記録ID: 148044
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ケ岳(北沢峠から)
2011年11月03日(木) ~
2011年11月04日(金)
山梨県
長野県
- GPS
- 10:40
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,181m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
11月3日
13:10 北沢峠
13:19 北沢駒仙小屋
13:40 仙水小屋(泊)
11月4日
06:05 仙水小屋
06:39 仙水峠 ( 〜 06:54 )
07:34 標高2536m地点 ( 〜 07:39 )
08:42 駒津峰 ( 〜 09:11 )
09:41 六方石
(直登コース経由)
10:45 駒ケ岳頂上 ( 〜 11:50 )
11:53 東 峰 ( 〜 11:58 )
12:17 摩利支天分岐
12:30 摩利支天 ( 〜 12:36 )
12:48 摩利支天分岐 ( 〜 12:55 )
13:14 六方石 ( 〜 13:21 )
13:48 駒津峰 ( 〜 13:53 )
14:17 標高2536m地点
14:48 仙水峠
15:16 仙水小屋 ( 〜 15:18 )
16:00 長衛荘(泊〉
13:10 北沢峠
13:19 北沢駒仙小屋
13:40 仙水小屋(泊)
11月4日
06:05 仙水小屋
06:39 仙水峠 ( 〜 06:54 )
07:34 標高2536m地点 ( 〜 07:39 )
08:42 駒津峰 ( 〜 09:11 )
09:41 六方石
(直登コース経由)
10:45 駒ケ岳頂上 ( 〜 11:50 )
11:53 東 峰 ( 〜 11:58 )
12:17 摩利支天分岐
12:30 摩利支天 ( 〜 12:36 )
12:48 摩利支天分岐 ( 〜 12:55 )
13:14 六方石 ( 〜 13:21 )
13:48 駒津峰 ( 〜 13:53 )
14:17 標高2536m地点
14:48 仙水峠
15:16 仙水小屋 ( 〜 15:18 )
16:00 長衛荘(泊〉
天候 | 快晴のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
08:00 JR新宿駅発 スーパーあずさ5号 09:28 JR甲府駅 10:00 甲府駅バスターミナル(6番) 山梨交通バス(片道2,000円、利用者協力金100円含む。荷物代無料) 11:56 広河原着 12:15 広河原発 南アルプス市営バス(片道750円、荷物代含む。) 12:40 北沢峠着 11月3日のあずさはとても混んでました。3両しかない自由席は当然として、指定席も満席でした。甲府駅でも登山者らしき人が大勢下車しましたが、広河原行きのバスに乗った人が少なかったのは意外でした。みんなどこに行ったのでしょうか? この時期、公共交通だけを利用して、これより早く北沢峠に着くには、甲府駅周辺での宿泊が必要と思われます。 自家用車の場合は夜叉神峠まで行くことができますが、駐車台数100台程度です。 【参 考】 甲府からは http://yamanashikotsu.co.jp 長野県(伊那)からは http://www.highwaybus.net/ina-sin.html http://www.inacity.jp/view.rbz?cd=1263 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 長衛荘に用紙・ポストあり。広河原インフォメーションセンター2階にも用紙があり提出できます。 <登山道> 北沢峠〜仙水小屋 仙水峠登山口までは5分程度、さらに3分くらいでテント場、すぐに駒仙小屋。 駒仙小屋は来年いっぱいは建て直しのため休業のようです。 駒仙小屋を過ぎて左岸に渡ったあと、20分ほどして丸木橋を渡って右岸へ。さらに10分程度で左岸に渡り返し、仙水小屋着。途中、右岸側に短いロープ場がありますが、全く問題なし。なお、地形図では仙水小屋の手前で左岸に渡るまで、ずっと右岸に登山道が表示されています。一部のガイドブックも同様です。 仙水小屋〜仙水峠 針葉樹の森の中を進むこと10分足らずで岩石帯となります。岩石帯は仙水峠まで続きます。ケルンやリボン・ペンキマークが所々にあるほか、人が通った部分は岩の色が白っぽく変わっているので迷うことはないと思いますが、夜間・早朝やガスっている時は慎重に。