心者には向かないコース"とある。
ハイマツ群生地を抜け、五色岳の手前で化雲岳を振り返る。
なんという絶景か。
ハイマツが両側から道にせり出していて、ストックが引っ掛かったりザックが擦れたり。
腕を2,3ヶ所すりむいてちょっと血が出るが、大したことはないのでそのまま放置する。
なんという絶景か。
ハイマツが両側から道にせり出していて、ストックが引っ掛かったりザックが擦れたり。
腕を2,3ヶ所すりむいてちょっと血が出るが、大したことはないのでそのまま放置する。
ハイマツ群生地を抜け、歩きやすく気持ちの良いトレイルになる。
この写真だけ見たら、北米のトレイルだと言っても気づかないのではなかろうか。
まるで天国にいるイメージ。
至福の中を半自動的に歩くうち、忠別岳がもう目の前。
この写真だけ見たら、北米のトレイルだと言っても気づかないのではなかろうか。
まるで天国にいるイメージ。
至福の中を半自動的に歩くうち、忠別岳がもう目の前。
10:35、忠別沼。
水を作ろうとするが、水場がよくわからない。
沼の近くに立っていると、蚊柱ができるほど蚊が寄ってくる。
仲間に確認すると、全員、今日活動できる分だけの水は持っているという。
となれば、ここで蚊に刺されながら苦労して水を作る必要はない。
日中は手持ちの水を飲み、今晩の宿泊地である白雲岳へ腰を落ち着けてから、じっくり水を作ることにする。
水を作ろうとするが、水場がよくわからない。
沼の近くに立っていると、蚊柱ができるほど蚊が寄ってくる。
仲間に確認すると、全員、今日活動できる分だけの水は持っているという。
となれば、ここで蚊に刺されながら苦労して水を作る必要はない。
日中は手持ちの水を飲み、今晩の宿泊地である白雲岳へ腰を落ち着けてから、じっくり水を作ることにする。
今夜の宿泊地、白雲岳避難小屋が間近に迫る。
あと一息だが、まっすぐ向かってしまってはもったいない。
小屋手前の沢で、小休止。
シャツを脱ぎ、上半身裸になってしまう。
アルミボトルを沢で冷やしておき、その間に手ぬぐいを絞って体を拭く。
汗をかいた体に、氷のように冷たい手ぬぐい。
最高に気持ちいい。
山から風が吹き下ろすと、体表に残った沢の水が気化してさらに涼しい。
寒いくらいだ。
ひとしきり水浴びを楽しんだあと、沢に浸しておいたアルミボトルの水を飲む。
沢の水を口にしないよう気をつけながら。
清冽で澄明な冷水が舌に谺する。
水ってこんなに美味いものだったっけ。
あと一息だが、まっすぐ向かってしまってはもったいない。
小屋手前の沢で、小休止。
シャツを脱ぎ、上半身裸になってしまう。
アルミボトルを沢で冷やしておき、その間に手ぬぐいを絞って体を拭く。
汗をかいた体に、氷のように冷たい手ぬぐい。
最高に気持ちいい。
山から風が吹き下ろすと、体表に残った沢の水が気化してさらに涼しい。
寒いくらいだ。
ひとしきり水浴びを楽しんだあと、沢に浸しておいたアルミボトルの水を飲む。
沢の水を口にしないよう気をつけながら。
清冽で澄明な冷水が舌に谺する。
水ってこんなに美味いものだったっけ。
15:05、白雲岳避難小屋着。
今夜の宿。
遠目に見たときには、真新しくお洒落な小屋に見えたが、間近に見るとそんなことはない。
単に外壁が綺麗に塗り直されているだけだった。
夏場は管理人が一人いて、一泊\1,000/人徴収される。(テント場利用の場合は\300/人)
管理人は30代前半くらいの男性。
いかにも山の男といった感じ。
左手に見える小さな屋根は、トイレ。
