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記録ID: 128679
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

【山梨県】初めての富士山 (富士スバルライン五合目から吉田口ルート〜お鉢めぐり)

2011年08月17日(水) ~ 2011年08月18日(木)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.6km
登り
1,628m
下り
1,615m

コースタイム

■8月17日(水)
12:17富士スバルライン五合目 - 12:56六合目 - 14:00七合目(花小屋) - 15:52八合目(太子館) - 16:54元祖室
■8月18日(木)
6:08元祖室 - 8:28吉田口ルート山頂 - 9:33剣ヶ峰 - 11:00下山開始 - 14:00富士スバルライン五合目
天候 ・8月17日(水):晴れ
・8月18日(木):晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
京王バスが運行している「ハイウェイバス・ドットコム」で、新宿〜富士山五合目線のバスを利用しましたが、往復とも予定より1時間近く到着が遅れました。行きは、富士山三合目から五合目までのマイカー渋滞で、帰りは中央高速の渋滞でした。
コース状況/
危険箇所等
・思ったよりも難所が多い印象でした。ザレ場を淡々と登っていくのかと思いきや、岩をよじ登っていくクサリ場や急登があんなにあるとは思いませんでした。
・今回泊まった山小屋は清潔で、満室にもかかわらず従業員の方の接客が丁寧かつ行き届いていました(あくまで山小屋としての評価ですが)。ただ、一枚の布団に二人が寝る環境は「寝る」というよりも体を横たえて休ませる程度と思った方がいいでしょう。
・延々と、砂まじりのザレ場が続く下り道は、スパッツとダブルストックが必須です。
・富士山のトイレは、山小屋だけでなく、富士スバルライン五合目の飲食店も含めてすべてチップ制です。小銭を用意しておかないと困ったことになります。
富士スバルライン五合目。標高2305m。マイカー渋滞のため、バスは予定より1時間15分遅れて到着。
登山客ばかりでなく、普通の観光客も多い。
2011年08月17日 12:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 12:12
富士スバルライン五合目。標高2305m。マイカー渋滞のため、バスは予定より1時間15分遅れて到着。
登山客ばかりでなく、普通の観光客も多い。
吉田口ルートの始まり(昔は河口湖口と呼ばれていた)。事前に聞いていた通り、はじめはゆるやかな下り坂で、早足になりそうなのを我慢しながら、ゆっくり歩く。
2011年08月17日 12:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 12:20
吉田口ルートの始まり(昔は河口湖口と呼ばれていた)。事前に聞いていた通り、はじめはゆるやかな下り坂で、早足になりそうなのを我慢しながら、ゆっくり歩く。
泉ヶ滝の分岐。
右側を登っていく何の変哲もない道が、富士山頂へと続く登山道の始まり。
2011年08月17日 12:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 12:30
泉ヶ滝の分岐。
右側を登っていく何の変哲もない道が、富士山頂へと続く登山道の始まり。
五合目を出発してから30分ほどで六合目に到着。晴れてはいるが上の方は雲で隠れている。山肌に張りついているはずの山小屋もここからは見えない。
2011年08月17日 12:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 12:56
五合目を出発してから30分ほどで六合目に到着。晴れてはいるが上の方は雲で隠れている。山肌に張りついているはずの山小屋もここからは見えない。
ゆるやかな傾斜を登りだす。
今日泊まる山小屋まで、約900mの標高差。
2011年08月17日 13:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 13:08
ゆるやかな傾斜を登りだす。
今日泊まる山小屋まで、約900mの標高差。
目の前に迫ってくる大きな雲で、かなりの高度にいることが実感できる。
2011年08月17日 13:21撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 13:21
目の前に迫ってくる大きな雲で、かなりの高度にいることが実感できる。
一定のペースで、ひたすらジグザグ道を登る。日差しは強いが、乾燥した風が汗ばんだ体に気持ちいい。
2011年08月17日 13:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 13:24
一定のペースで、ひたすらジグザグ道を登る。日差しは強いが、乾燥した風が汗ばんだ体に気持ちいい。
登っている時は感じなかったが、振り返るとかなりの傾斜だということがわかる。
2011年08月17日 13:37撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 13:37
登っている時は感じなかったが、振り返るとかなりの傾斜だということがわかる。
ようやく七合目の山小屋が連なるように見えてきた。道はこのあたりから急に岩場になる。
2011年08月17日 13:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 13:58
ようやく七合目の山小屋が連なるように見えてきた。道はこのあたりから急に岩場になる。
七合目の最初の山小屋である花小屋に到着。ここは標高2700m。
七合目の最初の山小屋である花小屋に到着。ここは標高2700m。
花小屋から先は、連続的に山小屋が続くのだが、岩盤に建てられているせいか、そのすべてがこのような岩場の急坂でつながっている。
2011年08月17日 14:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 14:12
