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Yamareco

記録ID: 144288
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳(新穂高温泉からのピストン/白出沢ルート)

2011年10月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
14:00
距離
21.8km
登り
2,197m
下り
2,179m

コースタイム

3:10 新穂高温泉
3:45 穂高平小屋
4:19 白出沢出合
5:32 重太郎橋 5:45
6:04 鉱石沢
6:37 荷継沢 6:50
9:30 穂高岳山荘 9:50
10:30 奥穂高岳山頂 11:00
11:30 穂高岳山荘 12:00
14:06 荷継沢
14:34 鉱石沢 14:40
15:00 重太郎橋 15:05
16:00 白出沢出合
16:44 穂高平小屋
17:10 新穂高温泉
天候 ときどきガスが出るも概ね晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
松本ICまで中央自動車道、長野自動車道
松本ICから平湯温泉までR158
平湯温泉から栃尾までR471
栃尾から新穂高温泉まで県道475号
コース状況/
危険箇所等
◆登山口について◆

・登山者用無料駐車場が深山荘の対岸、新穂高温泉バスターミナルの約700m手前にあります
・登山ポストおよびトイレは新穂高温泉バスターミナル(登山指導所)および林道入口にあります


◆登山道について◆

そういえば今年は山で紅葉を見ていないなあ、でも人の多いところは苦手だし…
ということで静かな山行が出来るところを探した結果、白出沢ルートに行き着きました。

穂高といえば、涸沢に象徴されるように華やかなイメージがあります。
一方、この白出沢ルートは距離が長い上に標高差2,100mと非常にハードなため敬遠されているようですが、
むしろそこに惹かれました。
それに加え、クライマックスのガレ場に陣取る雪渓がもっとも小さくなる時期ということも、後押しとなりました。

さて、今回も恒例のナイトハイクでスタートです。

まずは、新穂高温泉を右俣方面に進路を取ります。
運行前の新穂高ロープウェイの横を過ぎ、ゲートを越えます。
しばらくは蒲田川の音を左手に聞きながら、林道を歩きます。

営業を終了してひっそりと静まり返った穂高平小屋の前を通り過ぎ、1時間強で白出沢出合に到着します。
ここで、槍ヶ岳への登山道と別れ、右に入ります。

ここからしばらくは、林の中の緩やかな道です。
やがて沢の音が近づき、重太郎橋に到着します。
ワイヤーで固定された材木で出来たこの橋は、夏山シーズンにのみ穂高岳山荘のスタッフの方によって設置されるそうです。
ただし、雨後など増水すると渡渉が困難となります。
最新の状況は山小屋等にお問い合わせください。

橋を渡ると、いよいよ岩切道(がんきりみち)です。
ハシゴを登ると、崖っぷちに登山道が張り付いています。
ここは、穂高岳山荘設立50周年を記念して開かれた道とのこと。
ダイナマイトを使って掘削されたそうですが、ほとんど人力での作業だったことを考えれば、往時の苦労は想像以上だったことでしょう。

道はところどころセメントで補強されていますから足場はしっかりしていますし、要所要所に鎖が設置されていますので、高度感はありますが、思った以上に歩きやすいという印象を受けます。
しかし、岩の間から絶えず水が浸み出しており大変滑りやすいので、通行には細心の注意が必要です。

しばらく進むと、鉱石沢に到着します。
ここを超えると、樹林帯の急登が始まりますが、そう長くはありません。

荷継沢を越えると、いよいよクライマックスのガレ場登りが始まります。
ちなみに、このルートには沢の渡渉箇所がいくつかありますが迷いやすいです。
地図等で事前に分岐等を確認されることをお勧めします。

荷継沢より上はジグザグに岩でできた道を登っていきます。
特に登りだと道が分かりにくいですが、浮石だらけでとても危険ですので、マーキングやケルン等を参考になるべく道を外れないよう注意が必要です。

