硫黄岳と天狗岳 オーレン小屋から稜線散歩

2018年07月08日(日) ~ 2018年07月09日(月)

• GPS: 12:57
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,464m
• 下り: 1,521m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:37
• 休憩: 0:05
• 合計: 5:42

10:08 桜平
10:38 10:40 夏沢鉱泉
11:38 11:38 オーレン小屋
12:50 12:50 ヒュッテ夏沢
12:51 12:51 夏沢峠
12:55 12:55 山びこ荘
14:05 14:08 硫黄岳
15:25 15:25 赤岩の頭と峰の松目分岐
15:50 オーレン小屋

2日目

• 山行: 5:28
• 休憩: 1:35
• 合計: 7:03

6:46 宿泊地
7:03 7:06 山びこ荘
7:07 7:07 夏沢峠
7:56 7:57 箕冠山
8:11 8:12 根石山荘
8:24 8:26 根石岳
8:46 8:46 白砂新道入口
9:18 9:26 東天狗岳
9:46 10:07 天狗岳
10:25 10:29 東天狗岳
10:47 10:47 白砂新道入口
11:01 11:08 根石岳
11:24 11:24 箕冠山
11:57 12:44 オーレン小屋
13:24 13:24 夏沢鉱泉
13:41 13:42 桜平
13:49 ゴール地点

1日目はログが取れてなかったので、手入力でのトラックデータです。

天候

曇り　晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桜平（中）に駐車
まだ木の香り残る水洗トイレあり

その他周辺情報

〇コンビニ：　セブンイレブン信州原村店
　原村室内１１５３１−１　24 時間営業　　0266-79-4387
　中央道諏訪南ICから八ヶ岳方面に向かい、最初の信号を左に折れてしばらく行くと
　道沿い左手にある。（昨年は右手にあったが、移転して広くなった模様）
　登山前の買い出しや、ちょっとしたテーブルがあるのでコーヒータイムにも良いです。

〇地元スーパー：A・コープ原村店
　諏訪郡原村払沢11909-2　9:30〜19：30　0266-79-4995
　上記セブンイレブンからそのまま道なりに進むと、払沢の交差点角にあるスーパーで、駐車場も広く停めやすい。
　地元の新鮮野菜やお買い得品が手頃な値段で買えます。下山後の利用がおススメです。

〇手作りパンの店：　ベルグエコーライン店
　茅野市玉川11398　9:00~　0266-78-3841
　下山後の休憩場所としてお薦め。三井の森からエコーラインに入り、大きな橋を渡った先、展望が開ける右カーブのところの右手。お土産にもなるパンを買いに寄ったところ、イートインでドリンクメニューもあり、八ヶ岳や南アルプスを眺めながらアイスコーヒーをいただきました。

〇イタリアンジェラート：　八ヶ岳Sereno
　 茅野市玉川11398-291　10:00~17:00　0266-75-1013
　この時期限定の桃と牛乳をダブルでいただきました。
　開放的な店内でゆったりくつろげます。
　実はたてしな自由農園の808Cafeにはソフトクリームしかなかったので、上記パン屋さんの西隣にあったこちらの店を利用、大当たりでした。

〇日帰り温泉：ふれあいセンターもみの湯
　諏訪郡原村原山17217-1729　0266-74-2911
　http://www.lcv.ne.jp/~mominoki/
　入浴料：大人500円 子供300円　(17時以降は大人300円　子供150円)
　１４時過ぎに下山して、買い物やらなにやらでぶらぶらしてたら、いい時間になってしまいました。
　早く帰っても暑いだろうと、１７時めがけていつも利用している温泉へドボン。
　　
〇洋食屋さん：　レストランペチカ
　諏訪郡原村 中新田15462−11　11:00~20：00　0266-79-5032
　諏訪南ICから３分、エコーラインに向かう途中にあるレストラン。
　（上記セブンイレブンへ向かう交差点の角）
　店内ゆったりとしていて、窓から八ヶ岳が見えるはず（この日は雲の中）
　今回初めての利用で、ハンバーグとサラダをいただきました。ボリュームがあって美味しかったので、機会があればまた行きたいと思いました。
　
　　

