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Yamareco

記録ID: 140735
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

徳本峠~霞沢岳往復~蝶ヶ岳~常念岳

2011年10月08日(土) ~ 2011年10月10日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
36.6km
登り
2,897m
下り
3,176m
MarkerMarker
30 km

コースタイム

10月8日(土)
上高地06:30-07:13明神-07:45標高1760mくらい07:58-08:59徳本峠小屋09:38-10:53 2261 11:08-12:28 K1ピーク 12:47-13:20霞沢岳13:24-13:51 K1ピーク 14:02-14:57 2261 15:08-16:11徳本峠小屋
10月9日(日)
徳本峠小屋06:46-07:38明神見晴らし07:51-08:46大滝槍見台09:10-10:18 2330北東の標高2360m地点10:33-11:31大滝山11:49-13:08蝶ヶ岳ヒュッテ
10月10日(月)
蝶ヶ岳ヒュッテ05:18-(三角点、蝶槍、2462で写真撮影&小休憩を挟む)-07:25 2512 07:43-08:58常念岳09:24-09:58前常念岳10:09-11:00標高2170mの下降点11:10-12:01標高1500mの分岐12:10-12:32三股駐車場
天候 3日間とも快晴!
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
・三股に車を1台デポ(これが下山後に○○になろうとは・・・)し、沢渡へ移動。
・ほりで~ゆ~から三股に向かう道は、時間帯通行止めがあるようです。夜間と日曜は実施しないとのことでしたが、下山した月曜日も祝日のためか問題無く通れました。
・沢渡到着がAM3時頃と遅くなったためか、いつも利用する足湯のある大きいところ(下記リンク地図中「市営第2」)は既に満車。次のバス停のところ「松本電鉄」も満車、その向かいの温泉の駐車場「お食事処池尻」に停めました(下山後、施設の受付で料金後払い、1日500円)。
・朝はバスにて、片道1200円。登山客の多さから時刻表始発より早い便が出ていた模様。
http://www.kamikochi.or.jp/modules/info_access/index.php?content_id=20
http://www.kamikochi.or.jp/modules/info_access/index.php?content_id=21
コース状況/
危険箇所等
◎水
水場は徳本峠手前の標高1870m付近の枝沢が最後。今回は道中で全く汲んでないです。
2人で計12リットル持っていき、9リットルほど使用しました。快晴だけど、気温は低め。ちなみにビールは計3.3リットル♪

◎登山道
K1ピーク直下は急斜面の登りで下山時は滑らないように注意。
大滝山直下の南西尾根は草が登山道に倒れて生えており、雨が降ったら滑りそう。
全体を通してよく整備されていて歩きやすいです。ただ、樹林帯ではぬかるみが多く、ドロドロに。

◎気温
気象庁の発表によると連休中の松本の最高・最低気温は
  最高  最低
8日 19.7  4.6
9日 22.3  5.2
10日 24.6  8.4
となっている。松本の標高は600mなので稜線は約10℃低いことになる。
寒いわけだ。凍るわけだ。