花小屋から先は、連続的に山小屋が続くのだが、岩盤に建てられているせいか、そのすべてがこのような岩場の急坂でつながっている。
七合目トモエ館。
富士山の山小屋にしては珍しく、個室があるらしい。
2011年08月17日 14:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 14:18
七合目トモエ館。
富士山の山小屋にしては珍しく、個室があるらしい。
赤い鳥居が目印の鳥居荘。なかなか傾斜がきつい。
2011年08月17日 14:54撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
8/17 14:54
赤い鳥居が目印の鳥居荘。なかなか傾斜がきつい。
鳥居荘の前のベンチ。
この頃になると息があがってきて、山小屋に着くたびにベンチで休むようになる。
鳥居荘の前のベンチ。
この頃になると息があがってきて、山小屋に着くたびにベンチで休むようになる。
次の山小屋への岩場。
金剛杖を持った人達が多いが、こんな岩場では使いづらいだろう、と思う。
2011年08月17日 15:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 15:02
次の山小屋への岩場。
金剛杖を持った人達が多いが、こんな岩場では使いづらいだろう、と思う。
東洋館のベンチから下を見下ろす。これまで登ってきた道がジグザグに見える。右手奥に見える明るい緑は、自衛隊の演習場らしい。
2011年08月17日 15:09撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 15:09
東洋館のベンチから下を見下ろす。これまで登ってきた道がジグザグに見える。右手奥に見える明るい緑は、自衛隊の演習場らしい。
東洋館を過ぎると、長い岩場が待っている。この辺はかなりきつかった。
ストックを使うより、軍手か手袋をはめて、よじ登った方が楽。
2011年08月17日 15:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 15:20
東洋館を過ぎると、長い岩場が待っている。この辺はかなりきつかった。
ストックを使うより、軍手か手袋をはめて、よじ登った方が楽。
ただ、景色は最高。雲よりも高い場所にいることがわかる。
2011年08月17日 15:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 15:35
ただ、景色は最高。雲よりも高い場所にいることがわかる。
いよいよ八合目の山小屋、太子館に着いた。ここは標高3100m。
2011年08月17日 15:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 15:51
いよいよ八合目の山小屋、太子館に着いた。ここは標高3100m。
太子館を過ぎると、また砂礫のジグザグ道になる。この辺りの高度になってくると肌寒くなってきたので、レインジャケットの上着と防寒手袋を着用した。
2011年08月17日 16:21撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 16:21
太子館を過ぎると、また砂礫のジグザグ道になる。この辺りの高度になってくると肌寒くなってきたので、レインジャケットの上着と防寒手袋を着用した。
頭上を見上げると、白雲荘のテラスが見える。
2011年08月17日 16:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 16:38
頭上を見上げると、白雲荘のテラスが見える。
白雲荘のテラスから見下ろしたところ。まだまだ人が登ってくるのが見える。
2011年08月17日 16:43撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 16:43
白雲荘のテラスから見下ろしたところ。まだまだ人が登ってくるのが見える。
白雲荘のテラスにあるベンチ。空中に浮いているようで、背もたれにもたれかかるのが怖い。
2011年08月17日 16:46撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 16:46
白雲荘のテラスにあるベンチ。空中に浮いているようで、背もたれにもたれかかるのが怖い。
ようやく夕方5時前に、今夜泊まる山小屋、元祖室(がんそ・むろ)に到着。ここは標高3250m。
今のところ高山病の気配は無いので、一安心。
2011年08月17日 16:54撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 16:54
ようやく夕方5時前に、今夜泊まる山小屋、元祖室(がんそ・むろ)に到着。ここは標高3250m。
今のところ高山病の気配は無いので、一安心。
到着した順番に夕食が出される。5時30分に食べたカレーライス、ウインナー添えの夕食。
朝食の弁当も、このとき別に手渡される。
2011年08月17日 17:28撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 17:28
到着した順番に夕食が出される。5時30分に食べたカレーライス、ウインナー添えの夕食。
朝食の弁当も、このとき別に手渡される。
ご来光登山を目指す人が多く、夜7時には周りの人は続々と就寝。眠れる訳がなく、外で時間をつぶすにも凍えるような寒さだったので、iPodを聞きながら横たわっていた。
2011年08月17日 18:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 18:35
ご来光登山を目指す人が多く、夜7時には周りの人は続々と就寝。眠れる訳がなく、外で時間をつぶすにも凍えるような寒さだったので、iPodを聞きながら横たわっていた。
この日は満室だったので、この寝所もすぐにすし詰め状態。ただ、ご来光登山のために夜中にはほとんどの人が出発してしまったので、朝までほぼ独り占め状態でぐっすり眠れたのが、不幸中の幸い。
2011年08月17日 17:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/17 17:18