やや左寄りにカーブしている道を進むと、前方に穂高岳山荘が建つ白出のコルが見えてきます。

ここからが長いです。
見えているのになかなか近づきません。
立ち止まっては息を整え、めざす白出のコルを見上げながら、黙々と登ります。

荷継沢から2時間40分でようやく穂高岳山荘に到着。
今日は平日、しかも小屋閉め(11月4日の宿泊までだそうです)が近づいていることもあってか、人はまばらです。

小屋のスタッフの方にごあいさつし、奥穂本体に取り付きます。
はじめは鎖やハシゴの連続ですが、登り切ればあとはすぐです。
稜線に出るととても風が強いです。日陰には凍っている水たまりもありました。
麓との気温差が大きいですので、衣服等に工夫が必要かと思います。

山頂には先客がお二人いらっしゃいましたがすぐに下山されたため、山頂はほぼ貸し切りでした。
北アルプス最高峰にして人気の奥穂高岳をこんな晴天の日に独り占め出来るなんて、本当に贅沢です。

さて、登頂のご褒美である展望を楽しみます。

笠ヶ岳より北や槍方面は雲に隠れていましたが、西側の乗鞍岳や御嶽山、白山は見えました。
南に目を転ずれば、前穂、明神岳、常念、そして表銀座が。
さらには南アルプスや富士山も。

パノラマを十二分に満喫し、下山を開始します。

しばらく進むとなんとビックリ、山ガールの登場です。
今まで彼女らとは無縁の山歩きが続いたため、新鮮でした。
とてもまぶしいです(ってオッサンか!)。

穂高岳山荘で昼食を摂り、バッジを購入して、いよいよ穂高とお別れです。

ガレ場の下りは、思った以上に膝にきます。
サポートタイツ&ストックがあっても結構キツイです。
下りも長いですので、一歩一歩、努めてゆっくりと降りました。

林道に降りてすぐ、ニホンカモシカに出会いました。
逃げるそぶりもなく、道端の草を食んでいます。悠然としたものです。
しばらくすると、河原の方へゆっくりと去って行きました。

朝は真っ暗だったため気付かなかったのですが、林道は一面落ち葉に覆われて、絨毯のようになっていました。
盛りは過ぎたとはいえ、まだまだ十分に美しいです。
疲れた身がどれほど癒されたことでしょうか。

とにもかくにも、なんとか明るいうちに新穂高温泉に帰着しました。

振り返ってみれば、山荘までにお会いしたのはお二人、山頂往復の間にも数人のみでした。
独り静かに山と自分に向き合い、とても濃密な一日を過ごすことが出来ました。

距離約21km、標高差約2,100m、行動時間14時間。
いや〜今日もよく歩きました♪



下山後のお風呂は「中崎山荘 奥飛騨の湯」にお世話になりました。
http://shinhotaka.com/nakazaki.html



林道をしばらく進むと奥穂高岳方面への分岐があります
ここからが本格的な登山道のスタートです

(帰路にて撮影)
2011年10月24日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 16:00
林道をしばらく進むと奥穂高岳方面への分岐があります
ここからが本格的な登山道のスタートです

(帰路にて撮影)
(帰路にて撮影)
2011年10月24日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 16:00
(帰路にて撮影)
この山域には、蒲田川の支流に沿って渡渉ポイントがいくつかあります

(帰路にて撮影)
2011年10月24日 16:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 16:00
この山域には、蒲田川の支流に沿って渡渉ポイントがいくつかあります

(帰路にて撮影)
はじめは林の中を歩きます

(帰路にて撮影)
2011年10月24日 15:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:59
はじめは林の中を歩きます