◎雪
上高地では5、6、7日に雨が降っているので、稜線は降雪があったはず。
このルートでは2500m以上の北側斜面のハイマツの根元になどに雪が残っていた。
ほとんどなくなっていて踏む機会はなし。
2006年の同連休は吹雪であったため、直前の天候チェックもするように。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
写真&コメント by yokoにてお届けします。AM6:30頃の上高地バスターミナル。この人の多さ!すさまじいです。涸沢はどうなってしまうのだろう・・・。
写真&コメント by yokoにてお届けします。AM6:30頃の上高地バスターミナル。この人の多さ!すさまじいです。涸沢はどうなってしまうのだろう・・・。
河童橋にて。うーん、いい天気!
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河童橋にて。うーん、いい天気!
明神岳。明神館もどえらい騒ぎ。だけど・・・
明神岳。明神館もどえらい騒ぎ。だけど・・・
大多数が横尾へと足を進める中、徳本峠を目指して右へ折れます。初、徳本行き!
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大多数が横尾へと足を進める中、徳本峠を目指して右へ折れます。初、徳本行き!
とたんに静かになりました。
とたんに静かになりました。
ぼちぼち紅葉。
霜のついた草。
ふりかえって明神岳。
ふりかえって明神岳。
穂高がチラ見えしはじめました。テンションup!
穂高がチラ見えしはじめました。テンションup!
到着!テント張ります。
到着!テント張ります。
小屋の内部隠し撮り。新しそう?
小屋の内部隠し撮り。新しそう?
奥が新館のようです。木のいいにおいがしました。
奥が新館のようです。木のいいにおいがしました。
小屋前からの眺め。
小屋前からの眺め。
さ、霞沢岳に向かって出発です。お向かいの穂高とは対照的な、のどかな樹林帯です、前半戦は、、、。
さ、霞沢岳に向かって出発です。お向かいの穂高とは対照的な、のどかな樹林帯です、前半戦は、、、。
日陰に雪が残っています。
日陰に雪が残っています。
ジャンクションピーク。
ジャンクションピーク。
このようなぬかるみが多いです。火打に続いてぬかるみに悩まされるとは・・・。
このようなぬかるみが多いです。火打に続いてぬかるみに悩まされるとは・・・。
見晴らしのよいところで休憩中。
見晴らしのよいところで休憩中。
霞沢岳です。まだ遠い~。
霞沢岳です。まだ遠い~。
まだ、遠い・・・。
まだ、遠い・・・。
穂高の眺めがいい感じになってきました。
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穂高の眺めがいい感じになってきました。
快晴ですの~。
K1が迫ってくると、とんでもない急登です。写真ではわかりにくいですね。
K1が迫ってくると、とんでもない急登です。写真ではわかりにくいですね。
まだか、まだか・・・!
まだか、まだか・・・!
ふぃ~~着いた~~!
ふぃ~~着いた~~!
模範解答のような穂高連峰の眺め。前穂~奥穂~西穂。吊尾根が美しい。
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模範解答のような穂高連峰の眺め。前穂~奥穂~西穂。吊尾根が美しい。
上高地から六百山経由でK1に直接上がってきたツワモノ夫婦。
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上高地から六百山経由でK1に直接上がってきたツワモノ夫婦。
笠ヶ岳こんにちは。行きたいが、笠新道はつらそうだ。
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笠ヶ岳こんにちは。行きたいが、笠新道はつらそうだ。
焼岳こんにちは。
焼岳こんにちは。
K1で引き返すパーティも。我々は霞沢岳ピークを目指します。
K1で引き返すパーティも。我々は霞沢岳ピークを目指します。
ちょっとやせ尾根。
ちょっとやせ尾根。
K1を振り返る。
はい、到着。ぶっちゃけ、地味~~!
はい、到着。ぶっちゃけ、地味~~!
証拠写真パチリ
さ、帰らねば。
例の夫婦は斜面をヤブこぎして去っていきました。上高地にダイレクトに下りるのでしょう。
例の夫婦は斜面をヤブこぎして去っていきました。上高地にダイレクトに下りるのでしょう。
徳本峠に戻りました。あーー疲れたあああ。テントが増えてます。ちゃんと霞沢岳登頂してからバッヂを買いました(笑)
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徳本峠に戻りました。あーー疲れたあああ。テントが増えてます。ちゃんと霞沢岳登頂してからバッヂを買いました(笑)
翌日。今日は蝶ヶ岳まで6時間半ほどなので、朝はのんびりできました。テン場より1分ほどの展望台にて。のんびりしすぎたか?もっと紅く染まっていたのかも。
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翌日。今日は蝶ヶ岳まで6時間半ほどなので、朝はのんびりできました。テン場より1分ほどの展望台にて。のんびりしすぎたか?もっと紅く染まっていたのかも。
朝日が透けてキレイ。
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朝日が透けてキレイ。
出発前、もう一回展望台へ(笑)
