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記録ID: 1437327
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

十石山イグルー・白骨温泉ルート往復

2018年04月21日(土) ~ 2018年04月22日(日)
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GPS
--:--
距離
10.6km
登り
1,159m
下り
1,176m

コースタイム

1日目
山行
4:00
休憩
0:00
合計
4:00
10:00
230
13:50
十国峠小屋
2日目
山行
1:30
休憩
0:00
合計
1:30
10:00
90
十国峠小屋
11:30
十石山登山口
天候 両日快晴 気温高温、松本市で29度。
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
松本駅8時発の上高地線電車+バスの往復切符3500円(一週間有効)。でも帰りは載せてもらって後日払い戻し。手数料取られて返金は1300圓と少々。
小屋の戸開け ゲキさん撮影
小屋の戸開け ゲキさん撮影
小屋の窓開け ゲキさん撮影
小屋の窓開け ゲキさん撮影
小屋の窓開け ゲキさん撮影
小屋の窓開け ゲキさん撮影
ゲキさんにイグルー授業  〼村さん撮影
4
ゲキさんにイグルー授業  〼村さん撮影
窓の前の掘り出し ゲキ撮影
3
窓の前の掘り出し ゲキ撮影
イグルー 作りかけ
1
イグルー 作りかけ
短スキー登山靴滑りのボク 〼村さん撮影
2
短スキー登山靴滑りのボク 〼村さん撮影
十石山  ヨーコさん撮影
十石山  ヨーコさん撮影
穂高連峰とボク  〼村さん撮影
3
穂高連峰とボク  〼村さん撮影
小屋から下る  〼村さん撮影
小屋から下る  〼村さん撮影
富士見のヨーコさんが富山湾でさらってきた旬の酢味噌和え ゲキ撮影
5
富士見のヨーコさんが富山湾でさらってきた旬の酢味噌和え ゲキ撮影
仁、仁、ジンギスカン。ハギワラさんから。 ゲキ撮影
2
仁、仁、ジンギスカン。ハギワラさんから。 ゲキ撮影
穂高と滑降
夕景穂高 ヨーコさん撮影
5
夕景穂高 ヨーコさん撮影
シラビソ林
イグルーメルトダウン ヨーコさん撮影
3
イグルーメルトダウン ヨーコさん撮影
イグルー授業
鴨焼き ヨーコさん撮影
3
鴨焼き ヨーコさん撮影
玄関周り 〼村さん撮影
2
玄関周り 〼村さん撮影
夜空 〼村さん撮影
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夜空 〼村さん撮影
白山 〼村さん撮影
1
白山 〼村さん撮影
滑降のタカイさん 〼村さん撮影
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滑降のタカイさん 〼村さん撮影
甲斐駒、富士、北岳 〼村さん撮影
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甲斐駒、富士、北岳 〼村さん撮影
ボク 〼村さん撮影
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ボク 〼村さん撮影
一晩露光 〼村さん撮影
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一晩露光 〼村さん撮影
穂高 〼村さん撮影
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穂高 〼村さん撮影
沈陽 〼村さん撮影
3
沈陽 〼村さん撮影
シラビソ林のボク 〼村さん撮影
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シラビソ林のボク 〼村さん撮影
焼岳 昔滑った斜面 〼村さん撮影
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焼岳 昔滑った斜面 〼村さん撮影
〼村さん撮影
蓼科山と野焼きの霧ヶ峰 〼村さん撮影
3
蓼科山と野焼きの霧ヶ峰 〼村さん撮影
おお!水晶と鷲羽 〼村さん撮影
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おお!水晶と鷲羽 〼村さん撮影
〼村さん撮影
水晶と鷲羽 〼村さん撮影
水晶と鷲羽 〼村さん撮影
槍と西穂 〼村さん撮影
1
槍と西穂 〼村さん撮影
夜景 〼村さん撮影
2
夜景 〼村さん撮影
夕景 〼村さん撮影
1
夕景 〼村さん撮影
小屋を前に〼村さん撮影
小屋を前に〼村さん撮影
ヨーコさんと穂高
3
ヨーコさんと穂高
ボクの滑り 〼村さん撮影
4
ボクの滑り 〼村さん撮影
踊るように滑るタカイさん 〼村さん撮影
1
踊るように滑るタカイさん 〼村さん撮影
穂高とボク 〼村さん撮影
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穂高とボク 〼村さん撮影
タカイさん撮影
タカイさん撮影
タカイさん撮影 ころぶところ
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タカイさん撮影 ころぶところ
タカイさん撮影 ころんだところ
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タカイさん撮影 ころんだところ
タカイさん撮影 樹間くねくね滑降
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タカイさん撮影 樹間くねくね滑降
夕日にクマ帽子 ゲキさん撮影
夕日にクマ帽子 ゲキさん撮影
泡温泉上の展望台より乗鞍岳
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泡温泉上の展望台より乗鞍岳