この日は満室だったので、この寝所もすぐにすし詰め状態。ただ、ご来光登山のために夜中にはほとんどの人が出発してしまったので、朝までほぼ独り占め状態でぐっすり眠れたのが、不幸中の幸い。
翌朝5時、山小屋の前から、ご来光を見る。手前に勾玉のように見えるのは富士五湖のひとつ、山中湖。
この時ばかりは、ダウンジャケットを着ないと我慢できない寒さだった。
2011年08月18日 05:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
2
8/18 5:07
翌朝5時、山小屋の前から、ご来光を見る。手前に勾玉のように見えるのは富士五湖のひとつ、山中湖。
この時ばかりは、ダウンジャケットを着ないと我慢できない寒さだった。
朝6時過ぎに山小屋を出て、山頂を目指す。今日も良い天気。ご来光登山のラッシュが過ぎた後なので、ほとんど人のいない道を、マイペースでゆっくり歩きだす。
2011年08月18日 06:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 6:08
朝6時過ぎに山小屋を出て、山頂を目指す。今日も良い天気。ご来光登山のラッシュが過ぎた後なので、ほとんど人のいない道を、マイペースでゆっくり歩きだす。
富士山ホテルの横にある、人がすれ違えないほどの狭い道にちょっとびっくり。気をつけないと、足を踏みはずしそうで怖い。
2011年08月18日 06:42撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 6:42
富士山ホテルの横にある、人がすれ違えないほどの狭い道にちょっとびっくり。気をつけないと、足を踏みはずしそうで怖い。
本八合目トモエ館を過ぎると、いよいよ山頂が見えてくる。
2011年08月18日 06:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 6:47
本八合目トモエ館を過ぎると、いよいよ山頂が見えてくる。
この辺になると空気が薄くなっているのがわかる。深く息を吐き出す深呼吸を繰り返す。結構な高度の割には暑くなってきたので、防寒のために着ていたレインウェアを上下とも脱いだ。
2011年08月18日 06:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 6:49
この辺になると空気が薄くなっているのがわかる。深く息を吐き出す深呼吸を繰り返す。結構な高度の割には暑くなってきたので、防寒のために着ていたレインウェアを上下とも脱いだ。
ふと左を見ると、大勢の人が続々と歩いているのが見えた。後でわかったが、これは下山専用の道らしい。時間的にも、山頂でご来光を見た人たちが、お鉢めぐりを終えて帰るところだろうか。
2011年08月18日 06:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 6:53
ふと左を見ると、大勢の人が続々と歩いているのが見えた。後でわかったが、これは下山専用の道らしい。時間的にも、山頂でご来光を見た人たちが、お鉢めぐりを終えて帰るところだろうか。
最後の山小屋、御来光館。
2011年08月18日 07:07撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 7:07
最後の山小屋、御来光館。
ここから先は、山頂まで登るのみ。
なだらかに見えるが、空気が薄いので、10分置きくらいに休みながら登っていった。
2011年08月18日 07:08撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 7:08
ここから先は、山頂まで登るのみ。
なだらかに見えるが、空気が薄いので、10分置きくらいに休みながら登っていった。
途中でへばって休んでいると、小学生の集団に先を越されてしまった。
2011年08月18日 07:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 7:24
途中でへばって休んでいると、小学生の集団に先を越されてしまった。
最後は、かなりきつい傾斜の岩場が待っていた。
みんな同じくらいツライのか、歩みが遅くなって、山頂手前でダンゴ状態になっている。
2011年08月18日 08:14撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 8:14
最後は、かなりきつい傾斜の岩場が待っていた。
みんな同じくらいツライのか、歩みが遅くなって、山頂手前でダンゴ状態になっている。
そして、いよいよ山頂の鳥居が見えてきて、
2011年08月18日 08:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 8:24
そして、いよいよ山頂の鳥居が見えてきて、
山頂に到着!
2011年08月18日 21:22撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 21:22
山頂に到着!
山頂では大勢の人が休んでいるが、これでもピークは過ぎた状態なんだろう。
自販機で、400円の缶コーヒーを買って飲む。
2011年08月18日 08:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 8:55
山頂では大勢の人が休んでいるが、これでもピークは過ぎた状態なんだろう。
自販機で、400円の缶コーヒーを買って飲む。
山頂から下を見ると、まだまだどんどん登ってくる。
2011年08月18日 08:57撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 8:57
山頂から下を見ると、まだまだどんどん登ってくる。
時間がないので、さっそく火口の周りを一周する、お鉢めぐりを開始。
草一本生えていない、荒涼とした風景が広がっている。
2011年08月18日 09:03撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 9:03
時間がないので、さっそく火口の周りを一周する、お鉢めぐりを開始。
