ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 131141
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【巻機山】一回で二度おいしい山

2011年08月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:39
距離
12.2km
登り
1,447m
下り
1,451m

コースタイム

5:07登山口-5:28三合五勺-5:37四合目-6:10五合三勺-7:19七合五勺-7:30八合目-7:48九合目-7:56避難小屋-8:20御機屋(信仰上の頂)8:23-8:31ケルン(最高地点)8:50-9:17避難小屋(トイレ休憩)9:24-10:09六合七勺-10:24六合目-11:10四合目-11:26二合五勺-11:31登山口
天候 ガス後晴れっ!
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桜坂駐車場は有料。1日500円。半日300円。(普通車)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特にありませんが、雨後は滑りやすい粘土質の土壌です。下山時注意。
登山ポストは登山口にあります。
トイレは、駐車場管理小屋の近くに1つ、九合目超えた避難小屋にもあります。
水場は同じく避難小屋の近くにあります。
途中、ひょこっと突出した山を見かける。
帰ってから調べると、天狗岩だそうです。
途中、ひょこっと突出した山を見かける。
帰ってから調べると、天狗岩だそうです。
整備された奥の駐車場。
テント設営禁止って書かれているのになぁ。。。
整備された奥の駐車場。
テント設営禁止って書かれているのになぁ。。。
登山口。
曇っているので画像も暗め。。。
曇っているので画像も暗め。。。
涼しくて気持ちよく歩けます。
涼しくて気持ちよく歩けます。
旦那さまは昨日ゆっくり休んだので元気!
旦那さまは昨日ゆっくり休んだので元気!
お、明るい光。
あの三角に尖った山かっこいい〜♪
あの三角に尖った山かっこいい〜♪
お腹が空いてきたので、歩きながらウィダーインゼリーを注入。
お腹が空いてきたので、歩きながらウィダーインゼリーを注入。
天狗岳が出発時より少し大きく見えました。
1
天狗岳が出発時より少し大きく見えました。
空が明るくなってきたような。。。
空が明るくなってきたような。。。
下界には雲海が広がっている。
1
下界には雲海が広がっている。
そしてまたもや、強烈な光に向かって歩いて行くと。。。
そしてまたもや、強烈な光に向かって歩いて行くと。。。
晴れてきたみたいですが、ガスが漂っています。
晴れてきたみたいですが、ガスが漂っています。
イワショウブ
晴れているのにガス。。。
悩ましいけど、なんだか素敵。
晴れているのにガス。。。
悩ましいけど、なんだか素敵。
石や土壌が崩れないように丸太で留めてるのかな??
石や土壌が崩れないように丸太で留めてるのかな??
ガスでもやもや〜っ。
ガスでもやもや〜っ。
ここからは木道が現れます。
ここからは木道が現れます。
巻機山避難小屋。
巻機山避難小屋。
小屋の前に咲いていたお花。
小屋の前に咲いていたお花。
どうやら今日はこんな感じが続くのかな。晴れているのにガスってる。
どうやら今日はこんな感じが続くのかな。晴れているのにガスってる。
晴れ渡っていたら、どんなに緑が綺麗だろう。。。
晴れ渡っていたら、どんなに緑が綺麗だろう。。。
いくつかの池塘があり、空が映っている。
いくつかの池塘があり、空が映っている。
振返ると歩いてきた道が見える。
振返ると歩いてきた道が見える。
途中で出会った大きなカミキリムシくん。ほぼ実物大。
途中で出会った大きなカミキリムシくん。ほぼ実物大。
なんだか腑に落ちない感じ。
なんだか腑に落ちない感じ。
山頂と言われる場所からの眺め。
山頂と言われる場所からの眺め。
本当の頂を探しにさらに歩きます。
本当の頂を探しにさらに歩きます。
少し歩くと、小高くなっているところに人の姿が見える。
少し歩くと、小高くなっているところに人の姿が見える。
下山します。
嬉しいことに空が晴れ渡ってきましたっ!!!!!
嬉しいことに空が晴れ渡ってきましたっ!!!!!
青い空が見えてきたっ♪
青い空が見えてきたっ♪
山の緑が生き生きと目に映る。
山の緑が生き生きと目に映る。
巻機山避難小屋の真正面を下って行くと、お花畑と水場があります。
巻機山避難小屋の真正面を下って行くと、お花畑と水場があります。
どんどん空が明るくなってくる。
どんどん空が明るくなってくる。
脂肪燃焼中のお腹www
脂肪燃焼中のお腹www
青い空、ありがとー♪
青い空、ありがとー♪
突然登って来ているおじさんにいただきました。
突然登って来ているおじさんにいただきました。
新聞記事のコピーも入っていて、
おじさんは安原修次さんという方でした。
新聞記事のコピーも入っていて、
おじさんは安原修次さんという方でした。
紙の右端にはこんなことも書かれてました。
紙の右端にはこんなことも書かれてました。
ガスが勢いよく空に登ってゆく。
ガスが勢いよく空に登ってゆく。
巻機山、ありがとー♪
巻機山、ありがとー♪
今朝とはやっぱり全然違って見える。
今朝とはやっぱり全然違って見える。
助かるなぁ♪
標高書いてないwww
標高書いてないwww