出発前、もう一回展望台へ(笑)
今日もいい天気!
こちらが小屋の玄関。小屋の右手にまわります。
こちらが小屋の玄関。小屋の右手にまわります。
手洗い水。トイレには紙があります。1回100円の寄付金をお願いします。3回使ったけど小銭がなくて200円、ゴメンナサイ。
手洗い水。トイレには紙があります。1回100円の寄付金をお願いします。3回使ったけど小銭がなくて200円、ゴメンナサイ。
本日の行程スタートでございます!基本、樹林帯です。そして、ぬかるみ。ヤレヤレ。
本日の行程スタートでございます!基本、樹林帯です。そして、ぬかるみ。ヤレヤレ。
小一時間で明神見晴らし。おおー、だいぶ角度が変わった。
小一時間で明神見晴らし。おおー、だいぶ角度が変わった。
おや、槍ではないですか。
おや、槍ではないですか。
恥ずかしそうに穂先だけ見せてます。
恥ずかしそうに穂先だけ見せてます。
明神見晴らしからの眺め。
2011年10月14日 06:21撮影
10/14 6:21
明神見晴らしからの眺め。
はいまた樹林でーす。
はいまた樹林でーす。
山と高原地図には「登るな」と書いてある櫓。
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山と高原地図には「登るな」と書いてある櫓。
登らせていただきました。おお!これまたいい景色!
登らせていただきました。おお!これまたいい景色!
やーー、たまらん。
やーー、たまらん。
2457から東斜面を歩きます。日当たりが良い!道が乾いているって素晴らしい~。
2457から東斜面を歩きます。日当たりが良い!道が乾いているって素晴らしい~。
遠く八ヶ岳と南アルプス
遠く八ヶ岳と南アルプス
道は細く斜めっています。すれ違いは難儀しそう。基本、人いないけどね!(笑)
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道は細く斜めっています。すれ違いは難儀しそう。基本、人いないけどね!(笑)
大滝山直前で展望が開けました!
大滝山直前で展望が開けました!
来た道を振り返る。
来た道を振り返る。
ああっ!ここも地味だ!ハイマツで視界がふさがり展望なし。
ああっ!ここも地味だ!ハイマツで視界がふさがり展望なし。
焼岳と上高地。
地塘におたま。かわいい。でもいっぱいいるとさすがに気持ち悪い。
地塘におたま。かわいい。でもいっぱいいるとさすがに気持ち悪い。
ぬかるみからの脱出もまもなく。
ぬかるみからの脱出もまもなく。
ひっそりと大滝小屋。
ひっそりと大滝小屋。
北峰ピーク。コチラの方が展望よし。
北峰ピーク。コチラの方が展望よし。
槍穂~常念のぜいたくな見晴らし。
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槍穂~常念のぜいたくな見晴らし。
ようやく、アルプスらしい道になりました。待ちわびたぜ。
ようやく、アルプスらしい道になりました。待ちわびたぜ。
蝶ヶ岳ヒュッテと槍ヶ岳。
蝶ヶ岳ヒュッテと槍ヶ岳。
地塘を渡る。
秋ー。晩秋の勢いですね。
秋ー。晩秋の勢いですね。
あとちょっと。
着きました~~。
着きました~~。
蝶のポーズ?
小屋でランチすることにしました。2時まで、すべりこみセーフ!牛丼、めちゃうま。
小屋でランチすることにしました。2時まで、すべりこみセーフ!牛丼、めちゃうま。
たまにはlastingの写真も。デジカメ故障中につき、400万画素の旧デジカメで。これは夕方のテン場。今日は50~60張り。まだ若干の余裕がありました。
2011年10月09日 17:10撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
10/9 17:10
たまにはlastingの写真も。デジカメ故障中につき、400万画素の旧デジカメで。これは夕方のテン場。今日は50~60張り。まだ若干の余裕がありました。
ビールが効いてずーーーーっと昼寝(笑)夕暮れの頃、ようやくテントから出る。
ビールが効いてずーーーーっと昼寝(笑)夕暮れの頃、ようやくテントから出る。
雲があってイマイチですなあ。
雲があってイマイチですなあ。
奥穂高山荘の明かり。どんだけ込んでいるのだろう。
奥穂高山荘の明かり。どんだけ込んでいるのだろう。
月が明るい。
惜しいなあ。
こっちのほうがキレイかも。
こっちのほうがキレイかも。
安曇野のまちあかり。
安曇野のまちあかり。
晩餐紹介。今夜の食材です。米を炊いている間に、ナス一本、タマネギ半玉、しいたけ、しめじ、エリンギ、エノキ少々を切ります。もちろん解けているが冷凍していた牛肉も。さて、何ができるでしょう?
晩餐紹介。今夜の食材です。米を炊いている間に、ナス一本、タマネギ半玉、しいたけ、しめじ、エリンギ、エノキ少々を切ります。もちろん解けているが冷凍していた牛肉も。さて、何ができるでしょう?
スーパーでタダでもらえるサイコロ状の牛脂を使い、肉、ついでタマネギ、ナス、キノコを炒めます。
スーパーでタダでもらえるサイコロ状の牛脂を使い、肉、ついでタマネギ、ナス、キノコを炒めます。
煮込みハンバーグ用のデミソースと濃縮トマトペースト、水適量を加えて煮込みます。水入れ過ぎたので煮詰め中。塩も加えました。できあがり~。なんちゃってビーフシチュー。ちなみに前夜は豚汁風味噌汁。
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煮込みハンバーグ用のデミソースと濃縮トマトペースト、水適量を加えて煮込みます。水入れ過ぎたので煮詰め中。塩も加えました。できあがり~。なんちゃってビーフシチュー。ちなみに前夜は豚汁風味噌汁。