バイオ式なので、用足しに使った紙類は持ち帰る必要がある。
今夜の宿。
遠目に見たときには、真新しくお洒落な小屋に見えたが、間近に見るとそんなことはない。
単に外壁が綺麗に塗り直されているだけだった。
夏場は管理人が一人いて、一泊\1,000/人徴収される。(テント場利用の場合は\300/人)
管理人は30代前半くらいの男性。
いかにも山の男といった感じ。
左手に見える小さな屋根は、トイレ。
バイオ式なので、用足しに使った紙類は持ち帰る必要がある。
白雲岳避難小屋の内部。
古びてはいるものの、有人避難小屋だけあってこざっぱりしている。
なかなか快適。
寝る場所は自由ではなく、支払の際に番号を指定される。
(壁に番号札が打ち付けてある)
屋内でのガス利用は可能。
消灯は8時。
電気も点かないのに消灯?、と思ったが、"8時には寝て、うるさくするなよ"という意味だとわかった。
古びてはいるものの、有人避難小屋だけあってこざっぱりしている。
なかなか快適。
寝る場所は自由ではなく、支払の際に番号を指定される。
(壁に番号札が打ち付けてある)
屋内でのガス利用は可能。
消灯は8時。
電気も点かないのに消灯?、と思ったが、"8時には寝て、うるさくするなよ"という意味だとわかった。
白雲岳避難小屋のテント場。
水場にはむしろ、テント場の方が近い。
、などと呑気に周囲を探検してからザックを解くと、昨晩飲んだワインが漏れ出していた。
ワイン自体もビニール袋にくるんでおいたし、他のギア(特に寝具関係)もビニール袋でくるんでいるから、大きなダメージはなかった。
ただ、ザックの側面にワインが若干染みこんでしまった。
すぐに洗えば間に合いそうなので、急いでザックをカラにして水場で洗った。
その後、小屋の前で夕日に干す。
ついでに、靴下と手拭いも干す。
日差しが強いおかげか、ものの30分ほどで乾いてしまった。
水場にはむしろ、テント場の方が近い。
、などと呑気に周囲を探検してからザックを解くと、昨晩飲んだワインが漏れ出していた。
ワイン自体もビニール袋にくるんでおいたし、他のギア(特に寝具関係)もビニール袋でくるんでいるから、大きなダメージはなかった。
ただ、ザックの側面にワインが若干染みこんでしまった。
すぐに洗えば間に合いそうなので、急いでザックをカラにして水場で洗った。
その後、小屋の前で夕日に干す。
ついでに、靴下と手拭いも干す。
日差しが強いおかげか、ものの30分ほどで乾いてしまった。
水場。
もちろんそのまま飲むことは出来ず、煮沸が必要。
ところが、"今や時代は浄水器"、なのである。
ガスを盛大に使って煮沸をしているのは我々くらいで、他の人はみな、携帯浄水器を使っていた。
MSRの浄水器を使っている登山者に仲間が尋ねたところによると、アマゾンで1万円程度だそうである。
また、エキノコックス専用の浄水器なら、\2,000くらいからあるのだそうだ。
(エキノコックスは比較的デカイので漉しやすいのだろう)
水を煮沸して作る手間とガスの量を考えれば、圧倒的に浄水器の方がラクだしコストパフォーマンスも良い。
環境へのインパクトも小さいはずだ。
北海道以外の場所でも役に立つし、真剣に購入を検討したいギアである。
もちろんそのまま飲むことは出来ず、煮沸が必要。
ところが、"今や時代は浄水器"、なのである。
ガスを盛大に使って煮沸をしているのは我々くらいで、他の人はみな、携帯浄水器を使っていた。
MSRの浄水器を使っている登山者に仲間が尋ねたところによると、アマゾンで1万円程度だそうである。
