奥西テント泊縦走 〜憧れのジャンダルム踏破〜

2017年09月02日(土) ~ 2017年09月03日(日)

• GPS: 30:56
• 距離: 21.4km
• 登り: 3,416m
• 下り: 2,312m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 6:53
• 合計: 13:26

5:06 スタート地点
5:13 5:14 新穂高温泉バス停
5:18 5:18 新穂高温泉駅
5:30 5:30 小鍋谷ゲート
5:57 5:57 穂高平小屋
6:28 6:29 白出小屋
7:14 7:14 重太郎橋
7:27 7:34 白出大滝
10:05 11:54 穂高岳山荘
12:17 12:46 穂高岳
13:14 17:32 穂高岳山荘
17:48 17:56 涸沢岳
18:32 穂高岳山荘

2日目

• 山行: 5:14
• 休憩: 2:19
• 合計: 7:33

4:30 穂高岳山荘
4:53 5:22 穂高岳
5:41 5:51 馬の背
5:54 6:02 ロバの耳
6:07 6:32 ジャンダルム
7:26 7:30 天狗のコル
7:46 7:57 天狗岩
8:06 8:09 逆層スラブ
8:18 8:32 間ノ岳
8:58 9:08 赤岩岳
9:29 9:29 P１
9:38 9:42 西穂高岳
10:00 10:00 チャンピオンピーク４峰
10:14 10:14 ピラミッドピーク
10:28 10:32 西穂独標
10:56 10:57 西穂丸山
11:09 11:25 西穂山荘
11:47 11:47 旧ボッカ道分岐
12:03 ゴール地点

山と高原地図では林道から穂高平小屋へ続く登山道が明記されていますが、気付かずに林道そのまま進んでしまっています。ちょっと遠回りですね。

天候

一日目：晴→曇→快晴
二日目：快晴→曇

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

市営新穂高第3駐車場（無料・24h・150台）を利用。
スノーシェッド途中にある深山荘前バス停が目印。ここから脇道に入り深山荘を通り過ぎて駐車場となる。駐車場入り口右手角に仮設トイレ2基あり。
私は前日から車中泊だったので駐車できましたが、週末は早朝から満車になることもあるようなので事前によく調べた方が無難です。
帰りはロープウエイ片道利用（1600円）。

コース状況／危険箇所等

【白出沢出合〜穂高岳山荘】
　延々とガレ場の直登になります。
　落石があるところもあるので十分注意が必要です。
【山荘〜涸沢岳・奥穂高岳】
　それほど危険なところはないと思います。
　慣れている方なら全く問題ないレベル。
【奥穂高岳〜ジャンダルム】
　ジャンダルム自体はさほど問題ありませんでした。
　馬ノ背の下りは過去最高に恐怖を感じました。
　そこも含め快晴無風時ならば慎重に進めば何とかなるかな。
　悪天候時は自粛してください。
　それが判断できない方は行くべきではないです。
【ジャンダルム〜西穂高岳】
　全般的に浮石が多く、慎重に進むことが重要です。
　特に天狗岩からの下りは個人的にかなり厳しかったです。
【西穂高岳〜ロープウエイ駅】
　この時期ならば特に危険と思われるところはありませんでした。
　慣れていない方は難しく感じるかも知れません。

その他周辺情報

ひがくの湯（700円）
食事もとることができます。

写真

9/2 5:12

登山者用無料駐車場に前夜から車中泊して早朝スタート。
上空は雲が多めでちょっと心配。

9/2 5:17

冬季の駐車場。残雪期はここに駐車して西穂にアタックしました。

9/2 5:22

ロープウエイ駅。
無事戻ってこれますように。

9/2 5:23

ロープウエイ駅を素通りしてそのまま進むと槍・奥穂の登山口です。

9/2 6:01

穂高平小屋。

9/2 6:16

天気の心配は無用でした。
笠ヶ岳がバッチリです。

9/2 6:33

白出沢出合。
ここで奥穂方面に向かいます。

9/2 7:17

笠ヶ岳はさらに明瞭に。

9/2 7:18

明日のターゲットが見えてきた。

9/2 7:26

これ何だったかなー('◇')ゞ

9/2 7:26

これは確かホタルブクロのはず。

9/2 7:57

アザミ。

9/2 7:58

これは忘れた。

9/2 7:59

ここで対岸に渡ります。

9/2 8:19

文句なしのピーカン(^^♪

9/2 8:59

しかしこのルート。
延々と続くガレ場急登に心が折れそう((+_+))

