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記録ID: 136776
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

中央アルプス・木曽駒ヶ岳(桂小場から)下山は信大ルート

2011年09月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:53
距離
21.0km
登り
1,954m
下り
1,951m

コースタイム

05:10 桂小場駐車場(小黒川橋手前)
05:12 西駒登山ルート登山口
05:31 ぶどうの泉(水場) 05:33
06:19 野田場(水場)
06:43 馬返し
06:52 白川分岐(奈良井宿方面)
07:12 大樽避難小屋
07:25 胸突八丁(信大コース分岐)
07:46 六合目
07:49 弘法石
08:05 津島神社
08:26 七合目
08:32 胸突の頭
08:35 分水嶺
08:38 行者岩展望地(まほら伊那いいとこ百選)
09:00 西駒山荘
09:14 遭難記念碑
09:33 濃ヶ池分岐
10:42 木曽駒ヶ岳山頂 10:56
11:51 濃ヶ池分岐(宝剣岳)
12:10 遭難記念碑
12:23 西駒山荘 12:32
12:48 胸突の頭
13:28 胸突八丁
(信大コース)
13:42 シラベ平管理所
14:04 望学台
14:32 水無沢
14:36 大山祗神
14:37 西駒演習林管理所
14:44 小黒川堰堤(巨大)
14:50 林道終点(駐車可)
15:00 駐車場
天候 晴れのち曇り、午後ガス
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小黒川に沿って県道202号線を西に走ると小黒川渓谷キャンプ場があり、さらに奥に進むと右手に東屋があり、左手が駐車場になっています。
西駒登山ルートは東屋の横から始まっています。
コース状況/
危険箇所等
登山口の右横に東屋があり、真ん中のテーブルに登山者カード箱が置かれています。
登山口の左上に仮設のトイレがあります。
登山道はよく整備されていて危険箇所はありません。
胸突八丁から胸突の頭までがチョットきつい登りですが、ハシゴやクサリなどは無かったと思います。

信大演習林道(信大ルート)は登山道ではありません。
道標は全く無いと思った方が良いでしょう。学生間で判るようなメモ的なものはありますが、書かれている地名などは地図に載っていません。
林道から登る場合は、初めてだと登山口が判らないと思います。
(感想にも併記)

