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Yamareco

記録ID: 1405995
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

北ア・爺ヶ岳(南尾根)

2018年03月17日(土) ~ 2018年03月18日(日)
 - 拍手
GPS
18:46
距離
23.3km
登り
1,976m
下り
1,961m

コースタイム

■2018/03/17(土)
08:05 日向山冬期ゲート出発
09:25 柏原新道登山口 09:38
11:12 八ッ見ベンチ 11:16
15:43 ジャンクジョンピーク 15:47
15:50 テント設営場所

■2018/03/18(日)
05:46 テント設営場所出発
05:53 ジャンクションピーク(御来光) 06:00
07:34 爺ヶ岳南峰山頂 07:36
07:56 爺ヶ岳中峰山頂 08:01
08:21 爺ヶ岳南峰
09:24 ジャンクションピーク 09:27
09:31 テント設営場所 10:23
12:11 八ッ見ベンチ
13:16 柏原新道登山口 13:19
15:04 日向山冬期ゲート帰着

■冬期ゲートから柏原新道登山口の間にスノーシェッドやロックシェッドが5箇所ぐらいあり、GPSのログが寸断したりあばれている箇所があります。寸断した箇所はカシミールで接続して、大きくあばれている箇所はカシミールで多少修正しています。登山口以降は無修正です。
天候 2日間とも快晴
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路(2018/03/17)
都内ー首都高ー中央自動車道ー岡谷JCT−長野自動車道−安曇野ICー県道310号−<柏矢町>−国道147号−<一中東>−県道148号−<俵町一>−県道45号−日向山冬期ゲート

■復路(2018/03/18)
日向山冬期ゲート−県道45号−<西原>−県道306号−国道147号−<豊科駅入口>−県道57号−安曇野IC−長野自動車道−<梓川SA>ー岡谷JCT−中央自動車道ー首都高速−都内

■駐車場
日向山冬期ゲートの手前左側に5、6台駐車可能。
マップコード 691 438 764*36
コース状況/
危険箇所等
■冬期ゲート−柏原新道登山口
大町アルペンラインは日向山高原先の冬期ゲートが閉められています。規制解除は4月中旬となっておりハッキリとした日時は提示されていません。
路肩には雪がありますが、道路はきれいに除雪されています。
冬期ゲートから柏原新道登山口まで約1時間半の舗装道路歩きです。

■柏原新道登山口−八ッ見ベンチ
前日または前々日に降ったと思われる積雪でトレースは全くありませんでした。
登山口から膝辺りまで沈むのでスノーシューで入りましたが、雪で尾根への取り付き点が分からず三番目の堰堤付近から急斜面をアイゼンに変えて直登しました。夏道は斜面をトラバース気味に登っていたと思います。直登する場合は、もう少し扇沢の上流(五、六番目の堰堤付近)から取り付いた方が楽かも知れません。
尾根筋に出てから八ッ見ベンチまでは夏道と思える場所を歩きましたが、ベンチから先の夏道は雪の下で単に雪の斜面と化していました。

■八ッ見ベンチ−ジャンクションピーク
当初は八ッ見ベンチの先のケルンの辺りから尾根に移ろうかと思っていましたが、八ッ見ベンチの先は雪の斜面しか見えなかったので、ベンチから尾根に乗りました。
尾根に乗った辺りはシャクナゲが起き始めていてチョットうざい感じでしたが、しばらくすると雪の下になりました。尾根の東側は亀裂が入ったり雪庇ブロックが落ち始めていて危険です。木の近くはツリーホールの上に新雪が乗った感じで数回腰まで落ちました。新雪の吹き溜まりも厄介で、股まで潜っても足もピッケルも下まで届きません。
ジャンクションピークまで、まさか新雪でもがくとは思っていませんでしたが、帰りは雪も締まっていて、アイゼンで楽に下れました。
赤テープや古い目印が要所にあり、登りではルートを外すことは少ないと思いますが、扇沢側へ枝尾根がいくつかありますので下山時、とくにガスると注意が必要です。