また、エキノコックス専用の浄水器なら、\2,000くらいからあるのだそうだ。
(エキノコックスは比較的デカイので漉しやすいのだろう)
水を煮沸して作る手間とガスの量を考えれば、圧倒的に浄水器の方がラクだしコストパフォーマンスも良い。
環境へのインパクトも小さいはずだ。
北海道以外の場所でも役に立つし、真剣に購入を検討したいギアである。
水場から見上げた白雲岳避難小屋。
夏らしい入道雲を背景に、夕日に照らされた臙脂色の小屋が輝いている。
デジャヴにも似た、懐旧の情が湧いてくるのは何故だろう。
初めて訪れた場所なのに。
今晩の夕食は、マッシュポテトとパスタ。
酒のつまみにウィンナ、さきいか、麻婆春雨、など。
ワインが少し余るが、そのままではまた漏れるに決まっているので、500mlのペットボトルに移し替える。
20:00就寝。
夏らしい入道雲を背景に、夕日に照らされた臙脂色の小屋が輝いている。
デジャヴにも似た、懐旧の情が湧いてくるのは何故だろう。
初めて訪れた場所なのに。
今晩の夕食は、マッシュポテトとパスタ。
酒のつまみにウィンナ、さきいか、麻婆春雨、など。
ワインが少し余るが、そのままではまた漏れるに決まっているので、500mlのペットボトルに移し替える。
20:00就寝。
7/20。
3:00起床。今日もすばらしい快晴。
朝食はアルファ米の雑炊と味噌汁。
米の仕上がり分量をちゃんと確認しなかったため、6人なのに9合の米が出来てしまった。
当然食べきれるわけもなく、かと言って残飯を捨てていくわけにもいかず、ビニール袋に二重に包んで、背負っていくこととなった。
約1Kgのお荷物だが、自分へのちょっとした戒めだ。
5:00出発。
今日もすばらしい景色が待っている。
3:00起床。今日もすばらしい快晴。
朝食はアルファ米の雑炊と味噌汁。
米の仕上がり分量をちゃんと確認しなかったため、6人なのに9合の米が出来てしまった。
当然食べきれるわけもなく、かと言って残飯を捨てていくわけにもいかず、ビニール袋に二重に包んで、背負っていくこととなった。
約1Kgのお荷物だが、自分へのちょっとした戒めだ。
5:00出発。
今日もすばらしい景色が待っている。
5:35、白雲岳分岐。
分岐でザックをデポし、水とカメラだけ持って白雲岳を目指す。
白雲岳の山頂直下には白雲平という火口原が広がっている。
下山してから知ったことだが、この美しく広大な原っぱ、春には沼になるのだそうである。春先にだけ現れる幻の沼、ということか。
くぼみから顔をのぞかせているのは、トムラウシ。
分岐でザックをデポし、水とカメラだけ持って白雲岳を目指す。
白雲岳の山頂直下には白雲平という火口原が広がっている。
下山してから知ったことだが、この美しく広大な原っぱ、春には沼になるのだそうである。春先にだけ現れる幻の沼、ということか。
くぼみから顔をのぞかせているのは、トムラウシ。
白雲岳の山頂付近は、大きな岩塊が累々と積み重なった岩場。
慎重に岩場をのぼり詰めたところで、まるで美しい版画のような、芸術的なストライプが現れた。
後旭岳〜旭岳〜熊ヶ岳〜間宮岳が織りなす、奇跡のような絶景。
慎重に岩場をのぼり詰めたところで、まるで美しい版画のような、芸術的なストライプが現れた。
後旭岳〜旭岳〜熊ヶ岳〜間宮岳が織りなす、奇跡のような絶景。
6:13、白雲岳。
絶景を存分に楽しみ、ひとしきり山座同定したり写真撮影して過ごす。
