花の北岳 盛夏
- GPS
- 69:45
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 1,732m
- 下り
- 1,736m
コースタイム
8/11 白根御池小屋3:30〜6:50肩の小屋8;00〜8:35北岳9:00〜9:25肩の小屋13:00〜15:00白根御池小屋
8/12 白根御池小屋4:15〜7:35広河原山荘
天候 | 8月10日 晴れ 気温17度〜20度 8月11日 晴れ 気温10度〜20度 8月12日 快晴 気温10度〜17度 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘からバスを2つ乗り継ぎ、北沢峠経由で広河原まで行きます。 ●駐車場 仙流荘バス停横に350台の無料駐車場があります。 私が8月10日午前3時頃到着した時点で、空きは少なかったです。 8月の最繁忙期は満車になる可能性もあります。 http://www.inacity.jp/view.rbz?of=1&ik=0&pnp=14&cd=1263 ●バス 8/10 伊那IC2:30〜(自家用車)〜3:00仙流荘6:05〜(バス)〜6:50北沢峠7:30〜(バス)〜7:50広河原 仙流荘6時発のバスは夏季のみ 要注意 8/12 広河原9:00〜(バス)〜9:20北沢峠10:00〜(バス)〜10:50仙流荘 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 整備良好で標識も要所要所にあり、危険箇所はありません。 草スベリと大樺沢は高山植物が特に多いです。 ●登山ポスト 広河原インフォメーションセンター、広河原山荘 山梨県警はメールでも受け付けてくれます。 ●テント場 白根御池小屋テント場と肩の小屋テント場を使用 両方500円/一人 ●トイレ 御池小屋、肩の小屋、大樺沢二俣仮設トイレ すべてチップ制です。 ●危険箇所 ありません。小学校低学年の家族連れも居ました。 ●水場 御池小屋 無料 肩の小屋 100円/L 大樺沢 あちこちに小沢あり、上部に人為の施設ありません。飲料可能です。 ただし自己責任 ●携帯電話(au) 肩の小屋と北岳山頂で繋がり、メールを自宅に送りました。 御池小屋ではまったく繋がりませんでした。 ●下山後入浴 仙流荘600円 |
ファイル |
GPSログ 肩の小屋〜北岳山頂は記録ありません
(更新時刻:2011/08/16 21:16)
主要地点間の標高差、距離
(更新時刻:2011/08/16 21:17) |
写真
感想
北岳は今回はじめて登りました。晴天に恵まれ、登山路も危険を感じることもない山行です。新花の百名山にも選ばれた北岳は8月でも高山植物が多く、名前もわからないまま40種もの写真を撮りました。景色も花も堪能しました。
ただ、北岳肩の小屋で高山病と思われる軽い頭痛が出たので急ぎ下山するという難儀がありました。
●登山路
・広河原山荘〜白根御池小屋
標高差700mの登りです。約2時間45分かかりました。道は2250m地点で水平になるまで、ずっと登りです。平均斜度は23度ありました。結構急な登りの連続です。
前半は大樺沢沿い、あとは尾根に乗ります。危険な箇所はありません。
・白根御池小屋〜草スベリ〜北岳肩の小屋(往復)
標高差770m
草スベリの急坂を650m登ったあと小太郎尾根の緩やかな登りを150mです。私は3時間20分必要でした。草スベリは平均26度の大変な急坂ですが、危険箇所はありません。
高山植物の多いところです。撮影する場合は時間にゆとりをもって行きます。
・北岳肩の小屋〜北岳山頂
標高差193mで35分でした。森林限界を超えた岩稜帯ですが、危険箇所はありません。
復路
・白根御池小屋〜大樺沢〜広河原山荘
標高差700mの大樺沢沿いの道です。緩やか下りで、3時間20分かかりました。
支沢からの合流があちこちにあります。
水の補給の心配はないと思います。私もしっかり飲みました。
●花々
新・花の百名山にも選ばれた花の秀峰
40種ほどの写真を撮ったが、名前は下山後ネットで調べました。
ヤマレコ山行記録と共に公開しましたが、名前が間違っているかもしれません。
よく似た花でも別の種類だったりします。
幾つか名称不明の花があります。ヤマレコの質問箱で教えてもらいます。
●高山病
二日目に北岳山頂往復後、3000mの肩の小屋テント場で寝ていると軽い頭痛を感じました。