■ジャンクションピーク−爺ヶ岳
ジャンクションピークからは森林限界で西からの風がそこそこ吹き、夜中にうるさいので、少し下った樹林の中にテントを張りました。風も静かで快適に眠れました。
ジャンクションピークから先も全くトレースは無く、油断した踏み抜きが何回かありましたが、風で圧雪された場所を選んで歩けば沈むこともなく、アイゼンで快適に歩けました。
爺ヶ岳南峰直下は西風が強いので、バラクラバ、ヘルメット、ピッケルにアイゼン、アイゼンは前歯を使うので12爪でないと厳しいです。
南峰から中峰も雪は締まっていましたので快適ですが、西・北からの強風で東・南側には雪庇が出来ていますので注意が必要です。
大町アルペンラインの冬期ゲートです。日向山高原の先にあります。ここから柏原新道登山口まで約1時間半の歩きです。
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大町アルペンラインの冬期ゲートです。日向山高原の先にあります。ここから柏原新道登山口まで約1時間半の歩きです。
8時を過ぎました。今日はジャンクションピークまでなので急ぎません。冬のテン泊装備70リットルはチョット堪えます。
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8時を過ぎました。今日はジャンクションピークまでなので急ぎません。冬のテン泊装備70リットルはチョット堪えます。
アルペンラインは路肩に雪はあるものの綺麗に除雪されています。
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アルペンラインは路肩に雪はあるものの綺麗に除雪されています。
朝方はガスの中だった北アルプス、稜線のガスはまだ取れませんが、周囲の山々は霧氷で真っ白です。
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朝方はガスの中だった北アルプス、稜線のガスはまだ取れませんが、周囲の山々は霧氷で真っ白です。
最後のスノーシェッドを出ると目の前に岩小屋沢岳の稜線が真っ白です。ガスも上がり始め、青空が見え始めました。
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最後のスノーシェッドを出ると目の前に岩小屋沢岳の稜線が真っ白です。ガスも上がり始め、青空が見え始めました。
扇沢橋の手前が柏原新道の登山口です。いいタイミングで青空が広がってきました。気温はマイナス4℃、寒く感じますが風がないので助かります。
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扇沢橋の手前が柏原新道の登山口です。いいタイミングで青空が広がってきました。気温はマイナス4℃、寒く感じますが風がないので助かります。
柏原新道の登山口です。昨日か一昨日か、最近降ったと思われる新雪が積もっています。南尾根には人が入った形跡は無くトレースなどはありません。
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柏原新道の登山口です。昨日か一昨日か、最近降ったと思われる新雪が積もっています。南尾根には人が入った形跡は無くトレースなどはありません。
膝下辺りまで潜るので登山口からスノーシューで入ります。扇沢の三番目の堰堤付近で尾根筋への取り付きを探しますが、雪で取り付きが判りません。
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膝下辺りまで潜るので登山口からスノーシューで入ります。扇沢の三番目の堰堤付近で尾根筋への取り付きを探しますが、雪で取り付きが判りません。
急登の斜面をアイゼンとピッケルに換えて、ほぼ四つん這いで這い上がります。
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急登の斜面をアイゼンとピッケルに換えて、ほぼ四つん這いで這い上がります。
この急斜面にも亀裂が入っています。
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この急斜面にも亀裂が入っています。
うまく尾根筋に乗って八ッ見ベンチまで来ました。
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うまく尾根筋に乗って八ッ見ベンチまで来ました。
ケルンまで夏道で行こうと思いましたが、八ッ見ベンチから先は単に雪の斜面、八ッ見ベンチから尾根に乗ることにしました。
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ケルンまで夏道で行こうと思いましたが、八ッ見ベンチから先は単に雪の斜面、八ッ見ベンチから尾根に乗ることにしました。
八ッ見ベンチで行動食を詰め込みます。ガスが取れて青空が広がってきました。針ノ木岳、スバリ岳の稜線が真っ白で綺麗です。
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八ッ見ベンチで行動食を詰め込みます。ガスが取れて青空が広がってきました。針ノ木岳、スバリ岳の稜線が真っ白で綺麗です。
眼下には扇沢駅と駐車場が見えます。駐車場は一部だけ除雪されているようですが車は見えません。
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眼下には扇沢駅と駐車場が見えます。駐車場は一部だけ除雪されているようですが車は見えません。
八ッ見ベンチの目の前に赤テープがいくつか見えます。ここから尾根に乗ります。
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八ッ見ベンチの目の前に赤テープがいくつか見えます。ここから尾根に乗ります。
尾根に乗って1時間ぐらい、標高1780m辺りの東側は大きな亀裂が入ったり...
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尾根に乗って1時間ぐらい、標高1780m辺りの東側は大きな亀裂が入ったり...
大きな雪庇ブロックが落ち始めている箇所があります。