白雲岳はナキウサギも名物なのだそうだが、この時は鳴き声が聞かれなかった。
朝早すぎたのかもしれない。
トムラウシの近辺では、沢山鳴いていたが。
絶景を存分に楽しみ、ひとしきり山座同定したり写真撮影して過ごす。
白雲岳はナキウサギも名物なのだそうだが、この時は鳴き声が聞かれなかった。
朝早すぎたのかもしれない。
トムラウシの近辺では、沢山鳴いていたが。
北海平。
雲ひとつない青空の中、なだらかなトレイルを行く。
ブーツが砂礫を噛む音だけが耳に届く。
こんな幸せは、他にはちょっと思いつかない。
『表大雪』と名のつく以上は、人気・知名度・難易度のすべてが『表』、ということなのだろう。
北海岳の山頂はなだらかで、キツイところは特にない。
雲ひとつない青空の中、なだらかなトレイルを行く。
ブーツが砂礫を噛む音だけが耳に届く。
こんな幸せは、他にはちょっと思いつかない。
『表大雪』と名のつく以上は、人気・知名度・難易度のすべてが『表』、ということなのだろう。
北海岳の山頂はなだらかで、キツイところは特にない。
7:48、北海岳。
北海岳は御鉢平を囲む山のひとつで、『表大雪のヘソ』と言われているらしい。
目立たない山だが、ここから始まった稜線歩きが、この山行のフィナーレを飾るにふさわしい盛大なクライマックスとなった。
北海岳は御鉢平を囲む山のひとつで、『表大雪のヘソ』と言われているらしい。
目立たない山だが、ここから始まった稜線歩きが、この山行のフィナーレを飾るにふさわしい盛大なクライマックスとなった。
御鉢平。左が北鎮岳、右が黒岳。
御鉢平は直径2Kmにおよぶカルデラ。
約3万年前にできたのだという。
まさに永垂不朽。
大らかで柔らかい。
登山とは自然に背くことであり、同時に、自然に還ることでもある。
この二律背反。
肝を抜かれたように、しばし沈思黙考してしまう。
御鉢平は直径2Kmにおよぶカルデラ。
約3万年前にできたのだという。
まさに永垂不朽。
大らかで柔らかい。
登山とは自然に背くことであり、同時に、自然に還ることでもある。
この二律背反。
肝を抜かれたように、しばし沈思黙考してしまう。
9:00、間宮岳。
ルートから少しだけ北に歩いたところに、標識がある。
北鎮岳が奥に見える。
ん?、間宮?
ここは北海道だし、もしや?
、と思って下山後に調べたら、案の定だった。
間宮岳の名は、現在の北海道地図の基盤となる「蝦夷図」を作った探検家、間宮林蔵の功績を称えてつけられたのだという。
考えてみれば間宮林蔵は一流の探検家であり、"バックパッカーの始祖"ともいえるのではないだろうか。
ルートから少しだけ北に歩いたところに、標識がある。
北鎮岳が奥に見える。
ん?、間宮?
ここは北海道だし、もしや?
、と思って下山後に調べたら、案の定だった。
間宮岳の名は、現在の北海道地図の基盤となる「蝦夷図」を作った探検家、間宮林蔵の功績を称えてつけられたのだという。
考えてみれば間宮林蔵は一流の探検家であり、"バックパッカーの始祖"ともいえるのではないだろうか。
旭岳の南側。
トムラウシがかなたに見える。
山行中ずっと、遥か彼方に見えていた旭岳に、今我々は立っているのだ。
ここに立ってトムラウシを見ると、今までとは逆のことを思う。
あそこから来た?
本当かよ、あんなに遠くだぜ?
トムラウシがかなたに見える。
山行中ずっと、遥か彼方に見えていた旭岳に、今我々は立っているのだ。
ここに立ってトムラウシを見ると、今までとは逆のことを思う。
あそこから来た?
本当かよ、あんなに遠くだぜ?