(帰路にて撮影)
展望が開けると、笠ヶ岳が
影穂高が印象的です
2011年10月24日 07:16撮影 by  T-01C, FUJITSU
2
10/24 7:16
展望が開けると、笠ヶ岳が
影穂高が印象的です
笠アップ
右側に小屋も見えます
2011年10月24日 07:16撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
2
10/24 7:16
笠アップ
右側に小屋も見えます
鉱石沢
2011年10月24日 06:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 6:04
鉱石沢
ゴゼンタチバナ(実)
2011年10月24日 06:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 6:25
ゴゼンタチバナ(実)
ガスを従えて御大のご登場
2011年10月24日 06:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 6:35
ガスを従えて御大のご登場
荷継沢
かつて荷継のための小屋があった場所です
2011年10月24日 06:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 6:38
荷継沢
かつて荷継のための小屋があった場所です
変わった形の雲
昇り竜かな?
2011年10月24日 06:46撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 6:46
変わった形の雲
昇り竜かな?
白出沢に取り付いてしばらくは草原の中を歩きます
2011年10月24日 06:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 6:50
白出沢に取り付いてしばらくは草原の中を歩きます
ナナカマド
かろうじて
2011年10月24日 06:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 6:54
ナナカマド
かろうじて
さあ、いよいよガレ場の登りです
2011年10月24日 07:17撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 7:17
さあ、いよいよガレ場の登りです
はるか彼方に白出のコルが見えてきました
ここからが遠い…
2011年10月24日 07:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 7:36
はるか彼方に白出のコルが見えてきました
ここからが遠い…
マーキングを見落とさないように
2011年10月24日 07:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 7:38
マーキングを見落とさないように
セバ沢の雪渓
今最も小さい時期です
2011年10月24日 07:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 7:41
セバ沢の雪渓
今最も小さい時期です
「アビナイヨ」???
飛騨弁でしょうか
2011年10月24日 08:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 8:06
「アビナイヨ」???
飛騨弁でしょうか
がんばれ、自分
2011年10月24日 08:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 8:07
がんばれ、自分
ようやく近づいてきました
2011年10月24日 09:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 9:06
ようやく近づいてきました
穂高岳山荘に到着
2011年10月24日 09:31撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 9:31
穂高岳山荘に到着
小屋は冬支度
支柱で建物を補強し、冬の豪雪に備えるそうです
2011年10月24日 09:47撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 9:47
小屋は冬支度
支柱で建物を補強し、冬の豪雪に備えるそうです
奥穂本体に取り付きます
ずいぶん登ってきました
2011年10月24日 10:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:07
奥穂本体に取り付きます
ずいぶん登ってきました
おっ
ジャンダルムだ
2011年10月24日 10:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:28
おっ
ジャンダルムだ
いよいよ
2011年10月24日 10:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:32
いよいよ
山頂に到着〜♪
2011年10月24日 10:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:36
山頂に到着〜♪
南のケルン方面
2011年10月24日 10:36撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:36
南のケルン方面
中央に富士山
見えますか?
2011年10月24日 10:39撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:39
中央に富士山
見えますか?
白山とジャンダルム
2011年10月24日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:41
白山とジャンダルム
常念岳〜蝶ヶ岳
    屏風岩
手前は涸沢
2011年10月24日 11:53撮影 by  T-01C, FUJITSU
10/24 11:53
常念岳〜蝶ヶ岳
    屏風岩
手前は涸沢
飛騨側
見えているのは神通川の支流の蒲田川です
2011年10月24日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 10:41
飛騨側
見えているのは神通川の支流の蒲田川です
御嶽山(奥)と乗鞍岳(手前)
2011年10月24日 10:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 10:42
御嶽山(奥)と乗鞍岳(手前)
御嶽山ズーム
2011年10月24日 10:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 10:41
御嶽山ズーム
岳沢から上高地を望む
2011年10月24日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:54
岳沢から上高地を望む
上高地ズーム
2011年10月24日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 10:54
上高地ズーム
大正池方面
2011年10月24日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 10:54
大正池方面
前穂高(左)と明神岳(右)
2011年10月24日 10:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 10:55
前穂高(左)と明神岳(右)
登ってきた道を振り返る
2011年10月24日 11:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 11:00
登ってきた道を振り返る
面白い標柱
ピッケルが乗っかっています
2011年10月24日 11:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 11:04
面白い標柱
ピッケルが乗っかっています
涸沢岳方面
穂高岳山荘は陰になって見えません
2011年10月24日 11:04撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 11:04
涸沢岳方面
穂高岳山荘は陰になって見えません
今日の山スイーツ�
鳥取銘菓「白うさぎフィナンシェ」
2011年10月24日 11:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 11:32
今日の山スイーツ�
鳥取銘菓「白うさぎフィナンシェ」
今日の山スイーツ�
広島銘菓「もみじまんじゅう」

