十石山 〜 白骨温泉から 〜
- GPS
- 07:46
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,185m
- 下り
- 1,166m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:46
天候 | 快晴のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▼林道歩きを終えてからは、終始、スノーシューを着用して歩行。ツボ足で歩くと、沈み込みは、樹林帯で、膝丈以上。日帰りするには、ツボ足では厳しい状況でした。先行者のトレースがついていたおかげで、かなり楽ができ、時間にして1〜2時間ほど短縮できたはずです。 【白骨温泉⇔東尾根取り付き地点】 ▼しばらく林道を歩き、先行者のトレースに従い、標高1430m付近で雪の斜面に取り付きました。 ▼標高1500m付近から標高1567mピークの南西斜面をトラバースしましたが、このトラバース区間は雪の状態によっては注意が必要です。雪の状態によってはトラバースしないほうが安全に歩行できるかもしれません。 【東尾根取り付き地点⇔森林限界】 ▼取り付きポイントは、先行のトレースを辿っただけで、きちんと考えて取り付いてはいません。「スーパー林道方面標識」(「至白骨0.5km/至スーパー林道0.4km」と表示)付近は、尾根の端であることが分かりやすく、最短経路で登る場合はここから取り付くと良いかもしれません。ただし、尾根を直登すると急登になります。先行トレースは歩き易さ重視で、少し先から取り付いていました。 ▼標高1780m付近でいったん平坦になります。ここまで、先行者のトレースを辿らせていただきました。蛇行しながら尾根を登り上げていく、とても快適なトレースでした。平坦になってからはトレースが埋まってしまっていました。 ▼標高1835mピークは丘のようなゆったりとしたピークです。標高1835mピークをトラバースする夏道を辿れれば、労力が最小限で済みますが、樹林帯で視界が効かず、尾根が拡がり分かりにくい地形のため、夏道を辿るには正確に標高を把握していないと難しいです。標高1835mピークを経由するルートが道迷いを防ぐには確実です。 ▼標高1835mピーク先の鞍部からは徐々に尾根幅が狭まります。標高2200m付近までは尾根筋を辿ればよいので、ルート取りが分かりやすい区間です。斜面に傾斜がつくため、体力的には最もきつい区間です。 ▼標高2120m付近から先行者のトレースがばっちり復活しており、ここから楽ができました。 ▼標高1780m以下での下りでは、朝付けたトレースや先行者のトレースを手掛かりに、適当に下っています。 【森林限界⇔十石山】 ▼東尾根は上部で拡がっており、のっぺりとした地形でどこを歩いたらよいのか、分かりにくいです。山頂標識もなく、十石峠避難小屋も下から見上げる状態では、何処にあるか分かりません。登りでは、高い方へ高い方へと登っていけば稜線にたどり着けます。下りでは、天気が良ければ、東尾根がくっきりと分かるので、東尾根目指して適当に下りていけば問題ありません。視界不良時は、コンパスが必要です。 ◆十石山山頂は山頂然とはしていません。 |
その他周辺情報 | ◆竜島温泉「せせらぎの湯」で入浴。 ・大人510円。 ・人が多すぎで、イモ洗い状態でした。 |
写真
感想
一昨年の御嶽山でお会いしたy-uranoさんから積雪期にお勧めの山として教えて頂いた十石山に登ってきました。
展望が良い山ということでお勧めいただいたので、展望が楽しめる日に登ろう!、と決めていました。しかし、昨シーズンは条件が合わず、結局登れず。今シーズンに持ち越しとなっていました。
週前半の予報では、高気圧があまり発達せず、きちんと青空が広がるか微妙な予報。前日に天気予報を確認しなおすと、高気圧が少し成長し、晴天が楽しめそうな予報に代わっていました。
そこで、すかさず、十石山を狙うことにしました。
前日の天気予報通り、安定した天候のもと、絶景を堪能することができました。
誰も登っていないことも想定して、日没までに下山することが目標でした。先行者のおかげで、ルートファインディングという点でも、体力面でも、かなり楽をすることができ、想定した時間よりも早く下山することができました。先行者の方々、ありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。
十石山は、周囲から見ると目立たず、その山容を見て登攀意欲を掻き立てられるという類の山ではありません。しかし、展望台としては秀逸な山です。
もっとも、十石山は、位置的に近い乗鞍岳と比べると、標高の低さから若干展望できる山々が限られてしまいます。乗鞍岳からは望める御嶽山や常念岳が、十石山からは見えません。一方で、富士山は、乗鞍岳からは頭の先しか見えません。その富士山が、十石山からは、北沢峠の上に頭を覗かせている姿をはっきりと目でとらえることができます。
乗鞍岳と十石山をともに登ってみて、その展望の少しの差異を楽しんでみるのも良いかもしれません。
また、乗鞍岳と比べると、人があまり入っていないという点は、十石山の大きな特徴です。この日お会いした登山者は8人組のパーティー、スプリットボードを履かれた単独の男性の計9人でした。
人があまり歩いていないということは、静かな山歩きを楽しめるというメリットがある半面、道迷いするリスク、積雪期に必要とされる労力という点ではデメリットにもなりえます。万人におススメできる山ではありませんが、絶景を手に入れるためには労力を厭わないという方にはおススメの山です。
年末年始の1週間の九州遠征から2日しか経っていないので、疲労が残っていた為か珍しく息が上がってしまいました。
低山ばかり登っていたので、空気の薄さも関係あるかもしれません。
十石山は北・中央・南アルプスや白山展望は最高な割に、あまり知られていません。
人が少なくラッセル必至なので、ガッツリ歩きたい方には良いと思います。
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