雄国沼(ニッコーキスゲ咲きそろう)
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 852m
- 下り
- 845m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所無し |
その他周辺情報 | ラビスパ裏磐梯 |
写真
感想
いつも今頃になると、会津磐梯山塊にある雄国沼のニッコウキスゲはどうだろうか、と気になってググっている。それによると、今年のニッコウキスゲの咲き具合は、金色の絨毯に埋めつくされているかのようだ。今風に言えば“ニッコウキスゲ半端ないって” これはもう実際に出かけて確かめなくてはならないだろう。神さんに声をかけると、何回も行っているので行かないとつれない返事。本心では一人旅でと思っているのだが、後から私も行きたかったと言われた時の保険である。俗に深謀遠慮という。私は策士なのだ。バレバレだけど(-_-;)
高速を走り、会津坂下ICで下りて下道で登山口の「ラビスパ裏磐梯」を目指す。ここから登ることにしたのは、ここからのルートは比較的新しく出来たもので歩いたことが無かったからである。パノラマコースと命名されていて、東と西の登山口が有る。どちらを進んでも途中で合流して一本になる。名前はパノラマだが森林限界は越えていないはずだから見通しは無いだろうと思う。雄国山まで行けばパノラマが広がると思われるので、正確にいえば「パノラマに至るコース」である。
ラビスパ裏磐梯の駐車場に車を置いて東パノラマコースを進む。標識に従って車道を戻るように進んで行くとキャンプ場に出る。そこから登山道が始まる。良く整備された歩きやすい道である。30分も歩くと西からの道と合流する。左手へ進めば後は一本道だ。ヒトリシズカやセンジュガンピ、ギンリョウソウ等が咲くが数は少ない。ブナやミズナラと思われる木に雑木の混交する林の中の道が続く。急登は無く比較的なだらかな道の範疇であろう。良く整備された道である。
「雄国山頂1.8K」の標柱が過ぎると背の高い笹竹の道となる。磐梯筍が採れるのだろうが隙間なく密生しているので、素人にはとても入り込めるものではない。立木の樹高が低くなって磐梯山が望まれた。ピークは二つあり、左手奥が櫛ヶ峰である。右手の高いほうが磐梯山頂。櫛ヶ峰の山肌は赤茶けていて爆裂火口の跡と直ぐにわかる。雄国山の山頂には展望台があり、その下で中年男女数名が休んでいた。眼下には雄国沼と湿原が広がる。湿原はうっすらとだが、黄金色に染まっていて期待高まる。
直近では三年前の6月25日、今回より一日早いだけだが、こんなには咲いていなかった。それ以前にも数回訪れているが、これほどの光景を見た記憶は無い。その年の雪量や気温などに左右されるので、来年もこういう光景にお目にかかれるという保証はない。全くの僥倖としか言いようがない。展望台は360度の展望が得られるが、飯豊山など遠くの山は靄がかかっているのが残念である。
雄国沼に向かって下りて行くと雄子沢からの道に合流し、一息で休憩舎である。すでに大勢の人が休んでいる。雄国沼は堰き止められていて、その貯水は農業用水や発電に利用されている。堰堤が出来る前の状況は知らないが、現在よりは規模は小さかったことは推察できる。堰堤管理用の林道が裾野から通じている。私も、車で何回か沼まで行ったことが有る。今は、一般車は通行禁止らしい。ただ、花の時期には萩平から、シャトルバスが運行されている。自然保護と観光は二律背反で両立は永遠の課題である。
湿原には木道が設置されていて一方通行である。すでに木道には大勢の人が歩いている。圧倒的に中高年が多いが子供連れも目に付く。あちらこちらから歓声が上がる。湿原を覆い尽くすニッコウキスゲを見ていると、なんか言葉をかけたくなるから不思議だ。誰もいない山ではヤッホー!!とたまに叫ぶことも有るが、ここでやったら変人なので自重する。
一休みして帰ろうと歩き出すと間もなく中学生と思われる集団とすれ違う。数えたわけではないが200人は越えると思われる隊列だ。ドドッと地響きがして土埃を巻き上げて行った。若い人は勢いが違う。眩しくもあり羨ましくもあり。
パノラマコースは、西も東も良く整備された道だが距離は長い。しかも歩いている人は少ない。今回は、一人の方と出会っただけだった。静かな山旅が楽しめるのは間違いない。ラビスパ裏磐梯は温泉施設であり、キャンプ場もある。最近、桜の名所になっている桜峠は、ラビスパ裏磐梯の敷地内にあると言っても過言ではない。ここを拠点にいろんな山行形態が浮かんでくる。そんな楽しみも方もあるよ、と教えてくれる山行である。
コメント
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はじめまして、こんにちは〜♪
いい時期に行く事が出来て良かったですね!
no,23の賑わってる所に写ってるものです。
ここでお昼を食べてやっと、元気になりました(^^♪
そして元気な中学生はなんと、東京から「2泊で来てます」と言ってました
帰りに、150名を追い越すのは結構ハ〜ドでした
妙高はまだ未踏ですが火打山には2回行ってます。
大好な山です
いいネ〜ム付けましたね
お疲れ様でした(^_-)-☆
Fitさん こんばんは〜 はじめまして
まさかヤマレコユーザーに出会うとは思っても見ませんでした。まさに奇遇です。
ホント凄かったですね〜。ニッコーキスゲ。
何度か行っているのですが、今までのうちで最高でした。運が良かったというよりは、日頃の行いが良かったのかもしれませんね。お互いに。
myokohiutiは、“妙高火打”ではなく“妙高燧”なんです。会津出身ですから、ちょっと会津の香りも入れたいと考えたんです。というのはウソ、ウソ。ただの駄洒落です。自称、歩く冗談、座る駄じゃれです。ではまた。
妙高さん、こんにちは♪
見事なニッコウキスゲですね。爽やかさ満載です。
雄国沼は20数年?くらい前に歩いたことがあるんです。
磐梯山の帰りに猫魔ヶ岳から降りました。
広々として、すごく良いところで、でもぜんぜん人が居なくてびっくりした記憶があります。
大した装備や食料も持たず、雄国沼に降りれば何か食べ物を売っているだろうとの甘い考えだったので、お腹をすかして宿についた思い出が。
今から考えれば無謀極まりないですね 。
妙高山のレコで、また行ってみたくなりました。
こんばんは〜
私も、磐梯山から雄国沼を経由して熊倉まで歩いたことあるんです。若松からSLで猪苗代まで行って。SLなんていうとハイカラな感じですけど、いまは観光でしか走って無いですね。完全に遺産になりました。
最後の方は走りました。バスに間に合わないと、大変なことになるんですよ。その日のうちに家に帰る手段が無くなっちゃうんですから。行動範囲はせまかったですね(-_-;)
今は、新潟からでも明るくなってから家を出て、余裕で明るいうちに帰って来られるのですから雲泥の差です。
私も懐かしい思いでです。
ではまた。
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