旭岳の南南東。
高根ヶ原、忠別岳が見える。
山行の間ずっと、通奏低音のようにずっと頭から離れなかったイメージを、あらためて噛み締める。
壮大で柔和な大地。
可憐で端麗な山容。
峻烈で清浄な空気、水。
大自然の鮮烈な無邪気さ。
これほど深くて広大な威力がひそんでいようとは。
神、空にしろしめし
なべて世はこともなし
高根ヶ原、忠別岳が見える。
山行の間ずっと、通奏低音のようにずっと頭から離れなかったイメージを、あらためて噛み締める。
壮大で柔和な大地。
可憐で端麗な山容。
峻烈で清浄な空気、水。
大自然の鮮烈な無邪気さ。
これほど深くて広大な威力がひそんでいようとは。
神、空にしろしめし
なべて世はこともなし
名残惜しいが、そろそろ支度をして下山しなくては。
その前に、今夜のホテルの予約を済ませる。
仲間の希望で『ホテルパコ旭川』を押さえる。
とにかく風呂がウリのようで、でっかく温泉の看板を出していた。
早く風呂に入ってさっぱりしたいものである。
ひげも伸び放題だし。
10:55、出発。
眼下の遥か遠くに小さく見える、ロープウェイ姿見駅を目指す。
その前に、今夜のホテルの予約を済ませる。
仲間の希望で『ホテルパコ旭川』を押さえる。
とにかく風呂がウリのようで、でっかく温泉の看板を出していた。
早く風呂に入ってさっぱりしたいものである。
ひげも伸び放題だし。
10:55、出発。
眼下の遥か遠くに小さく見える、ロープウェイ姿見駅を目指す。
姿見の池と旭岳。
ここまで来ると、さすがに観光客がどっと増える。というか、割合から言えば観光客が圧倒的。
地獄谷は、数百年前に水蒸気爆発によってできたものだそうである。
今もなお、"ゴーッ"という大きな音を立てて、あちこちの噴気孔から煙をあげている。
こういう風景を見ると、なぜか終末感を覚えてしまうのは、どうしてなのだろうか。
別に悲しくなったりブルーになったりはしないが。
ここまで来ると、さすがに観光客がどっと増える。というか、割合から言えば観光客が圧倒的。
地獄谷は、数百年前に水蒸気爆発によってできたものだそうである。
今もなお、"ゴーッ"という大きな音を立てて、あちこちの噴気孔から煙をあげている。
こういう風景を見ると、なぜか終末感を覚えてしまうのは、どうしてなのだろうか。
別に悲しくなったりブルーになったりはしないが。
12:32、ロープウェイ姿見駅着。
ロープウェイは片道\1,500。
結構高い。
我が地元・群馬の谷川岳ロープウェイ(\1,200)よりも高い。
ロープウェイを使わずに下る道もあるのだが、このくたびれきった足には過酷過ぎる。
登りならまだしも、下りはキツい。
ロープウェイは片道\1,500。
結構高い。
我が地元・群馬の谷川岳ロープウェイ(\1,200)よりも高い。
ロープウェイを使わずに下る道もあるのだが、このくたびれきった足には過酷過ぎる。
登りならまだしも、下りはキツい。
『旭岳麦酒』とカツカレー。
たかがビールと言うなかれ。
たかがカレーと言うなかれ。
下山したばかりの舌だからだろう、とんでもなく美味く感じる。
(何の変哲もないビール、何の変哲もないカレーなのだが)
大変おいしゅうございました。
たかがビールと言うなかれ。
たかがカレーと言うなかれ。
下山したばかりの舌だからだろう、とんでもなく美味く感じる。
(何の変哲もないビール、何の変哲もないカレーなのだが)
大変おいしゅうございました。
14:10発、バス『いで湯号』で旭川駅へ向かう。
運賃は\1,320/人。
ロープウェイ山麓駅の売店で、登別の地ビール『プレミアムビール鬼伝説・赤鬼』を購入。
ビールを飲みながらバスにのんびり揺られていく。
