二本杉峠から畦ヶ丸・白石峠へ〜丹沢湖の流域分水嶺を歩く。その4
- GPS
- 08:03
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,421m
- 下り
- 1,227m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:00
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは西丹沢ビジターセンター(17:05発)から谷峨駅まで路線バスを利用しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
細川橋から二本杉峠までは一般登山道となっていますが、一部通過に気を使うところがありますのでご注意ください。 二本杉峠から屏風岩山を経て大滝峠上に至るルートは破線ルートですが、特に危険と感じる箇所はありませんでした。ただ踏み跡不明瞭なところがありましたので道迷いにご注意ください。コース上に藪はありませんでした。地図は必携です。 白石峠から用木沢出合に下る道は下り始めが急でさらに枯れ沢の沢床を下るため想定以上に時間がかかりました。下りで利用される場合は余裕を持って行動されることをお勧めします。浮石での転倒にご注意ください。降雨時や降雨後は利用を避けたほうがよさそうです。 |
写真
感想
前回の続きで丹沢湖の流域分水嶺を歩いて来ました。今回は二本杉峠から畦ヶ丸に登りモロクボ沢ノ頭から分水嶺の続きを歩きます。
細川橋バス停から道標に従って行くと草に覆われた林道を進んで行きます。この林道は沢に下りて終わってしまいます。あれっ?おかしい。
辺りを見回すと山側に道標が見えましたので道を間違えたことに気が付きました。
林道に戻って道を探してみると擁壁に沿って道が付けられていました。しかも道標がありました。完全な見落としです。いきなりスタートからつまずきちょっと焦ります。
登山道に入るとあまり利用されていない雰囲気が漂ってます。鎖のあるトラバース道ではうっかり片足を滑らせてしまいヒヤリとしました。さらに先へ進むと崩壊地をトラバースする箇所がありますが、先ほどのこともありましたのでここは慎重に通過しました。この二ヶ所の通過はちょっと気を使ったほうがいいです。あとは植林の中を淡々と登って行くだけです。
二本杉峠にはベンチが二つ。周りは杉の植林で展望はありません。手持ちの古いガイドブックによれば別名富士見峠と呼ばれ、富士山の展望がよいと書いてありましたが、今は木立に邪魔されて見えなくなってしまったようです。ちょっと残念ですが、静かな峠です。
峠からは尾根に進まず巻き道を使います。この巻き道がちょっと曲者で通過に気を使うところがあります。足運びに注意が必要です。
コルになっているところから屏風岩山に向かう尾根に取り付きます。結構急な斜面を登りますのでご注意下さい。道標はありません。
左に進む道がありますが恐らく地蔵平に向かう道だと思われます。
尾根に乗ってしまえばあとは問題になるようなところはありません。所々踏み跡が不明瞭になりますが、尾根を外さず登っていけば問題ありません。
屏風岩山は山名から来るイメージと違い小さな手製道標と三角点があるだけの木立に囲まれた静かな山頂でした。展望はありません。
大滝峠上に向かう途中で朽ちたベンチの残骸を見つけました。大滝峠です。以前東海自然歩道がこの峠を越えて地蔵平に通じていました。その名残りでしょうか。峠の荒れた雰囲気がどことなく寂しげです。
さらに先へ進むと今度は信玄平に向かう旧東海自然歩道の入口があります。行き先表示が取り外されていて道標が寂しそうでした。
大滝峠上からは現役の東海自然歩道となりきちんと整備された道になります。屏風岩山方向を示す道標は設置されていませんでした。何でだろう?
標高が上がるにつれて木々の葉の色が何となく変わってきているようないないような・・・黄葉はもう少し先のようです。我慢の登りが続きます。
畦ヶ丸山頂は前回踏んでいるので今回はパスしても良かったのですが、やはり山頂を踏んでおかないと気持ち悪いので山頂を往復してからモロクボ沢ノ頭に向かいました。
モロクボ沢ノ頭から分水嶺の続きを歩きます。こちらは東海自然歩道(サブルート?)になっているようですが、利用される方が少ないのでしょうか?設置されているベンチがいづれも苔むしていて使えませんでした。メインルートとの格差が激しいと感じました。
白石峠が近づいてくるとコース脇に植生保護のフェンス現れてきます。フェンスのむこうの笹薮を見て気が付きました。これがこの尾根本来の姿なんですよね。実際数十年前はこういった笹を掻き分けて歩いた記憶があります。
鹿の食害というやつですね。フェンス近くは見事に食べられていました。目の当たりにしてちょっと複雑な気持ちになりました。
白石峠に到着して加入道山をピストンするか迷いましたが、バスの時間に間に合いそうもなかったので止めました。次回は白石峠から続きを歩きます。
白石峠からの下りはいきなりの激下りです。しかも階段が崩れていたりしてとても歩きにくくなっています。
さらに下って行くと枯れ沢の沢床を歩くようになります。浮石があってとても歩きにくいです。一回浮き石にのって転びそうになりました。皆さんも気をつけてくださいね。
この道は降雨時や降雨直後の通行は注意したほうがよさそうです。
枯れ沢をさらに下っていくと途中でいきなり水が湧き出していて流れを作っています。しかも結構な水量なので驚かされます。
数十年前に白石峠から水を汲みに下ったことがありますがこんな下まで下ったかしら?記憶が確かならもっと上のほうで水汲みが出来たと思うのですが・・・
白石の滝は残念ながら木々に邪魔されて全体が見えませんでした。滝の落ち口が僅かに見えるだけです。是非お姿を拝見してみたいですね。
何度か沢を渡り返して林道にたどり着けばあとは西丹沢ビジターセンターまで舗装路を歩くだけです。最後にバス停に到着してゴールです。お疲れ様でした。
ちょっぴり秋の雰囲気が感じられた1日でした。満足です。
これからの山行は楽しみですね。
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