感想

0時40分頃、横浜の自宅を出発。
新潟県って結構遠いので日帰りは躊躇しちゃうのですが、
巻機山の写真を見てどうしても行きたくなったので運転頑張るしかない。
高速1000円だったらもっと気楽なのになぁ。
節約で途中までは一般道を走るため、移動時間が余計にかかるのです。
(でも帰りは早く帰りたいので全部高速利用w)
今回は関越自動車道の所沢ICから塩沢石打ICまで高速に乗りました。
塩沢石打ICから巻機山の麓の桜坂駐車場までコンビニが一切無いということで、
高速に乗る前に行動食を購入し、SAでトイレも済ませました。

清水の集落に入って、カーナビの通りに細い道を進んでいくと、
ゴロゴロ石だらけの道になり、走るのがとても困難になりました。
「この道本当に合ってるのかな?」
という不安どおり、石でタイヤが滑って前に進まなくなる。。。
「げ。。。」
「もっと勢いよくいかなきゃっ!」という旦那さまの指示により、
少しバックして勢いつけて走らせるとなんとか通過。
ふひぃ〜。。。

でも前方を見るともう一本別の道があるんですよねぇ。。。
そっちの道の方がちゃんと舗装されてるし。。。
今回もカーナビに一杯食わされたみたいです。
(前回は八ヶ岳の美濃戸で。。。)

5時前に桜坂駐車場に到着。
車は数台。
この時間、駐車場管理小屋には誰もいないので、帰りに料金を支払います。

この先にも広い整備された駐車場がありますが、
気がつかず管理小屋の近くに止めてしまいました。
でもこちらの駐車場には小さいトイレがあります。
(どこかのネット情報だとトイレは無いと書かれていたので。。。)
まぁ、ちょっと女性は入りづらいかも。。。

準備して出発。
今回は念入りにザックにも虫よけスプレーを吹き付けました。

そして2分ほどで整備された駐車場へ。
たしかにこっちにはトイレは無いです。

登山口。登山ポストあり。
井戸尾根コースとヌクビ尾根コースに分かれていて、
井戸尾根コースを選択。

前日の雨で足元もゆるめ。
粘土質の土壌なので滑りやすいです。
帰りが大変かな〜。

晴れてくれれば嬉しいけど、雨が降らないだけでもありがたい。と思おう。

20分ほどで三合五勺まで来ました。
二合とか三合とか見かけなかった気がする。。。(気づいてないだけかも)
涼しくて気持ちよく歩けます。
スタートして30分で四合目。
旦那さまは昨日ゆっくり休んだので元気!
いいな〜、私はいつものごとく睡眠不足。。。

どんどん登って行くと、まぶしい光が。。。
光に向かって歩きつくと、少しだけ視界が開けてカッコイイ山が見えました♪
なんて山だろう。。。

帰って調べると、大源太山(標高1,598m)でした。
カシミールで確認。
「上越のマッターホルン」と言われているそうです。
なるほど〜。
このマッターホルンでちょっとだけテンション上げ上げ。

お腹が空いてきたので、歩きながらウィダーインゼリーを注入。
おにぎり一個分のエネルギーに相当するので助かります。

スタートから1時間ちょっとで五合三勺通過。
天狗岳が出発時より少し大きく見えました。
その右奥には割引岳(われめきだけ)。
巻機山はまだ見えません。

空が明るくなってきたような。。。
下界には雲海が広がっている。

そしてまたもや、強烈な光に向かって歩いて行くと。。。  
視界がぱぁーっと開けて、暗い樹林帯から脱出!
晴れてきたみたいですが、ガスが漂っています。

出発して1時間12分で七合五勺通過。
出発から2時間23分で八合目通過。

丸太ぎっしりの道を登って行きます。
石や土壌が崩れないように丸太で留めてるのかな??

お花を愛でる余裕も出てきました。

そして九合目。
ここはニセ巻機山の山頂でもある。
ニセって。。。w

ここからは木道が現れます。
ガスがかかっているのもこれはこれで幻想的で素敵。
でもせっかく九合目まで登ってきたのに、
ここから下っていかなきゃならないのがちょっと詐欺じゃございません?w
木道で景色がいいから許せるけど。。。

下ったところに巻機山避難小屋があります。
とても綺麗で立派。
小屋内にバイオトイレ2機、裏手に普通のトイレが1機あります。
小屋内には紙はありますが、持ち帰り。(持ち帰り用のビニール袋もあります。)
使用後はトイレ内にある自転車のペダルを漕ぐことでおが屑と混ざるらしい。。。
使用料100円。
難なのは登山靴をいちいち脱がなくてはならないこと。
でもその方が清潔さは保てるかな。
旦那さまは面倒なので裏手のトイレ使用。

晴れ渡っていたら、どんなに緑が綺麗だろう。。。という景色が広がる。
いくつかの池塘があり、空が映っている。
なんだかすごくいいところ。

時々ガスが流れて山が姿を現してくれるのがとてもありがたい。
その一瞬一瞬を大事にして写真を撮る。
帰りにはもう見れないかもしれない。

そして登りきって稜線に出たとたん、、、
あれ???
山頂って書いてある。
ここが山頂????