9/2 8:59

でも絶景に癒されて何とか持ちこたえました。

9/2 9:27

ついにガレ場にもお日様降臨。

9/2 10:13

約一年ぶりの穂高岳山荘。
標準CT9時間超えのところをJUST5時間。ほぼ想定通りの時間に到着です。
しかし、小屋手前のガレ場でルート間違いで直登してしまい小屋の方にご迷惑をおかけしました。

9/2 10:15

早速奥穂に登りたいところですが、まずはテント設営です。

9/2 10:16

涸沢岳。
一年前大キレット経由で表銀座を縦走してきた後、死にそうになってた記憶しかない(;^_^A

9/2 10:20

この時間はたぶん一番乗りだったはず。
小屋近くのココに決ーめた。

9/2 10:35

奥穂の前にちょっと休憩。

9/2 11:24

ちょっとどころかメシまで頂く(笑)

9/2 12:19

そんで奥穂。
明日の御来光登山のため時間を計測。
標準CT50分だが、アタックザックで25分で登れました。

9/2 12:21

ぴーかんだー。

9/2 12:23

ちょーご機嫌。

9/2 12:27

ふと今日ピストンしちゃおうかという誘惑が。
でも明日のためにここは我慢。

9/2 15:22

テン場に戻ったらテントが大賑わい(;^_^A
私のテントは手前左から2番目。
左のテントはソロの女性でしかも明日ジャンダルムに行くとか。
マジか(;^_^A

9/2 15:57

16時くらいはガッスガスになってしまった。
計画してた涸沢岳の夕焼け登山がピーンチ！

9/2 17:35

でも大丈夫でした。
この時間にはもうガスも晴れて文句なしの天気。

9/2 17:46

そしたらもちろん涸沢岳へ。
15分程度なんでチョー楽勝です。

9/2 17:52

山頂に到着。
奥穂から見えなかった槍もバッチリです。
絶景を眺めながら陽が沈むのをひたすら待つ。

9/2 18:09

ついに始まりました。

9/2 18:10

雲海がびゅーてぃほー。

9/2 18:17

笠もバッチリ。

9/2 18:19

そして奥穂のアーベント。

9/2 18:22

また明日、たのんます。

9/3 4:30

翌朝の早朝4:30。
昨日アタックザックで25分。今日はフル装備なんで、想定では5時JUSTで山頂に到着するはず。

9/3 4:59

予定より一分早く到着。
なんてキレイなんでしょう。

9/3 4:59

槍のトンガリも。

9/3 4:59

奥穂の山頂。

9/3 5:00

ジャンダルムはまだ眠ってます。

9/3 5:00

少しづつ始まる。

9/3 5:03

富士山と南アルプス。
あっち側も綺麗なんだろーな。

9/3 5:03

乗鞍岳と先週登った焼岳。

9/3 5:06

ジャンダルムもはっきり認識できるようになりました。

9/3 5:15

いや〜、もう言葉になりませんね。

9/3 5:16

もうすぐそっちに行きます。

9/3 5:19

雲がまた絶妙ですな。

9/3 5:22

ついにご来光。

9/3 5:22

槍の方も。

9/3 5:23

最高ですね。

9/3 5:25

まっかっか。

9/3 5:25

ジャンのテッペンにもお日様の光が射す。

9/3 5:29

まずは馬ノ背。
登りは難なくクリア。

9/3 5:31

写真撮る余裕も。

9/3 5:33

すげー光ってるんですけど(;^_^A

9/3 5:36

カメラの調子が悪いのか？
そんなことより馬ノ背の下りはかなりヤバかった。

9/3 5:40

こんなとこもザラです。

9/3 5:44

馬ノ背を無事通過。
僅か10分ちょっとですが、集中力MAXでかなり疲れた。

9/3 5:44

続いて手前に見えるロバの耳を飛騨側から巻いていく。
ここも断崖絶壁です。

9/3 6:04

もうすぐジャンダルムの全貌が。

9/3 6:04

槍はいつ見ても良いもんですね。

9/3 6:11

ついにジャンダルムの直下まで来ました。
普通は左に巻いて西穂側から登るんですが、ここから直登する強者もいるらしい。私はもちろん西穂側で(笑)

9/3 6:12

ただ巻くっていってもそこはジャンダルム。
普通の巻き道ではなく、ここも断崖絶壁ですよ。

9/3 6:19

ジャンダルムに到達！
嬉しさのあまり槍つまみ発動。

9/3 6:21

槍とジャン。
天使さんにようやく会えた(^^♪

9/3 6:28

ジャンからの展望。
この後まだまだ気が抜けない。

9/3 6:31

しつこくてスミマセン。
嬉しいもんで(笑)

