増水の白出沢からジャンダルム縦走


- GPS
- 31:47
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 3,074m
- 下り
- 1,969m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:26
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 4:30
- 合計
- 9:11
天候 | 初日昨晩からの豪雨のち晴れ、本番当日は稀にみる快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
現在は夜間通行止めは解除され、交互通行になったようです! 8月26日、深山荘前の登山者用無料駐車場は、雨にもかかわらず5時半時点でほぼ満車! |
コース状況/ 危険箇所等 |
言わずと知れた難関ルートですが、特別なクライミング技術・用具は必要ありません。 新穂高登山史同署に登山届ボックスがあります。 ネット提出の場合は届済みカードを携帯して下山時に投函すれば下山届けになります! |
その他周辺情報 | 奥飛騨グランドホテル焼岳で混浴露天風呂♪(笑) |
写真
感想
日本の登山道では難関といわれる奥穂高岳から西穂高岳への縦走路、奥穂高岳の衛兵との名称ジャンダルムが行く手に立ちはだかる!
しかし、奥穂高岳側から向かうとジャンダルムも只の岩峰に過ぎないと思い知らされる縦走路です♪(笑)
今回初めて挑戦するのはねこやま会きっての健脚kirichan57さん、日帰りも可能と思われるが、今回はなぜか慎重に小屋泊を主張?
結果としてこれが功を奏して無事タスクコンプリート出来ました!
今年の夏は全国的に天気が安定せず、予定を決めた一月ほど前から天気予報に一喜一憂、前日になっても土曜は相当怪しいですが、日曜は前線が消え去って快晴の模様なので決行です!
槍ヶ岳公園線が夜間通行止めもある事も知らず、栃尾温泉からスグの深夜の道路で車中泊ですが、夜中激しい雨が降り続いていた!
何とか確保できた無料駐車場は多くの方達が雨を衝いて出掛けますが、私達は止むまで待って7時から出発しましたが、槍ヶ岳方向は昨夜の豪雨で沢が増水して渡れないようで、白出沢手前から引き返してくる登山者多数!(>_<)
奥穂高岳への白出沢重太郎橋も橋が流れかかりで断念してほとんどの人が撤退してきてます!
まあ、橋は流れては無いようで、渡れないって話は個人の感想?なので行くだけは行ってみるってことで渡渉箇所へ!
ワイヤーとザイルに繋がれた木橋がゴウゴウと流れる濁流に洗われてます!
最初は降りてきたのかと思ったが、対岸に渡った二人がザイルの片付けしてる?
対岸の岩が傾いてるので乗せてるだけの木橋は左に乗ったらグラっと傾く!(>_<)、先に渡ってザイルでkirichanさんを確保して無事渡渉成功!(^^♪
ここが今回で一番の危険でした!(冷汗)(>_<)
登るにつれて天気は急速に回復、小屋の受付終えて登った涸沢岳からは素晴らしいの言葉しか出ない絶景が広がっています!
初めての小屋泊にワクワクのkirichanさんは早速同室の女性と山の話で盛り上がり、私も仲間に入れて頂きました♪(笑)
夕食後のドラマティックな夕焼けと、翌朝の御来光も私達を感動させてくれました♪
午前3時頃から出かける人の多い中、こちらはゆっくり用意して7時出発!
奥穂からウマノセ尾根・途中のロバの耳にも寄って、直登ルートでジャンダルムへ!
絶景のジャンダルムで食べる小屋のお弁当は至高のひと時です(^^♪
kirichanさんは緊張のなか無事来られたことに喜び全開(^^♪
西穂高岳へまだまだ長い長い縦走路が残ってるんですけどね!(笑)
デジャブのように次々と現れる岩峰にいい加減参ってきたころに、たくさんの人がいる西穂高岳へやっと到着!