登山口から発電所施設の横を
通ります。無人だと思って
いましたが灯りが、、、
施設の入口に駐車してます。
登山口から発電所施設の横を
通ります。無人だと思って
いましたが灯りが、、、
施設の入口に駐車してます。
ブドウの泉です。美味です。
水筒の中身が水道水の方は
全て入れ替えるようにと、、
書かれています。
ブドウの泉です。美味です。
水筒の中身が水道水の方は
全て入れ替えるようにと、、
書かれています。
歩きやすい登山道です。
昨日と一変して、足が
軽い。
歩きやすい登山道です。
昨日と一変して、足が
軽い。
野田場、ここの水場も
水量が豊富で美味しい。
野田場、ここの水場も
水量が豊富で美味しい。
馬返しです。この登山道の
道標は、歴史を感じさせる
古びたものが多いです。
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馬返しです。この登山道の
道標は、歴史を感じさせる
古びたものが多いです。
白川林道への分岐です。
踏み跡は明瞭なので奈良井宿
からも登る人もいるのでしょう。
白川林道への分岐です。
踏み跡は明瞭なので奈良井宿
からも登る人もいるのでしょう。
大樽避難小屋です。
手前にトイレの
建物があります。
大樽避難小屋です。
手前にトイレの
建物があります。
胸突八丁です。
信大ルートの分岐になります。
帰りはここを下ります。
胸突八丁です。
信大ルートの分岐になります。
帰りはここを下ります。
そうなんだぁ。
そういえば山小屋には
スーパードライだけ。
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そうなんだぁ。
そういえば山小屋には
スーパードライだけ。
津島神社
建物はないけど
跡地かな?
津島神社
建物はないけど
跡地かな?
胸突の頭を越えると
北アルプスが見えてきます。
槍や穂高は好天のようです。
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胸突の頭を越えると
北アルプスが見えてきます。
槍や穂高は好天のようです。
こちらは八ヶ岳
雲はありますが甲斐駒ヶ岳も
いい天気のようです。
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雲はありますが甲斐駒ヶ岳も
いい天気のようです。
昨日に続いて、今日も
富士山を見ることが
できました。
昨日に続いて、今日も
富士山を見ることが
できました。
この先にも分水嶺がありますが、
ここにも分水嶺と書かれています。
行者岩や茶臼山への分岐です。
この先にも分水嶺がありますが、
ここにも分水嶺と書かれています。
行者岩や茶臼山への分岐です。
茶臼山から将棊頭山への稜線に
出ました。視界が開けます。
行者岩が見えています。
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茶臼山から将棊頭山への稜線に
出ました。視界が開けます。
行者岩が見えています。
木曽の御嶽山
今日の本命
木曽駒ヶ岳です。
今日の本命
木曽駒ヶ岳です。
まほら伊那いいとこ百選
行者岩の展望地のようです。
まほら伊那いいとこ百選
行者岩の展望地のようです。
展望地からは木曽駒ヶ岳、右に
木曽前岳も見えます。夏道で
西駒山荘に向かいます。
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展望地からは木曽駒ヶ岳、右に
木曽前岳も見えます。夏道で
西駒山荘に向かいます。
西駒山荘
人影はありませんが
営業はしているようです。
西駒山荘
人影はありませんが
営業はしているようです。
これから向かう登山道です。
左から宝剣岳、中岳、奥に
木曽駒ヶ岳。
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これから向かう登山道です。
左から宝剣岳、中岳、奥に
木曽駒ヶ岳。
大正2年、箕輪の生徒たちの
遭難碑です。記念碑?
花が手向けられています。
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大正2年、箕輪の生徒たちの
遭難碑です。記念碑?
花が手向けられています。
詳しくは新田次郎の
「聖職の碑」に
書かれています。
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詳しくは新田次郎の
「聖職の碑」に
書かれています。
遭難碑は将棊頭山の南側
直下にあります。
大きな岩に刻まれています。
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遭難碑は将棊頭山の南側
直下にあります。
大きな岩に刻まれています。
濃ヶ池の分岐までは
ほとんど平坦な登山道です。
濃ヶ池の分岐までは
ほとんど平坦な登山道です。
左に広がる伊那前岳、
チョコッと頭は宝剣岳、
尖りは中岳です。

左に広がる伊那前岳、
チョコッと頭は宝剣岳、
尖りは中岳です。

木曽駒ヶ岳には
まだ2つのピークを
越えて行きます。
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木曽駒ヶ岳には
まだ2つのピークを
越えて行きます。
後ろには、将棊頭山から
行者岩、茶臼山へ稜線が
連なっています。
後ろには、将棊頭山から
行者岩、茶臼山へ稜線が
連なっています。
木曽駒ヶ岳が見えてきました。
このピークを越えれば大きく
展望が広がります。

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木曽駒ヶ岳が見えてきました。
このピークを越えれば大きく
展望が広がります。