運賃は\1,320/人。
ロープウェイ山麓駅の売店で、登別の地ビール『プレミアムビール鬼伝説・赤鬼』を購入。
ビールを飲みながらバスにのんびり揺られていく。
15:40、バス『いで湯号』旭川駅前着。
15:58、『ホテルパコ旭川』着。
デラックスツインルーム、とは言うものの、ツインルームに補助ベッドをひとつ追加して3人寝れるようにしたもの。
6人、2部屋、合計\31,500。
このホテルパコは、地下の大浴場がすばらしい。
駅からも1ブロックしか離れていず、非常に近い。
この値段で泊れるのだから、文句を言ってはバチが当たる。
15:58、『ホテルパコ旭川』着。
デラックスツインルーム、とは言うものの、ツインルームに補助ベッドをひとつ追加して3人寝れるようにしたもの。
6人、2部屋、合計\31,500。
このホテルパコは、地下の大浴場がすばらしい。
駅からも1ブロックしか離れていず、非常に近い。
この値段で泊れるのだから、文句を言ってはバチが当たる。
無事の下山を記念して、街中の居酒屋で祝杯をあげる。
シメはやっぱり、ラーメン。
旭川で酒飲んで、シメにラーメン食わないでいられようか。
『らーめん山頭火』。
いまや全国に支店がある、超有名店。
全国どころか海外にまで支店がある。
その創業は、ここ旭川。
旭川ラーメンと言えばしょうゆだが、この店は塩がウリ。
もちろん、ウリの商品をオーダーする。
『らーめん山頭火』
http://www.santouka.co.jp/index.html
シメはやっぱり、ラーメン。
旭川で酒飲んで、シメにラーメン食わないでいられようか。
『らーめん山頭火』。
いまや全国に支店がある、超有名店。
全国どころか海外にまで支店がある。
その創業は、ここ旭川。
旭川ラーメンと言えばしょうゆだが、この店は塩がウリ。
もちろん、ウリの商品をオーダーする。
『らーめん山頭火』
http://www.santouka.co.jp/index.html
7/21。
4:30起床。快晴。
ロビー集合時間は8:00と決めたので、こんなに早く起きる必要はまったくないのだが、山の生活リズムが抜けない。
もともと完全な朝型人間だし。
それに、せっかく旅に来たのに、寝ていてはもったいない。
散歩に出かける。
散歩コースは、旅に出る前に事前に調べておいてある。
常磐公園と、旭橋。
まずは、朝まだき旭川のメイン通りを、北上していく。
犬の散歩をする人にすれ違う程度で、ほとんど人出がない。
朝5時では当たり前か。
4:30起床。快晴。
ロビー集合時間は8:00と決めたので、こんなに早く起きる必要はまったくないのだが、山の生活リズムが抜けない。
もともと完全な朝型人間だし。
それに、せっかく旅に来たのに、寝ていてはもったいない。
散歩に出かける。
散歩コースは、旅に出る前に事前に調べておいてある。
常磐公園と、旭橋。
まずは、朝まだき旭川のメイン通りを、北上していく。
犬の散歩をする人にすれ違う程度で、ほとんど人出がない。
朝5時では当たり前か。
旭橋。
旭川は、川の街である。
街の中を大小130の川が流れ、700を越える数の橋が架かっているという。
そんな"川の街"旭川のシンボルが、この旭橋。
地元市民に敬愛され親しまれている、歴史のある橋だそうである。
その下を流れる川は、石狩川。
旭川は、川の街である。
街の中を大小130の川が流れ、700を越える数の橋が架かっているという。
そんな"川の街"旭川のシンボルが、この旭橋。
地元市民に敬愛され親しまれている、歴史のある橋だそうである。
その下を流れる川は、石狩川。
常磐公園。