自信のない人は経験者と同行した方が良いと思います。 仙水峠〜駒津峰 全体的には中急〜急登の部類。道は広めで、足の置き所の選択が可能。逆にいうと、ルート選択が悪い場合は余分な苦労をするかも? 段差の大きな部分は殆どなく、というよりも、段差の小さい所を選ぶことができるほか、展望も徐々にひらけてくるので、地形図のイメージほど急登との印象はありませんでした。 駒津峰〜六方岩: 岩場の下りが断続的に続きますが、特に問題になるところはありません。 六方岩〜山頂(直登コース) 祠のある頂上に直接登るルートです。 上級者以外は進入禁止みたいなことを書いているガイドブックもありますが、三点支持が確実で天候条件が悪くなければ、中級者でも大丈夫だと思われます。ロープ・鎖・梯子等はありませんが、必要とは思いませんでした。 巻き道コースとの分岐点直後から30分程度岩場が続きますが、登攀が必要なのはそのうちの半分程度の印象。残りの部分はインターバル的に、二足歩行でOK。高度感のある部分もほとんどありません。油断してはいけませんが、緊張が続くということではありません。(鳥海山新山の岩場のほうがはるかに緊張を強いられます。) 直登コースに入ってすぐ、狭い岩の間を通るところがありました。手足のホールドから自然に導かれてしまうのですが、ザックが大き過ぎると通過不可能かもしれません。(それともコース選択の誤りか?) そこでは、ザックだけでなく靴も岩の間で動けなくなる瞬間がありました。前後左右に少しずつザックや靴を動かしているうちに、通ることができましたが、具体的には説明できません。 1箇所だけ、足場がなく上半身(腕力)でよじ登らなければならない部分があります。それでも、岩場用のアウトソールの靴であれば問題ありません。(小柄な人は大変ですが。) 黒っぽい岩を過ぎると岩場の登攀が終わり、花崗岩砂帯の登りとなります。ガスったりしない限りルートを見失うことはないと思いますが、結構急で滑りやすいザレ場で、頂上までの30分が長く感じました。 山頂〜六方石(巻き道コース) 赤い標識が点々とありますが、もう少し間隔が狭くても良いのではないかと思います。晴天時は問題ありませんが、曇天、まして、ガスった場合は標識を見失う可能性大かと思います。花崗岩砂帯を下ることになりますが、直登コースよりも斜度があり、滑りやすくもあります。 摩利支天分岐〜摩利支天 花崗岩砂帯となっていますが、斜度がそれほど無いため危険な感じはありません。分岐にザックをデポして、摩利支天での滞在時間を含め往復で30分見れば十分だと思います。 【参 考】 「南アルプス登山ルートガイド」 http://southalps.com/kaikoma/index.html |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
南アルプスと山小屋のダブルデビューとなりました。11月上旬、北東北では多くの山が冬支度です。我が愛する鳥海山も11月は冬同様と考えています。そうした中で、南アルプスは例年11月の第1週は山小屋も営業中ということで、南アルプスの中では、アプローチの楽な甲斐駒と仙丈ケ岳は、かねてから登りたい山でした。この二つの山は北沢峠を基地に、日帰りが十分可能なことも今回選択した理由の一つです。
新宿から甲府、広河原そして北沢峠と、5時間近くかかりました。普段、鳥海山まで車で2時間足らず、太平山は同45分とアプローチには楽していましたが、南アルプスに限らず、日本アルプスの山々に登ろうとする人々は、アプローチにも多くの時間と費用をかけていることを、認識させられました。
今回登った甲斐駒と仙丈は、北沢峠を挟んで対象的な山容で迎えてくれました。花崗岩の鎧をまとった男性的、あるいは、常時戦闘態勢の甲斐駒に対し、仙丈ヶ岳はおおらかで懐が深く、ソフトでありながら侮りがたいふくよかなイメージです。
初日は快晴、次の日も高曇りながらも見通しが利き、2日ともに見晴らしは抜群で、富士山、日本アルプスほかの日本の山々の展望台といった印象です。おそらく、すべての3000m峰と深田百名山の半数は見えたはずですが、残念ながら現場で同定できたのはそれぞれの半分程度でした。
9月24日に富士山に降った初雪もすでになく、11月上旬としては記録的な暖かさが続く中でスケジュールにも恵まれた南アルプスデビューでした。
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