最終日の朝。これまた曇っていてイマイチ。
最終日の朝。これまた曇っていてイマイチ。
今日は長く歩くので、先を急ぎます。蝶ヶ岳越しに富士山。
今日は長く歩くので、先を急ぎます。蝶ヶ岳越しに富士山。
三角点のあたりで撮影タイム。御嶽山、乗鞍岳が浮かび上がります。
三角点のあたりで撮影タイム。御嶽山、乗鞍岳が浮かび上がります。
静かな朝。早出のおかげで人も少なく、眺めを満喫できました。
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静かな朝。早出のおかげで人も少なく、眺めを満喫できました。
厚い雲からようやく太陽。でもこれが精一杯。
厚い雲からようやく太陽。でもこれが精一杯。
八ヶ岳、富士山、南ア。
八ヶ岳、富士山、南ア。
下界はうっすら雲の下。
下界はうっすら雲の下。
二重稜線。萌え。
二重稜線。萌え。
だんだんと明るくなってきた。
だんだんと明るくなってきた。
朝ぼらけ~
2011年10月14日 06:20撮影
10/14 6:20
朝ぼらけ~
常念岳上空。
雪残る奥穂高岳。
雪残る奥穂高岳。
御嶽山、乗鞍岳。
御嶽山、乗鞍岳。
表銀座縦走路。
陽当たり良好!
うっとりするlasting
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うっとりするlasting
振り返って蝶槍。
振り返って蝶槍。
洒落たペンキマーク。
洒落たペンキマーク。
洒落たペンキマーク2。これなら登りも頑張れそう。この後もハート&スマイル、いっぱい出てきます。
洒落たペンキマーク2。これなら登りも頑張れそう。この後もハート&スマイル、いっぱい出てきます。
青い~♪
常・念・岳!あんたも登らせるねえ。
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常・念・岳!あんたも登らせるねえ。
秋色槍ヶ岳。
大キレットはやっぱり大きいですねえ。
大キレットはやっぱり大きいですねえ。
拡大ー。
槍穂を撮っているyokoさん。by lasting
2011年10月10日 07:30撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
10/10 7:30
槍穂を撮っているyokoさん。by lasting
似たような写真が多くてすみません。
似たような写真が多くてすみません。
表銀座縦走路、西岳周辺。こちらも気持ちよさそうですね。
表銀座縦走路、西岳周辺。こちらも気持ちよさそうですね。
西穂はすっかり隠れ、前穂~奥穂~北穂の眺めと変わりました。
西穂はすっかり隠れ、前穂~奥穂~北穂の眺めと変わりました。
はー、気持ちい。
はー、気持ちい。
槍ヶ岳とヒュッテ西岳。表銀座での宿泊は大天荘→槍岳山荘と進んでしまうので泊まる機会がない。ヒュッテ大槍も泊まってみたいなあ。クラブ燕山荘会員だしね!
槍ヶ岳とヒュッテ西岳。表銀座での宿泊は大天荘→槍岳山荘と進んでしまうので泊まる機会がない。ヒュッテ大槍も泊まってみたいなあ。クラブ燕山荘会員だしね!
若干の紅葉。
前常念側から登ってくる登山者。
前常念側から登ってくる登山者。
山頂は賑わっております!
山頂は賑わっております!
はい到着!やっぱり登りつらかったーー!
はい到着!やっぱり登りつらかったーー!
きょーもいーてんきー♪
きょーもいーてんきー♪
常念岳ピークから。ええがな、ええがな~。
2011年10月14日 06:36撮影
10/14 6:36
常念岳ピークから。ええがな、ええがな~。
大天荘も見えます。わかるかな??
大天荘も見えます。わかるかな??
大天井岳へと続く道越しに燕岳、さらに背後に針ノ木岳。
大天井岳へと続く道越しに燕岳、さらに背後に針ノ木岳。
後立山もよーく見えます!
後立山もよーく見えます!
いい写真が撮れました。
いい写真が撮れました。
夏に訪れた三俣蓮華~鷲羽~水晶。
夏に訪れた三俣蓮華~鷲羽~水晶。
表銀座+裏銀座!!ダブルの贅沢。
表銀座+裏銀座!!ダブルの贅沢。
ちょいと下って分岐。前常念経由で下山します。
ちょいと下って分岐。前常念経由で下山します。
さらばー。
しばらく岩稜帯。
しばらく岩稜帯。
ひたすら、おりるべし!
ひたすら、おりるべし!
前常念直下はジェットコースターのような下り。滑らないように慎重に降りていきます。by lasting
2011年10月10日 10:14撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
10/10 10:14
前常念直下はジェットコースターのような下り。滑らないように慎重に降りていきます。by lasting
穂高、さらばー。この辺りザレ気味で滑る。
穂高、さらばー。この辺りザレ気味で滑る。
樹林帯に突入しカメラ出番無し。2207にワープ(笑)
樹林帯に突入しカメラ出番無し。2207にワープ(笑)
2207から急斜面の下りだが、くねくねと下っていくので歩きやすい。三股登山口に無事到着~。でもデポってた私の車が無事じゃなかった・・・。
2207から急斜面の下りだが、くねくねと下っていくので歩きやすい。三股登山口に無事到着~。でもデポってた私の車が無事じゃなかった・・・。
ここを登るのは本当に大変!by lasting
2011年10月10日 12:19撮影 by  u-miniD,Stylus V, OLYMPUS IMAGING CORP.
10/10 12:19
ここを登るのは本当に大変!by lasting