紅葉狩りですから♪
2011年10月24日 11:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 11:32
今日の山スイーツ�
広島銘菓「もみじまんじゅう」

紅葉狩りですから♪
蝶ヶ岳方面
2011年10月24日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 11:51
蝶ヶ岳方面
美ヶ原方面
手前は蝶槍
2011年10月24日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 11:51
美ヶ原方面
手前は蝶槍
表銀座方面

大天井岳〜横通岳〜常念岳
2011年10月24日 11:53撮影 by  T-01C, FUJITSU
1
10/24 11:53
表銀座方面

大天井岳〜横通岳〜常念岳
ゴジラの背
奥は蝶ヶ岳〜大滝山
2011年10月24日 11:54撮影 by  T-01C, FUJITSU
4
10/24 11:54
ゴジラの背
奥は蝶ヶ岳〜大滝山
さあ、いよいよ下りです
道がどこか分かりますか?
(苔の付いている岩がヒントです)
2011年10月24日 12:06撮影 by  T-01C, FUJITSU
2
10/24 12:06
さあ、いよいよ下りです
道がどこか分かりますか?
(苔の付いている岩がヒントです)
下ってきた道を振り返る
2011年10月24日 13:20撮影 by  T-01C, FUJITSU
1
10/24 13:20
下ってきた道を振り返る
下りも長いです
2011年10月24日 12:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 12:02
下りも長いです
柱状節理ですね
2011年10月24日 12:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 12:30
柱状節理ですね
荷継沢と合流します
2011年10月24日 14:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:08
荷継沢と合流します
荷継沢から鉱石沢までの登山道です
2011年10月24日 14:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:12
荷継沢から鉱石沢までの登山道です
ハシゴも
2011年10月24日 14:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:27
ハシゴも
鎖も
2011年10月24日 14:32撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:32
鎖も
岩切道(がんきりみち)
崖っぷちです
2011年10月24日 14:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 14:43
岩切道(がんきりみち)
崖っぷちです
躊躇している暇はありません
2011年10月24日 14:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:45
躊躇している暇はありません
いやはやスゴい道です
2011年10月24日 14:53撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 14:53
いやはやスゴい道です
さようなら穂高岳
また来ますよ
2011年10月24日 14:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:54
さようなら穂高岳
また来ますよ
神通川の最初の一滴
やがて、日本海に注ぎます
2011年10月24日 14:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 14:55
神通川の最初の一滴
やがて、日本海に注ぎます
谷が幾重にも入り組んでいます
自然の造形美ですねえ
2011年10月24日 14:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 14:58
谷が幾重にも入り組んでいます
自然の造形美ですねえ
重太郎橋まで戻ってきました
2011年10月24日 14:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 14:59
重太郎橋まで戻ってきました
It's so wild!
2011年10月24日 14:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
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10/24 14:59
It's so wild!
岩切道を振り返る
2011年10月24日 15:08撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 15:08
岩切道を振り返る
岩切道設置を記念して架けられたプレートです
2011年10月24日 15:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 15:10
岩切道設置を記念して架けられたプレートです
ここからは緩やかな道を下ります
2011年10月24日 15:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:11
ここからは緩やかな道を下ります
蒲田川本流方面を望む

紅葉には渓谷がよく似合います
2011年10月24日 15:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 15:12
蒲田川本流方面を望む

紅葉には渓谷がよく似合います
ちっちゃな箱庭
カワイイ
2011年10月24日 15:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 15:15
ちっちゃな箱庭
カワイイ
苔の群生
見事です
2011年10月24日 15:15撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:15
苔の群生
見事です
ヒカリゴケかな?
2011年10月24日 15:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:18
ヒカリゴケかな?
白出大滝
2011年10月24日 15:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:18
白出大滝
里の近くにはまだ紅葉が
2011年10月24日 15:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:20
里の近くにはまだ紅葉が
大木がお出迎え

ヒノキかな?
2011年10月24日 15:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:42
大木がお出迎え

ヒノキかな?
ここまでくればあと少し
2011年10月24日 15:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 15:58
ここまでくればあと少し
林道まで戻ってきました
紅葉の絨毯の上を歩きます
2011年10月24日 16:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
1
10/24 16:05
林道まで戻ってきました
紅葉の絨毯の上を歩きます
穂高平の牧場です
牛さんはお留守です
2011年10月24日 16:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 16:42
穂高平の牧場です
牛さんはお留守です
穂高平小屋
(営業は10月中旬で終了)

背景は蒲田富士〜涸沢岳〜白出のコル
2011年10月24日 16:44撮影 by  Canon IXY DIGITAL 820 IS, Canon
10/24 16:44
穂高平小屋
(営業は10月中旬で終了)

背景は蒲田富士〜涸沢岳〜白出のコル
カモシカさんに遭遇
恥ずかしいからそんなに見ないで
2011年10月24日 16:20撮影 by  T-01C, FUJITSU
10
10/24 16:20
カモシカさんに遭遇
恥ずかしいからそんなに見ないで

感想

◆独り静かに穂高と向き合い、往時の労苦に想いを馳せる◆

昨年、穂高岳山荘に投宿した際に小屋裏から延びる白出沢に登山道があることを知り、ずっと気になっていました。
距離の長さと標高差ゆえに敬遠されるルートですが、静かな山歩きにはピッタリかなと。

ハイシーズンにはなかなか足が向かいませんでしたが、紅葉も一段落したので訪れることにしました。
やっかいな雪渓が最も小さくなる時期でもありますし。
厳しいルートであることは承知していましたので、事前のリサーチは十分に行った上で、お昼までに山頂に到達できなかったら引き返す覚悟を持って、穂高に臨みました。

今回は休日の翌日ということもあり、睡眠は十分でしたので、いつもよりも足取りは軽かったように思います。
登山に際しては体調を十分に整えなければならないということを、改めて痛感しました。

さて、白出沢ルートですが、無骨にして質実剛健という印象を持ちました。
穂高岳山荘のボッカ道ですし、実用第一といったところでしょうか。

いずれにしても、地形を最大限に活用したルートの設置やメンテナンスに費やす労力がいかばかりか、凡人にとっては想像を絶するものです。

これからも、山に関わる様々な方々のご尽力に感謝しながら歩き続けていきたいと思います。


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Nice work
That's a good long day's work on a difficult route, lynx-san, well done!
2011/10/25 17:40
very hard,but satisfied too much
hanameizanさん、こんばんは。
お褒めいただき、ありがとうございます♪
英語が苦手なので、日本語でお返事を差し上げることをお許しくださいwobbly

最近マイナールートに興味を持ち始めています。
穂高といえば華やかな涸沢が有名ですが、白出沢もいいですよ。
一歩一歩、静かに穂高と向き合うことが出来る、とても渋いルートだと思います。

めちゃめちゃハードですけどね
2011/10/25 20:02
lynxさんらしくていい感じです
てっきり富山シリ−ズかと思っていたら・・・
静かに紅葉を見たくて白出沢を登るとは普通じゃないですよ。(笑)
でもこういうハ−ドな山行の方がlynxさんらしくていいと思いますよ。

白出沢の登りはなかなかいいペ−スですね。
この分なら次回はジャンダルムを越えて西穂まで行けちゃいますよ どうです?

