日本オートルートをのんびり歩いて黒部五郎岳まで (室堂→五色ヶ原→薬師岳→黒部五郎岳)

2018年04月28日(土) ~ 2018年05月02日(水)

• GPS: 104:00
• 距離: 48.7km
• 登り: 3,231m
• 下り: 4,678m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:17
• 休憩: 0:53
• 合計: 6:10

8:30 スタート地点
8:30 8:30 室堂
9:30 9:40 一の越山荘
10:17 10:30 龍王岳下
11:08 11:18 鬼岳東面
12:10 12:20 獅子岳
13:15 13:25 ザラ峠
14:40 五色ヶ原山荘

2日目

• 山行: 6:41
• 休憩: 1:39
• 合計: 8:20

5:00 五色ヶ原山荘
5:35 5:45 鳶山
6:17 6:17 越中沢乗越
7:15 7:25 2560m
7:34 7:34 越中沢岳
8:05 8:15 2400m
8:40 8:50 2300m
9:24 9:40 スゴの頭
10:08 10:18 スゴ乗越
11:22 11:45 スゴ乗越小屋
12:29 12:39 2370m
13:20 間山池

3日目

• 山行: 7:09
• 休憩: 1:53
• 合計: 9:02

5:18 間山池
5:38 5:38 間山
6:15 6:30 2705m
7:30 7:40 北薬師岳
8:38 8:53 薬師岳
9:20 9:35 薬師岳山荘
10:10 10:17 薬師峠
10:44 11:00 太郎平小屋
11:40 11:53 2380m
12:44 12:54 2530m
13:45 13:57 北ノ俣岳
14:20 宿泊地

4日目

• 山行: 6:39
• 休憩: 2:29
• 合計: 9:08

5:50 宿泊地
6:40 6:50 中俣乗越
7:26 7:36 2540m
8:43 9:34 黒部五郎岳
9:54 10:10 2540m
10:50 11:05 中俣乗越
11:57 12:07 赤木岳下
12:37 12:47 前夜宿泊地
13:23 13:50 北ノ俣岳
13:55 13:55 神岡新道分岐
14:58 北ノ俣避難小屋

5日目

• 山行: 4:32
• 休憩: 0:45
• 合計: 5:17

6:20 北ノ俣避難小屋
7:04 7:14 寺地山
8:00 8:10 飛越新道分岐
9:00 9:15 1700m
10:23 10:33 飛越新道登山口
11:37 11:37 和佐府バス停
11:37 ゴール地点

天候

4/28〜29快晴微風
4/30晴れ強風
5/1晴れ微風
5/2曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車

往路 扇沢駐車場まで自家用車
飛騨市神岡町和佐府に下山。和佐府→濃飛バス神岡営業所→平湯温泉→松本バスセンターまでバスを乗り継ぐ
(和佐府からのバスは飛騨市営のデマンドバスで前日まで予約、200円)
松本(電車)→信濃大町(タクシー)→扇沢