感想

この山域(ルート)に決定するまでさんざん迷った。
いくつか候補を挙げてyokoさんと話し合った結果、
お互いにトキメいたマイナーな霞沢岳~蝶ヶ岳に行くことに(常念岳は私のワガママで追加)。

霞沢岳は日本二百名山なのに知名度は低く、「どこにある山?」って感じだ。
私の山仲間でも知っている人は少ないだろう。ちなみに、カスミザワと読む。


前夜(7日の深夜)のうちに下山口の三股に車を1台デポして、もう1台で沢渡に移動。
沢渡の時点で気温1℃。稜線のテントが楽しみだ(笑)


仮眠した後、バスで上高地へ。

上高地はすっごい人。どこを見ても人、人、人。5度目の上高地だけど、こんなに人がいる光景は初めてだ。
10月の3連休、今年最後のアルプスという人も多いだろう。おまけに、天気予報でも山日和となっている。

集団に混ざって上高地を出発。

明神過ぎの分岐から人が一気に減る。
徳本峠へ向かう人は登山者全体の3%程だろうか。

上高地まで足を運んでおきながら槍でも穂高でもない山へ行く。
快晴なだけに苦渋の決断だ。

徳本峠にテントを立てて霞沢岳へ。
アップダウンの続く縦走路を経て山頂手前のK1ピークに(本当に長くて大変だった)。

西穂~奥穂~前穂の稜線がこちらを向いている。
なんだ、ここは。霞沢岳は穂高の絶好のロケーションポイント。

穂高に登ったことがある人には是非とも1度は登って欲しい。1度でいいから・・・・。
あ、行く方は徳本峠から距離が長いのでヘッドランプ持参推奨(当たり前だけど)。


2日目、夜中は寒かった。明日はもっと寒いぜ!