草一本生えていない、荒涼とした風景が広がっている。
左下に見える白い楕円形は万年雪。
溶け出た水を回収しているように見えた。
2011年08月18日 09:15撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 9:15
左下に見える白い楕円形は万年雪。
溶け出た水を回収しているように見えた。
富士山頂の西の端から見た雲海。もう少し雲が少なければ、南アルプスが見えていたはずの方角。
この岩は、ずっと昔からここにあるのだろうか。
2011年08月18日 09:20撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 9:20
富士山頂の西の端から見た雲海。もう少し雲が少なければ、南アルプスが見えていたはずの方角。
この岩は、ずっと昔からここにあるのだろうか。
まるで中世のお城か要塞のようにそびえている岩の塊が、日本最高峰の剣ヶ峰。
てっぺんにある観測所は2004年から無人になっているが、今でも自動で観測を続けているという。
2011年08月18日 09:23撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 9:23
まるで中世のお城か要塞のようにそびえている岩の塊が、日本最高峰の剣ヶ峰。
てっぺんにある観測所は2004年から無人になっているが、今でも自動で観測を続けているという。
富士山の噴火口、大内院(だいないいん)。
恐る恐る覗き込んでいた小さな女の子が、ホッとしたように「火口がふさがってるから、落っこちても大丈夫じゃん」と言っているのが聞こえた。オイオイ。
2011年08月18日 09:33撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 9:33
富士山の噴火口、大内院(だいないいん)。
恐る恐る覗き込んでいた小さな女の子が、ホッとしたように「火口がふさがってるから、落っこちても大丈夫じゃん」と言っているのが聞こえた。オイオイ。
正真正銘の日本最高峰、3776mの剣ヶ峰に立つ。
この撮影スポットは、順番待ちで10〜20分の行列ができている。
2011年08月18日 21:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 21:24
正真正銘の日本最高峰、3776mの剣ヶ峰に立つ。
この撮影スポットは、順番待ちで10〜20分の行列ができている。
通称、馬の背から観測所を振り返ったところ。
この日は、東京で今年いちばんの暑さだったらしいが、快晴の富士山頂も風さえ避けられれば薄着で歩けるほどだった。
2011年08月18日 09:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 9:58
通称、馬の背から観測所を振り返ったところ。
この日は、東京で今年いちばんの暑さだったらしいが、快晴の富士山頂も風さえ避けられれば薄着で歩けるほどだった。
剣ヶ峰を別の角度から撮影。火口から天に向かって、ぐぐっと伸びている様子がわかる。
富士山頂には、このような小さい山がいくつもあって、お鉢めぐりはなかなか楽しかった。
2011年08月18日 10:00撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 10:00
剣ヶ峰を別の角度から撮影。火口から天に向かって、ぐぐっと伸びている様子がわかる。
富士山頂には、このような小さい山がいくつもあって、お鉢めぐりはなかなか楽しかった。
約1時間半かけて、富士山の火口をぐるっと回り、元の場所に戻ってきた。
休憩したあと、右下に見える鳥居をくぐって、下山することにする。
2011年08月18日 10:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 10:26
約1時間半かけて、富士山の火口をぐるっと回り、元の場所に戻ってきた。
休憩したあと、右下に見える鳥居をくぐって、下山することにする。
何ともダイナミックな景色の下山道!
こんな景色が見られるのは、富士山だけかもしれない。
2011年08月18日 11:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 11:04
何ともダイナミックな景色の下山道!
こんな景色が見られるのは、富士山だけかもしれない。
この先は、ザレ場の下り道が標高差1000m近く、延々と続くのでつらかった。
ときどき、山肌を上がってくる雲に包まれると、涼しかった。
2011年08月18日 11:38撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 11:38
この先は、ザレ場の下り道が標高差1000m近く、延々と続くのでつらかった。
ときどき、山肌を上がってくる雲に包まれると、涼しかった。
20回近く折り返して、ようやく最後の傾斜道。
この辺になると、山頂と違って土が赤いことがわかる。
2011年08月18日 12:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 12:53
20回近く折り返して、ようやく最後の傾斜道。
この辺になると、山頂と違って土が赤いことがわかる。
落石避けのシェルター。中は階段状になっている。なぜか、誰も中を歩こうとしない。
2011年08月18日 12:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 12:59
落石避けのシェルター。中は階段状になっている。なぜか、誰も中を歩こうとしない。
六合目を過ぎて、ゴールが見えてきた。
2011年08月18日 13:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 13:47
六合目を過ぎて、ゴールが見えてきた。
富士スバルライン五合目に到着。
帰りのバスにも間に合った。
2011年08月18日 14:01撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
8/18 14:01
富士スバルライン五合目に到着。
帰りのバスにも間に合った。
撮影機器:

感想

 今さらながら、初めて富士山に登ってきました。7月に予定していた白馬岳行きが大雨のために中止となってしまったので、その代わりを兼ねてです。
 今回は無理をせず、山梨県側の吉田口ルートを使い、八合目の山小屋に一泊して、小屋でご来光を見たあと山頂を目指す、という日程を立てました。選んだ日は天候も良く、結果的にはこれが正解でした。

 ただ、事前に下調べはしたつもりだったのですが、想定外のことが起きたのが、高速バスの到着が1時間15分遅れたことです。特にマイカー渋滞で、富士山三合目から五合目までの間に1時間もかかりました。まあ考えようによっては、かえってこの渋滞待ちの時間に、体が高度に順応できていたかもしれません。

 あと、富士山というのは、淡々とザレ場のような道を登っていくものと思っていたら、岩場をよじ登っていくクサリ場や急坂が意外と多かったのにも戸惑いました。こういう所は手袋をはめて、手足を使ってよじ登っていく方が楽でした。金剛杖を持っている人が結構いましたが、かなり大変そうでした。ストックも使いづらいんじゃないかと思います。

 山小屋は、思っていたイメージよりも清潔で丁寧でした。寝る時は、すし詰め状態だったのですが、ご来光登山のために夜中に出発する人がほとんどで、深夜から明け方にかけては、独り占め状態でぐっすり眠れました。
 高山病にはなりませんでしたが、山小屋に着いてからカフェイン禁断頭痛に悩まされました。早めの就寝に備えてコーヒーを飲まずにいたら案の定頭痛が起きたので、夜中にホットコーヒーを飲んだら徐々に収まり、結局朝まで熟睡できました。

 山頂に着いてすぐに、帰りの時間を気にしながらお鉢めぐりをしましたが、適度なアップダウンのあるトレッキングコースといった感じで眺望も良く、今回いちばん楽しめました。剣ヶ峰に登ることも含め、お鉢めぐりはお薦めです。

 下山時は、砂ぼこりの舞うザレ場のジグザグ道が延々と続きます。登りの時の高揚感も無く、とにかく標高差1000mをひたすら下りるだけなので、さすがにうんざりしました。この下りを経験してしまうと、もう一度登ろうという気にはなかなかなりませんね。

 ふだんは多いと聞いていた外国人の姿は数組しか見かけませんでした。まだ日本に対する風評が残っているのでしょうか。

■持って行って役に立ったもの(どれも当たり前のものばかりですが)
・レインウェア(雨は降らなかったが、防寒/防風のため)
・防寒用の手袋(軍手では高度の風・寒さには不十分)
・ダウンジャケット(ご来光を見る早朝時だけ)
・アイマスク(山小屋で寝る時に)
・大判のウェットティッシュ(乾燥していて、埃だらけになるので)
・スパッツ(登りは使わなかったが、下山時は必須)
・ストック(登りは使わなかったが、下山時はあった方がいい)
※あくまで、天候が晴れていた時の感想です。

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