これは高山病だと直感し急ぎ御池小屋まで下山しました。
御池小屋で「医療班」の腕章をつけた男性を見かけたので、話しかけ相談しました。
・血圧が高いと出やすい
・頭痛と吐き気を感じ、酷くなると肺水腫になる
・北岳は一気に登れるので出やすい
・水と塩分をとるといい
・携帯酸素は一時的に楽になる
等々を教えて頂きました。
お薬を頂き飲んだら翌朝には回復しましたが、
今後は3000mでの宿泊は気を付けます。
●食料
いつもの事だが、多すぎました。
餅、サラダスパ、菓子を3.5キロぐらい持参したが、半分ほど持ち帰った。
「空腹恐怖症」克服が課題ですが・・・毎回同じ事を考え同じ過ちをします。
セブンイレブンの「セブンゴールドハヤシ」をサラダスパにかけて食べました。
非常に美味しい。お勧めです。
セブンゴールドはレトルトのようなパックに入っていますが、チルド商品であり10度以下の要冷蔵です。
レトルト食品のような強烈な加熱殺菌をやっていないので、味が良いと思います。
夏でも高山は10度から20度程度であり、短期間なら保存可能です。ただし自己責任です。
http://www.sej.co.jp/products/7gold1105.html
●テント
殆ど見ることのなくなったモンベルムーンライト儀
2300gもあり重く狭いが、結露少なく設営簡単なので気に入っています。
今回もテント内幕がやや湿ったぐらいで、結露には至っていません。
●チップトイレ
御池小屋のトイレは新しく水洗です。これが山中のトイレかと感心。
毎回チップを入れるのが面倒なので300円先に払っておきました。
●登山者数
下山日12日は大樺沢で多くの登り登山者と出くわしました。
文字通り老若男女です。
肩の小屋などは相当混むだろう。おふとん一枚に何人だろうと不遜な想像をしていました。
●ガス使用量
三食分使って、63gのガスを使用
どれもラーメンや、サラダスパゲッテイ+チルドハヤシ、粉末スープなど簡単な食品ばかりである。
●荷物重量
歩き出し時点で
基本重量11キロ、食品3.5キロ、水1キロ
合計15.5キロ位
食料は半分ぐらい持ち帰りました。高山病で一食抜いたのを差し引いても食料持ちすぎです。
反省
●GPSロガー
WPL2000というロガーを使用しました。実売価格1万円強程度です。GPX形式のログを添付ファイルに載せてあります。正確に軌跡を拾っていると思います。
GPSは取り付ける位置により、精度感度が大きく異なるようです。私はリュックの左肩ベルトにゴムバンドで取り付けました。
●高度計
地形的特徴の少ない登山路が続くので、高度計があると便利です。
広河原山荘1530m、御池小屋2230m、肩の小屋3000mなどで高度補正出来ます。
短調で長い登りの励みになります。
私はEMPEX社のフィールドシスコムIIを使用しております。キチンと補正すれば、
精度30m位で高度がわかります。
kahei1811 さん
素晴らしいです。ルートの記録や花の写真・・どれをとっても素晴らしいです
真っ暗な中、草すべりのあの急登を行くなんてスゴイです
山頂からの景色も羨ましいです
斜度ってGPSで算出できるんでしょうか?
(GPS持っていないもので)
aipapaさん
閲覧ありがとうございます。
草すべりはaipapaさんの山行記録や他の記録を見て、
私でも危険はないかなと感じたので早朝に出ました。
急坂ですが、危ないとこはないですね
斜面の角度は25000地図だけで算定できます。
2つの地点の距離と高度差があれば判ります。
小学生算数で出来る範囲です。
自分のよく知っている斜面の角度を知っていると、
比較できて便利ですね。
「あの坂よりきつい」とか、「緩やか」とか
また別の機会に方法を書きますね。
また、楽しい山行記を見せてくださいね。
楽しみにしております
kahei1811さん こんばんは
一足お先の北岳はこんな感じだったんですね。
御池小屋のお水は冷たくてとっても美味しいですよね。
あれが無料で飲み放題とは嬉しい限りです
私も食糧を持ちすぎてしまいます。今回も半分以上持ち帰ってきました。
一応ザックに詰める前に計算してるのだけど、直前に だの だのすぐ食べられるものを買ってしまい
あまり日持ちしないもんで、結局それらから食べ始めるので乾物が余るんですよね
なかなかこれで十分!ってラインが見つかりません。難しいですなぁ
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