徳本峠~大滝山はほとんどが樹林帯。
歩き始めは「気持ちのいい朝、森林浴でリラクゼーション♪」なんて思ったけど、
ぬかるみが多々あり、2時間ほど歩いた頃には無心になる。
徳本峠~蝶ヶ岳直下の分岐ですれ違った人は20人弱。
穂高の涸沢では「テント1200張り、2000人)」だったらしく、こちらは静かな山歩きを堪能している。

大滝山まで来ると樹林帯は背の低いハイマツ帯へと変わり、ようやく穂高と再会。
だいぶ見える角度が変わってきて、大キレットや槍が見えるようになる。
あえて、あの稜線に行かずにこっちの稜線に来たんだ、うん。

蝶ヶ岳に着くと静かなルートとは違い、人がいっぱい。
ここから先は景色がいい人気ルート。
昨日の蝶ヶ岳ヒュッテには200人以上宿泊していたそうで。
朝早く徳本峠を出ていればこのまま常念小屋まで行くことも可能だけど、今日は蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊(テント泊)する。

ここは山頂直下にあるため、景色が素晴らしい。何より「日の入り」「日の出」の両方を見ることができる。
そして、霞沢岳が「穂高を正面から見るための山」なら蝶ヶ岳は「穂高を横から見るための山」。
残念ながら雲が出てきて「日の入り」と明日の「日の出」はどちらも見れなかったけど、暗くなっても槍穂の稜線が目の前にあり最高でした。


最終日はさらに寒い一晩であった。トイレ前の水が入っているドラム缶に分厚い氷が張っている。

日の出前に出発して槍穂の大キレットを真横に見ながら常念岳までの縦走。
常念直下の400mの登りはきつかったけど、山頂からは遠く後立山までの大展望。

前常念岳からジェットコースターのような下りを経て三股の駐車場に到着。

お疲れ様でしたー。

当初は越後三山に行く予定であった。しかし7月豪雨や台風などの影響で車道・登山道ともに、予定のルートは使用不可。単にピストンじゃつまらん、ということで変更。さて、どうしよう。
白馬~朝日とか、尾瀬とかも候補であったが、行きそうで行かない霞沢岳をこの機会に狙ってみることにした。徳本峠より往復、そして蝶ヶ岳~常念岳と抜ける2泊3日のルートである。

霞沢岳。間違いなく穂高の眺めが良い。霞沢岳~蝶ヶ岳は歩いたことのない道。蝶ヶ岳から先はもうずっと眺めが良いのはわかりきっている。うん、楽しそうだぞ。

三股に車1台をデポってAM3時頃沢渡Pに到着。いつもの市営第二はすでに満車だ。池尻に停めて仮眠。我々が停めた後もどんどんドンドンDONDON車がやってくる。明日、すごいことになりそうだ。

翌朝、上高地BTすごいことになっていた。えらい騒ぎ。トイレも渋滞。河童橋にも小梨平にもトイレあるよ!

そんな喧騒も明神館まで。徳本峠目指して右に折れます。初めて歩く道はワクワクする。
人混みから一転、静かな山歩き。秋山はこうでなくては。
肌寒い中登っていき、たまに振り返ると明神岳が輝いている。だんだんと穂高も顔を覗かせる。

徳本峠は渋いですね。バリバリ登らなくなったら、新島々~徳本峠を歩くときが来るだろうか。

身軽になっていざ霞沢岳へ。往復7時間強、長い道のりでございます。
樹林帯、地味につづくアップダウン、細い道、ぬかるみ・・・。アタック装備だけなのに、正直しんどい。K1直下の急登がハンパ無い。もーーー!!!

