中房温泉・燕岳・東餓鬼岳・清水岳アラウンド(後半は超藪こぎ)
- GPS
- 11:08
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,577m
- 下り
- 2,645m
コースタイム
7:16 燕山荘
7:35 燕岳
8:50 東沢乗越
9:27 東沢岳(ここから藪こぎ)
10:25 東餓鬼岳
11:45 清水岳
13:36 2283mピーク
14:57 赤テープ発見(ここから登山道に戻る)
16:00 有明壮
16:07 駐車場
天候 | 7/9 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
燕岳登山の人が北燕岳までは足を延ばすようです(コマクサの見る関係かな?)が、餓鬼岳へ縦走する人が少ないので、北燕を過ぎるとシーズン初期には残雪が残っていたり、一部明瞭でないところもあります。 東沢岳から東餓鬼岳・清水岳へは登山道はありません。完全に藪こぎの世界です。 東餓鬼岳へは森林限界の上なので、視界があれば(ガスっていなければ)何とか稜線越しにルートが取れます。 東餓鬼岳から清水岳へは樹林帯の中を行きますし、迷いやすいところが随所にあります。普段地図を見て登山をしていない人は絶対行かない方が良いです。 最近国土地理院の地図ではなくてエリアマップを広げている人を見かけますが、あれでは地形は判断できないと思うのですが、・・・。 自分の場合、GPS(コロラド300)を使っていますが、GPSを使っていても本間違えること数回。(実はこの日、コンパスを忘れたのでした) 人の多いところが嫌いな人、静かなところが好きな人、しっかりと読図ができるひと、熊の糞に驚かない人(結構いたるところにある)は良いコースかも。 笹藪なら複数で行ったとき、後の人が楽になりますが、ハイマツやましてや石楠花の藪となればもう人数は関係ないですね(なぎ倒せば別ですけどね) まあ、普通の登山に飽きた人、読図の練習をしたい人にお勧めです。 |
写真
感想
アップが遅れたのは、
H23年7月9日に日帰り登山をしています。
このときはまだヤマレコの記録の登録の仕方をマスターしていませんでした。
8/4〜8/7東沢谷遡行の後、使い方をやっとマスター。
東餓鬼岳で検索してみると、自分の1週間後にやはり単独でこのコースを歩いている人の記録がありました。彼も藪こぎに苦労したようです。(藪こぎに苦労しない人はいないか!)
似たような記録にはなりますが、彼は自分が今回最大の激戦した箇所は問題なくクリアした(要するにそこは登山道を通っていたと思われる)ようです。
如何に登山道を外せば大変かがわかります。
藪こぎについて
東沢岳から藪こぎになることは勿論予想していましたが、これほど苦戦するとは思ってもいませんでしたね。
ハイマツは時にはかき分けていきますが、密なところはハイマツの上を浮遊して歩きます。が、足を踏み外せば、ジャングルジムで足を踏み外した状態と言って良いでしょう。立ち上がるのが大変。
石楠花の密なところの藪こぎとなれば、もうハイマツ以上。ハイマツはある程度枝の伸びる向きに方向がそろっていますが、石楠花はでたらめ。3次元で絡まっている感じですね。
このところの写真があれば良いのですが、かなり必死で写真を撮る余裕がなかったです。
今回一番苦戦したところは、そのまま尾根を行けばやがて有明山との登山道に出会う予定でしたが、地図を見て下に下ったのでした。ところがGPSを見るとその登山道を過ぎている?あれ、登山道通っていないよな?登り返します。やっぱり登山道はない。ひょっとして廃道になったのかな?と勘違いして、
じゃ適当にGPS見ながら降りたのですが、これが大変。時々2mくらいの崖にぶち当たる。今回ザイル持ってきていなかったのを後悔。着地点が平なので意を決してジャンプして降りること2回。
またあまりにも急な草地を降りているため、自然靴セード(要するに滑っている)になることも。
赤テープを見つけたときは、助かったと思いました。
(このもし登山道をはずして歩くのなら、もっと上のほうで尾根越しに歩いていたと思う)
この藪こぎ登山のおかげで、東沢谷遡行のとき最後の詰めでハイマツの藪こぎがありましたが、少し余裕でした(そうは言っても、めっちゃ大変ですけどね)
物理的な大変さよりも、心理的に余裕が欲しいですね。こういう大変なことを経験していくと余裕が出てくるのかな?
今回コンパスを忘れてしまったのですが、やっぱりGPSだけでは難しいところがあります。
ちなみに,GPSは自分が立ち止まっているとGPSの誤差の範囲で迷走します。歩き出せばはっきりとするのですが。だから、尾根が2本に分かれるところは少し歩かないと気付かないのです。このときコンパスがあれば間違いはカバーできるかな。
藪こぎの服装について
どんなに暑くても肌を露出しないこと。
今回、下はロングソックスと7分タイツ(トレラン的スタイル)でした。ソックスは藪こぎでずたずたになりました。タイツも何箇所か穴が開きました。脛も何箇所も切りました。
サッカーで使用する脛当てが良いのではと思っていますが,今度藪こぎが予想されるときに試してみようと思います。
上の服は半袖でしたが、傷つくことなくすみましたが、長袖の方がベターでしょう。 ヘルメットもあったほうが良いでしょう(今回使用していない)
しばらく、こういう藪こぎ登山は沢山だと思いましたが、たまには良いかな?
ちなみに、今回北燕岳から有明壮横に下山するまで誰にも会いませんでした。
今回のコース、普通に登山道が出来ても良いと思うのですが、出来ない(造らない)のは何か訳があるのかな?
もし登山道があれば、東沢乗越から沢沿いに中房温泉に降りるコースより楽だと思うのですが、・・・。
普通の登山に飽きた人は、トライしてみてください。
最後に、アメブロのブログ『虻蜂取らずと言うけれど』http://ameblo.jp/abuhachi-nepal-ashok/day-20110710.html もよろしく
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