おかしいな、GPSでもまだ山頂に着いてないし、地図でもここじゃない。。。
しかも誰もいない。
全然山頂らしくない。

とりあえず、写真を撮る。
なんだか腑に落ちない感じ。

とにかくGPSでも地図でも、そして見た感じでもここが一番高いところではない。
なので予定通りここより高いところを探すことにする。

少し歩くと、小高くなっているところに人の姿が見える。
頂はあそこに違いない。
そして10分足らずで辿り着くと、あるのはケルンのみ。
ここが頂????
少し先を探してみたけれど、ここが一番高い場所であることは間違いない。
地図で確認してもここが最高地点。
とりあえず、お腹が空いたのでここでおにぎりを食べる。
食べていると、男性2人連れがやってきて、
不思議そうに「ここが山頂?」と話しかけてくる。
「と思うんですけど、ケルン以外何も無いんです。。。」と応える私。

帰ってから調べると、信仰上の理由か何かで本当の頂ははっきりさせていないみたいです。
なので手前の御機屋を山頂としているらしい。。。
でもこのケルンがある場所が標高上の頂みたいなので、とりあえずピークハントはできました。

こういう細かい情報まで事前リサーチしておかないとダメなんだなぁ。。。
ちょっと反省。。。

おにぎりと美味しいお茶を堪能して下山します。
御機屋まで戻ってくると、嬉しいことに空が晴れ渡ってきましたっ!!!!!
青い空が見えてきたっ♪
山の緑が生き生きと目に映る。
もうテンション上がりまくり!
来て良かった〜♪

ガスが晴れてきて暑くなってきました〜w
一回で二度おいしいとはこのこと???w
やっぱり青い空がはいいなぁ〜。

どんどん空が明るくなってくる。

ニセ巻機山を越えたあたりを歩いていると、
突然登って来ているおじさんに絵葉書の入った袋をいただきました。
中には花の写真のハガキ2枚と、新聞記事のコピー。

以下、詳細は⇒http://www.hoozuki.co.jp/yasuharanohon.php

今日は巻機山のお花たちの写真を撮りに来たんでしょうね。
不思議そうに受け取った私を見て、
「女の人にあげているんだ。」と言いながらすぐに歩き去ってしまわれました。
盗掘され、別の場所に移植されたオオミスミソウの絵ハガキ。
安原さんの怒りと訴えが込められている感じがします。

この南魚沼のお花たちの写真集は2013年に出版されるとか。
ちょっと興味持っちゃったなぁ。。。
ぜひとも元気で頑張っていただきたいです。

ガスが勢いよく登って行くのを見ながら下山する。
もしかして新潟あたりの山は、午後から方がガス率低いとか???

そしてまた樹林帯へ。。。

10:09 六合七勺通過。

日が差してきたので、こちらの方がありがたいw

それにしてもいつも下山時思うのが
「よく登ったよなぁ。。。こんなに長い道。。。」。

この日も下りが嫌だった。。。
滑りそうになるのを足で踏ん張って堪えないといけない箇所や段差の大きい箇所もあるので。。。

10:24 六合目通過。

11:10 四合目通過。

11:26 二合五勺通過。

もう無言に近い状態でとにかく下山します。
2人とも疲れてきています。

11:31 やっと登り口まで帰ってきました。
ふぃ〜。

トイレの傍に水道とタワシがあったので、靴の泥を落とします。
そして帰り際に管理小屋で駐車料金300円を支払い、バッジ400円を購入。
すごく優しそうなおじさんでした。

体力度  ★★★☆☆
危険度  ★☆☆☆☆ (雨天時滑ります。) 
整備度  ★★★☆☆
眺望度  ★★★★☆
山スカ度 ★★★★★ 
虫集り度 ★☆☆☆☆ (今回は虫スプレー効果あり) 

※上記は、2011年8月28日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。


遠くまで足を伸ばした甲斐があり、下りはガスも晴れて青い空に恵まれました。
ガスってる景色も幻想的で素敵だったし、一回で二度美味しい山行でした。
新潟は以前観光で来たときに山や田んぼの風景が独特ですごくいいなぁ〜と思っていたのですが、
今回も帰りがてら、やはり同じような田園風景を楽しむことができました。
まだまだ登りたい山が新潟にはあるっ!
なかなかすぐには来ることができない距離ですけど、
また機会を作って別の山に挑戦したいと思います。









お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1616人

コメント

ありがとうございます♪
遥々と新潟県まで来ていただき、ありがとうございます。

地元なのに、まだ一度しか登ったことないのですが、
近々にも登りたいという気持ちになりました♪
2011/9/1 17:31
3taroさんへ。
コメントありがとうございます。^^
新潟の特に田園風景が大好きです。
さすが日本の米どころですね。
まだまだ登りたい山もありますので、これからも頑張って新潟まで行きたいと思います。
2011/9/2 9:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 甲信越 [日帰り]
巻機山 井戸尾根〜米子沢下降
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
3/5
積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
巻機山桜坂駐車場
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら