【安産御守を返納に】日本一の富士山へ、須走口から
- GPS
- 29:00
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,839m
- 下り
- 1,837m
コースタイム
03:15 自宅
07:05 御殿場IC
07:50 須走P
08:55 五合目
10:30 六合目 長田山荘 10:50
11:35 本六合 瀬戸館 12:05
13:25 七合目 大陽館 13:45
14:50 本七合 見晴館-宿泊
<2日目>
01:30 起床
02:00 見晴館発
02:50 本八合(登山道合流)
04:50 頂上鳥居前
05:10 御来光
05:25 お鉢巡スタート
06:40 剣ヶ峰直下
08:10 下山口
09:05 見晴館 09:20
11:10 五合目下山完了
天候 | 1日目:晴れ、ときどき雲の中。 2日目:ど快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場が満車の時は路駐になります。 タイミングが合えば駐車場に入れてもらえますが、運だと思います。 空いてる時間帯があるのかも知れませんが・・・情報不足ですいません。 第2駐車場、第3駐車場がありますが、 登山口は駐車場から少し下ったところなので、 空いていれば下側の第2駐車場がおススメです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストありますが、夏季の受け付けは無し。 そりゃ30万人分も受け取れませんね(笑) 登りは昼間6時間と夜間3時間で計9時間。 お鉢巡り、もろもろに2時間半、下りは3時間。 高山病の不安のある方は、ゆっくり登られることをお勧めします。 各山小屋には標高が書かれた看板ありますが、どれも微妙にサバ読んでます。 古くは宿泊者獲得競争の結果でしょうか? 須走口の登山道は終始緩やかで、道自身に危険個所はありません。 ただ、八合目で吉田口と合流した以降は大渋滞(火曜日でも)。 押せ押せでぎゅうぎゅう詰め、とても危険です。 1人でもこけたらドミノ倒しになりそうで恐かったです。 例えるなら、神戸ルミナリエでしょうか? お子さん連れの場合、このコースの夜間は避けましょう。 トイレは各小屋に設置されています。利用は200円です。 山頂トイレ、吉田・須走下山口近くは300円、反対側は200円でお得(?)でした。 時計回りに剣ヶ峰を過ぎたところ、大展望あります。 各アルプス、八ヶ岳が小さく見えます(笑) 宿泊したのは本七合目「見晴館」です。 夕食は到着順に、16時半スタートです。 寝床への案内は、こちらも到着順に17時過ぎから、消灯は20時です。 宿泊者はトイレ無料で何度でも利用できます。 食堂?と寝床はつながっており、声が良く漏れます。 耳栓必須です(持ってても寝れませんでしたが・・・興奮し過ぎ?)。 スリッパは小屋のを貸してくれます(わざわざ持参しましたが・・・(泣))。 今回は利用しませんでしたが、 下山口で入浴施設の割引券が貰えました。 帰りに御殿場ICまでの道にある「白虎」に寄り、 美味しいつけ麺を頂きました。 |
写真
感想
昨年末、元気な男の子が誕生しました。
そのお礼に日本一の頂を目指すことになりました。
ことの始まりは昨年の夏。
嫁さんの幼なじみから小包が届きました。
封を切ると、安産御守が入ってました。
「 浅間大社? 」お守りをよく見ると・・・富士山頂上!?
「 無事に産まれたら返しに行かなあかんなぁ(笑) 」
と、この時は冗談交じりに話していたのですが・・・
ある日、nidoさんこと嫁さんのお父さんから、
「 富士山にはいつ行くんや? 」nidoさんは大マジでした(笑)
「りょ、了解しました(汗)」と僕。
そこから富士山のことを調べます。
・4つのルートがあること。
・富士山の山小屋事情のこと。
・高山病のこと。 などなど・・・
その結果、須走ルートを選択しました。
選択した理由は、
・混雑を避けたかったから。
・ご来光がどこからでも見えるから。
・砂走りを体験してみたくなったから。
と、よくガイドブック等々に載ってる理由のまんまです(笑)
八合目から吉田口と合流するのが心配でしたが、平日に行けば大丈夫だろう。
と、この時は思っていました。
出発の日、嫁さんの実家からnidoさんと出発です。
1日目の行程から考えると朝はゆっくりでも良かったのですが、
高速代を浮かせるために、4時前に高速へ乗りました。
快調に車を走らせると、正面からご来光が!!