茶臼山、行者岩
今回は時間がないので
行きません。
茶臼山、行者岩
今回は時間がないので
行きません。
濃ヶ池です。
この池を通って宝剣岳に
行くルートがあります。
濃ヶ池です。
この池を通って宝剣岳に
行くルートがあります。
最後のピークも
あとわずかです。
最後のピークも
あとわずかです。
登ってきた登山道、なだらか
なようですが、結構アップ
ダウンがあります。
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登ってきた登山道、なだらか
なようですが、結構アップ
ダウンがあります。
木曽駒ヶ岳が近くなりました。
山頂に登山者が見えます。
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木曽駒ヶ岳が近くなりました。
山頂に登山者が見えます。
木曽駒ヶ岳へ最後の
登りです。
木曽駒ヶ岳へ最後の
登りです。
頂上まであと少し。
頂上まであと少し。
宝剣岳から木曽駒ヶ岳へ
向かう登山者。
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宝剣岳から木曽駒ヶ岳へ
向かう登山者。
木曽駒ヶ岳の山頂標です。
登山者はそれほど多くは
ありません。
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木曽駒ヶ岳の山頂標です。
登山者はそれほど多くは
ありません。
歴史を感じる山頂神社です。
歴史を感じる山頂神社です。
荒々しい宝剣岳。
千畳敷、ロープウエイは
裏側になります。
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荒々しい宝剣岳。
千畳敷、ロープウエイは
裏側になります。
山頂の登山者は大半が宝剣岳
経由です。
さて来た道を帰ります。
山頂の登山者は大半が宝剣岳
経由です。
さて来た道を帰ります。
帰ったら「聖職の碑」を
もう一度読み返したいと
思います。
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帰ったら「聖職の碑」を
もう一度読み返したいと
思います。
西駒山荘で
燃料補給(\500)
西駒山荘で
燃料補給(\500)
さて、信大ルートを
下山します。
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さて、信大ルートを
下山します。
最初は肩まである笹の中を
進みます。ここは一般の
登山道ではないので、
ここで写真は割愛します。
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最初は肩まである笹の中を
進みます。ここは一般の
登山道ではないので、
ここで写真は割愛します。
終盤、巨大な堰堤が現れます。
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終盤、巨大な堰堤が現れます。
このルートで、この堰堤を
越えるのが最大の難関(笑)
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このルートで、この堰堤を
越えるのが最大の難関(笑)
更に下ると、林道に繋がって
います。林道終点には駐車
スペースがあります。
更に下ると、林道に繋がって
います。林道終点には駐車
スペースがあります。
桂小場の駐車場に戻って
きました。前方右側が
駐車スペースです。
桂小場の駐車場に戻って
きました。前方右側が
駐車スペースです。
秋盛(1)
胸突八丁弘法石付近にて
秋盛(1)
胸突八丁弘法石付近にて
秋盛(2)
七合目付近にて
秋盛(2)
七合目付近にて
秋盛(3)
西駒山荘付近にて
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秋盛(3)
西駒山荘付近にて
秋盛(4)
木曽駒ヶ岳山頂直下にて
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秋盛(4)
木曽駒ヶ岳山頂直下にて
秋惜(1)
分水嶺にて
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秋惜(1)
分水嶺にて
秋惜(2)
西駒山荘にて、さむっ!
秋惜(2)
西駒山荘にて、さむっ!

感想

中央アルプス2座目は木曽駒ヶ岳。
以前来たときには、「聖職の碑」の舞台となった遭難記念碑を通らなかったので、今回の楽しみは遭難記念碑を通る稜線と、信大ルート。

朝5時、駐車場には5、6台の車はあるが、人の気配はない。
5時10分、ヘッデンを持って駐車場を出発。
登山道は発電所施設の横を上がっていく。無人と思ったが、灯りが点いている。

登山道は傾斜の緩い歩きやすい道だ。
昨日あれほど重かった足も、今日は足取りが軽い。
30分程でぶどうの泉に到着。
山ぶどうの蔦の絡まる森の山肌から湧き出てくる、、、と書かれている。
冷たくて美味しい。
水道水はここで入れ替えるように奨めている。

さらに40分程行くと、野田場という水場に着く。
ここの水も美味しかった。
登山口から1時間半程で馬返しに着く。
ここまでなら本当に馬でも来れそう。


標高2,000メートルを超えた辺りに大樽避難小屋がある。
別棟でトイレもあり、水場も近くにあるようだ。
ほどなく胸突八丁。
ここから登りが始まる。
また、ここが信大ルートの下山口にもなっている。