写真

7/8 9:56

桜平（中）の駐車場は広くて停めやすい、綺麗なトイレも有ります。
ガスが濃いせいか？心配していたアブには全く全く遭遇せず、ラッキーなスタートでした。

7/8 10:01

駐車場周辺はシャクナゲが見ごろです

7/8 10:06

しばらく上がると登山口のゲート

7/8 10:07

桜平周辺の案内図

7/8 10:26

今年も会えました、キバナノコマノツメ

7/8 10:26

シロバナノヘビイチゴ

7/8 10:46

夏沢鉱泉、一息ついただけで通過

7/8 10:55

しっとり濡れたゴゼンタチバナ

7/8 10:59

7/8 11:00

ヨツバシオガマ

7/8 11:00

ここにもゴぜンタチバナが群生

7/8 11:01

シロバナノヘビイチゴ

7/8 11:06

7/8 11:10

増水した河原の横を上がっていきます

7/8 11:14

マイヅルソウ

7/8 11:16

ミヤマキンポウゲ

7/8 11:18

右岸へ渡り返します

7/8 11:32

オサバグサ

7/8 11:37

本日の宿、オーレン小屋に到着

7/8 11:38

小屋前のベンチでランチ休憩します
まだ時間があるので、このあと硫黄岳を目指します。

7/8 11:46

前庭にタカネグンナイフウロが咲いてました

7/8 12:51

夏沢峠、2軒の小屋はまだ休業中
反対側にあるトイレは使えません

7/8 12:55

硫黄岳にはガス

7/8 13:03

7/8 13:08

ミツバオーレン

7/8 13:14

マイヅルソウ

7/8 13:22

イワカガミがわずかに残ってました

7/8 13:25

キバナシャクナゲ

7/8 13:27

ミヤマダイコンソウはあちこちに咲いてます

7/8 13:27

コケモモ

7/8 13:28

ミヤマシオガマ

7/8 13:29

7/8 13:30

雲の下、オーレン小屋の屋根が見えました

7/8 14:04

イワウメの群落はこの辺にしか無かったです。

7/8 14:08

硫黄岳山頂で青空が見えてきました

7/8 14:11

しばし流れる雲と展望を楽しみます

7/8 14:11

奥秩父方面と雲海

7/8 14:18

アップで見ると、金峰山五丈岩もくっきり
手前に瑞牆山も見えてます

7/8 14:15

硫黄岳の火口壁

7/8 14:20

昨年お世話になった硫黄岳山荘

7/8 14:21

横岳の全貌

7/8 14:27

北八方面もだいぶ晴れてきました

7/8 14:31

やっと赤岳登場です

7/8 14:36

アップで見るとゴツゴツ感がありますね
＝＞のんびり休憩していたら、いつの間にか10人ほどの人が集まってました

7/8 14:52

このムラサキは？

7/8 15:00

帰りは赤岩の頭へ向かって下ります

7/8 15:04

ここからオーレン小屋へショートカット

7/8 15:16

斜面にバイケイソウ

7/8 15:18

ミヤマキンポウゲ

7/8 15:33

コメツガの新芽なんですね、花ではなかった。

7/8 17:31

夕食は”桜鍋”、オーレン小屋の名物だそうです。
馬肉をしゃぶしゃぶよりちょっと長めに湯通しして、いただきます。

7/8 17:43

体があったまります！
美味しいので一気にいただきました

7/8 19:01

夕食後、林が一瞬だけ赤く染まりました
雲が出ているので、星空は期待薄です

7/9 3:31

3時過ぎに起きると空は晴れていて、南の稜線上に火星がひときわ明るく輝いてました

7/9 3:33

硫黄岳稜線に下弦の月が上がってきて、結構空全体が明るいです

7/9 3:40

テント場の方が星を見るには良いですね
北側の空、右上にカシオペア

7/9 3:44

南の空、赤いのが火星

7/9 3:58

小屋に明かりが点きました

7/9 4:04

東の空も明るくなってきました。
日の出の瞬間は見れないので、小屋に戻りました。

7/9 6:16

朝食後、2階の窓から峰の松目。
すっきり晴れました。

7/9 6:30

一晩お世話になりました。

7/9 7:04

再び夏沢峠、前日とはうってかわって硫黄岳の山頂もくっきり

7/9 7:22

浅間山が見えてます

7/9 7:31

7/9 7:32

7/9 7:33

7/9 7:35

樹林帯で朝日を浴びるマイヅルソウ

7/9 7:40

阿弥陀岳の右手奥には北岳

7/9 7:55

ミツバオーレン

7/9 7:57

箕冠山は展望なし

7/9 7:58

周辺案内図があります

7/9 8:02

7/9 8:03

根石岳の手前から北アルプスの絶景が見えてきました