ようやくの思いでK1に着いた。期待の展望はというと・・・?
なるほどー!!!こう見えるのかーーー!!上高地からそそり立つ穂高連峰を真正面からドーン。「模範解答」って感じ。いいねーー。西穂~奥穂~前穂♪いただきました♪景色はここで十分だが、一応ピークは踏まねば、ということでちょっと進んで霞沢岳ピークもいただきました。

来た道をしんどく戻り、徳本峠に着くとテントが増えていた。
明日は楽ちん行程。19時には床につき、ぐっすり寝ました。

適当に起き、適当にご飯を食べ、適当に撤収し、適当に出発(笑)時間に余裕があるとこんなに気楽なものか。

大滝山まではず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと樹林、かつ、ぬかるみ(まだ続くのか・・・)。それだけに、たまにある展望スポットがとても素晴らしく感じる。
歩みを進めるごとに、どんどん見える角度が変わっていき楽しい。大滝槍見台は丸太に霜が付いていて滑るまいとヒヤヒヤ。
ぬかるんだ樹林帯を地味~に登り続け、2457でようやく東斜面に出て陽当たりが良くなる。八ヶ岳や南アルプスが見える。

大滝山直下でハイマツ越しに槍・蝶ヶ岳のお出まし。
大滝山荘を過ぎ北峰ピークからは期待通りの槍穂のパノラマロード。
若干のアップダウンを経て、蝶ヶ岳ヒュッテに到着ー!
これまでほとんど人にすれ違わず静けさを堪能していたが、さすがに蝶ヶ岳は賑わっている。涸沢はこんなもんじゃないんだろう。のちに知ったがテント1000張りだったそうだ。オソロシーー!!

蝶ヶ岳ヒュッテで牛丼ランチし(激ウマ♪)、ビール1本飲んだらめっさ眠くなった。日の入り具合の監視は後輩lastingに任せ、私はひたすら昼寝(笑)。山のテントで昼寝って何でこんなに気持ちいいんだろうね~~。

期待の日の入りは雲が厚めで今ひとつ。暗くなると、奥穂高山荘や涸沢の明かりがはっきりと確認できた。

そこそこ寒かったが、防寒の用意を万全に整えてきたので、あんなに昼寝したのに夜はまたぐっすり眠れました。一方のlastingは起きるなり開口一番、「朝が待ち遠しかった・・・」。笑。寒かったようです。

最終日はこれまた長丁場の予定なので、日の出は歩きながら観賞、雲があってイマイチだが、逆方向は御嶽山~乗鞍~焼岳~穂高~槍~大天井~常念と丸見え。
だんだんと明るくなっていく様子をうっとりと眺めながらの稜線歩き。

すっかり太陽も昇り、今日も晴天、青天!!
常念→蝶は2度歩いているが、蝶→常念は初。待ち構えるのは常念直下のながーい登り・・・ガンバ自分!
ハートやスマイルの粋なペンキマークに励まされつつ、常念岳に到着!
後立山、裏銀座、表銀座、槍穂と、相変わらず蝶~~あ間違えた超~~贅沢な見晴らしです。ニヤニヤ。

さてここからは延々と続く下り。延々と、、、。無心で下ったらエアリアタイムよりだいぶ早かった。

さて、レコの冒頭に書いた、私の車が○○になっていた件。
どうやらバッテリーが上がってたようです。

まず、スマートキーでドアが開かない。鍵を刺してドアを開けることができたが、エンジンはやはり廻らない。あちゃーーー。

メジャーな登山口であったことが幸いし、下山してきたおっちゃんがケーブルつないでくれて復活。よかった~~。本当にありがとう。

沢渡のlasting車を回収し、以前利用し良かった「杣の家」で温泉に入り人間に戻り、それぞれの帰路へ。

私は伊那までなのでさくっと帰宅。きっとlastingは中央道の渋滞に飲まれながらの帰宅だったことでしょう。

お疲れ様でしたー。越後三山は来シーズンね!

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