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大きな雪庇ブロックが落ち始めている箇所があります。
標高1820m辺り、西側のガスは完全に取れました。真っ白な稜線がまぶしいです。
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標高1820m辺り、西側のガスは完全に取れました。真っ白な稜線がまぶしいです。
岩小屋沢岳をアップに...
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岩小屋沢岳をアップに...
鳴沢岳から赤沢岳への稜線をアップに...
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鳴沢岳から赤沢岳への稜線をアップに...
だいぶ登って来たつもりですが登山口からまだ半分、おなかが空いたので西側の展望が開けた場所で昼食にします。針ノ木岳に乾杯!
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だいぶ登って来たつもりですが登山口からまだ半分、おなかが空いたので西側の展望が開けた場所で昼食にします。針ノ木岳に乾杯!
スノーシューをテーブル代わりに毎度質素な昼食です。
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スノーシューをテーブル代わりに毎度質素な昼食です。
針ノ木岳から赤沢岳への稜線が綺麗です。
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針ノ木岳から赤沢岳への稜線が綺麗です。
針ノ木岳とスバリ岳をアップに、質素な昼食の味付けはこれ...
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針ノ木岳とスバリ岳をアップに、質素な昼食の味付けはこれ...
赤沢岳から鳴沢岳の稜線をアップに、ドライのつまみはこれ...
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赤沢岳から鳴沢岳の稜線をアップに、ドライのつまみはこれ...
ビールを飲みながらのぞき込むと目眩がします。
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ビールを飲みながらのぞき込むと目眩がします。
南東方向からの尾根が見えてきました。もう少しでジャンクションピークです。
南東方向からの尾根が見えてきました。もう少しでジャンクションピークです。
岩小屋沢岳の稜線が近くなってきました。
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岩小屋沢岳の稜線が近くなってきました。
種池山荘、こちら側から見ると雪に埋もれているように見えます。
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種池山荘、こちら側から見ると雪に埋もれているように見えます。
ジャンクションピーク直下で登って来た尾根を振り返ります。
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ジャンクションピーク直下で登って来た尾根を振り返ります。
ジャンクションピークに立ちました。最初に目に飛び込んでくるのは爺ヶ岳の南峰(手前)と中峰(奥)です。新雪が綺麗です。動物の足跡さえ見当たりません。
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ジャンクションピークに立ちました。最初に目に飛び込んでくるのは爺ヶ岳の南峰(手前)と中峰(奥)です。新雪が綺麗です。動物の足跡さえ見当たりません。
針ノ木岳を正面に...16時近いので逆光気味ですが雲一つありません。左が蓮華岳、右が赤沢岳への稜線です。
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針ノ木岳を正面に...16時近いので逆光気味ですが雲一つありません。左が蓮華岳、右が赤沢岳への稜線です。
蓮華岳の左奥には槍ヶ岳と穂高岳です。奥穂高岳はガスのようですが前穂への吊尾根はクッキリ見えます。
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蓮華岳の左奥には槍ヶ岳と穂高岳です。奥穂高岳はガスのようですが前穂への吊尾根はクッキリ見えます。
岩小屋沢岳の稜線にも雪庇が見えます。風も無く静寂の中に一人立っていると時を忘れます。これからの北アはゆっくりノンビリ...やっと叶ったようです。
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岩小屋沢岳の稜線にも雪庇が見えます。風も無く静寂の中に一人立っていると時を忘れます。これからの北アはゆっくりノンビリ...やっと叶ったようです。
種池山荘
爺ヶ岳は明日へお預け、日が落ちる前にテントの設営をします。
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爺ヶ岳は明日へお預け、日が落ちる前にテントの設営をします。
ジャンクションピークは西風が強そうなので、稜線から少し下った場所にテントを設営します。風の音がうるさいとなかなか眠れません。
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ジャンクションピークは西風が強そうなので、稜線から少し下った場所にテントを設営します。風の音がうるさいとなかなか眠れません。
テントの設営を終えて日没を見ようとジャンクションピークに再び登って来ました。鳴沢岳と岩小屋沢岳の間に日が沈みます。
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テントの設営を終えて日没を見ようとジャンクションピークに再び登って来ました。鳴沢岳と岩小屋沢岳の間に日が沈みます。
日が落ちた針ノ木岳から岩小屋沢岳の稜線です。
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日が落ちた針ノ木岳から岩小屋沢岳の稜線です。
残念ながら爺ヶ岳は染まりませんでした。
