【日帰り槍ヶ岳、39km】新穂高-槍ヶ岳-上高地をぐるっと周回
- GPS
- 11:52
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 2,873m
- 下り
- 2,412m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 11:52
天候 | 晴れ、山頂付近は強風とガス、日本海側からガスが湧いて出てくる。常念、蝶ヶ岳方面は青空 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
平湯BT16:40発新穂高温泉行きに接続がグッドタイミング |
コース状況/ 危険箇所等 |
槍平、槍沢ともに危険個所はなし。千丈分岐にあるFIRST AIDの木箱は扉が錆びついて開かない。いざという時に開けられなくて困りそう |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今年の課題の一つ「日帰り槍ヶ岳」、果たすことができないままシーズン終了してしまうのは宿題やり残してる感じ。それと11月に控えている六甲全山縦走の練習もしておきたい。
先週のシルバーウィークは槍の頂上から肩の小屋まで行列だったとか...(ディズニーランドのアトラクションなみ、Big Spear Mountain(笑)来週の3連休も混むだろうし、静かに登るなら今週だと思い切って登ってきました。
新穂高温泉駐車場には午前3時半に到着。車は結構いますが駐車できないほどではない。この時間から登る人も結構いると見えてヘッデンがあちこちでまたたいています。そして星のまたたきもすごい。周囲が暗いので圧倒的な星空が広がります。
仮眠でもと思いましたが中途半端に寝ると余計につらいので、そのまま支度して4時少し前に出発。
実は私、ナイトハイクはあまり好きではありません、というのもやっぱり真っ暗な中ヘッデンだけで山道歩くのは怖い。特に槍穂の飛騨側は暗い、午前中に陽があたらないと暗くなるんですけど、イメージも何となく暗いんですよね。反対に信州側は上高地に代表されるように本当に明るい雰囲気なんですが...
5時過ぎにはぼんやりと明るくなってきて、滝谷到着したころはもう明るくなってました。聞くところによるとこの滝谷避難小屋、北アルプス随一の心霊スポットらしく、夜中に霊を見たとか人の話し声がはっきり聞こえたけど誰もいなかったとか、その類の話が多く聞かれるところです。
なのでここを暗いうちに通過するのは正直怖い。怖いもの見たさで内部も拝見。結構小ぎれいにしてあって、まあまあよさそう。しかし、この漂ってくる霊気はなんでしょうか。何ともいえない不気味さが漂ってます。これは絶対泊まれません。
滝谷渡ると有名な藤木九三のレリーフ。滝谷初登攀だそうですが、偉業ですね。
槍平小屋には6時半ごろ到着。ここまで2時間半だから結構いいペースで登れてる。ただし、ここからが本格的な登りで、コースタイムでは肩の小屋まで5時間。
天気もまずまずだし、張り切って登るぞ。でも日本海から吹き付けてくる風が冷たい。冬型の気圧配置とは言ってたがそれを実感する天気。笠ヶ岳ははっきりみえているが、北の方は水晶岳あたりが雲にかかっている。
今日はすこぶる調子がいいが、そういえば誰かのレコに100m/10分で登れるとハイペースとか書かれていたのを思い出し、自分はどの位か計ってみることにした。飛騨沢の登山道は標高100m毎に標識があってわかりやすいし。
そうすると自分も大体100m/10分で登れている。競争してるわけじゃないけど早く登れてると気分も上々になる。それとこの日は寒くて立ち止まると冷え込んでくるので常に動いていた方が温かいというのもありますが(笑)
そうこうしてるといつのまにか飛騨乗越に到着。とにかく風が強い。風速ははっきりわからないけど10m/sec以上は確実にあると思われ、気温も確実に氷点下。槍ヶ岳山荘のブログ読むと稜線上ではエビのしっぽが見られたとか。ここはもう下界の真冬並みです。
ガスも立ち込めてきて展望は効きませんが、一瞬の晴れ間のシャッターチャンスは逃せません。晴れたら穂先へ登ろうかなとも思いましたが、いつまで待っても晴れそうにないのでガスの中を穂先へ。
頂上はだーれもいません。夏にはあれだけ混雑していた祠の前も独り占めです。写真撮り放題です。でもこんな寒くて風の強いところには5分といられません。証拠写真撮ったらさっさと下山。鼻水ズルズルで肩の小屋まで降ります。
さて、まだ9時半です。このままピストンで下山してもいいのですが、なんだか物足りない。調子もいいし、この前からコレクションし始めた山小屋スタンプも押して回りたいので、雰囲気の明るい槍沢から上高地に下山することにしました。
距離は長くなるけど六甲全縦の練習にはちょうどいいだろうし、上高地方面は上空青空も見えるので気持ちよさそう。