明日の朝もきれいなご来光が拝めるようにと、とりあえずパシャリ(笑)
御殿場ICで高速を下り、須走登山口を目指します。
くねくねくねくね、山道を登って行くと路註の車が現れます。
窓を開け話を聞くと、駐車場は満車でここに停めるしかないとのこと・・・。
今日は月曜、昨日はマイカー規制のハズですけどぉ!?
ここは富士山、日本一には常識(?)が通じないようです。
とりあえず、Uターンするため駐車場まで車を進めます。
またこの路駐の列が長いこと長いこと。
はぁ・・・とため息をついていると駐車場に到着。
すると、誘導の方が駐車場へと招いてくれています。
「 ん? 」と戸惑いましたが、運良く空きが出たようです!!
ご来光を見た方々が帰路に着かれているのですね。
なんてタイミング!!登る前からツイテます。
登山口に着いたら1時間は体を慣らすこと。
富士山の常識(?)に習い、カップ麺で朝食を取ります。
見上げる富士山は分厚い雲の中。
今日は昼間の登山なので、暑いよりは涼しい方が助かります。
朝9時、1時間経過したのでいよいよ登山開始です。
六合目までは樹林帯の中を歩きます。お花もちらほら。
須走口の特徴ですね、下調べ通りです。
中には日帰りをすると言う若者集団も!!
でもこちらは焦らずゆっくりと、どうぞどうぞと先を譲ります。
高山病にならない為の注意事項ですね、こちらも下調べ通りです。
その後も息を吐く事に意識を置いて、深呼吸しては呼吸を整え登ります。
順調に六合目、本六合目、七合目、と高度を上げていくと、雲の上に出ました!!
突然青空が広がり、山頂まで望めます。
時計を見ると標高が3000mを越えていました。
初の3000m越えに意気揚々と歩を進めると、本日のお宿に到着しました。
「 見晴館 」、収容人数は約100人。
本日の予約は50名とのこと、よしよし思惑通り・・・と思っていましたが、
「 余裕があっても一つの布団に二人は変わりません。」
ときっぱり!!そんなに甘いものではないようです(泣)
4時半から夕食のカレーを頂き、5時半には布団の中へ。
日が変わって2時に小屋を出発するため、1時半起床します。
寝不足は高山病の原因の一つ。
早く寝なければ!!そう思えば思うほど寝れません。
僕は初めての小屋泊になりますが、狭い、暑い、うるさい。
そんなに甘いものではないようです。
なかなか寝付けないので外に出てみました。
すると、夕方は雲に覆われてた小屋周辺も雲がとれ、そこには満点の星空が・・・
こんな星、今まで見たことな〜い!! ますます興奮して余計に目が覚めちゃいました(笑)
結局、取れた睡眠時間は2時間ほど。
予定してた1時半に準備を開始し、2時に小屋を出発しました。
夜中でもひっきりなしに登山者が登ってきます。
初めての夜間登山でしたが、人が多く、みんなのヘッデンで道も明るく危険はありません。
満点の星空、夜景を見ながら、順調に八合目までやってきました。
ここで急に登山道がにぎやかに!!吉田口との合流地点です。
大量の登山者、賑やかな話し声、登山道の真ん中で座り込む人もちらほら。
上に上がれば上がるほど渋滞し、いよいよ立ち止まる場面も。
今日は火曜、仕事休んで来てるんですけどぉ!?