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残念ながら爺ヶ岳は染まりませんでした。
槍穂もほとんど染まりません。一時期あれほど通った穂高、眺めているとまた行ってみたくなりました。さてテントに戻って一人宴会です。
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槍穂もほとんど染まりません。一時期あれほど通った穂高、眺めているとまた行ってみたくなりました。さてテントに戻って一人宴会です。
肴は炙ったイカでいい ♫...ってか
ったく、毎度質素な一人宴会です。
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肴は炙ったイカでいい ♫...ってか
ったく、毎度質素な一人宴会です。
いい気持ちでテントを出ると大町の灯かな...チョット寒いですが空気が澄んでいてクッキリ、19時前ですが眠くなりました。
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いい気持ちでテントを出ると大町の灯かな...チョット寒いですが空気が澄んでいてクッキリ、19時前ですが眠くなりました。
朝です。ご来光はジャンクションピークで...昨晩はゆっくりと眠ることができました。ジャンクションピークで最初に目に付いたのは富士山でした。
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朝です。ご来光はジャンクションピークで...昨晩はゆっくりと眠ることができました。ジャンクションピークで最初に目に付いたのは富士山でした。
ご来光です。今日も良い日でありますように...
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ご来光です。今日も良い日でありますように...
さて爺ヶ岳に向かいます。トレースを付けるのが勿体ない程きれいな稜線です。
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さて爺ヶ岳に向かいます。トレースを付けるのが勿体ない程きれいな稜線です。
歩いてきたジャンクションピークからの南尾根を振り返ります。右奥の蓮華岳が大きいです。蓮華岳の丸石尾根が気になります。冬期ゲート前にあった県外車、南尾根には入っていないので丸石尾根かな。
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歩いてきたジャンクションピークからの南尾根を振り返ります。右奥の蓮華岳が大きいです。蓮華岳の丸石尾根が気になります。冬期ゲート前にあった県外車、南尾根には入っていないので丸石尾根かな。
爺ヶ岳(南峰)にもあと少しと思わせるニセピークがあります。判っていたはずですが本命はまだ先でした。風が強そうで夏道が露出しています。
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爺ヶ岳(南峰)にもあと少しと思わせるニセピークがあります。判っていたはずですが本命はまだ先でした。風が強そうで夏道が露出しています。
剱岳を眺めながらエネルギーをチャージします。
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剱岳を眺めながらエネルギーをチャージします。
爺ヶ岳南峰直下です。ここからは西風が強いのでバラクラバにヘルメットを出します。ここでストックはピッケルに換えました。
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爺ヶ岳南峰直下です。ここからは西風が強いのでバラクラバにヘルメットを出します。ここでストックはピッケルに換えました。
奥に見えるピークは爺ヶ岳中峰です。そして東に延びる尾根が白沢天狗尾根、拡大して見ると東尾根から爺ヶ岳に向かう登山者が5人ほど見えます。
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奥に見えるピークは爺ヶ岳中峰です。そして東に延びる尾根が白沢天狗尾根、拡大して見ると東尾根から爺ヶ岳に向かう登山者が5人ほど見えます。
雪紋...きれいですが風が強い証です。
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雪紋...きれいですが風が強い証です。
剱岳と種池山荘が見えます。
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剱岳と種池山荘が見えます。
爺ヶ岳南峰の山頂です。時間は7時半、誰もいません。
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爺ヶ岳南峰の山頂です。時間は7時半、誰もいません。
鹿島槍ヶ岳です。予定はしていませんでしたが、時間的にはぎりぎり往復できるかな...
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鹿島槍ヶ岳です。予定はしていませんでしたが、時間的にはぎりぎり往復できるかな...
左から針ノ木岳、スバリ岳、奥に薬師岳、右は赤沢岳から鳴沢岳です。
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左から針ノ木岳、スバリ岳、奥に薬師岳、右は赤沢岳から鳴沢岳です。
針ノ木岳を中央にアップ...左は蓮華岳の稜線です。
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針ノ木岳を中央にアップ...左は蓮華岳の稜線です。
蓮華岳の左奥には槍ヶ岳、北鎌尾根の独標、前穂吊尾根などがきれいに見えます。
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蓮華岳の左奥には槍ヶ岳、北鎌尾根の独標、前穂吊尾根などがきれいに見えます。
種池山荘をアップに...
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種池山荘をアップに...
爺ヶ岳南峰
主三角点
2660m