槍沢は紅葉が始まっていますが、ピークにはもう少し。陽がさしていればコントラストのはっきりした写真が撮れるのですが、惜しい。振り返ると槍はすっかりガスの中。この日はずっとご機嫌斜めだったようです。
反対に西岳、常念、蝶ヶ岳方面は青空で陽がさしていていい感じです。今年はあの辺も縦走して山座同定もかなりできるようになりました。
殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍と回り、槍沢ロッジ、横尾山荘、徳沢園、徳沢ロッジと山小屋のスタンプを押して歩きます。どこもなかなか凝ったスタンプが置いてあって、これだけでも結構楽しめます。
そんな楽しみ方もしつつ歩いていると、槍沢のロングトレイルもあっというま。徳沢園では名物のソフトクリームもしっかりいただき、上高地のBTには3時40分に到着しました。
この後、上高地-平湯-新穂高とバスを乗り継ぎ、山行後の定番となった中崎山荘で硫黄の匂いのする温泉にゆっくりつかって疲れを癒しました。
この日は総距離39km。結構歩いたなと思いましたが六甲全縦は全長56辧生半可な気持ちでは完全縦走はきついでしょう。練習と体調管理に気を付けて臨みたいと思います。
何やっているんですか(笑)
すごすぎですよ
一瞬誤字かと思いました…。
読んでから、ちょっとの間、固まりました。
これなら、六甲は楽勝ですね
shirayamaさん こんばんは
知らない間に歩いてたって感じです。
この日はすごく調子よくって、出発前に飲んだアミノ酸が効いたのでしょうか(ドーピング?笑)
六甲本番であの調子が出せればいいんですけどね
しかし、寒かった お山はもう冬ですね
こんばんは。
なかなかいい感じですね。
余裕を感じますよ〜。
もうこれで全縦の完歩はバッチリ
あとは大会を楽しめるかどうかですね。
何と言っても2000人を越える人が参加しますから。
渋滞もありますからね。
あと1ヶ月ちょっと、体調に気をつけて本番を迎えて
ください。
今日、21時過ぎに栂海新道から帰ってきました。
無事、日本海に辿り着きましたよ
siriusさん こんばんは
無事帰ってこられましたか、有言実行さすがですね
槍ヶ岳もそうでしたが、北アルプスは一気に冷え込んで冬が来たって感じでしたね。
地元のニュースでは立山も初冠雪だったと報じてました
栂海新道のレコ楽しみにしてます
当日チビ谷近辺(たぶん)で2人連れを抜いたの覚えてるでしょうか?その一人です。
その時、「えらく速いな」なんて二人で話てたんですが日帰りで上高地まで下られてたんですね
当方肩の小屋には約2時間遅れの11時に到着、千丈乗越経由で登ったんですが西鎌稜線上でえらい目に遭いました
またどこかですれ違うこともあるかもしれませんがその時はよろしく
HIRO778さん 初めまして
コメありがとうございます
しっかり記憶しております。何しろ真っ暗な中で歩いていて心細く、少し明るくなってきたところでお二人に追いついたので、「あ〜、ほかに人がいてよかった〜」という気持ちでした
またどこかの山でお会いできるといいですね
こんにちは
大切な六甲全縦の前に、怪我でもしたら・・・
な〜んて心配ご無用でしょうが このルート、この距離 凄すぎでしょう
帰りの交通手段のリスクがある周回で、見事ゆとりをもっての帰還
この調子だと、六甲上位入賞間違いなしですね
最近は、きのこに夢中だったのでウズウズしてます
久々週末ガッツリ行ってきますね
いやいや sanpo69さんの奥穂−西穂の日帰りに比べたらフラットな林道歩き中心の私なんてまだまだです
きのこも今朝のニュースで、天候不順で国産マツタケが例年の2倍の値段だとか
sanpo69さんは実益を兼ねたいい趣味をおもちだな〜とニュース見ながらふと考えてました
今週末は天気もよさそうですし、私も出かけたいと思ってます。お互いよい山行を
sakura0725様、こんばんは。
毎回レコを参考にさせていただいております。美しい紅葉の槍、ありがとうございます。
六甲全山縦走なるイベントがあると初めて知りました。
56kmとは凄まじいですね・・・
kamatsukaさん こんにちは
こちらこそ、kamatsukaさんのレコ拝見していつも「すごいなー」と感嘆していました
早月から剱岳登って北方稜線いって日帰りなんて常人じゃできませんよ。尊敬します。
六甲全縦は私も昨年siriusさんのレコで知ったのですが、かなり歴史のある大会らしく人気も高いようです。
下記がリンクです。来年はぜひご一緒しましょう
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/event/rokko/
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