関東雲海、苗場山は快晴！

2018年06月17日(日) [日帰り]

• GPS: 10:21
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,233m
• 下り: 1,228m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:48
• 休憩: 1:32
• 合計: 10:20

4:16 祓川登山口駐車場
4:44 和田小屋登山口
6:11 6:12 下ノ芝
6:58 7:04 中ノ芝
7:18 7:19 上ノ芝
7:28 7:29 苗場山、小松原分岐
7:47 7:49 神楽ヶ峰
8:08 8:11 雷清水
9:26 10:40 苗場山
11:34 11:35 雷清水
11:56 11:57 神楽ヶ峰
12:12 12:13 苗場山、小松原分岐
12:20 上ノ芝
12:33 中ノ芝
13:05 下ノ芝
14:14 14:15 和田小屋登山口
14:35 祓川登山口駐車場
14:36 ゴール地点

天候

晴れのち時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

祓川駐車場に前夜入り。1割程度で、朝の出発時も2割程度でしたが、下山時には手前の路駐多数。

コース状況／危険箇所等

駐車場からすぐ登山道に入ると泥濘でした。和田小屋までは自動車道を歩いた方がいいでした。登山道は全般よく整備されていますが、苗場山頂湿原手前の急登はすぐ脇が絶壁なので細心の注意が必要です。頂上と麓のゲレンデ付近以外はブユがものすごいです。止まると一斉にたかってきます。

その他周辺情報

麓の「道の駅みつまた」はこぢんまりとしていますがきれいで足湯もあり、まったりできます。お酒が充実しているのと、なぜかモンベルショップが入っており、小道具が入手できます。お隣の街道の湯も空いてそうでしたが、今回は時間が無かったので入りませんでした。

写真

6/17 3:43

現地着の22時頃は多少星が見えるものの雲が多かったのですが、朝起きると快晴！南には接近中の火星が輝いていました。こんなことならもう少し早起きして天の川を眺めれば良かった・・

