記録ID: 1341674
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越
Xmasイヴは白銀の稜線へ「守門岳」(日本二百名山)[二分からピストン]
2017年12月24日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:43
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 1,485m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:38
7:11
94分
冬期駐車場
14:49
冬期駐車場
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
最終地点の退避スペースに10台弱ほど駐車できるが、土日は県道に路駐する車が多い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :2(難5・4・3・2・1易)アイゼン、ピッケル、藪等の頻度 ★登山道の眺望:4(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4.5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:3人】 ◆登山道の状況(冬期駐車場〜保久礼小屋) ・スキーのトレースやスノーシューの踏み跡が明瞭に付いているが、迷いやすいトレースが複数あるため、現在地を確認しながら歩いたほうが良い。 ・前日の降雨により雪が緩み、特に下山時は重い腐れ雪になってしまい、ワカンを装着しても踏み抜き連発で疲れた。 ・入山者の9割がスノーシュー、残り1割がワカンといった感じ。本日の雪では、スノーシューの踏抜き痕は少なかったが、ワカンは難儀した。 ◆登山道の状況(保久礼小屋〜大岳) ・保久礼小屋から本格的な登りとなり、稜線に沿って大岳まで直登する。急登は少なく比較的登りやすい。 ・前日の降雨で標高1000m以下は重い湿雪であったが、それ以上の標高域では降雪だった模様で、雪質は湿雪から軽雪、その後、パウダーに変わった。 ・大岳までスノーシュー1人、ワカン1人の先行者がいたため、トレースを利用させていただいたが、標高1000m以上は雪が締っていたので割と登りやすかった。 ・標高1200mを超えると森林限界となり、一面が銀世界に広がる冬の守門岳の醍醐味を味わうことができる。しかし、冬期間は目標物が少ないため、濃霧や吹雪等の視界不良時は、道迷いの恐れがあるので十分な注意が必要である。 ◆登山道の状況(大岳〜青雲岳〜袴岳) ・冬期間に入山する山スキーヤーや登山者は、目的地を大岳にされる方が多いので、最高峰の袴岳までの稜線を歩く人は比較的少ない。本日も先行者や過去のトレース痕は確認できず、広大な雪原をノートレースで歩くことができた。 ・大岳と青雲岳の間には標高差130m弱のアップダウンがあるので体力的にややキツイが、緩やかな主稜線は比較的歩きやすい。 ・視界不良による道迷い以外、危険箇所は少ないが、過去に雪庇の崩落事故も発生していることから、東側に寄りすぎて雪庇の上に乗らないように注意したい。 ・雪質はパウダーであったが、新雪下の基礎は程よく締まっていたため、ワカンであれば10センチ程度しか埋まらず歩きやすかった。 |
写真
撮影機器:
感想
最近、軽い山ばかり歩いていたこと、また、忘年会が続いたこともあり、体が妙に重く感じてきたので、体を動かそうと守門岳に行ってみました。
前日に雨が降ったので、標高1000m以下は湿雪で、まさに春の腐れ雪状態。
トレースがあるのに、ワカンの私だけ?何故か下山時は踏抜き地獄でした。
他の入山者はスノーシューが多いこともあるでしょうが、体重の増加を痛感した1日でしたね〜
まぁ、そのおかげで全身運動をすることができたので、程良く筋肉痛になりました(笑)。
大岳の山頂周辺は、大自然の造形美が織りなす樹氷が点在し、雪原に覆われた袴岳までの稜線は、まさに、一見の価値がある絶景が広がっていました。
東洋一の大雪庇と言わる守門岳ですが、雪庇は、未だ発達途上の段階。
まだ可愛さも感じられる雪庇群を眺めながら、ノートレースの稜線を歩き、最高峰の袴岳に辿り着くことができました。
本日は、天候が不安定な12月末にしては、穏やかな1日。
本格的な雪山シーズンに入った越後の山に浸れたXmasイヴでした。
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コメント
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初めまして、Joker72さん☆★
年末年始の天候の良いときに大雪庇を拝みたく、守門 袴岳を狙っています☆ ですが、守門岳自体のレコが非常に少なく、情報収集ができずにいました。 とてもありがたいレコです✨ 情報、大切に使わせていただきます☆★ ありがとうございますm(_ _)m
コメント、失礼しました☆彡
yamazaru2899さん、はじめまして。
拙いレコですが、参考にしていただければ嬉しいです
守門岳の大雪庇は、2月中旬〜3月頃が見頃になりますので、正月だと早いかもしれませんね!
また、大岳〜袴岳も大雪庇が見られますが、大岳〜中津又岳までの稜線の方が迫力の雪庇が見られると思います。
2年前のレコになりますが、3月上旬の大雪庇の状況を参考に載せておきます。
是非、楽しんできてください!
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-822606.html
2015年05月03日に粟が岳ですれ違ったaburage-og3と申します。
12月初めに大岳まで行きましたが表層(雪崩)が怖くて網張りを下る自信が無く大岳止まりでした。
いつかは網張りを攻略したいと思ってます。
参考にさせて頂きます。
aburage-og3さん、お久しぶりです。
綱張り周辺は、やや急登なので、スノーシューだと少し下り難いかもしれませんが、本日は、雪が程よく締まっていたので、ワカンであれば特に支障はありませんでした。
袴岳までの大雪原の稜線歩きは、なかなか素晴らしいルートかと思いますので、参考にして頂ければ幸いです。
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