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爺ヶ岳南峰
主三角点
2660m
爺ヶ岳中峰と奥は北峰です。さらに奥には頸城や北信の山々が見えます。
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爺ヶ岳中峰と奥は北峰です。さらに奥には頸城や北信の山々が見えます。
爺ヶ岳中峰山頂です。ちょうど東尾根から4名が登って来ました。全員女性、妙齢のお嬢さんです。すごいなぁ...東尾根でテン泊だそうです。
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爺ヶ岳中峰山頂です。ちょうど東尾根から4名が登って来ました。全員女性、妙齢のお嬢さんです。すごいなぁ...東尾根でテン泊だそうです。
中峰からの鹿島槍ヶ岳。未練がましく涎が出ますが左足にチョット違和感があるのであきらめました。昨日なんども踏み抜いて足をひねったかも...
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中峰からの鹿島槍ヶ岳。未練がましく涎が出ますが左足にチョット違和感があるのであきらめました。昨日なんども踏み抜いて足をひねったかも...
中峰から爺ヶ岳南尾根を見ています。先端がジャンクションピークで、右側へ少し下ったところにテントを設営しています。
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中峰から爺ヶ岳南尾根を見ています。先端がジャンクションピークで、右側へ少し下ったところにテントを設営しています。
こちらは爺ヶ岳東尾根、すっかりポピュラーになってしまったようです。たくさんの登山者が蟻ン子のように続いています。
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こちらは爺ヶ岳東尾根、すっかりポピュラーになってしまったようです。たくさんの登山者が蟻ン子のように続いています。
爺ヶ岳南峰に戻ります。爺ヶ岳中峰から下ってくると南峰も存在感があります。
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爺ヶ岳南峰に戻ります。爺ヶ岳中峰から下ってくると南峰も存在感があります。
蓮華岳の丸石尾根も気になるけど、新越尾根とかビョウブ尾根も気になります。岩小屋沢尾根は登れるのだろうか。
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蓮華岳の丸石尾根も気になるけど、新越尾根とかビョウブ尾根も気になります。岩小屋沢尾根は登れるのだろうか。
爺ヶ岳南尾根、帰りは自分のトレースを追えばいいのですが、登りでは気づかなかった雪庇の崩壊があります。
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爺ヶ岳南尾根、帰りは自分のトレースを追えばいいのですが、登りでは気づかなかった雪庇の崩壊があります。
ジャンクションピークの先端から大町市街を俯瞰します。奥は八ヶ岳(左)と南アルプス(右)のようです。間には薄らと富士山が見えています。
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ジャンクションピークの先端から大町市街を俯瞰します。奥は八ヶ岳(左)と南アルプス(右)のようです。間には薄らと富士山が見えています。
ジャンクションピークで振り返って、爺ヶ岳も見納めです。10回以上登っていると思うけど、飽きません。
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ジャンクションピークで振り返って、爺ヶ岳も見納めです。10回以上登っていると思うけど、飽きません。
テント設営地まで戻ってきました。テントの左側は雪庇です。夜中に徘徊すると危なかった。
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テント設営地まで戻ってきました。テントの左側は雪庇です。夜中に徘徊すると危なかった。
テント撤収完了、まだ10時半前です。時間的に余裕があるので精神衛生上いいですネ。
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テント撤収完了、まだ10時半前です。時間的に余裕があるので精神衛生上いいですネ。
1917P(JCTP)から左の尾根を10分ぐらい下ってくると西側の展望が開け、岩小屋沢岳が目の前にド〜ンと見える場所があります。沢筋にはデブリがスゴイです。
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1917P(JCTP)から左の尾根を10分ぐらい下ってくると西側の展望が開け、岩小屋沢岳が目の前にド〜ンと見える場所があります。沢筋にはデブリがスゴイです。
この尾根は登れそうな気がするけど、新越尾根...
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この尾根は登れそうな気がするけど、新越尾根...
尾根筋から扇沢に下る急斜面は雪が緩んで大変でした。アイゼンが雪で花魁状態になり、何度か滑落しそうになりました。登山口で装備を解除してゲートに戻ります。
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尾根筋から扇沢に下る急斜面は雪が緩んで大変でした。アイゼンが雪で花魁状態になり、何度か滑落しそうになりました。登山口で装備を解除してゲートに戻ります。
車道の脇には雪の壁があるのに、気の早い蕗の芽が出ていました。単調な車道歩き、趣向を変えて蕗を探しながら歩いてきました。
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車道の脇には雪の壁があるのに、気の早い蕗の芽が出ていました。単調な車道歩き、趣向を変えて蕗を探しながら歩いてきました。
信州春のお裾分け、ほろ苦い味を美味しく頂きました。
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信州春のお裾分け、ほろ苦い味を美味しく頂きました。