6/17 3:44

駐車場からは低空まで晴れ渡っています。

6/17 4:14

登山口から駐車場を望む

6/17 4:16

一応ここが登山口です。でもこの先しばらく次の写真の通り泥濘になっていますので、左の車道を進んだ方が良いと思いました。

6/17 4:21

掘れてしまってどろどろでところどころ水たまりもあります。

6/17 4:29

その登山道も結局数百メートルで車道に合流します。越後三山に陽の光が当たり始めました。

6/17 4:29

中ノ岳

6/17 4:32

下界には少し霧が沈んでいます。

6/17 4:34

南側には稜線上にも霧がかかっていますが、大した量ではありません。

6/17 4:35

私にも日の出の時間が到来です。

6/17 4:35

進行方向と逆の方面ですが、何度も振り返ってしまいます。

6/17 4:36

こちらが進行方向。かぐらスキー場のゲレンデです。

6/17 4:41

ガスがいい感じ

6/17 4:43

20分ちょっとで和田小屋に到着

6/17 4:44

登山届けを出します。

6/17 4:50

ゲレンデが朝日に染まります。

6/17 4:54

ゲレンデにはサンカヨウ・コバイケイソウ・チングルマなどを見かけました。植えたものと思われます。

6/17 5:00

登山口から100mほどでゲレンデから離れて本格的な登山道に入ります。まずは満開のマイズルソウがお出迎え。

6/17 5:00

このあたりはユキザサもたくさんあります。

6/17 5:04

ギンリョウソウも出てきました。

6/17 5:05

オオカメノキ？は終盤。

6/17 5:11

ナナカマドは咲いている株もありますが、これからですね。

6/17 5:14

ササにオオカメノキが咲いています。

6/17 5:17

ズダヤクシュもいい感じ。

6/17 5:25

エンレイソウはたいてい実が育ちつつある頃合い。このようにおしべがあるのはもう数少ないです。

6/17 5:29

ヤグルマソウはまだ若葉

6/17 5:39

ツクバネソウは見頃です。

6/17 5:44

こんなに咲いているナナカマドはまだ少ないです。

6/17 5:45

ベニサラサドウダンはあちこちで満開です。

6/17 5:45

ミネカエデも咲いています。

6/17 5:51

昨日は雨が降ったようで、水も滴るミツバオウレン・・

6/17 5:51

ムラサキヤシオツツジは終盤を迎えていますが、まだ蕾もあったりします。

6/17 5:55

アカモノはまだ咲いているのを見かけませんでした。

6/17 5:59

登山道沿いにゴゼンタチバナは余り多くなく、このあたりだけで見かけました。

6/17 6:05

こちらはバイカオウレンのようです。

6/17 6:20

イワナシはもう残り僅か。残雪回りに少しだけ咲いています。

6/17 6:22

立派なショウジョウバカマですね。

6/17 6:26

高度が上がると見晴らしが良くなります。

6/17 6:32

真っ青な空と真っ白なダケカンバ！

6/17 6:40

名峰が折り重なっています。

6/17 6:40

雲海が覗いています。

6/17 6:40

尾瀬は雲海の下でしょうか。

6/17 6:41

ここからだと燧ヶ岳はピークが一つしか見えません。

6/17 6:42

越後三山は晴れ渡っています。

6/17 6:50

コヨウラクツツジも地味だけど見頃。

6/17 6:54

ここのアズマシャクナゲは色が淡いのが多いですね。真っ白なのも結構あります。

6/17 6:55

ワタスゲはもう綿帽子がだいぶ出ています。

6/17 7:02

東側の眺望抜群のベンチ。

6/17 7:03

イワイチョウは葉は沢山見かけますが、花は少ないです。これから出るのか、今年は少ないのか・・

6/17 7:05

チングルマはさほど沢山は見かけません。

6/17 7:13

数カ所登山道が雪で覆われています。アイゼンを付ける人はいません。

6/17 7:21

少しゆったりとした木道

6/17 7:29

カッサ湖の向こうに平標から谷川岳の稜線がきれいに望めます。

6/17 7:30

路傍にベニバナイチゴ。少ないです。

6/17 7:37

コセアカアメンボでしょうか

6/17 7:41

ノウゴウイチゴと思われます。

6/17 7:44

ナエバキスミレが出てきました。ちょうど見頃です。

6/17 7:47

この時間帯は飯豊山がよく見えました。

6/17 7:49

さあ、いよいよシラネアオイがお出ましです。まずは蕾から。

6/17 7:49

ちょっと遅めですが満開の株も多くあります。

6/17 7:50

コイワカガミはあちこちにあります。

6/17 7:51

神楽ヶ峯からは妙高・火打が大きく見えます。距離は近いので当たり前ですが、関東人からすると新鮮です。

6/17 7:51

苗場山本体の右側には北アルプスの北部がよく見えます。

6/17 7:52

鳥甲山の背後に白馬三山が控えます。

6/17 7:56

このあたりは雪が最近まであったのですね。

6/17 8:01

神楽ヶ峯を越えると苗場山の全容が見えます。ここを一旦下ってまた急登を登らなくてはなりません。

6/17 8:03

シラネアオイが応援してくれます。

6/17 8:07

なかなか拝めないコイワカガミの花柱。道が掘れているので高い位置に生えています。

6/17 8:11