街の中心にありながら静寂な雰囲気を保つ市民公園。
水と緑が織りなす癒しの園。
あまりに気持ちがいいので、思わず少しだけジョギングしてしまった。
とはいってもクロックスなのでまともには走れない。
速歩に近いくらいのペースで10分程度。
早朝の新鮮な空気が全身に染み渡る。
ちょっと汗をかいてしまったので、ホテルに戻って朝風呂に入ることにする。
ひとりでのんびり街角探検。
2時間あまりも楽しんでしまった。
街の中心にありながら静寂な雰囲気を保つ市民公園。
水と緑が織りなす癒しの園。
あまりに気持ちがいいので、思わず少しだけジョギングしてしまった。
とはいってもクロックスなのでまともには走れない。
速歩に近いくらいのペースで10分程度。
早朝の新鮮な空気が全身に染み渡る。
ちょっと汗をかいてしまったので、ホテルに戻って朝風呂に入ることにする。
ひとりでのんびり街角探検。
2時間あまりも楽しんでしまった。
『旭川観光循環バス』に乗って、旭川動物園へ。
昨日のうちに、循環バスと動物園のセット券を人数分、買っておいた。
この券、循環バス一日乗り放題と、旭山動物園の入園券がセットになって、\1,500。
別々に手配するよりも、ちょっとだけ安い。
駅前の観光案内センターで売っている。
8:40、旭川駅発。
昨日のうちに、循環バスと動物園のセット券を人数分、買っておいた。
この券、循環バス一日乗り放題と、旭山動物園の入園券がセットになって、\1,500。
別々に手配するよりも、ちょっとだけ安い。
駅前の観光案内センターで売っている。
8:40、旭川駅発。
9:32、旭山動物園着。
平日だというのに、開園待ちの客がすでに長蛇の列。
さすが全国2位の来園者数を誇る人気動物園である。
家族連れやカップルがたくさん並んでいる。
こちらはオッサン6人組。
なにやら淋しい気がしないでもないが、天気もいいし、最高の動物園日和である。
2時間ほどしかいられないが、せっかくだから存分に楽しもう。
平日だというのに、開園待ちの客がすでに長蛇の列。
さすが全国2位の来園者数を誇る人気動物園である。
家族連れやカップルがたくさん並んでいる。
こちらはオッサン6人組。
なにやら淋しい気がしないでもないが、天気もいいし、最高の動物園日和である。
2時間ほどしかいられないが、せっかくだから存分に楽しもう。
ホッキョクグマ館。
メチャメチャでかいシロクマが大迫力。
同じ動作を繰り返すようにしつけられているようで、一定のルートを歩き、一定のパターンの動作をする。
水に飛び込むところを見たくてしばらく待ったが、結局、飛び込むことはなかった。
残念。
あまり時間がないし、他の動物も見たいので、次に行く。
メチャメチャでかいシロクマが大迫力。
同じ動作を繰り返すようにしつけられているようで、一定のルートを歩き、一定のパターンの動作をする。
水に飛び込むところを見たくてしばらく待ったが、結局、飛び込むことはなかった。
残念。
あまり時間がないし、他の動物も見たいので、次に行く。
ペンギン館。
旭山動物園の名を一躍全国区にし、その人気に火をつけた導火線が、このペンギン館の水中トンネルだろう。
これは本当に一見の価値がある。
旭山動物園に来たら絶対に見なくてはならない。
おすすめは、"もぐもぐタイム(エサやりが見られる一種のショータイム)"に、あえてエサやりを見ずに館内に入ること。
みんなもぐもぐタイムに殺到するので、空いているトンネルの中を、好きなだけ行きつ戻りつしながら楽しむことができる。
写真も撮り放題だ。
エサやりのショータイムは他の動物園や水族館でも見れるけど、水中トンネルはなかなか見れないよ?