7/9 8:05

全体

7/9 8:05

アップで穂高連峰
まだ結構雪がついてます

7/9 8:05

大キレットから常念まで
中央に槍ヶ岳

7/9 8:05

常念、大天井

7/9 8:05

表銀座、裏銀座の稜線

7/9 8:05

烏帽子、針ノ木

7/9 8:05

立山連峰

7/9 8:07

振り返って乗鞍連峰

7/9 8:08

足元にはコマクサ

7/9 8:08

朝の光で綺麗です

7/9 8:10

根石岳山荘と乗鞍

7/9 8:10

根石岳山荘と槍穂
今度はぜひここに泊まって夕陽が沈む光景を眺めてみたいです

7/9 8:11

コマクサが咲く斜面

7/9 8:12

雲海に浮かぶ槍穂高
手前は根石山荘の屋根です

7/9 8:12

こちらは御嶽山

7/9 8:14

根石岳へ向かいます

7/9 8:15

コマクサが点在する斜面

7/9 8:21

中央アルプス

7/9 8:24

根石岳山頂にて

7/9 8:24

南アルプス；オベリスクから仙丈ケ岳までの稜線
北岳にはガスが出てきました

7/9 8:25

残雪の穂高から槍、常念まで

7/9 8:25

西天狗

7/9 8:25

東天狗

7/9 8:26

硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳

7/9 8:26

奥秩父方面

7/9 8:27

根石岳山荘の好ロケーションが良くわかりますね

7/9 8:27

中央アルプスと御嶽山

7/9 8:27

いつまでも見飽きない景色です

7/9 8:27

これから登る天狗の双峰

7/9 8:27

7/9 8:27

根石岳の山頂標識

7/9 8:28

蓼科山がちょこんと見えてました

7/9 8:35

川上村方面

7/9 8:36

7/9 8:38

7/9 8:46

本沢温泉への分岐

7/9 8:57

しらびそ小屋とミドリ池

7/9 8:58

7/9 8:59

7/9 8:59

7/9 9:00

7/9 9:00

7/9 9:01

7/9 9:03

7/9 9:04

イワベンケイ

7/9 9:04

これから咲くつぼみです
何の花だろう？

7/9 9:05

斜面の花畑

7/9 9:06

7/9 9:07

7/9 9:10

東天狗の最後の岩場

7/9 9:19

東天狗に登頂しました
南の景色、硫黄岳が大きいです

7/9 9:21

裏銀座方面

7/9 9:21

あれは鹿島槍

7/9 9:21

雲間に白馬三山も

7/9 9:22

黒百合ヒュッテ

7/9 9:35

西天狗の上は青空

7/9 9:35

7/9 9:37

7/9 9:39

7/9 9:42

7/9 9:46

西天狗の山頂、三角点にタッチ

7/9 9:46

7/9 10:35

7/9 10:36

7/9 10:40

7/9 11:07

7/9 11:07

7/9 11:07

7/9 11:11

7/9 11:21

ムシトリスミレ

7/9 11:57

オーレン小屋に戻ってきました

7/9 12:12

ランチタイム！
気になっていたボルシチをオーダー、美味しかったです。

7/9 13:18

小屋を去るときは、雲が厚くなって降りそうですが、夏沢に降りてきたら晴れてました。

7/9 14:36

ベルグエコーライン店から八ヶ岳方面

7/9 14:36

同、南アルプス方面

7/9 14:48

イートインコーナーからの眺め

7/9 15:56

エコーライン沿いもう1軒のパン屋さん；　friluftsliv

7/9 16:38

ベルグの隣にある八ヶ岳Sereno
この時期限定の桃のアイスが絶品でした

7/9 18:03

A・コープの駐車場につくとダブルの虹！！
写真ではわかりにくいですが、右側にもう1本あります

7/9 18:10

山は入道雲が半端ない

7/9 18:13

夕陽を遮る入道雲

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia XZs SO-03J docomo SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ズームレンズ 三脚 ポール アマチュア無線機

感想

まーさん

月曜休みを利用して仙丈ケ岳を計画してましたが、大雨で林道がまさかの通行止め。
アクセスが問題なさそうな八ヶ岳に計画を変更しました。
昨年美濃戸のアクセスには難儀したので、今回は桜平から入り、評判のオーレン小屋に泊まるプラン。　結果、天気には恵まれ、大展望とたくさんの花々も見れて大満足な山旅になりました。