鞍部の手前に「雷清水」があります。とても美味しい水で、汲んで頂上でコーヒーを沸かしたら絶品でした。

6/17 8:17

ミヤマカラマツはほとんどまだ蕾です。

6/17 8:18

この構図が撮りたかったのですが、なかなかうまいことありませんでした。

6/17 8:18

コバイケイソウはまだ開花したものはありませんでした。でも蕾を持った株はとても多く、今年は大豊作かも知れません。

6/17 8:20

ミヤマハタザオでしょうか。

6/17 8:20

ハクサンチドリの蕾のようです。咲いているものは全く見かけませんでした。

6/17 8:21

ウラジロヨウラクの蕾

6/17 8:22

これもウラジロヨウラクなのでしょうか

6/17 8:24

コイワカガミにモンキチョウが来ています。

6/17 8:27

ツマトリソウは余り見かけませんでした。

6/17 8:28

もうミネザクラの実がなっています。

6/17 8:32

ナエバキスミレはあちこちで見かけます。

6/17 8:35

さて、ここを登らなくてはなりません。鞍部からは頂上は見えません。

6/17 8:37

シダの類の芽です。リズミカルに並びます。

6/17 8:44

ツバメオモトはところどころで見かけます。

6/17 8:48

コニワハンミョウ・・かな？アップで見るときれいです。

6/17 8:54

登山道回りにはツガザクラは少なかったです。少し離れた崖に大きな群落を見かけました。

6/17 9:09

どうしても富士山を探してしまいますね。今回は急登を台地に上り詰めたポイントでのみこれだけ見えました。神楽ヶ峯からの下り坂は富士見坂という名称ですが、どうしても見つけられませんでした。

6/17 9:10

頂上台地に到着です。天気も良く素晴らしい眺望です。

6/17 9:16

水芭蕉はほんの僅かしか見かけませんでした。

6/17 9:17

クロサンショウウオの卵塊でしょうか。

6/17 9:27

秩父の山が一部見えます。

6/17 9:28

草津白根は近いです。今は煙はないのですね。

6/17 9:28

ここからは北アルプスの南部がよく見えます。

6/17 9:28

関東から見る雲取山はあるんだかないんだかよくわかりませんが、ここから見るとピラミダルで格好がいいですね。

6/17 9:41

一部はまだ雪が結構厚く残っています。

6/17 9:41

関東からの雲が少し進出してきました。

6/17 9:50

眺望のない頂上で一応記念撮影。

6/17 9:51

自然体験交流センターは賑わっていました。ここで泊まって星を見たいですねえ。

6/17 10:30

役行者さんもいらしたのですね。

6/17 10:31

秋山郷方面に少し進むと北アルプスの眺望が素晴らしい。

6/17 10:34

こちらは東側。中央奥が燧ヶ岳。

6/17 10:34

このあたりは皆格好いいですね。いつまでも眺めていたいですが帰りに高速道の渋滞に巻き込まれないようそろそろ下山します。

6/17 10:47

台地の端から。高度感があります。

6/17 11:17

行きは咲いていなかったように思いますが、好天に誘われ咲き始めています。

6/17 11:18

ムラサキヤシオツツジ・オオカメノキ・新緑・青空・・・

6/17 11:23

苗場山から見ると神楽ヶ峯は低くてなだらかですね。登るのは結構疲れるのですが・・・

6/17 11:51

まだミネザクラが咲いていました！今年最後のサクラでしょうね。

6/17 11:54

神楽ヶ峯の手前が一番シラネアオイが多いようです。

6/17 12:03

稜線にも少し雲が出てきました。

6/17 12:28

こちらの山塊にも雲が出始めています。

6/17 12:35

雲もきれいですよね。

6/17 13:27

エンレイソウの花の影って好きだなあ・・

6/17 13:54

行きは一輪も咲いていなかったコミヤマカタバミ。やっと咲いているのに出会えました。

6/17 14:05

ユキザサの仲間はよくわかりません。

6/17 14:09

rurintaの下山スピードは異様に遅いので参考時間になりません。やっとゲレンデまで帰ってきました。

6/17 14:17

あと少し舗装路を下れば駐車場です！

6/17 14:18

日暈が出ています。天気も下り坂ですね。

6/17 14:21

雄のヒメシジミでしょうか。あまり見かけませんでした。

6/17 14:26

他に卯木に見送られて・・

6/17 14:26

駐車場近くの道路脇ではニョイスミレが見頃を迎えています。
お疲れ様でした。

撮影機器：

PENTAX KP RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 携帯 時計 タオル ストック カメラ

共同装備

非常食 地図（地形図） 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め

感想

rinchoku

前日のGPV気象予報では地理的な関東地方は終日曇り時々雨でこのエリアは晴れ、と都合の良いものでしたが、バッチリその通りになりました。朝から快晴で、下山時間頃少し稜線に雲がかかる程度で風もなく最高の登山日和となりました。ちょっと手遅れかと思ったシラネアオイもまだ十分間に合いとても良かったです。
　しかし下山したあと群馬県を大きな地震が襲い、関越高速道も渋滞となったので、北関東道経由で茨城南部の自宅へ帰る羽目になりました。