写真

4/30 8:29

【初日】
扇沢一番便6:30に乗り室堂に7:50に到着できた

4/30 8:29

立山、雪少ない感じ

4/30 8:29

一ノ越に向かって8:30出発。荷は21kg、これでも軽量化したんだがな、5泊分は重い

4/30 8:35

快晴微風

4/30 8:46

振り返り奥大日岳

4/30 8:46

毛勝三山

4/30 8:46

別山

4/30 9:27

一ノ越に着いた。さっそくヤリー、あそこまで行きたいな

4/30 9:27

こちらは笠ヶ岳

4/30 9:27

龍王岳

4/30 9:50

雄山

4/30 10:17

龍王岳基部。これからのルートが見渡せる。近いような遠いような

4/30 10:17

アップして五色ヶ原、薬師岳、黒部五郎岳

4/30 10:18

薬師

4/30 10:18

黒部五郎

4/30 10:18

笠

4/30 10:18

ヤリー

4/30 10:19

白山

4/30 10:51

さっそく雷鳥つがいに遭遇。もう夏毛入ってるな

4/30 10:51

♂

4/30 10:52

♀

4/30 11:02

鬼岳下。スキーヤーは一の越から龍王岳巻いてここに上がってきます

4/30 11:02

龍王岳を振り返り、左のイワイワを下った。雪付いてたら危険な斜度だった

4/30 11:29

鬼岳巻いてグッと下り獅子岳を登り返す

4/30 12:03

雄山の右は五龍かな

4/30 12:03

その五龍

4/30 12:11

五色ヶ原山荘半分出てる。営業してないからビールは飲めないんだよ

4/30 12:19

右雄山、左龍王岳鬼岳獅子岳

4/30 12:21

黒部湖、針ノ木谷

4/30 12:33

誰もいないから自撮り

4/30 13:14

ザラ峠、佐々成政だったかな

4/30 14:13

大好きな赤牛岳がずっと横にある

4/30 14:16

五色ヶ原への登りはいつもしんどい。先行者がいる

4/30 14:36

雪ばかりで焼けるー

4/30 14:37

上がってきたぞ。もうすぐ小屋

4/30 15:34

五色ヶ原山荘の横にテント張る、赤牛

4/30 16:04

広大な五色ヶ原に一人。五色好きで4回目？5回目？

4/30 16:10

春山はウィスキーオンザスノー

4/30 16:31

ウィンナとスナップエンドウ

4/30 17:52

日が陰ります

4/30 17:53

雲ノ平

4/30 17:53

赤牛岳

4/30 17:53

針ノ木岳

5/1 5:05

【2日目】
ご来光、今日も快晴だ

5/1 5:06

針ノ木岳から昇る

5/1 5:28

薬師岳見えてきた

5/1 5:29

振り返り五色ヶ原

5/1 5:37

鳶山から薬師岳

5/1 5:37

右から水晶赤牛ヤリー

5/1 5:40

黒部五郎岳アップ

5/1 5:40

笠ヶ岳アップ

5/1 5:40

ヤリアップ

5/1 5:41

鍬崎山

5/1 5:47

鳶山の下りトラバースは一部夏道

5/1 5:51

その後は恐怖のトラバース、滑落したら相当下まで落ちるな。足元はトレースあって朝早いから大丈夫

5/1 6:11

越中沢乗越から越中沢岳

5/1 6:59

広い雪面の登り

5/1 7:19

左から劔岳龍王岳雄山

5/1 7:20

劔岳アップ

5/1 7:30

越中沢岳到着。薬師岳まではピークが7個くらいあるぞ

5/1 7:33

越中沢岳

5/1 9:34

スゴの頭から薬師岳

5/1 10:11

雲ノ平

5/1 10:28

雪庇あるな、右から回り込むか。学生さんパーティが元気よく下って行った

5/1 11:43

スゴ乗越小屋は半分出てる

5/1 13:29

間山。間山池に泊まる予定だが斜めってるので、風を避けられる這松のある左側の稜線に張った

5/1 13:40

左奥が薬師岳

5/1 13:41

早くテント張ってごきげん。まだ酒は入ってませんよ

5/7 22:10

5/1 14:18

テント内から赤牛水晶

5/1 16:08

今日はオクラ、サラダチキン、ニンニク

5/1 16:15

最近優れものを入手。塩と黒胡椒を入れてます。

5/1 16:58

影ってきた。出来上がってきた、もう寝よう

5/2 3:37

【3日目】
目覚めて後ろから誰かがライト照らしてると思ってテントの外に出たら、月明かりだ。へッデン無くても歩ける

5/2 3:39

富山市内

5/2 5:01

針ノ木から日が昇る

5/2 5:02

さあスタートだ

5/2 6:13

昨日のテント場。左側の這松の際だが、風は反対から吹いた

5/2 6:25

雲ノ平

5/2 6:25

ヤリー

5/2 6:36

左奥薬師岳、モコモコしてるな

5/2 6:58

北薬師岳

5/2 7:56

薬師岳のカール

5/2 8:11

薬師岳、北薬師岳から40分なんて無理

5/2 8:11

北ノ俣岳見えてきた

5/2 8:25

もう一息

5/2 8:40

薬師岳着いた。人が沢山いて安全地帯に突入、ひと安心て感じ。3日間学生さんP以外の人と話してない

5/2 8:44

劔岳

5/2 8:45

ヤリホ、手前は雲ノ平

5/2 8:46

御嶽

5/2 8:51

薬師岳山頂。来し方です

5/2 8:51

5/2 9:06

風が強い、さあ下ろう

5/2 9:11

黒部五郎岳、笠ヶ岳の間から乗鞍岳。花弁の中の花みたいですねって近くの人に言ったら 怪訝な反応だった(泣)