初日、中央道から甲斐駒も八ヶ岳もまったく見えず、三井の森を過ぎるとガスが濃くなったきて不安な状況でした。桜平への未舗装路はおおむね平坦な道で、一部段差を注意すれば普通のクルマでも大丈夫でした。
昨年アブにはひどい目にあったので、クルマの中ですべての準備をしようと考えてましたが、いざ着いてみると全く問題なし。（翌日帰りは少しいました）

オーレン小屋まではゆっくり歩いても2時間かからず、楽でした。
一息ついたら、夏沢峠から硫黄岳へ。北斜面ではこの時期の花々を楽しめました。
山頂に着くころから青空が見え始め、流れゆく雲と山並みの変化が面白かったです。

オーレン小屋にチェックインしたら、お風呂が空いてたので即汗を流してさっぱりできました。食事は朝晩5:30から。　初めての桜鍋はほどよい割下と相まって何とも言えない美味しさでした。なお漬物などは少し塩分多めの味付けになってます。

夜は曇ってたので、薪ストーブにあたってくつろぎ、早めに就寝。
翌朝目が覚めると、快晴の星空だったので、トワイライトに向けての撮影開始。
火星がひときわ明るく目立ってたのは、今月が久々の大接近だということを帰ってから知りました。　月が出てたので狙ってみましたが、どうやっても下弦の三日月の形を捉えることができず、あきらめました。

2日目は天狗岳を往復して、根石のコマクサを楽しむプラン。
標高が上がるにつれて、360度の山岳展望が素晴らしく、テンションが上がりました。　根石岳山荘のある砂礫地にコマクサが一面咲いてます。　保護用の柵があるので、ズームレンズが大活躍でした。

天狗岳に着くころには、ガスが上がってきて、遠くの山々は見えなくなってました。
東天狗でお会いした75才の男性、ここから見える山をすべて登るんだとおっしゃってました。目標は90日だそうで、家には帰らずずっと山旅を続けるとのこと。大きな夢があって素晴らしいと思いました。

オーレン小屋に戻ったのが予定どおり昼時でした。学校登山の中学生が大勢来ていました。
ベンチでランチをいただき、ポリタンに美味しいい水を汲んで帰りました。

天気が回復したのでアブの襲撃を予想してたら、やっぱり林道を登ってくるクルマにまとわりついてました。駐車場についたらダッシュでクルマに駆け込んだら、1匹だけ車内に紛れ込んだだけで、今回はセーフでした。

早めに下山できたのでそのまま帰ることも考えましたが、どうせ暑いだろうし夕方の渋滞にぶつかるならゆっくりしていこうと思案。
地元の野菜を買ったり、パン屋さん巡りやジェラートを楽しんでたら、5時近くなったので、もみの湯を直行です。　2人で\600で汗を流せるのはお得ですから。

今回は快適なアクセスと山小屋、原村のお店開拓もできて、十分休日を満喫できました。　なんといっても近くて行きやすいのが何よりです。

コメント

kojicoon

山と花とぐるめですね！
こんにちは masanさん！
二日目はいいお天気で北アルプスをはじめとした大眺望も素晴らしいですね。
いつも感心させられるのは花の描写です。やはりいいカメラと高い技術ですね。私なんかいつもピンボケです。根石のコマクサも最高でしたね。ところでオーレン小屋はミツバオーレンから名付けられたのでしょうか。
オーレン小屋には行ったことはありませんが桜鍋とボルシチには惹かれます。また下山後のレストランや温泉もいつもながらご丁寧に説明いただいていますので非常に参考になります。今度八ヶ岳に行く機会がありましたら行ってみたいです。
二日間お疲れ様でした。

まーさん

Re: 山と花とぐるめですね！
Kojicoonさん、こんにちは！
花の写真は、大いにカメラに助けられてます。重さはありますが、その分他の荷物を調整してでも持って歩く価値があるかと思ってます。今回さすがに２Kgの三脚はオーレン小屋に預けておきましたけど
小屋の名前の由来はそのとおり、オウレン草から来ているとパンフレットに書いてありました。広いテント場もあり、水が何より美味しいです。　マイカーアクセスだと縦走がしづらいのが唯一難点でしょうか。
稜線からの大展望がとにかく素晴らしいのでぜひ実感してみてください