装備

個人装備
スコップ+のこぎり スキー・ストック・シール その他冬山泊個人装(寝具一式・ナイフや灯り地図磁石食器)

感想

松本市の最高気温が4月なのに29度の日。
ゲキさんにイグルーつくりを教える約束が、ずれ込んで4月下旬になってしまった。十石小屋の小屋開けチームの機会に合流して登った。やはりもうイグルーには難ある季節になっていた。
十石山は、一昨年安房峠から乗鞍岳への3日山行のとき通過したけれどその時はガスで無展望だった。地形図に小屋と描いてあるけれど、営業小屋でもない、人が多いわけでもないほぼ行き止まりのこの山に何故小屋があるのかな?とは思っていた。今回はこの小屋を世話するメンバー面々に話を聞いて、北アルプスでは珍しい自主建築、勤労奉仕隊維持の、東北みたいな山小屋と知った。建設にまつわる写真集もあった。90年代なかば、タイヘンな行政書類をクリアして熱意一番で建設した小屋だった。とても立派な大黒柱が印象的。建設に関わった乗鞍山麓の人たち、強くいろんな人を引き込む力のある人たち、さまざまな技能を持つ人達が関わってこの小屋ができたことが伺えた。だが時代はめぐる。世代が回って、今はまた曲がり角なのだとも。小屋というのは、建てた後にまた続いて強い力が要るのだ。
*****
上高地線とバスを乗り継ぎ、白骨温泉へ。電車内では「関わり合いにならないで光線」を放射する日本の高校生と、「それも日本の見どころ」と同居する外国人旅行者の中に、地下足袋、接ぎズボンの出で立ちで乗り込む。往復券で松本から3500円也。
初めて来た白骨温泉のバス停前の案内所で、掃き掃除をしていたおじさんとひと話しして、上を目指す。土を踏みしめる地下足袋が足に心地よい。急登を越え、雪を踏み、雪が道を隠した1740あたりで登山靴に替え、シールスキーにする。大きなシラビソのある気持ちのよい緩斜面だ。おにぎりを二つ食べて、針葉樹密生の急斜面帯を越えて樹林限界を超えると、穂高南面が見慣れない好角度で見え始める。でも全開の展望は小屋の横に行くまで、おあずけだ。

小屋開きの一行とは、小屋で合流。みな、写真とバックカントリースキー好きという顔触れだった。なるほど、この山は、山スキーにすごくよい山だ。山頂部の標高差300mは、秘められたスキー天国だ。それに岳沢正面の穂高の眺めはここだけのもの。4時間の登りが要るから、リフト頼みのBCはここには来ない。
ゲキさんに、イグルーのブロック切りとブロック積みのコツを伝授する。もう、黄砂で色づいて再結晶している表面のザラメ層は固くて全然刃が入らず。数日前に積もった最後の雪の層でかろうじてズルズルのブロックを切って積む。高温気象なので案の定、完成後30分で崩壊した。でもまあ、ブロック切るのはうまくなった。
ゲキさんのハンガリアン鴨焼き、それに〼村さんの穂高わさび載せ。ヨーコさんの自作ホタルイカ沖漬けと酢味噌和え、それにタカイさんにおにぎりゴッツァンになってハギワラさんにマルタイ恵んでもらった。家庭内腹話術の話などしてまどろむ。皆、夜中、早朝にイソイソと撮影に出かけていた。

下山におよび、最先端の板やビンディングやテレマークの滑りを見て、「は、速い!」というのが印象。こちらはほぼ50年前のビンディングと登山靴の短スキーでまろびながらの滑降で、十石山東尾根1200mを下る。痛快だ。

バックカントリーというのは現在の山スキーにあたる呼称なのだが、やはり靴やスキーを「滑り重視」か、「登り、山越えの方便」と見なしているかの立ち位置の違いはあるのだろう。僕の場合はやはり、「いいえ、山スキーです」となりそうだ。

白骨のあの娘の宿も気になってはいたが、今回は乗鞍湯けむり館に浸かり、カツ丼食べて下山。ヨーコさんの車に便乗して草間彌生展前バス停まで乗せてもらった。感謝。バス停脇に座り込んでいた老婆と暑いですねえなどと話をしているうちに自宅行き路線バスが来て帰宅。玄関開けた二人の女は顔を見るなり、「おとう、日焼けしたねぇ!」「なになに、逆パンダ?」と嬉しそう。

今回の写真は、同行メンバのみなさんの提供です。滑りも撮りも、玄人でした。

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コメント

すごい
 おはようございます。
リアルにね、記録の中に、こんな素晴らしい写真、観たことないよ!yoneちゃんありがとう ”夜空”もう、最高
2018/4/25 5:43
Re: すごい
夜空、手間かかっていますよ。撮ったの、僕じゃないですからね。
2018/4/25 8:36
43
一寸辻まことを彷彿させますね。
2018/4/25 10:42
Re: 43
辻まことさんはこんなに踊るように滑るのですか。
2018/4/25 18:57
プロフィール画像
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