馬蹄系諦め、谷川岳・茂倉岳(天神尾根↑・茂倉新道↓)茂倉岳避難小屋泊
- GPS
- 26:10
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,143m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 5:54
- 山行
- 3:27
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 5:19
天候 | 1日目:晴れ後雨、2日目:曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
下山後は、土樽駅からJR上越線で土合駅まで戻りました。こちらは電車の運行本数が少ないので注意が必要です。1本逃すと2時間待ちとなります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○天神尾根(上り) 山開き前日のため、そんなには混雑していませんでした。クサリ場の渋滞もありませんでした。なお肩の小屋、山頂は大混雑でした。 ○谷川岳→一ノ倉岳→茂倉岳→茂倉岳避難小屋 オキの耳を過ぎるとだいぶ人が減ります。奥ノ院を過ぎるとさらに人が減ります。虫が多い区間と聞いていましたが、風があったためかあまり気になりませんでした。一部岩場がありますので強風時は転倒注意です。なお、本来は蓬峠へ向かう計画でしたが、正午を過ぎると越後湯沢や巻機山方面に雲が発達し、さらに雷鳴が聞こえだしたので、茂倉岳避難小屋に待避しました。 ○茂倉岳避難小屋 最大20名程度泊まれる大きな避難小屋でした。入口の戸の立て付けが悪く、思いっきり引っ張らないと開きません。マットや簡易シュラフも数組置いてありましたが、あくまで避難小屋です。水場は冷たくて美味しい水がチョロチョロと流れでていました。トイレも有ります。夜になって、雷雲に囲まれましたが立派な小屋でしたので安心でした。なお、この日の宿泊者は9名(ソロ×2、二人組×2、3人組×1)で、快適に過ごせました。なお、夕方の小屋周りの虫の多さは半端なかったです。 ○茂倉岳避難小屋→(茂倉新道)→土樽駅 小屋からは尾根上を一気に下ります。夜の雨と朝露でズボンがビショビショになります。濡れていると足場が滑るので転倒注意です。樹林帯に入ると大きな木の根っこで歩き難い区間があります。登山口まで降りきると、駅まではアスファルト道です。夏期は非常に暑いので熱中症等に注意が必要でしょう。途中に水場があります。またJRのトンネル入口は冷気が強く、寒い位に涼めます。 |
その他周辺情報 | 下山後は、いつもの通り掛け流しの温泉、鈴森の湯を利用しました。空いていました。 http://suzumorinoyu.com/ 下山後、昼食を取ろうと思っていた土合駅そばのドライブインは団体貸切でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
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感想
体調不良と雷のため、茂倉岳避難小屋泊で茂倉新道での下山と、超ショートカットルートとなりました。ご機嫌な縦走路ですが、思った以上に気温が高く、日焼けにも注意が必要でした。
参考情報)学生時代、いやOBになって数年目かもしれませんが、川場谷を遡行後に家ノ串付近で雷にやられた経験があります。稲妻が横向きに走り、落雷による地響き、そして同行者のザックが光った時は、死を覚悟したものです。そんな訳で雷を極めて恐れています。
久しぶりに週末が空いたので、是非行きたかった谷川岳馬蹄系を計画しました。反時計回りが王道らしいですが、1日目の後半に天候悪化の予報があること、またロープウェイ利用が体力的に楽そうなので、時計周りルートとして登山届けをネット提出しました。