5/2 9:47

どこでも下れるよ

5/2 9:53

北ノ俣岳、黒部五郎岳

5/2 10:36

太郎平小屋は営業してた、知らなかった。何も買わずに通過

5/2 12:25

薬師岳

5/2 13:56

北ノ俣岳

5/2 16:37

赤木岳手前でテント張る。今日は長ネギが加わりました

5/2 17:23

夜の締めフォーにチキン入れた。あっさりで朝飯にいいかも

5/2 18:11

白山

5/2 21:43

今夜も月明かり

5/3 5:48

【4日目】
テントは這松の脇で風を避けた

5/3 5:57

ガスって風強かったのでスタートを1時間遅らせた

5/3 6:05

振り返って、月の砂漠のよう

5/3 6:14

雪庇崩れ。トラバースが続くので注意

5/3 6:16

振り返って、トラバースしてきた

5/3 8:28

黒部五郎の登り、スノーシューならそのまま山頂まで行けそうな斜度

5/3 8:43

黒部五郎岳登頂

5/3 8:43

ヤリー

5/3 8:43

ホー

5/3 9:19

ヤリホ、笠バックに。ここで天気予報見て進むのを止めました。今日は雪が緩んでいるからこの先三俣蓮華岳の登りで苦しむのは必定だし、三俣蓮華岳から先はミゾレの中苦労したのを思い出したから

5/3 9:33

水晶岳

5/3 9:33

鷲羽岳

5/3 9:33

三俣蓮華岳

5/3 10:51

真っ白だらけが心地よい

5/3 13:02

黒部五郎岳を振り返り

5/3 14:27

神岡新道(飛越新道)を下ってる

5/3 14:56

北ノ俣避難小屋に着いた。ここで泊まろう

5/3 15:11

水が出てる

5/3 15:12

小屋は真っ暗なので外にテント張った。傾いていて自己責任とか書いてあるし

5/3 16:40

残り全部炒める、毎日同じようなつまみだったなあ。炒めるだけでなく別の料理すれば良かった

5/4 5:35

【5日目】
小屋と水場の近くにテント張った、さあ撤収

5/4 6:25

西側から初めて笠ヶ岳を見た、カッコいい

5/4 6:25

天気悪い、こんな感じ。縦走を止めて良かった

5/4 10:06

ショウジョウバカマ、今回初の花

5/4 10:13

何だろ？

5/4 10:23

飛越トンネル登山口に着いた

5/4 11:36

山で林道9kmと聞いたので懸命に歩いたら1時間で和佐府に着いた。実際は6km位だった。バス停で寛いでいたら、軽トラのおっちゃんに話し掛けられた。昔山岳救助隊だったそうな

5/3 17:57

扇沢までのタクシーの運転手さんから行者にんにくをもらった。酢味噌和えと醤油漬けと甘酢漬け3種を作ったよ、つまみに最適

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS 1s オリンパス

Xperia Z5 Compact SO-02H docomo SONY

装備

個人装備

アイゼン ピッケル ワカン ストック ヘルメット テント 衣服・雨具・防寒具は基本夏山用＋ドライレイヤー上下

感想

nagaさん

昨年GWもこのルートを予定していたが、直前で予報が悪化して飯豊連峰に転進したのだった。
今年は28日から4日間晴れが続く絶好のコンディションを前に行かない訳にいかない。ただし、アップダウンが続く稜線がゆえに、譲れない酒とつまみの代わりに装備は極力軽量化(服と雨具は夏服、締めはフリーズドライやラーメン)し、なおかつあくせく頑張らないで人の少ない雪の稜線を楽しむことを命題とした。

実際1日の行動は午後2時終了を目安にして、行動は最大9時間(歩行は7時間)、明るいうちにテン泊して酔っぱらい、日暮れとともに眠り日の出とともにスタートして、雪が腐る午後遅くを避け疲れが残らないようにした。 それでも2日目と4日目は20度となり午前中から軟雪に難儀した。最大腰まで潜る場面があり、思わず笑った。