もちろん時間があるなら、両方見ればいいのだけれど。
旭山動物園の名を一躍全国区にし、その人気に火をつけた導火線が、このペンギン館の水中トンネルだろう。
これは本当に一見の価値がある。
旭山動物園に来たら絶対に見なくてはならない。
おすすめは、"もぐもぐタイム(エサやりが見られる一種のショータイム)"に、あえてエサやりを見ずに館内に入ること。
みんなもぐもぐタイムに殺到するので、空いているトンネルの中を、好きなだけ行きつ戻りつしながら楽しむことができる。
写真も撮り放題だ。
エサやりのショータイムは他の動物園や水族館でも見れるけど、水中トンネルはなかなか見れないよ?
もちろん時間があるなら、両方見ればいいのだけれど。
アザラシ館。
マリンウェイという水槽は、アザラシの泳ぎを観察できるよう工夫されている。
通路に直径1mほどのパイプが出来ていて、そのなかをアザラシが通るのだ。
ただ通るだけではない。
途中で止まって手?をたたく仕草をしたり、とにかく芸達者なのである。
よく訓練されている証拠だ。
これだけの芸を見せて楽しませてくれるのだ、全国から来園者が殺到するのもうなずける。
うなずきながら、動物園をあとにする。
11:34発の循環バスで、旭川駅へ。
マリンウェイという水槽は、アザラシの泳ぎを観察できるよう工夫されている。
通路に直径1mほどのパイプが出来ていて、そのなかをアザラシが通るのだ。
ただ通るだけではない。
途中で止まって手?をたたく仕草をしたり、とにかく芸達者なのである。
よく訓練されている証拠だ。
これだけの芸を見せて楽しませてくれるのだ、全国から来園者が殺到するのもうなずける。
うなずきながら、動物園をあとにする。
11:34発の循環バスで、旭川駅へ。
12:01、旭川駅前着。
旭川空港行きのバスの時間が13:25なので、1時間以上時間がある。
ちょうどお昼時なので、昼食の相談。
駅構内のレストランで食事するグループ(4人)と、ラーメン食べるグループ(2人)に分かれることになった。
私はもちろん、ラーメンのグループである。
せっかく北海道三大ラーメンのひとつ、旭川まで来たのである。
一店でも多くのラーメンを食って帰りたい。
店のあたりはすでにつけてある。
昨晩の打ち上げの帰りに場所を確認済みの、『梅光軒』。
「第一回旭川ラーメン大賞」で最優秀賞を受賞した、これもまた有名店である。
昼飯時なだけあって混んでいたが、回転が良いのでさほど待たされずに席につけた。
旭川空港行きのバスの時間が13:25なので、1時間以上時間がある。
ちょうどお昼時なので、昼食の相談。
駅構内のレストランで食事するグループ(4人)と、ラーメン食べるグループ(2人)に分かれることになった。
私はもちろん、ラーメンのグループである。
せっかく北海道三大ラーメンのひとつ、旭川まで来たのである。
一店でも多くのラーメンを食って帰りたい。
店のあたりはすでにつけてある。
昨晩の打ち上げの帰りに場所を確認済みの、『梅光軒』。
「第一回旭川ラーメン大賞」で最優秀賞を受賞した、これもまた有名店である。
昼飯時なだけあって混んでいたが、回転が良いのでさほど待たされずに席につけた。
醤油ラーメン。
ビールの小ジョッキもいただく。
旭川ラーメン特有の中細ちぢれ麺。
極上スープとよく絡まる。
大変おいしゅうございました。
13:28、バス出発。
大満足のお腹を抱えて空港へ。
『梅光軒』
http://www.baikohken.com/index.html
ビールの小ジョッキもいただく。
旭川ラーメン特有の中細ちぢれ麺。
極上スープとよく絡まる。
大変おいしゅうございました。
13:28、バス出発。
大満足のお腹を抱えて空港へ。
『梅光軒』
http://www.baikohken.com/index.html
感想
雑感は日記にて
[トムラウシ〜旭岳(1日目)]
http://www.jognote.com/days/9421985
[トムラウシ〜旭岳(2日目)]
http://www.jognote.com/days/9421987
[トムラウシ〜旭岳(3日目)]
http://www.jognote.com/days/9421991
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