六合目、七合目と登っていくと、途中には弘法石や津島神社跡地(?)などがあり道標を含めて歴史を感じさせてくれる。
胸突の頭まで来ると急な登りも終わりで、傾斜の穏やかな登山道となる。

分水嶺を過ぎて、茶臼山と将棊頭山の稜線に出ると視界が一気に広がる。
本日の本命木曽駒ヶ岳がド〜ンっと目の前に現れる。
右には行者岩、左は将棊頭山。

ここらは夏道と冬道があるようだ。
冬道はよく分からなかったので夏道を西駒山荘へ向かう。夏道は将棊頭山の左手を捲いていく。
西駒山荘では人影はなかったが、営業はしているようなので帰りにガソリン補給。
山荘を過ぎると宝剣岳をはじめとして雄大な視界が広がる。一気にテンションアップ。

ここから濃ヶ池の分岐まではスキップしながら行けるような快適な登山道。
途中の遭難碑は立派でビックリした。
以前読んだ新田次郎の「聖職の碑」と重なった。
大正時代の出来事とはいえ、いまでも花が手向けられていた。

濃ヶ池の分岐からは、2つピークを越える。
結構堪える登りだ。
ただ景色は抜群に良い。
右には御嶽山、左には伊那前岳から宝剣岳に中岳。

2つ目のピークに立つと、木曽駒ヶ岳から続く福島A、Bコース、宝剣岳から南に延びる縦走路が一望できるが、ちょっとガスが上がってきた。

木曽駒ヶ岳の山頂は、それほど多くの登山者はいなかった。
ただ、宝剣岳から木曽駒ヶ岳に向かっている登山者の列は続いている。
360度の景色を写真に納め、軽い食事をしてから下山する。

今回の最終目的は信大ルート。
西駒山荘で燃料補給(\500)をして信大ルートを聞いてみた。
百曲は薮漕ぎになるかも知れないと言われた。
15時までに桂小場に着きたいと言ったら、首をかしげていた。

西駒山荘を出たのは12時半、胸突八丁まではトレランよろしく飛び下りてきた。
信大ルートの分岐には立派な道標があるが、「迷」の文字も、、

なんとかスムーズに下山でき、桂小場の駐車場には15時ジャストに帰着しました。


※信州大学演習林道(通称:信大ルート)
信大ルートは一般の登山道ではありません。
学生が演習で使用する林道ですから、危険箇所は無いと思っていましたが、歩いてみて危険な場所はありませんでした。
コースの入口にも「入禁」の文字はないので、通行は差し支えないと思います。

昭文社の山と高原地図には、信大ルートは破線で書かれています。
この破線のルートは「百曲」と呼ばれている(信大が呼んでいる)ルートで、今回私が歩いたルートはこのルートとは違い地図に載っていないルートです。
興味のある方は「地図ブリ」で確認してみて下さい。
百曲ルートの入口を覗いた限りでは、明確な踏み跡がありますので、通れるのではないかと思いますが、手入れがされていないと薮漕ぎのようです。

コース上には道標は全くないと思った方がいいと思います。
メモのような案内らしきものが数カ所ありますが、書かれている地名や呼称は地図には載っていませんので、信大で呼ばれている呼称だと思います。

コース上には小屋(信大施設)が2箇所と、いくつかの計測用計器があります。
小屋は使用できないでしょう。下の小屋の水が利用できそうです。
下の小屋から先は、分岐があっても案内や赤テープはありません。
一番心細くなりましたが、GPSを頼りに何とか下りられました。

当初、信大ルートを登りに使用するつもりで、林道終点辺りまで行きましたが、道標は無く、登山口は見つかりませんでした。
はじめて行く方で登りで使用する場合は、コースを事前に確認してからでないと難しいと思います。
でも、とても良いルートではあります。


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