ここからも積雪期には想像すら出来ないハイマツとゴロゴロ岩の登山道を下って14時、西穂高山荘で名物ラーメンに余裕でありつけた!(^^♪
山荘から穂高口駅までは若干走って30分ほどで15時到着です。
今回の山行はリスク管理にはちょっと問題もありましたが、持参したザイル類も役立ち無事終了できたので良しとしましょう(^^♪
ジャンダルム。 私も登頂してみたい。 そしてシャワー天使に会いたい。でも
おこがましくて 密かに胸に秘めてました。そんな思いを察してくれたのかnekojigenさんが「行きませんか?」と声を掛けてくれました。しかも
テン泊できない私と小屋泊してくれると。こんなに素晴らしい事ってありません。しかし土曜日の天気予報。午前中は小雨。でも 午後からと日曜日は晴天。決行です。しかし西穂高岳ロープウェイ駐車場に着いたものの 外は大雨。
出発予定時間ですが あと一時間ほどで雨は止むだろうということで 出発予定時間を遅らせ雨が止むのを待って出発しました。暫く歩くとレインウェアを着て引き返してくるたくさんの人達。槍ヶ岳へ向かうものの水量が多く橋を渡ることが出来ないとのこと。私達が向かう奥穂高岳への登山にも重太郎橋が架かっており この橋を渡ることが出来なければ引き返すしかありません。数名の方が下りてこられました。重太郎橋は流されて渡れませんよ。と きっぱり。でもnekojigenさんは 渡れるか渡れないかは自分の目で見て判断する。数時間待てば水は退くはず。お礼を言って先に進みます。ゴーゴーと流れる水の音が聞こえます。橋は?流れの速い沢の水がぶつかってます。私はボー然と立ちすくみます。橋はワイヤーと向こう側はロープ 山側の片方だけしか固定されておらず 板の向こう側は安定した石の上ではなく 渡るとき少しでも谷側に体重を掛けてしまうと橋が谷側に傾いてしまいます。そしてドボン。無理!!かと言って二時間もいると体温さがっちゃいそう。nekojigenさんがシーソーする橋をバランスよく渡って確認します。私はハーネスをつけザイルで確保して貰いなんとか渡ることが出来ました。一歩一歩足を進めるのがどんなに怖かったことか
・・・そして渡りきったあと nekojigenさんがめちゃめちゃカッコ良く見えました。後で追いついた三人の方が力を合わせて流されていた橋を持ち上げてくれたそうです。危険でしたのに本当にありがとうございます。
この方達の後で nekojigenさんの自分の目で見て判断するという 山に対する気持ちが山に通じて招待してくれたようでした。(が 白出沢の登りは
半端ない長い長い急登でした)
朝の大雨が嘘のような晴天になり 涸沢岳から見た大パノラマ 山荘からの夕日。ほんとに素晴らしい。そして ジャンを初めて見る。
次の日 奥穂高岳 ロバの耳 馬の背 ジャンダルム直登 nekojigenさんを信じ付いていきます。そしてとうとう山頂へ。 シャワー天使に会えました
^ ^ほんとに嬉しい!ほんとに会えたのです。そして 槍ヶ岳 富士山 御嶽山 白山 と大パノラマ。奥穂高岳山荘のお弁当 朴の葉寿し 美味しい!^ ^
さあ 西穂高岳へ向かいましょう。喜びも束の間でした。話には聞いてましたがジャンダルムまではプロローグだったのです>_<ここから気の抜けない危険長い長い長い道のりが待ってました。余りにも危険すぎて これが道なんて!笑うしかありません…>_<…なにはともあれ 西穂山荘で二人でラーメンをいただき無事に下山出来ました。こうして夢のような時間は過ぎていきました。
今回もnekojigenさん ねこ山会の皆さん 家族に感謝です。そして橋を直してくれた方々 山荘で親しくさせていただいた二人の素敵な女性。ありがとうございます。またどこかでお会いできるといいなあと思います^ ^
コメント
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お二人ともよく無事で^^。動画で見たら重太郎橋はスリル十分。kirichanさん耳塞ぐ余裕もなかったようで。さすがnekoさん、ロープ持参だったんですね。
以前からジャンダルムに行きたかったkirichanさん、感無量でしょう。本気で行きたいと思った場所には行けるもんです。もちろん、この山行のために人知れず飯野山やランニングして訓練した成果あってのことですが。
今回は昨年の誰かさんのような見苦しい場面もなく(爆)素晴らしい穂高連峰縦走でしたね。お二人(とkirachan号も)本当にお疲れさまでした。
muddyさんありがとうございます。
何事も諦めずに願い続ければ思いは叶うってことですね!(^^♪
槍平から南岳目指していたテント装備のお兄さん、白出小屋分岐で滝谷通れないからと撤退考えてたが、私達が向かう白出沢からに一時ルート変更し後ろ来てましたが、降りてきた人達の重太郎橋通れないよ!との話に従い引き返したようです。
素直でない私達は自分の眼で確かめるまで、他人の個人の感想には従わない!が功を奏し、タイミングよく先行者三人が橋を修復してたので渡れました!
