記録ID: 1401259
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積雪期ピークハント/縦走
剱・立山
北ノ俣岳 遠かった
2018年03月12日(月) [日帰り]
富山県
岐阜県
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 12:54
- 距離
- 31.0km
- 登り
- 1,968m
- 下り
- 1,961m
コースタイム
天候 | 快晴 弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
和佐府〜飛越トンネル登山口 和佐府集落の大規模林道の赤い橋から先は、ガードレールの高さの積雪。 積雪面はフラットで、雪は良く締まりラッセルは皆無でしたが、融雪の状況により変わってくると思われます。朝の登りでは林道の上の斜面からの雪崩は有りませんでしたが、下り時には全層雪崩が大きな雪の塊と成ってデブリが道を塞ぎそうな勢いでした。 飛越トンネル〜寺地山 全面雪です。よく締まっており、ツボアシでも問題なく歩けました。数百歩に一回くらいは膝までの深さで踏み抜くことも有りますが、そんな程度です。 寺地山〜北ノ俣避難小屋近く 寺地山の山頂からは、飛騨山脈の山々が正面に見え、左手には薬師岳右手には黒部五郎、さらに右手に笠ヶ岳遠くに乗鞍山塊と御嶽山が良く見える展望地です。 細尾根のアップダウンの多い区間です。南斜面は急峻すぎて通過は不可。北斜面は凍った雪の斜面にうっすら新雪が乗った状態で、とてもスリッピーでしたので、尾根の芯通しで通過しました。 通常は緩んだ雪の北斜面をシールを貼ったスキー板を履いたまま鞍部に下ります。 北ノ俣避難小屋近く〜北ノ俣岳 北ノ俣西面の大斜面を登る事に成ります。広大な斜面は、ここから山頂まで2時間を要する広さです。 下部の2/3は藪がすべて雪で埋まり、見渡す限りの雪の斜面です。よく締まった雪は踏み抜きも無く歩くのが楽な所です。氷化した部分も多く、油断が出来ないところです。私はここでスキー板をデポしました。 上部の1/3は這松の枝が出る雪の斜面。這松のお陰で雪の密度は低く踏み抜き多発地帯。 この日は風が弱く助かりましたが、もし風が強ければ終始左からの冷たい風に当たり続ける事に成るでしょう。 ガスが濃い様なら、広い斜面では目標物が無く、道迷いの危険が大です。 這松帯を超えると、飛騨山脈の稜線に上がります。稜線上は風で雪が飛ばされ積雪は少なく、氷化した台地が広がります。 登山の技術的な難易度は高くありませんが、登山口までのアプローチの長さと、登山口から山頂までの距離が長く持久力を要求される事に成ると思います。 冬季にこの辺りへのレコが少ない理由が、なんとなく分かったような気がしました。 |
写真
撮影機器:
感想
遠かった・・それだけ。
では無い・・>笑
スキーを履いての登山ですが、滑走できなかったのでピークハントにしてあります。
一番のお気に入りのスキー板を履いて臨んだ北ノ俣岳。本当に乗りやすくて意のままに操れる(下手なりに)素敵なスキー板だった。
上りは良かったが、滑走に入った瞬間に私を襲った悲劇。そんなに大げさな事ではないんですが、シーズン前にスキー板に施した加工が致命的なものと成り、全く曲がらない板に大変身していました。
試し乗りくらいしておけば良かったと後悔しても、場所は北アの山の中。
曲がらない板で木にぶつかりそうになり、諦めて板を脱ぎ、背中に担いで下山。
雪が締まって居たからよい物の、踏み抜き多発なら遭難の文字が頭をよぎりました。
飛越トンネルから和佐府までの大規模林道は、やっと板に乗り滑って車まで戻る事が出来ましたが、「もう・・・スキーなんか辞めてやる」って何度も何度も叫んで居ました。
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