一ノ越から薬師岳までのコースは、北側が傾斜が緩く南側は急なので、北上した方が安全だ。しかし、南下の方がエスケープが容易なのでそうしたが、安全に縦走できたのは今年の少雪で急傾斜の下りで夏道が出ていたことが大きい。龍王岳、越中沢岳など一部残雪で危うい箇所はあったが、概ね下降が容易であった。昨年ならもっと難易度は高かっただろう。

計画は4泊5日予備1日で双六岳から新穂高温泉に降りるものだったが、黒部五郎岳山頂で予報悪化を確認し、昨秋黒部五郎小屋から三俣蓮華岳の登りでバテバテになったことと、3年前のGW裏銀座縦走で水晶小屋下から双六小屋までミゾレの中で参ったことが記憶に甦り、前進を断念した。それがなくても、4日間晴れの連続でもうお腹いっぱいであったし、実際疲れてもいたから、何か理由を見つけてエスケープルートを選択したに違いない。
改めて黒部五郎から槍までまた来年のGWに行ってもいいしな。

ともあれ、絶好の天気に恵まれて積雪期初のコースを堪能できたことに感謝。
最終日は余り調べていないエスケープ後の行程だったから、扇沢でクルマを回収したのは夜10時で、帰宅したのは翌朝であった。

コメント

mayutsubo

さすがです！！！！！！
この時期にこんなコース！
素晴らしい天気！！
下山後の車の回収！！！
で、お酒のために装備を減らす！！！！

いつかテントで飲みながら語り合いたいものです！！！！！

nagaさん

Re: さすがです！！！！！！
そうですね、このコースは龍王岳はじめ下りの急斜面が唯一気になっていたんですが、雪少ないから夏道でてるんじゃないかとの予想が当たりましてラッキーでした。雪付いてたらクライムダウンしようかと思ってましたが。
まあ、どこまで行くというより、4泊で楽しみながら行けるとこまででいいと思っていたので、黒部五郎であっさり止めた次第です。

mayutsuboさん、ぜひテントで飲みましょう。酒とつまみは用意しますよ。

akakiriusagi

すごいですね〜〜〜
nagaさん、
前にnagaさんの夏に五色でテント張ったレコみて、今年はそれを参考にさせてもらおうと思ってたところでした…えっ？また？今行ったの？
すごいとしか言えない…

飛越トンネルに降りて、扇沢にもどる手段なんてあるんですね…。
しかもエスケープなのにちゃんと調べてある…調べてないと言いながら…調べてある。
ソロ山行する人の鏡ですね…スゴイです。
ＧＷ、満足感の伝わるレコでした…

nagaさん

Re: すごいですね〜〜〜
akakiriさん、そんなに誉めても何にも出ませんよ。
何しろ縦走が好きなので、GWの北アも縦走できるところが残り少なくなってきました。あとは、今回の残りを黒部五郎から槍まで行きましょうかね。
最近体力の衰えを感じるので、若い人のスピードは無視して、自分なりにゆっくり楽しむことにしています。
飛越トンネルから先は、山の村バス(前日北ノ俣岳から電話予約しました)だけ調べていて、その後は和佐府に降りてからでした。高山から扇沢への直通バスがあるのを神岡で初めて知りましたよ。

pi-ti

すごい‼
天気とコース　バッチリですね＼(^o^)／
GW、 nagaさんがどこに行くのかと気になっていたんです。
さすがですね。
ダイナミック❗
ソロだし、ご飯にはいつも野菜があって。

これからのレコも楽しみにしていますね。

nagaさん

Re: すごい‼
いやいや、pi-tiさん
すごくはないですよ
天気は良かったので行った訳ですが、
ゆっくりでも一歩一歩歩いていればいつかは着くってやつです。
つまみは毎日似たようになっちゃってもう少し工夫すれば良かったです。

pi-tiさん、朝日連峰でしたね。北アが天気悪ければ僕も朝日連峰南北縦走にしようと思ってたんですよ。昨年GWはそのパターンで飯豊でしたから。