ここは天国?”神の道”&奥大日岳:雷鳥沢拠点に静かな山を楽しむ方法
- GPS
- 27:11
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
- 山行
- 4:01
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 5:28
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:20
天候 | 快晴!日が昇ると暑いくらい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢からはアルペンルート(トロリーバスは今年まで!)で室堂へ 扇沢で切符を買うまでに40分並びました 帰り:室堂から富山駅までの直通バス 富山から高速バスで京都まで(渋滞で50分遅延) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<全般的に> ・虫:小さな虫はいっぱい。 大きなハチやアブもちらほら。立ち止まらず歩いたら追ってきませんでした。 携帯用虫よけベープと自家製虫よけアロマスプレーで対応しました。 <雷鳥沢〜一の越> ・基本的に良く整備されています ・雪渓のトラバース数か所ありますが、斜度もなくキックステップでOK ・1か所、沢を超えるところが「靴幅の角材一本(しかもぐらぐら)」が渡されていました。距離は1m?高さ数m? いいお天気だったので、私は濡れるの覚悟で沢の浅いところを探してわたりました。 ・地図では室堂と一の越の分岐のところが「不明瞭」とありますが、雪が解けて道標が出ているので問題ありませんでした。 <雷鳥沢〜奥大日岳> ・雷鳥沢からすぐの残雪:足跡がありますが、融雪が進みシュルンド複数あります。暗い時間帯は要注意です ・新室堂乗越手前の雪渓:指導センターでも注意喚起をうけました。 結構な斜度、距離、トラバースがあります。私は滑り止めを持ってなかったのですが、行ってしまいました・・・朝5時スタートで、日が当たってなかったので慎重にキックステップで上がりました(雪渓に40分くらいかけたかも)。滑り止めがあった方がよかったです。 帰りは9時過ぎで、陽射しあたって柔らかくなってました。ずるずる。かかとでけり込んでもあまりはいらず。私はストックで慎重に居りました。 慣れてるかたはストックも滑り止めもなく、下りていかれました。 (ヤマレコの記録が6月下旬でしたが、7月なので溶けてるだろうと思ってしまいました。甘く見てました。大反省です) ・崩落地:地図にありますが、崩落個所が何か所かありますが、慎重に通過すれば問題ありません。 ・稜線:お花畑&展望良好で天国でした。ただ、日が昇ってくると日影がなくなり休む場所がありません。傘で日陰を作って休む人もいました。 私は行きはまだ山陰で休めましたが、帰りは新室堂乗越のやぶの下で休みました |
その他周辺情報 | <室堂> ・室堂バスターミナルのそば、自然保護センターおすすめ! 無料で自然も学べ、山の書籍豊富、1階にはトイレあり(バスターミナルよりすいてる)。1階からバスターミナルに直接行ける。 <雷鳥沢> ・ロッジ立山連峰のお風呂:リンスインシャンプーあり石鹸あり 700円 露天風呂あり、貴重品入れなし、脱衣篭豊富 ・雷鳥沢キャンプ場:テント場利用者はトイレ料金不要 水は一応塩素消毒しているがそのまま飲む場合は煮沸推奨 |
写真
装備
備考 | 「お守りとしてのチェーンスパイク」は7月の北アルプスには必要!シリアルは朝便利。ダウンパンツは不要。食事&着替えの余分が多すぎた。 |
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感想
お天気の連休、山には行きたいけど山小屋は人多そうで不安→テントにしよう→長距離歩く体力はない・・・で、もろもろ考慮し雷鳥沢拠点に歩くことにしました。
体調あまり良くないし、まったり行こう。(本当は北沢峠に行くつもりだった)
<1日目>
朝の扇沢駅での行列には驚きましたが、今日の目的地は雷鳥沢なので焦りもなく心穏やかに待てました。今年で終わりのトロリーバスにも乗れて良かったです。新しくなったらまた乗りに来なきゃ。
30年以上ぶりの黒部ダムで快晴!心躍ります。乗り継ぎで待ち時間がありましたが、展望台で景色を眺めることができたので気になりませんでした。
室堂につくと、雲一つない快晴。みくりが池の手前では雷鳥の親子にも会えました(通るたびにいたので、巣があるんんですね、静かに見守りたいです)。
雷鳥沢では別山が見える端に場所ゲット。寝不足だし、このまま昼寝しようかと思いましたが、せっかくなので、一度歩いてみたかった”神の道”に行くことに。
”神の道”はお花畑あり、景色を眺めながら歩け、人もほとんどいなくて「ここは天国か?」と思いました。室堂からの合流ルートまでで出会ったのは3人だけでした。
まだこれから花は増えると思います。
一の越まで行って、向こう側の山並みを見て満足。室堂で水を汲んで帰りました。
日が沈むまでは暑かったけど、さすがに夜は寒く、寝不足もあって星空は見ず。途中何度かおきましたがよく眠れました。
<2日目>
さすがに朝は寒く、ダウンジャケットを来て朝ごはん。このまま2度寝しようかとおもったけど、劔岳を見たくて「しんどくなったら帰ろう」と思い奥大日岳へ出発。
新室堂乗越までたどり着いたら、その先はお花畑&絶景。「ここに住みたい!(夏のいいお天気の日限定)」と思いました。下りてくる時に「結構登ってたなぁ」と思いましたが、登ってるときは気にならないくらいの景色でした。
奥大日岳山頂では目の前に劔岳が。西に白山、南には薬師・裏銀座の山々、槍&穂高!!居合わせた人と、「ほんとうにきれい」と感激しきりでした。
雷鳥沢の手前の木道では、オコジョに出会いました!居合わせた登山者によると、家族連れだそう。私は赤ちゃんを見ました。ちょろちょろと可愛かったです。
稜線には雷鳥の親子もいたみたいですが、私は気が付きませんでした。
慎重に雪渓を下りて雷鳥沢に到着。テント撤収して、なんとか室堂までの坂を上り、灼熱の京都に帰宅しました。
<全体の感想>
初日、雷鳥沢までの道で、傷病者さんを背負って移動する山岳警備隊のみなさんとすれ違いました。何人かで交代しながら歩いておられました。初日で浮かれていたので気持ちが引き締まりました。(でも、奥大日岳には行ってしまった)
2日目は午後には雲が上がってきていたので、やっぱり夏山は早出早着が原則と思いました。
無事に行って帰ってこられましたが、事前情報収集不足&準備不足(チェーンスパイク)だったことは否めません。余裕がないと起きるので、注意したいと思います。
大変な思いをしている人がいるなか、こんないいお天気の日に山で過ごすことができたことに感謝します。
はじめまして、
近く奥大日岳へ向かう予定があるので、
いくつかのレコを読んでいてこちらに辿り着きました(^^)
神の道とは、雷鳥沢のテント指定地から直接一の越へ向かうコースのことで合っているでしょうか?
今まで地図上で何度も眺めたエリアですが、ここの部分を意識して調べた事がありませんでしたが、とても穴場で素敵そうな所ですね♪
残念ながら今回の山行では時間的に歩けそうもないのですが、
またいつの日かこちらを訪れる際には是非とも歩きたいコースです(^^)
自然保護センターの情報も良い情報として、頭の片隅に入れておきます!
オコジョや雷鳥にも出会えたようで、最高の2日間でしたね。
少しでもあやかれますように\(^o^)/
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