9/3 7:05

まだ未踏の笠ヶ岳方面。

9/3 7:06

こんなとこも下っていきます。

9/3 7:19

絶景に隠れた、この険しさ伝わってますか？

9/3 7:34

天狗のコル。
岳沢からもここに来れます。破線ルートですけどね。

9/3 7:50

槍と裏銀座。

9/3 7:50

笠ヶ岳。

9/3 7:53

天狗岳の山頂。
山と高原地図では天狗岩になっていますね。

9/3 7:57

ここにまんまるの小さいネズミが数匹いました。
雷鳥より珍しいかも。

9/3 8:22

鎖を下りているのは西穂側からきたソロの女性でした。
このルートにソロの女性がそこそこ居て以外でした。

9/3 8:30

ここで奥穂側から物凄い音が(''◇'')ゞ
天狗岳から写真中央の稜線左側（影になってるところ）を通過していきますが、ここで人為的な落石。
誰も被害にあわなくて良かったですが、下に居たら間違いなくアウトでした。

9/3 8:49

あれが西穂かと思ったら赤岩岳でした((+_+))
それにしても雲が湯気のようです。

9/3 9:36

P1。西穂はもうすぐです。

9/3 9:36

人がたくさん見えますね。

9/3 9:44

約半年ぶりの西穂。
雪山とは違うけど、これも良いね。

9/3 9:44

笠ヶ岳入れてって言ったのに(;^_^A

9/3 10:02

この時間になると西穂山頂もガスってきた。
やはりこの時期は早朝登山が良いですね。

9/3 10:16

ピラミッドピーク。
かなり雲が多めになってきました。

9/3 10:35

独標。
ここは人がたくさんで標柱撮影するのも隙をみてって感じ。

9/3 10:51

独標からの下り。
こんなにガレてるんですね。
残雪期しか来たことなくて、歩いたことのあるルートだけど新鮮です。

9/3 11:01

丸山。
ガッスガス(笑)
こんな天気でも登山者はたくさんいましたよ。

9/3 11:09

ようやく西穂山荘。
腹へったー。

9/3 11:21

ということで定番の西穂ラーメン。

9/3 11:43

案の定、渋滞に巻き込まれる((+_+))
先日の白駒池と同じパターン。

9/3 12:04

西穂の登山口。
こんな風になっているんですね。

9/3 12:07

そしてロープウエイ駅。
長かったー、疲れた。
でも達成感ハンパない。

9/3 12:45

1時間前に西穂ラーメン食べたばかりですが2回戦です。

9/3 13:00

そしてソフトクリーム(^^♪

撮影機器：

IXY DIGITAL 920 IS CANON

iPhone SE Apple

装備

個人装備

雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 行動食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル ライター ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

tomochiaki

登山を始めた頃はその存在すら知らなかったジャンダルム。
少しづつ知識や経験を重ねていくうちに、いつか行ってみたいから行けるに変わったのは去年あたりから。しかし去年は中々踏み出せず今年に持ち越しになっていました。というか持ち越しになっている計画がいくつあることやら(笑)
それでもジャンダルムは特別な存在には違いなく、ようやく念願の登頂を果たすことができました。
当初は山友と二人で登る予定でしたが、直前で都合が悪くなりソロで登ることになりました。でも結果的にソロで挑んで大正解でした。やはり他人のことを気にしている余裕はないし、自分のペースで進めることでも集中力を高めてくれました。
初日の夕方と二日目のご来光はこれだけ見れただけでも十分といったくらいの絶景でしたが、ジャンダルムの初登頂もあり、とても思い出深い山行になりました(^^♪

コメント

yumi421

登頂おめでとうございます！
数年前奥穂から見たジャンダルム。初めて山で涙が溢れ胸が熱く苦しくなったことがありました。若い時に経験した初恋のような(笑)
いつか私も行ってみたい天使に会いたいと思って数年…
素晴らしい山行です！お疲れ様でした！
いつになるかわからないけど私もいつか行きます！

tomochiaki

Re: 登頂おめでとうございます！
ありがとうございます♪
やっぱりジャンダルムは特別な存在ですよね。
とてもハードな山行でした。
でも十分それに見合うだけの絶景と感動を頂きましたよ( ＾∀＾)
いつの日かジャンダルム登れると良いですね。