土曜の早朝、途中のコンビニで食べたサンドイッチが合わなかったのか、谷川岳ロープウェイの駐車場でリバースしてしまいました。息子もなんだか腹が痛いとのことで、様子を見ながら出発です。ロープウェイはガラガラ、天候も高い雲はあるけど午前中はなんとかなりそうな予報です。天神平から熊穴沢避難小屋までは樹林帯の中なのでなんとかなりましたが、その先の岩場区間は日差しが直撃して、暑さにもやられてしまいました。天神ザンゲ岩で20分以上ユックリと休憩をとり、最後の急登を越えて肩の小屋まで、テント装備とは言え3時間近くかかってしまいました。こりゃ今日はダメかなと思っていたのですが、絶景を見ながら小屋でコーラを購入してやや復活。息子と相談して蓬峠までは行ってみようとなりました。
トマの耳は座る場所もないくらいの人だらけでパス、オキの耳では写真だけとって先を急ぎます。奥ノ院までくると、人はほとんどいなくなります。大きな鳥居を通過し、祠でいつもどおり安全登山祈願。雲が多くなってきたので先を急ぎます。
途中の岩場で簡単な昼食をとっていると、前方の雲が大きくなってくるのがわかります。先を急いでいると、ノゾキ付近で北側の遠くから遠い雷鳴が聞こえました。一ノ倉岳直下の急登をあがると、雲の中に雷光が見えました。こりゃダメだということで、蓬峠への縦走はあきらめ、茂倉岳避難小屋へ避難となりました。
小屋には先行者1名が休憩していました。この方は様子を見て茂倉新道を下山されました。昼過ぎに到着後は特にすることがないので、昼寝大会となりました。この日は最終的には我々を含めて9名の利用となりましたが、大きな小屋だったので快適に過ごせました。なお水場は小屋裏からちょうど100歩。チョロチョロとした流れですが、湧き水のため凄く冷たいおいしい水でした。夕方小屋外に出ると、幻想的な風景が広がります。ただし虫の多さには閉口です。耳や鼻に飛び込んできます。
夕食後に、小屋は雷雲に囲まれて一時雨も強くなりましたが、立派な小屋なので恐怖間はありません。宿泊者全員、19時頃には眠りにつきました。
翌朝、同宿の方のスマホの目覚ましがガンガン鳴って起床。小屋外に出ると、有名国立大ワンゲルのTシャツ姿の若者(現部ではなくおそらくOB)がちょうど出発するところでした。これから蓬峠、大源太へ縦走するとのこと。我々は、荷物を置いて早朝の茂倉岳へ散歩としました。少し雲が残っていましたが、山頂にいる間にどんどん天候が良くなりました。これなら縦走しても良かったと思いましたが、鉄道の時間があるので、小屋に戻って朝食をとって、長くて急な茂倉新道を下山開始。
最初は、見晴らしの良い稜線をいっきに高度を下げます。このルート、特に谷川岳主稜線の景観が素晴らしい! 主稜線は昨年同時期に父子で縦走したのですが、雨と風で楽しい登山ではありませんでしたが、今回の茂倉側から見る景色は素晴らしものでした。ただし下草の朝露でズボンがビショビショです。風があったので虫は気になりません。途中で、同宿した先行ペアの方を抜いて、ほぼコースタイム通りで土樽駅へ。最後ロードのアスファルトは暑くて死にそうでした。途中に、一箇所ドバドバと出る水場があり顔を洗って復活、さらにJRのトンネル付近では冷気が強く、寒い位でした。10:10の電車を逃すと次は2時間待ちとなるので、駅手前ではあせりましたが、出発5分前に土樽駅に到着となりました。自動販売機でジュースを買おうとすると、1000円札が無くてマジで泣きそうに。同じ電車を待っている登山者の好意に甘え、両替していただけました。ありがとうございました。
この日(7月1日)は谷川岳の開山祭だったようです。戻ったロープウェイのりばでは、無料で水とバッジをもらいました。スタッフに「いってらっしゃい、気をつけて」と声をかけられましたが、実はトレッキングは終了で、これから帰るとは言いにくい状況でした。。。
谷川エリアの帰りは、鈴森の湯が定番です。冷たくて深いフロ桶は、筋肉痛に良いと勝手に信じています。露天風呂も12時頃だと貸切でした。最近我々父子で流行の「モツ煮」も美味でした。
今回は、体調不良と天候の読み不足で馬蹄系は早々にあきらめましたが、谷川連峰で二番目に高い茂倉岳に登れ絶景に恵まれたこと、また快適な避難小屋に泊まれたことは、良い経験となりました。今度は気温があまり高くない時期に馬蹄系を再度チャレンジしようと思った次第です。
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