記録ID: 1527846
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖
笊ヶ岳(椹島よりピストン)バテてしまい源流台地で幕営
2018年07月15日(日) ~
2018年07月16日(月)
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体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 14:05
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,821m
- 下り
- 2,815m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:42
距離 13.6km
登り 2,194m
下り 1,222m
2日目
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 4:49
距離 8.0km
登り 635m
下り 1,603m
11:09
ゴール地点
天候 | 両日とも晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場入口のテントで登山者情報を記入し、送迎バスの引換券を受け取ります。3,000円は乗車の際に支払い、指定の山小屋の受付時に宿泊代から3,000円を引いた額を支払います(つまり宿泊すれば送迎バスは実質無料)。小屋でもらったレシートは帰りの送迎バスに乗るために必須なので、絶対になくさないように。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは千枚岳旧登山口(7月12日に新登山口ができたので通行止めになってます)の脇にボロボロのがありました。笊ヶ岳登山口にはありませんでした。 ただ、送迎バスに乗るときにも、椹島ロッヂ受付時にも、登山者カードを必ず書かされます(コンパスで提出済といっても書かされます)。帰りには駐車場で下山カードの記入も求められる徹底ぶりです。1人でも山での犠牲者を減らすためにも素晴らしいことだと思います。 破線ルートのトラバース道ですが、確かに道幅が狭いし、ときどき急降下することはありますが、「他の山の実線ルートでもこれぐらいあるんじゃないかな?」というのが正直な感想です。水平移動がある分、体力の消費はセーブできるので、自分はそこまでの難所とは思いませんでした。6回ある沢の渡渉も、進度が確認できて心理的に助かります(取水もできるし)。 ただ、1回だけ誤ってトラバース道の途中でペットボトルを谷側へ10mほど落としてしまい空身で回収に行ったんですが、見た目以上に脆い地質に難儀しました。今回はなんとか無事回収できましたが、上ってこれない危険性もあったわけで、反省しています(落としたことも、拾いに行ったことも)。 ※GPSの記録、帰りの滝見橋のところだけおかしくなってますが、単なるGPSの受信エラーだと思います。当然ながら普通に林道を歩いてます(笑)。 |
その他周辺情報 | 椹島では帰りのバスまで1時間30分ほど待ち時間があったので、レストハウス椹で新メニューの赤石ダムカレー(1,000円)を頂きました。味は普通(たぶんレトルト&冷凍からあげ…廃棄をなくすためには仕方ない)ですが、ボリュームとインスタ映えは最高です(笑)。 |
写真
夏山シーズンの連休初日ということで大混雑を予想していましたが、意外にも利用者はキャパの半分ほど。1人1枚の布団でゆったりと横になることができました。椹島ロッヂは山小屋ですがお風呂にも入れます。
12時24分、椹島下降点まで下りてきました。本当はこのまままっすぐ進んで生木割山(静岡の百山)を目指す予定だったんですが、すでに計画より1時間30分も遅れてるので諦めました。
13時13分、源流台地に到着。このまま椹島まで下ってもギリギリ暗くなる前に下りれそうですが、結局椹島でもう1泊しないとバスがないし、せっかくテントを担いで来てるので、ここで幕営することにしました。もう歩きたくないほど疲れてたのが一番の理由ですが…。
ガイド本(日本200名山を登る 下巻)には「水は涸沢を5分下る」と書かれてましたが、3分ほど上ったところにも沢があったのでそこで水を確保。ちなみに涸沢もちょっと下ってみましたが、大きな岩を越えて進むのは結構大変で危険と感じました。
まだ15時ですが寝る準備完了(笑)。ところがモバイルバッテリーが不調でiPhoneが充電できないトラブルが!今回は軽量化のためカメラを持ってきてないので、iPhoneが使えなくなるのはかなりマズイ。というわけで電源オフして節電しました。ちなみに今回はルートは山小屋を含めてすべてドコモ圏外です。椹島ロッヂは受付周辺だけ無料Wi-Fiがありますが、時間制限があるようでずっとは使えませんでした。家族への無事下山連絡とコンパスの下山メールには重宝しました。
疲れてるのですぐ寝れると思ってましたが、意外にも寝付けない!地図を眺めたり、Kindleに入ってた下町ロケットを読んだり…(最後まで読んじゃいました)。夕飯は軽くフルーツミューズリー&スキムミルクに。眠りについたのは20時ぐらいかな?
トラバース道、昨日より難易度が高く感じました。何回も道を間違えそうになったし…。このルートはマーキングのテープがしっかりしているので「おかしい!」と感じたら10mほど引き返すと正しい道が見つかります。
その脇にあった案内地図は、旧登山口が布テープで隠されて、新登山口の吊橋が緑色の養生テープで示されてましたが、はっきり言って分かりにくいと思いました。「新登山口」って養生テープの上から書いて欲しい…。行きには意味が分からず、帰りにようやく理解しました。
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ウィンドウブレーカー
フリースシャツ
タイツ
半ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ポール
テント
テントマット
シェラフ
シェラフカバー
携帯トイレ
|
---|---|
備考 | ・水を含めて14〜15kgのザックで登りましたが、いつも軽いザックでしか登山していなかったせいか、上りでも下りでもすぐにバテてしまいました。荷物の軽量化と体力づくりを両方進めていく必要を感じました。 ・今回軽量化のために持参する食料をアルファ化米1回分、シリアル2回分、行動食3回分ほどにしてしまいましたが、ギリギリすぎました。やはり米は持久力の源ですので、2〜3回分は余分に持つべきでした。 ・軽量化のためにカメラを持たずiPhoneだけにしましたが、モバイルバッテリーの不調で充電ができずバッテリー切れにビクビクしながら3日間を過ごしました。トラベルモードでカメラ撮影だけならそれほどバッテリーは食わないようで、下山時にも50%前後バッテリーは残っていましたが、スマホはGPSにもなりますし、いざというときの緊急発信でも必須なアイテムですから、モバイルバッテリーの動作は必ず出発前に確認するべきと思いました。軽量小型のものを2つ持参するのもいいかと思います。 ・いつも使っている22Lや42Lのオスプレーのザックにはホイッスルが内蔵されているので、今回のザック(グレゴリーバルトロ65L)にホイッスルを入れ忘れてしまいました。緊急時には必須の装備なので、必ず持参したいです。 |
感想
3連休を最大限活用した登山がしたくて、南アルプス南部の日本二百名山、笊ヶ岳(ざるがたけ)へ単独で登ってきました。
南アルプス南部の山々はマイカー規制のため登山口までは送迎バスを利用しなくてはいけないのですが、その利用条件が「指定山域の山小屋に1泊すること(テント泊はダメ)」というものなのです。バスの本数も限られていることもあり、原則2泊以上しないと登れません。
14日は椹島ロッヂで前泊。15日に笊ヶ岳山頂まで登り、1時間ほど戻ったところでテント泊。16日午前にゆっくり下山し13時の送迎バスで駐車場まで帰りました。
山頂からの眺望が素晴らしい山なのですが、ガスってしまいなにも見えず…。いつもの倍ほども重いザックを担いだためバテてしまい、計画を変更(本当は生木割山を経由して二軒小屋まで縦走する予定でした)して山中で幕営…。いろいろと残念な点が多い山行でしたが、単独での難コース踏破は達成感がありましたし、多くの気付きを得られた貴重な山行でした。
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