仙丈ケ岳
- GPS
- 08:30
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,183m
- 下り
- 1,181m
コースタイム
06:04 二合目 ( 〜 06:10 )
06:53 四合目 ( 〜 06:58 )
07:18 藪沢大滝の頭(五合目) ( 〜 07:30 )
08:36 小仙丈ケ岳 ( 〜 08:53 )
09:34 仙丈小屋分岐
09:58 仙丈ケ岳頂上 ( 〜 10:33 )
10:51 仙丈小屋 ( 〜 10:54 )
11:08 仙丈小屋分岐
11:47 小仙丈ケ岳 ( 〜 12:02 )
12:45 藪沢大滝の頭(五合目) ( 〜 12:53 )
13:30 二合目 ( 〜 13:33 )
14:00 長衛荘
天候 | うす曇 視程は120km以上 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-148044.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 長衛荘に用紙・ポストあり。 <コース状況> 全体的によく整備されており、不安感のある場所や危険な場所はありません。強いてあげれば、小仙丈と仙丈の間の短い岩場が、ほんの少し緊張を要するかも。 北沢峠〜二合目 出だしから、そこそこの急登ですが長くは続かず、総じて中急登の部類。道幅はそこそこ広いので、早朝の暗がりの中でもヘッドランプがあれば不安感はありません。15分余りで一合目(標識は左側)です。一合目〜二合目はなだらかで広い道です。二合目近くになると下りになり、下りきったところが二合目で、仙水峠への入口からの道と合流します。 二合目〜五合目 二合目からは岩がちの道となり、斜度も増します。25分前後で三合目です。三合目からはさらに急になり、岩も増えてきます。三合目から15分前後で四合目、さらに20分前後で五合目(藪沢大滝の頭)です。 三合目への途中から甲斐駒や北岳が見え始めますが、写真を撮るほどではありません。 五合目〜小仙丈ケ岳 急登にも十分慣れた頃森林限界を越えハイマツ帯となります。標高は2650M前後です。ハイマツ帯は急登をはさむ中急登のザレ場・ガレ場となります。後ろには甲斐駒の偉容。高度を上げるにつれ八ヶ岳が見えてきます。 歩きにくいザレ場・ガレ場との格闘を続け、ハイマツ帯に出てから30分余りで小仙丈ケ岳に着きます。ここからの展望は特筆すべきものであり、仙丈ケ岳の優美な姿もじっくり鑑賞したいものです。 小仙丈ケ岳〜仙丈ケ岳 小仙丈から頂上までは1時間。うち前半は3箇所の短い岩場をはさみながら緩やかな尾根歩きです。その後、仙丈小屋分岐までは急登の追い討ちとなります。小屋への分岐を過ぎれば道も少しなだらかになり、それまで隠れていた山頂が再び見え始めます。 山頂は決して広くはありません。藪沢カール側は急斜面となっているので、要注意です。南アルプス最北の3000m峰だけあって展望は抜群です。国内3000m峰すべてと深田百名山も半分以上見ることができると思います。 仙丈ケ岳〜仙丈小屋〜仙丈小屋分岐 仙丈小屋までは20分足らずですが、途中、地蔵尾根への分岐があるので、ガスって小屋が見えない時は注意が必要だと思いました。 登山道そのものは全く問題ありません。 小屋から分岐までは短いながらも登りとなります。前日に甲斐駒を登った足には辛いところです。 【参 考】 「南アルプス登山ルートガイド」 http://www.southalps.com/senjyougatake/index.html |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
3000m峰は、高校一年の夏富山に行ったとき、もののはずみで立山に登ったのが最初ですが、実に30余年ぶりに3000mを越える場所に登ることができました。今回は、南アルプスも小屋泊も初めてであり、いろいろ勉強させてもらいました。
まず第一は、荷物をできるだけ少なく軽くすることです。持ってきた荷物が重すぎたため、一部を仙水小屋にデポさせてもらいましたが、甲斐駒からの下山が仙水小屋経由のピストンとなったのはそのためでした。また、快晴の4日も昼頃には雲がわき始め、3時ころ仙水峠から甲斐駒を見上げたときは、雲の中でした。荷物をできるだけ軽くすることや早出早着は、登山をする者にとっては基本中の基本ですが、その意味をあらためて実感した次第です。
また、今回登った二つの山はともに平均勾配率が25%と、平均よりも急勾配でした。普段は海抜5mもない秋田市で暮らしているため、2000mを越える地点からの登りとなると、なんとなく空気が薄いような気もしました。
初めてのコースということや、写真撮影も大きな目的だったこともあって、だいぶ時間を要してしまいました。これも、これまでよりも急勾配が長く続いたことや、空気の薄さのせいかもしれませんが、それ以上に自らの体力・脚力不足を認識させられました。幸いにも筋肉痛は無かったものの、火曜日くらいまでは僅かな階段昇りでも、疲労感を覚えました。その上、甲斐駒の直登コースの岩場では、上半身の筋力の衰えを思い知らされ、体の重さを痛感しました。もう少し、体重を減らす必要があります。
富士山を、遠望ではありますが、堪能することができました。富士山は甲府市内のバスの中からも見えましたが、どの方向から見ても均整のとれた姿であり、日本人であれば、小さな子供も含め、誰もが一目で富士山と認識できる、ある意味偉大な山です。このような山は他にはありません。あの整った姿ゆえ、古くから日本人の心のよりどころだったのだろうと思います。
また、今回は、3000m峰21座すべてを見ることができたように思います。前穂高や荒川中岳、赤石、聖あたりは少し自信がありませんが、甲斐駒ケ岳は快晴、仙丈ケ岳は高曇りながらも妙高山の同定が可能な、100kmを越える視程に恵まれました。欲を言えば、頭に雪をかぶった3000峰の景色を写真におさめたかったのですが、それはかないませんでした。しかし、期せずして毛がわり中のライチョウにも出会うことができたのは望外の喜びで、遥々やってきた甲斐がありました。
カメラはニコンのD80(一眼レフ)とキャノンのコンデジを使用しました。晴天時はコンデジでも十分な写りですが、曇天になると、一眼レフとコンデジのオートフォーカスのスピードが全く異なり、写りにもだいぶ差がありました。やはり値段の差が性能の差になっているようです。
いずれにせよとても充実した山行となりました。
7月の梅雨が明けたら仙丈ヶ岳に登りたいと思っているので色々な資料を検索中・・・目的地までの道のりはどの道を通ったらよいかね。
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