便ヶ島から茶臼岳、聖岳周遊
- GPS
- 19:42
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 3,065m
- 下り
- 3,052m
コースタイム
4:26便ヶ島-4:56易老渡-8:49易老岳9:01-10:31希望峰(仁田岳往復)11:17-12:05茶臼岳-12:37茶臼小屋
8/12
4:09茶臼小屋-5:56上河内岳-7:44聖平小屋8:02-8:23薊畑-10:11聖岳10:34-12:06薊畑-14:59西沢渡-15:40便ヶ島
天候 | 1日目 曇り 稜線はガスで風強し 2日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
アクセスは飯田ICから2時間程度。落石による通行止めに注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・ぬかるみ箇所 易老岳と希望峰の間に若干ぬかるみ箇所がある程度 ・岩場他危険箇所 崩壊地脇を通る箇所(南岳と聖平の間)もありますが、危険というほどではありません。 基本的には南アルプスらしく体力勝負 ・指導標識、整備状況 よく整備されています。精神的にもつらい易老渡から易老岳、西沢渡から薊畑の登りには、それぞれ距離数、標高を記したプレートがあります。 ・水場 茶臼小屋、聖平小屋で給水可能(無料) 小聖岳の先にある水場は、足元が悪いため、「危険」マークが赤ペンキで書かれていました。 |
写真
感想
お盆休みは南アルプス第2弾ということで、便ヶ島から茶臼、聖への周遊コースです。
前日に便ヶ島に入ろうとしたところ、林道入口である上島トンネル脇に「通行止め」「便が島へは行けません」の看板があり、早くも「敗退」ムード。念のため聖光小屋に電話してみると、「夕方には通行できるのでは」という返事。仕方ないので、行ける所まで進むこととします。発電所へ下る手前に問題の崩落個所があり、工事車両が止まっていました。作業員に確認すると通行OKで今日中には土砂も撤去でき、あす以降は問題ないだろう(ただし他の箇所で崩落が起きなければ・・・)とのこと。作業員の指示で、いまだ砂がパラパラと落ちてくる路面をゆっくりと進みます。(今回の行程で一番緊張した瞬間です)
なお、工事等の情報は聖光小屋に入るので、不安な場合は電話して聞くのが確実です。(小屋は主が一人で切り盛りしているので留守電が多いですが)
初日は朝方若干青空が見えたもののずっと曇り空。風もあったので、易老岳の単調な登りは楽でした。半ばを過ぎると光小屋宿泊組とすれ違うようになりましたが、今朝は展望なしとのこと。あわよくば聖平小屋までとの頭もありましたが、天候も不安なので無難に茶臼小屋泊まりにします。稜線は所々風が強く、仁田岳もピストンしましたが、ガスで光岳さえまともに見えず。
昼過ぎには小屋に入り、名物?の刺身付き夕食を食べて、明日の天候回復を祈りました。
かいこ棚の上段はほとんど空いていて、この時期としてはゆったりとしていました。
翌朝(未明)は満天の星空。まず上河内岳に向かいますが、東の空が朱に染まり、「今日はいけるかも」と俄然やる気が出ます。(かといってペースが上がるわけではありませんが)
途中の岩場ではライチョウの親子も見かけました。
上河内からは聖も光もバッチリ。南岳へ向かう道では様々な花が咲き、歩いていて飽きません。聖平から薊畑にかけてもお花畑で、多数の蝶(ベニヒカゲが多い)が舞っています。
聖岳へは聖平小屋か薊畑にザックをデポして登られる方が多いですが、念のため雨具とかも持っていきたいので、そのまま登ります。
小聖岳で小休止し、いよいよ本格的な登りに入ります。ここから先は斜度がきつく、まともに休む場所がないので、ゆっくり登っていきます。下りもスリップには気をつけたいところ。
そして念願の聖岳山頂。360度の展望に疲れも忘れます。これで南アルプスの3000m峰は全てクリアすることができました。そういえば、南アルプスでは天候に恵まれたことが多かったです。(北アルプスは悪天候に泣くことが多かったですが)
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