それにしても全く雪が無いようですね。
そろそろ11月だというのに。
もう一度穂高へ行きたくなってしまいます
2011/10/26 0:34
やっぱり行っちゃいました
siriusさん、こんにちは。
コメントありがとうございます♪

剱にも行けたし、正直いって今年のがんばる登山は終わりかなと思っていました。
でも、ここ最近のあまりの暖かさに誘われて、ついついその気になってしまいましたcatface

あっ、富山シリーズは気長に(不定期ですが)続けていきますので、そちらもよろしくお願いします。

ジャンダルム、憧れます。
もう少し岩稜歩きで鍛え、いつかは越えてみたいですpunch

晩秋の穂高で静謐に浸るのも素敵ですよね。
山には「オフ」なんてないと思いますwink
2011/10/26 12:52
白出沢
lynx1218さん、はじめまして。cirrusと申します。

以前から、lynx1218さんのレコをよく見させていただいています。
何となくですが、同じようなルートが好きそうな方だなぁと、勝手に感じていました。

で、今回の白出沢も、行きたいと思っていたルートだったので、とても参考になりました。
ありがとうございます。

先日、笠ヶ岳から白出沢の傾斜を見て、「キツそう・・・。」
と思ったのですが、やっぱりキツイんですね

来年、チャレンジしてみたいと思います
2011/10/26 17:47
渋すぎです
lynx1218さん、こんばんは。

いや〜コースタイム17時間20分日帰りしちゃいますか?
ぴったりくる形容詞が見つかりません
lynx1218さんらしいと言えばそれまでですが、渋すぎですね

これからは参考にしないことにします

私もガッツリ行きたくなりました。週末晴れたら
身の丈に合った処に出没してみます。

お体ご自愛ください
2011/10/26 19:44
山頂貸し切りいいですね〜。
lynx1218さん、おはようございます。

奥穂貸し切り最高ですね! 自分が昔行った時には激コミだったのでうらやましい。
この時期で雪がまだっていうのはめずらしいんでしょうね。

にしても相変わらず歩き過ぎですね〜。
自分はこまめにエネルギー補給しても9〜10時間でガス欠になります。
なぜそんなに歩けるんすか??

しばらく山に行ってないので今週末こそ行きたいです。
2011/10/27 6:03
はじめまして
lynx1218 さん

同日に奥穂に登った者です。僕は13時40分頃でしたが誰にもお会いしませんでした。写真誰かに撮って欲しかったなぁ〜。景観サイコーっすよね。風がかなり寒かったけど。
2011/10/27 12:34
岩切道に心意気を感じました!
cirrusさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪
私もcirrusさんのレコを楽しく拝見しておりました。
笠新道からクリヤ谷の周回はお見事でしたよ
私もいつか、挑戦してみたいと思いますpunch

最近はピークはもちろんですが、そこに至る「道」に興味があります。
道には、人々の山に寄せる想いが凝縮されていると思います。
それに触れるために山に通っているところもあって、岩切道に惹かれ、今回の山行に至った次第です。

cirrusさんもぜひおいでくださいwink
2011/10/27 20:07
ガッツリじゃないと物足りないかも
naotosasさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪

白出沢ルートですが、CTは長めに設定されていたように感じました。
行程の過半は緩やかな林道歩きですし、キツい急登はそれほどなかったからかもしれません。
naotosasさんなら、ササっと行けちゃうと思いますよ

紅葉の一段落したこの時期は、静かな山歩きが出来るのでいいですね。
もう少しいろいろ開拓してみますdash
2011/10/27 20:16
奥穂独り占め最高っす!
kontakaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪

しばらくご無沙汰でしたが、みなさんのレコを拝見して、居ても立ってもいられなくなってしまいましたcoldsweats01

確かに、10月末にしては暖かすぎるのかも。
これも温暖化の影響なのでしょうかspa

私は他の方々と比べて歩くのが遅いので、運動量が多いと錯覚されるのかもしれませんね。
行動範囲も広げるためにも、もっと早く歩きたいのですが…sweat01

今週末も、なんとかお天気保ちそうですね。
ぜひぜひ、おでかけしましょnotes
2011/10/27 20:25
こちらこそ、はじめまして!
yamacatsさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪
プロフィール写真の猫ちゃん、カワイイですね。
カメラ目線が素敵ですcat

お互い、いい日に登ることが出来てよかったですね。
yamacatsさんが山頂にいらっしゃる頃には、白出のコルは既にガスに隠れて見えませんでしたが、お天気が良かったようで何よりです。

穂高岳山荘のスタッフの方のブログを拝見すると、笠ヶ岳には雪が積もったようです。
紅葉と雪とのコントラストも素敵ですねmaplesnow
また、行きたくなってしまいますbleah
2011/10/27 20:33
どうもです
lynx1218さん

僕が奥穂から降りてくると穂高岳山荘のスタッフさんは野球してましたよbaseball
心細い僕にとってあのボールを打つ音、スタッフさんの笑い声が心地よく感じました、まぁすぐに降りちゃいましたけど

うちの猫かわいいでしょ〜 ご飯食べる時とかパソコンに向かっている時とか膝の上にのっかてきたりパソコンの上に座ったりともう目がはなせないんです。猫バカですいませんcoldsweats01
2011/10/27 21:15
そうですね
yamacatsさま

それって、愛されている証拠ですよ。
確かに猫って、人が何かしていると必ず様子を見に来ますよね〜☆

おノロケご馳走様でした。

これからもよろしくお願いしますcat
2011/10/27 22:05
やりますね〜
lynx1218さんお疲れ様です〜

遅コメですが・・・記録は見てましたよ
相変わらず鬼脚ですね
そのままジャンダルムの方へ行っちゃいそうな勢いですよ

人は少ないし、景色は素晴らしいし言う事無しじゃないですか〜
裏から登っていきなりドン!ッて感じでひらける眺望は最高でしょう

まだアルプス行けますかネエ
こんなレコ見たら刺激が強すぎますよ〜
日曜日に行こうか迷っちゃってます
2011/10/28 13:10
晩秋の奥穂はいいですね~
massyさん、こんばんは。
コメントありがとうございます♪

鬼じゃないですよ〜
でも、経験を積むほどより長く歩けるようになる実感はありますね。
あとは体調如何かなと

今回はむしろ「道」がメインでした。
今田重太郎さんをはじめ、穂高岳山荘の方々の山に対する思いの一端に触れることができ、感慨を新たにしました

北アルプスもいよいよ冬を迎えます。
過ぎゆく秋を満喫しましょう
2011/10/28 22:03
白出沢
こんにちは。
私も遅ればせながら行ってまいりました。

紅葉の終わった晩秋の穂高は最高ですね〜
山荘から上は雪でした・・・
2011/11/5 12:40
飛騨人の心意気ですね☆
raichouさん、こんばんは。
ビッグネームからコメントをいただけるなんて、感激しちゃいます。
ありがとうございます♪

白出沢ルート、大変お疲れ様でした。
今週末で穂高岳山荘も小屋閉めなので、最後のチャンスだったんですよね

信州のイメージが勝っていますが、穂高は飛騨の山なんですよね。
無骨ながら堅実な岩切道のような飛騨人の心意気を、私は白出沢に感じました。
またぜひ登りたいと思います。
今度は雪渓登りに挑戦してみようかな、と

4日に薬師岳から仰いだ穂高は、雪化粧してとっても綺麗でしたよ。
山荘から上のハシゴや鎖場、結構大変だったんではないでしょうか。お察し申し上げます

今度はぜひ、雷鳥屋にお伺いしたいと思います。
これからもよろしくお願いします
2011/11/5 18:41
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