感想

北アルプスはゆっくりノンビリとテン泊で...
昔せわしなく歩いた北アはテントを担いでゆっくりと、やっと三回目。

昨年の3月、久しぶりに東尾根から爺ヶ岳に登った。
なぜか東尾根では好天に恵まれたことはなかった。
今年は南尾根から...
2月頃から準備をしていたが週末毎に天気は悪く、2日続けての好天はなかなか無かった。

南尾根は取り付きからシャクナゲなどの藪漕ぎがあるので、雪のある時期限定。4月に入るとシャクナゲやブッシュが起き出すので3月の中頃までには行きたかったが、ギリギリ17、18日に行ける目処が立った。

初日はジャンクションピークまで。テント設営には適した場所がいくつかあるので、15時頃までにジャンクションピークに着けばいい。
長野自動車道、塩嶺トンネルを越えて塩尻市、北アルプスはガスの中だった。
大町アルプスライン、日向山高原先のゲートに着いたのは7時半頃。登山者とおぼしき県外車があるので、先行者がいるとほくそ笑んだ。

ゲート前でお湯を沸かして朝食を摂り、ゲートを越えたのが8時過ぎ。
このころからガスが上がり始め、車道の両サイドの山肌は霧氷で真っ白、超きれい!
扇沢が近づくと鳴沢岳稜線のガスも上がり始め、真っ白な稜線と青空が見え始めた。
先行者のトレースは期待外れだったが、初めてでは無いし、要所に古い目印があることを知っている。
でも何度踏み抜いたことか...

久しぶりに立ったジャンクションピーク、雲・ガスのたぐいは全くなし。
そして、この時間に山頂にいられるのはテン泊ならでは...
一人宴会も久しぶり、車での一人宴会が出来なくなったので、これからはテン泊で...
普段4、5時間の睡眠も、途中起きずに10時間なんて記憶に無い。

ご来光はジャンクションピークで、チョット寒いが日の出までのピリッとした空気の感触がいい。
南峰を登り始めるとやはり西からの風が強い。直下でバラクラバ、ヘルメットを出してストックをピッケルに換えた。
南峰には誰もいなかったが、中峰に着いた時、4名の女性が東尾根から登って来た。
昨年の3月に東尾根から登ったがガスガスだった。今日は東尾根も最高だろう。

話を聞くと、東尾根にはたくさんの人が入っているようだ。彼女たち4人も東尾根でテン泊とか...
東尾根を俯瞰すると、2峰の辺り、白沢天狗尾根JCT辺りに何人もの登山者が見える。
昔は南尾根の方が冬期ポピュラーで、東尾根の方が難易度が高い印象だった。
彼女たちも南尾根はアプローチが長いと...

