屋久島 宮之浦岳 2泊の縦走 淀川登山口から荒川登山口へ

2018年04月30日(月) ~ 2018年05月02日(水)

• GPS: 16:39
• 距離: 28.2km
• 登り: 1,430m
• 下り: 2,024m

コースタイム

1日目

• 山行: 0:57
• 休憩: 0:06
• 合計: 1:03

距離 3.0km 登り 235m 下り 88m

14:34 スタート地点
14:55 15:01 淀川登山口
15:37 淀川小屋

2日目

• 山行: 5:59
• 休憩: 2:03
• 合計: 8:02

距離 10.7km 登り 774m 下り 705m

4:15 淀川小屋
5:45 5:49 小花之江河
5:56 6:03 花之江河
6:17 6:18 黒味岳分かれ
6:38 6:44 投石平
6:44 6:50 投石の岩屋
8:06 8:08 栗生岳
8:27 9:05 宮之浦岳
9:22 焼野三叉路
10:01 10:03 平石
10:34 10:35 坊主岩
11:20 12:16 新高塚小屋
12:17 宿泊地

3日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 1:23
• 合計: 7:28

距離 14.4km 登り 421m 下り 1,243m

5:17 宿泊地
6:18 6:26 高塚小屋
6:30 6:51 縄文杉
8:09 8:26 ウィルソン株
8:56 9:05 大株歩道入口
10:42 10:44 楠川分れ
11:19 11:23 小杉谷橋
12:15 トンネル
12:18 12:40 荒川登山口
12:45 ゴール地点

天候

曇り、　時々　雨、時々　晴れ。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 飛行機

博多まで新幹線。JR西日本のおとなびを使って、500系こだまに乗車。6割引きの運賃。福岡空港から屋久島へJAC(日本エアコミューター)小型のプロペラ機で1時間。フェリー、高速船、鹿児島からの飛行機など選択肢は多数あります。
バス　宮之浦入口12:51→合庁前13:25(800円) 乗り継ぎ13:26→紀元杉14:32　(970円)

コース状況／危険箇所等

木の根が這い回っているところや、濡れた木道、ロープ場などもありますので、気軽なハイキングというわけにはいきません。

その他周辺情報

コンビニは見当たらず、地元のスーパーのようなものがちらほらあるくらい。キャッシュコーナーもどこにあるかわかりにくいので、キャッシュは少し多めに持っておく方がよいです。バス代も一回1000円近くと結構かかるし、いざタクシーを利用するとなると1万円札が飛んでいきますので。

写真

いきなりですが、今回の屋久島遠征で得られた知識。九州の火山の多くはほぼ一直線に並んでいる。これは火山フロントと言って、フィリピン海プレートの沈み込みによってちょうどマグマができるラインだとのこと。屋久島も7300年前の近くの噴火により多くの樹木が息絶えたよう。そのため、縄文杉も最大樹齢は7300年と言われているとのこと、これで合点がいきました。

4/29 9:23

今月、引退する500系のこだまに乗り、博多へ。

4/29 9:26

自分の席は隣がいない席でした。初めて見ました。

4/29 13:47

福岡空港から屋久島行に乗ります。

4/29 13:57

4/29 14:15

小型のプロペラ機には、初めて乗ります。
想定外に加速もよく、揺れも少なかったです。
早割りや株主優待を使うと意外と安いです。九州新幹線はあまり割引がないですから。

4/29 14:54

霧島連山が見えました。煙をあげているのは硫黄山かな。

4/29 14:58

噴煙を上げる桜島。肉眼で上から見たのは初めてですが、迫力満点です。

4/29 14:59

ズームアップ。

4/29 15:01

喜入の石油コンビナート。3年前に開聞岳に登る前にはこの近くの道の駅で泊まりました。

4/29 15:03

開門岳。上から見てもきれいな形です。

4/29 15:16

間もなく、屋久島に着陸。

4/29 15:21

かなり小さい空港です。

4/29 16:57

一泊目は屋久島YHです。ここで、情報収集。
お天気予報は「てんきとくらす」のサイトがいいと教えていただきました。

4/29 18:30

近くの「潮騒」というお店で名物の飛魚のからあげにも挑戦。

4/30 11:17

宮之浦にある屋久島環境文化村センターに縄文杉の混雑予想。5/4は超混雑予想。

4/30 12:49

屋久島YHから歩いて4分くらいの宮之浦港入口のバス停から乗車。

4/30 13:54

合庁前で乗り継いで、紀元杉に向かいます。

4/30 13:54

途中、バスの運転手さんが、右手にヤクサルがいますよとおしえてくれる。

4/30 13:55

4/30 13:56

もう雲の上に来ました。

4/30 14:32

バスを降り、ここから淀川登山口〜淀川小屋を目指します。

4/30 14:55

淀川登山口。
私は屋久島環境文化村センターで、登山届の提出、協力金2000円の支払いも終えていたので、スムーズに行けました。

4/30 14:55

これから登っていく標高差です。

4/30 15:07

根が張り巡っています。

4/30 15:10

階段もあり。

4/30 15:35

いよいよ世界遺産地域に入ってきました。

4/30 15:35

岩にへばりついて生きています。

4/30 16:01

淀川小屋では、2階にしました。

4/30 16:10

4/30 16:46

4/30 16:47

4/30 16:47

思ったよりもきれいでした。
私の隣は一人分寝るスペースが空いているくらいで、すこしゆとりがありました。皆さん思い思いの時間を過ごされていました。

4/30 16:48

明日は6.5km先の宮之浦岳をめざし、その後、新高塚小屋で宿泊予定。

4/30 16:56

小屋の周りも二代杉のようなすごいものがたくさんありました。

4/30 16:58

根っこのみでなく、こずえの先まで苔がついています!