ここは富士山、日本一には常識(?)が通じないようです(汗)
渋滞にすっぽりはまり、流れに任せて登っていると空が明るくなってきました。
ご来光の時が迫った頃、なんとか頂上鳥居に無事到着しました。
そして鳥居のすぐ横、目の前には遮るものなく、最高のご来光に立ち合えました。
と、感動に浸りたかったのですが、ここは富士山。
「 超マジすげぇ、俺泣きそうなんだけど。」
と電話で話す隣の若者。まったく泣きそうには見えませんが・・・。
この後、お鉢巡りに歩を進めますが、平日とは思えない人、人、人!!
ここは富士山!!滋賀県の山とは違うんですね、ほんとビックリでした。
っと、今回の山行の主目的はご来光でなくお守の返納です。
登山口から反対側にある「 浅間大社奥宮 」に到着しましたが、なんと空いてません。
時間が早いから?トイレの管理人さんに聞くと、この前の日曜で閉めちゃったとか・・・ガクッ!!
仕方が無いので、ぐるっと回って登ってきた元いた久須志神社に返納しました(汗)
剣ヶ峰も登りたかったのですが、噂の(?)行列ができてます・・・。
今回はピークを踏むのが目的ではないのでパスしました。
すると剣ヶ峰を超えたところに超展望地が!!
南アルプス、中央アルプス、北アルプス、八ヶ岳!!
遠くは中央アルプスの奥に御嶽山まで!!
浅間大社奥宮、剣ヶ峰は残念だったけど、お鉢巡りして良かった。
富士山頂を満喫し、9時過ぎに下山開始です。
ガスる気配もなく、青空の下、気持ちよく下って行きます。
楽しみにしていた砂走り。
七合目の大陽館を過ぎると本格的な砂走りの始まりです。
時々、石が潜んでいますが、それに注意すればホント飛ぶように下れます。
これが楽しい!!一気に駆け下りました。
ただ、若者が勢い余って回転しながら転がってました。スピードの出し過ぎにはご注意を。
砂走りが終わると、足の感覚がなんだか変!!
普段なら歩きやすい整地された下り坂もしんどくてなりません。
樹林帯もくたくたになりながら、ちょうど3時間で下ってきました。
およそ1700mを3時間で・・・砂走りってすごい。
心配だった天気、高山病、そもそも登れるのか?不安だらけでしたが、
全てが順調に進み過ぎた、できすぎた富士登山になりました。
これも元気に育ってくれてる長男のおかげでしょうか?
八合目からの大渋滞は大変だったけど、また来たいと思った富士山。
次は長男とnidoさん、嫁さんも連れて親子三代で挑戦したいです。
剣ヶ峰もパスしちゃったしね。
ご一緒頂いたnidoさん、本当にありがとうございました。
nidoさんのおかげで高山病にもならず、楽しく登ることができました。
これに懲りず、いろんなお山にご一緒して頂けたらと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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まずは長男さんご誕生 おめでとうございます。大拍手です
写真もレコも全て楽しく一気にニコニコ拝見しましたぁ。
義理のお父さんとの富士山なんて素敵ですね。
いつかは行ってみたい富士山です。
満点の星空で更に寝れなく成ったくだり、笑ってしまいました
確り下調べをされて、現場でラッキーな山歩き、日ごろの行いって事ですね
親子三代の富士山レコ、楽しみです
長男は8カ月、親子三代はまだまだ先の話です
義理のお父さんが山のきっかけ、お師匠でもありまして、
今回もリードしてもらったおかげで無事に登頂できました
これからも一緒にあちこち行けたらと思っています
満点の星空・・・あれはいかんですね、ホント麻薬みたいなもんです(笑)
富士山、大混雑には閉口でしたが、行って良かったですよ
是非是非チャレンジ、期待しています
はじめまして!
安産お守りを持っての登山!
良いな〜と思い、コメントさせていただきました。
お天気も良くて最高でしたね。
無事ご誕生おめでとうございます
コメントありがとうございます
はじめまして・・・ですが、
いつもブログ記事、参考にさせてもらってます
(人違いだったらすいません )
実は今回の富士山も・・・大陽館と迷いました(笑)
将来はpiyo-famiさんを見習ってファミリー登山目指します
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