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コメント

ご無沙汰してます。
超ニアミスです。わずか数分違いだと思います。
昨年のhottenさんのレコを参考にさせて頂きました。
南尾根周回プランも検討しましたが東尾根ピストンにしました。2日間お天気に恵まれ幕営プランとしても最高だった事でしょう!お気に入りの尾根の1つになりました。お疲れ様でした。
2018/3/21 20:01
Re: ご無沙汰してます。
おはようございます、kuniyanさん!

またニアミスとは...
前回は確か雷の南アでした。

先ほどレコを拝見してきました。
素晴らしい天気でしたネ。
私は東尾根ではあまりいい思い出がないのですが、kuniyanさん初めての東尾根でこの好天に恵まれ、超ラッキーでした。
中峰の展望すばらしかったですネ。どの写真もきれいです。

東尾根は最近難易度が下がったようで、レコもあり人も多く入っているようです。
南尾根は不気味なぐらい静かです
ぜひ南尾根も訪れて下さい。

お疲れ様でした
2018/3/22 8:07
エネルギー源はロング缶
hottenさん、こんばんは!

亀裂や雪庇の崩落など、やはり危険と隣り合わせ
超一流の眺めを堪能するには、それ相応のリスクを伴いますね。
高いスキルをお持ちで、羨ましいですよ。
チキンな私、このレコで行った気になり、雪山ハイクで我慢します

それにしても、飲料水の代わりにロング缶
アルコール燃料で走るのは、ブラジルの車だけかと
思っていましたよ
また、年頃のお嬢さん!釣り合いが取れて良かったですね。
同世代、さぞかし話しに花が咲いたことでしょう
2018/3/22 20:55
Re: エネルギー源はロング缶
おはようございます、tailwindさん!
昨日の早朝、コメを拝見したのですが、新幹線の時間が迫っていて、レスできませんでした。今週は2回も日帰り関西...山より疲れます

たいしたスキルはありませんが、やはり雪山はいいです。
昔はその場所に立ちたい思いが強かったですが、もう無理なので、せめて昔セコセコ歩いたルートをテントを担いでゆっくりと...

お嬢さん...
冬山でお会いするお嬢さんには感心します。装備もしっかりしているし、それなりにお金もかけている...
私も薄給の頃、ほとんど山に費やしていたので、他に遊ぶお金がありませんでした。
下界に戻ると、訳の分からないお嬢さんばっかり
単にオヤジのたわごとですが...
2018/3/24 7:55
いったい何本のロング缶を...
hottenさんこんばんは。

昨年の東尾根とはうってかわって、好天に恵まれて実に素晴らしい景色、いいなあ。
ただ読者としては好天よりも荒天のほうが面白かったりして
GWは賑わう南尾根ですが、ゲート閉鎖中は静かでいいですね。
東尾根の方が人が多いというのは驚きです

ところで珍しくテン泊ですが、ついに解禁?
テン泊可だとますます面白そうな山行をやってくれそうで期待しちゃうんですが、今回はたまたまなのかな?

新越尾根、面白そうですね。来年あたり期待してますよ〜
2018/3/24 1:04
Re: いったい何本のロング缶を...
おはようございます、kanosukeさん!

> いったい何本の...
小学校で教わりませんでした?
ビールは1本、2本と数えるのではなく
1ダース、2ダースと...
へたれな私は1/2ダースが限度ですが

東尾根の難易度が下がったのには驚きです。
昔は、東尾根は鹿島槍と同じでチョット構えましたから
やはりアプローチが容易なのでしょう...
たくさんの人が入れば、ナイフリッジも踏み固められるでしょうネ。

もともと北アはほとんどテン泊でした。
昨年、2回テン泊で北アを歩き、テン泊の良さを再認識。
北アは無理せずに極力テン泊で再訪しようと思っています。

そろそろペットの介護から解放されそうですか
2018/3/24 8:26
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