4/30 18:03

もふもふの苔。

4/30 18:04

厚みはこれくらい。

4/30 18:05

こけにもいろいろな種類がある。

4/30 18:07

4/30 18:08

4/30 18:09

4/30 18:14

5/1 3:11

早く寝たので、朝3時に起床。外が明るいなと思って外に出ると、月が煌々とあたりを照らしていました。

5/1 4:47

まだ、暗いのですが、先に進みます。

5/1 5:18

5/1 5:24

展望所という表示があったので、寄ってみました。

5/1 5:26

岩の上に出ました。

5/1 5:26

白骨樹と峰々。

5/1 5:26

5/1 5:26

5/1 5:28

川のように流れる雲。

5/1 5:28

5/1 5:35

朝日も顔を出してくれました。

5/1 5:37

5/1 5:46

5/1 5:47

5/1 6:32

5/1 6:36

沢を渡る時に動物の駆ける音がして、ちょっとびっくり。少し離れたところでヤクシカがこちらを見つめていました。

5/1 6:44

5/1 6:45

5/1 6:45

5/1 6:46

巨岩多数。

5/1 6:47

5/1 6:54

5/1 6:54

5/1 7:34

大きな岩があちこちにあります。

5/1 7:53

あんなところにも大きな岩がちょこんと載っています。

5/1 7:55

雲の上の世界を歩いています。

5/1 8:10

栗生(くりお)岳1867m。「ほこら」に手を合わせました。
屋久島の焼酎　三岳(みたけ)は、宮之浦岳、永田岳、そして、この栗生岳の三つの山のことですね。

5/1 8:13

輪切りにされたような岩。小さく写っている人と比べるとその大きさがわかります。

5/1 8:28

5/1 10:23

登山道に巨大な岩が落下していました。その横にかろうじてすり抜けられるスペースあり。

5/1 11:22

これが今晩泊まる新高塚小屋。11:20くらいだと自分の好きな場所を確保できました。

5/1 13:29

1Fの一番奥にしました。

5/1 14:26

小屋の周りにもヤクシカが歩いています。

5/1 14:27

おしりが白いのですね。

5/2 5:52

別の場所でも発見。すぐに逃げることはなく、こちらの様子をしっかり伺っています。

5/2 6:22

これは高塚小屋。三階建てですが、定員は15人程度と小さ目。比較的最近建て替えたそうでちょっと覗いてみましたが、きれいです。

5/2 6:35

縄文杉のところまで下ってきました。

5/2 6:37

あまり近寄れないので残念ですが、さすが縄文杉、風格を感じさせます。

5/2 6:38

木肌も深いしわが多数。

5/2 6:39

5/2 6:41

5/2 6:42

縄文杉の周囲だけは、観光地のように展望台など整備されています。

5/2 6:48

北側展望台より見た縄文杉です。

5/2 7:29

5/2 7:29

5/2 7:35

5/2 8:20

これも有名なハート型ウィルソン株です。

5/2 8:21

5/2 8:22

5/2 9:02

5/2 9:04

ここから先は、トロッコ軌道の木の上をひたすら歩きます。

5/2 9:05

5/2 9:10

5/2 10:20

鉄橋もあります。

5/2 10:31

5/2 10:31

5/2 11:19

5/2 11:19

5/2 11:21

5/2 11:21

昔はここに小中学校もあったとのこと。

5/2 11:52

欄干のない鉄橋。写真をとるのもかなり怖いです。

5/2 12:05

5/2 12:05

5/2 12:12

朽ち果てたトロッコ機動車。

5/2 12:14

5/2 12:14

トンネルが一つあります。

5/2 12:15

5/2 12:17

荒川登山口に到着〜。

5/2 12:18

5/2 12:18

5/3 9:04

おまけ。
翌日、白谷雲水峡の太鼓岩(標高1050m)からの眺め。
これは太忠岳の天柱岩。

5/3 9:04

翁岳(1860m)

5/3 9:05

5/3 9:07

最も高いところが、もちろん、宮之浦岳(1936m)>

5/3 9:07

5/3 9:10

島とは思えない山深さです。

5/3 9:12

5/3 13:33

これは登山届とともに、とても大事な情報です。
どこでドコモが使えるか?　拡大してみてください。
もしも何かあったら、使えるピンポイントの場所まで行って連絡するか、連絡してもらうかです。

撮影機器：

DSC-WX350 SONY

iPhone 7 Apple

感想

kawaken1

いつかは行きたいと思っていた屋久島にとうとう上陸、宮之浦岳、縄文杉としっかり出会うことができました。また、山小屋や屋久島YHではとてもたくさんの方と楽しく話をさせていただくことができました。ありがとうございました!
お天気について
週間天気予報では、5月1日、2日が雨となってしまったので、日程をずらそうかと思ったのですが、下界での宿の確保も難しいので、そのまま行きました。
30日日中はかなりの雨だったようですが、夕方からはあがったので、雨に逢わず。
宮之浦岳山頂では、大展望は臨めなかったのですが、雨風もなくしばらく山頂でゆっくりできました。2日は新高塚小屋から下山するばかりだったのですが、小屋におられた方の話によると終日雨だったようです。私も撤退経験はあるので、よくわかりますが、今回は、幸運でした。