この幸運は日頃の血のにじむようなmuddyさんとの訓練の成果ですかね?(笑)
最初に登録したGPSログの時間がおかしいと思ったら去年の日帰りのでした!(笑)
muddyさん どうもありがとうございます。行きたくて 行きたくて仕方なかったジャンダルム。本当にシャワー天使に会えるなんて そんな日が本当に訪れるなんて感無量です。渡渉時は手はロープを握り締めてて 耳はふさげなかったです>_<今回は怪我せず無事に帰ると慎重に慎重に足を進めました。
諦めずに願っていると いつかは叶う
そんな夢を叶えてくれる皆さんに感謝です!
ちなみに 最初に願ってたのは 剣山〜三嶺縦走です、、
これも 叶えることが出来ました^ ^ありがとうございます(^ ^)
nekoさん、今晩は。kiriさん、はじめまして。
西穂―奥穂ルート、私もこの夏に、ようやく行きましたが、お二人とも、お疲れ様でした😊
なかなか良いルートですよね🎵
私は、体力も考え、結局、四国から5泊6日の、のんびりペースで行きましたが、四国から1泊2日とは、凄いですね。
私の場合はジャンではガスが湧き、展望はありませんでした。お二人の場合は、展望も良かったようで、ラッキーでしたね。
また、登りでの、沢の渡渉も、ご無事で何よりでした。
今日は、北海道の幌尻岳で、沢での遭難をニュースで見ましたが、沢は要注意ですねー
bergheilさんこんばんは!
そうですよね、何年か前にも北アルプスの沢筋で何人も流されて亡くなった事がありました!(>_<)
ゴーゴー流れる沢をみたら、これは無理して渡れば流されるのは無理ないと思いました!
このルートはこれで5回目くらいですが、行くたびに天気が良くなって今回が最高でした(^^♪
これからも無理せず安全に山歩きしたいと思います。
bergheilさん はじめまして。ありがとうございます。本当に最高のジャンダルム シャワー天使さんでした。今回は小屋泊なので1日目も2日目も十分睡眠もとれ 素晴らしい景色を堪能しながら よそ見しないよう歩きました。^ ^ 要所 要所でnekojigenさんが教えてくれる注意事項をきちんと守りながら 思い出しながら歩きました。
美しい山々 これからも無理せず 元気に歩きたいです。
ありがとうございます。
ねこさん こんにちは
今回は岳沢の対岸の山…明神主稜を縦走していました( ´艸`)
なかなか会えませんね
yama3dayoさんこんばんは!
そちらのアルパインには私らは近づけません!(笑)
土曜の朝までは豪雨でしたが、日曜は滅多にない晴天で楽しく歩けました(^^♪
再来週13〜15は後ろ立山をテント泊で縦走の予定です。
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