草紅葉の尾瀬ヶ原を歩く
- GPS
- 22:18
- 距離
- 55.7km
- 登り
- 2,156m
- 下り
- 2,151m
コースタイム
- 山行
- 7:13
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:34
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:42
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:02
天候 | 25日:晴れ 26日:晴れ 27日:晴れ、夜から雨 28日:雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
戸倉からバスにて鳩待峠入山 帰り:鳩待峠よりバスにて戸倉へ 戸倉からバスで沼田へ 沼田よりJRにて帰る |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全般的に良く整備されており歩き易い。但し、富士見峠〜尾瀬沼区間は人があまり入っておらず、道は荒れている。 ・雨が降ると木道は死ぬほど滑る ・至仏山周辺は蛇紋岩であり、これまた滑る |
写真
感想
今年は忙しく、休むべく休みを全く取れていないこと(夏休みも無かった)、仕事の都合も一息ついたので、5日間休みを貰った。これだけ休みがあれば、どこにでも行けるので、北アルプスの折立を起点とした黒部五郎、雲の平を周遊しようとしたが、折立へのアクセスが困難(9月になるとバスがほとんど無い)なので前から気になっていた尾瀬に行く事とした。
ガイドブックで検討した結果、アヤメ平、三条の滝、尾瀬ヶ原周遊、燧ヶ岳、至仏山を全て回ることとした(かなり贅沢)。がんばれば3日でいけるが、時間もたっぷりあるので4日間がゆっくり回る事とする。
バスタ新宿より夜行バスに乗り、戸倉に向かう。バスタ新宿が出来てから初めて来たが、かなり便利になった。以前は駅からのアクセスが判りにくかったが、だいぶ簡単になり、迷わなくなった。但し、かなりの人がバス待ちをしており、かなり混雑していた。
バスは空いており、2座席分使用出来たが、体勢が決まらず、あまり良く眠むれなかった。
まだ暗いうちに戸倉に着く。ここからは4:40発の鳩待峠行きまで待つ。
鳩待峠バスは満席で、でかいザックを抱えて座るのは苦痛であったが、30分ほどで到着したので、何とかなった。
準備を整えて出発する。今日はアヤメ平を経て、尾瀬沼ヒュッテで露営する予定である。
斜度のない登山道をゆっくりと高度を上げていく。所々、泥濘が多く、ズボンの裾を汚して不快である。
しばらくすると視界が開け、横田代に到着する。非常に気持ちの良いところである。至仏山も良く見えた。
もっと広いアヤメ平を過ぎたころから、溝おち付近の痛みがあり、歩行が困難になったため、鎮痛剤を飲んだ。過去にもこの痛みの経験がある。
高度を下げ、富士見峠に着く。富士見峠で小休止し、白尾山方面に向かう。
富士見峠からの登山道はあまり人が入っていないせいか、木道の破損が多く、また熊笹が木道は覆い隠す様に延びており、歩きにくい。更に泥濘が多かった。ズボンの裾汚れが気になったのでスパッツを着けた。すでに結構汚してしまったので、さっさと着ければ良かったと後悔した。
皿伏山を経て、大清水平の湿原出る。非常にきれいなところで気持ちが良かった。
大清水平を過ぎると尾瀬沼に出て、尾瀬沼山荘に到着する。目的地の尾瀬沼ヒュッテは目の前であるが、だいぶ疲労したので、小休止した。その後、尾瀬沼ヒュッテに到着し、テントを張った。テン場はデッキなので、平でテントも汚れないし、トイレも水洗で快適だった。体調が思わしくなかったが、ビールを飲んで、寝た。
2日目。予定ではサブザックで燧ヶ岳をピストンする予定であったが、体調が思わしくないので、燧ヶ岳には向かわず、見晴に向かう。紅葉した湿原を歩き、あっと言う間に見晴に到着する。一番乗りかと思ったが、すでに一張りテントが張られていた。
サブザックで三条の滝に向かう。木道の湿原を歩き、やがて森林となり、高度を下げていく。歩き安い木道から一転、泥濘と根っこの多い登山道となり、木道からの続きと考えると結構ハードである。
三条の滝に到着する。滝は大きく、かなりの迫力がある。滝見学用のデッキも良い位置に設置されており、珍しく滝全容が見えた。
滝を後にして、湿原に戻る。温泉小屋からは木道歩きなのでビールを飲む。まだ時間が早いので尾瀬ヶ原歩きをする。東電小屋からヨッピ橋、竜宮を通り、テントに戻る。ビールを飲んで、食事をした。今日は体調が良いので、明日はテントをデポして燧ヶ岳をピストンしようとしたが、8:30からヘリでの荷揚げがあり、テントを設営不可とのことなので、諦めることとした。
燧小屋では風呂に入れることなので(シャンプー、石けんは使用不可)、500円で風呂に入り、さっぱりした。
テントに戻り寝た。
3日目。今日は山ノ鼻に移動し、至仏山に登る予定とした。テントを片付け、出発する。紅葉した尾瀬ヶ原を縦断する。後方には燧ヶ岳に朝日があたり、前方には至仏山が大きく見えた。2時間ほどで山ノ鼻に到着する。
2時間前の撤収したテントを張り、サブザックで至仏山に向かう。登山道は蛇紋岩で非常に滑る。この登山道は登り専用であり、下ることは出来ないが、仮に下ることができたとしても、下る気にはなれない。
結構な急登が続き、山頂に到着する。山頂はかなり賑わっていたので、簡単な行動食をとり、下山を開始する。小至仏を経て鳩待峠に向かう。途中から登山道は木道となり、非常に歩きやすかった。
鳩待峠に着く。あとは戻るだけなので生ビールを飲んだ。そして速攻でテン場に戻る。まだ時間が早いのでテントを撤収して帰ることが可能であるが、せっかくなので泊まることとした。
ここのテン場はから下山口まで1時間程度なので泊まる人は少ない。ハイカーが沢山通り、テントが珍しいのか、結構ジロジロ見られるので、不快だった。またもやビールを飲んで食事をした。ここも風呂に入れるので風呂に入ってさっぱりした。
夜になると雨が降ってきた。雨は更に強くなり、テントを激しく叩いた。テントのグランドシート下に雨水が入ったせいか、テント室内からグランドシートを触るとブヨブヨとしていた。完全にテントを設営する場所を誤った。テントを設営する際、水たまりの様子があったが「まあいいか」と妥協してしまったのが失敗である。
夜中も雨は振り続き、雨音とテント浸水が心配でほとんど眠れなかった。
朝になっても雨は振っていた。小降りになるタイミングを見計らい、テントを撤収し、帰路についた。鳩待峠には7時前に到着したが、バスは無く、しばらく待った。戸倉でも温泉開館時間まで時間があり、待つこととなった。戸倉の温泉はぬるぬるとした質感で良い温泉だった。更に500円と良心的。
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