国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳(大弛峠からのピストン)
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- GPS
- 08:19
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,656m
- 下り
- 1,651m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:48
通過タイムはカメラの撮影時間から割り出しています
天候 | 晴れ&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(無料/8時前に到着時、駐車場はすでに満車のため250mほど山梨側に下った路肩に駐車) ※満車の場合、大弛峠の手前から車を停めてはいけない場所には 斜線が引いているので、それ以外の路肩に止めます |
コース状況/ 危険箇所等 |
●大弛峠〜国師ヶ岳 大弛小屋の脇から延びる登山道を進むと木階段が連続します。 前国師岳まではほとんどが木の階段です。 前国師岳を過ぎると三繁平で登山道は奥秩父主脈縦走路と 奥秩父最高峰の北奥千丈岳から黒金山・乾徳山方面との二股に分かれます。 縦走路を進むとすぐに国師ヶ岳山頂へと至ります。 ●国師ヶ岳〜東梓 国師ヶ岳山頂から縦走路を進むとすぐに天狗尾根との分岐が現れ、 その後縦走路は樹林帯の中をP2465、P2295、P2236と3つの小ピークを経由して 国師のタルまで一気に高低差450mほど下ります。 国師のタルから緩やかに登り返し、3つほど小ピークを越えると東梓へと至ります。 ●東梓〜甲武信ヶ岳 東梓からほどなく進むと山梨側に切り立った稜線に出ます。ここが両門ノ頭で、 国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳間のルートで唯一の眺望の開ける場所です。 その後、名前の割には眺望のない富士見を経て鞍部から一直線に高低差120mほど 登り返すと水師です。 2353で千曲川源流ルートと合流。高低差120mほどで甲武信ヶ岳山頂に到着です。 山頂直下はちょっとしたガレ場になっています。 |
写真
感想
朝5時。
赤岩岳を目指し宮城ゲートに到着すると、中房はおろか宮城ゲートの駐車場もすでに満車。
係員の人にゲートからさらに1km以上離れた駐車場に止めて
そこからバスに乗ってくださいと言われます。
これじゃ、登り始められる時間は何時になることやら。
合戦尾根は渋滞が予想され、思うように歩けないだろうし…。
「無理だ、時間ないわ」
ということではるばる北アまでやってきたにも関わらず別案を考えます。
移動時間を考えるともうあまり長い時間&距離を歩くこともできないし…、
こうなったら山域を変えちゃおうと奥秩父に向かいます。
奥多摩駅から瑞牆山荘まで奥秩父主脈縦走路で唯一繋がっていなかった
甲武信ヶ岳(正確には千曲川源流ルートの分岐)〜国師ヶ岳間を歩こうと。
この区間、ホントは西沢渓谷から廃道を辿り天狗尾根を登って周回したかったのですが、
急遽だったため他に良い案も思い浮かばず、ピストンするとします。
長い長いクネクネ道を辿って、8時に大弛峠に到着。
5時間以上運転しっぱなしでグッタリ&頭がボヤボヤで歩き出しました。
国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳は奥秩父主脈縦走路の中でも一番地味な区間かもしれません。
山と高原地図にも「平凡な尾根道」なーんてコメントが書いてあり、
そんなの他に見たことないぞ。
でも、歩いてみると確かに地味っちゃー地味ですが、
シラビソとコメツガの原生林の中、苔むした倒木や岩が何処までも続くルートは、
人も少なくて静謐の奥秩父らしさを満喫できます。
奥秩父とドップリと向き合いたい人にはオススメかな。
特に帰りの国師のタルから国師ヶ岳までの登り返しが長くてキツく感じましたが、
同時に国師ヶ岳の大きさも実感しました。
そうそう、今回の山行では甲武信ヶ岳の山頂でaonisaiさんと会いました。
最近、衝撃的な記録を拝見したばかりだったのでビックリ。
話を聞くと同じく大弛峠からとのこと。若くてよく歩けるナイスガイでした。
さて、今回の山行で奥多摩駅〜瑞牆山荘まで奥秩父主脈縦走路を繋ぐことができました。
改めて振り返るとすべて日帰りの山行でした。
それにしても…、
もうハイシーズンの中房には近づけないなぁ。
いずれ上高地とか南ア広河原のように直アクセスできなくなっちゃうのかな。
人がいっぱいでカラフルな北アから一転、
静かで地味色な奥秩父へ。
奥秩父はけっこう好きなエリアなので、
かえってこっちに転換できてラッキーでした。
このルート、ピストンでしたが行きも帰りも歩きごたえがありました。
とくに帰りの国師への登りがかなり長くかんじられて、
時間のわりに疲れました。
今回何気なくこれまで歩いたマップをみたら、
奥秩父は意外と歩いていて、あと西御殿岩〜雁峠間だけあるいたら、
ぜんぶつながることに気づいてしまい、
歩いてしまいたい気持ちになっています。
けど、danyamaがいっしょに歩いてくれるはずはなさそうなので、
機会があったら、ひさびさソロ歩きになるのかなと思っています。
この日、山頂でaonisaiさんにお会いしました。
元気で軽々と歩く好青年っぷりは、
先日のものすごい経験をされた方と思えないくらいでした。
またどこかでお会いできたら!と思います。
それにしても今週末の連休の天気はどうなることやら……?
おしまい。
コメント
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danyama家も中房温泉に撃退されましたか
私も7月に撃退されました。最近のシーズン中の合戦尾根の人気はちょっと異常で、深夜に到着しても駐車場に入れない状態でした。
路上駐車は路線バスの妨げになるし、空いている駐車場は遙か下。
結局私は諦めて沢渡に向かい上高地のハイキングになってしまいました。
ハイシーズンに中房温泉の駐車場に駐めるには、夕方下山してくる頃を狙うしか無いのかもしれませんね
でも怪我の功名、静かな奥秩父歩きも良かったのでは?
大弛の林道が通るまでは国師や北奥千丈岳は奥深い山だったのですが、今ではその先まで行かないと静かな奥秩父が味わえないのはちょっと寂しいですね。
赤岩岳狙い、danyamaさんなら湯俣から貧乏沢を詰めても日帰りで楽々行ってしまいそうですね
yamayaさん
こんにちは。
そーなんですか、中房は深夜INでもダメなんですね。
ウチはワンコがいるため、日帰りの場合でも夕方INはおろか深夜INも難しいんです。
紅葉終わりから雪が積もる前の短い期間をピンポイントで狙うしかありませんね。
奥秩父、よかったのはよかったのですが、
せっかくの晴れ&暑さも和らぎ森林限界上を快適に歩ける機会を
みすみす逃しちゃったいう気持ちがあったのと
よりによって雲が多いところを選んじゃってちょっと失敗したかもという気持ちもあり…。
でも、まぁ、あの時点ではベストな選択だったと思いたいですね。
>赤岩岳狙い、danyamaさんなら湯俣から貧乏沢を詰めても
>日帰りで楽々行ってしまいそうですね
→ここは軟弱に、上高地INで水俣乗越からがイチバン楽かなぁ、なんて(笑)
コメントいただき、ありがとうございます。
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