憧れのテン場、涸沢へ、そして…
- GPS
- 15:39
- 距離
- 33.2km
- 登り
- 1,003m
- 下り
- 999m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:33
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:02
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地への玄関口、沢渡駐車場でも33度、上高地でも30度を指す。 どこへ行くにも長時間行動となるので体調管理をしっかり行った上で。 コースはよく整備されていました。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
長袖ベースレイヤー
アームカバー
ウィンドブレーカー
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
サンダル
コンロ
コッヘル
食器
予備モバイルバッテリー
GPS(スマホ)
ファーストエイドキット
テント
テントマット
シェラフ
着替え
|
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感想
仕事のごたごたがひと段落、早めの夏休みを取ることにした。
いくつかの候補の中から2泊3日の行程、涸沢から奥穂を狙う事にした。
不安はあった。最近山行回数が少なくなっていた。
春に伯耆大山、他は地元の金剛山くらいだった。
試しにパッキングして背負ってみた。軽く感じた。これならいけるだろう、そう判断し計画を進めた。
3連休最終日に松本経由で沢渡駐車場に移動、5:10分の始発を狙う。
予定通り始発に乗って上高地へ、途中大正池では川霧が出ていた。
水温が低く気温が高いと発生するこの現象は景色を神秘的に見せる。
早朝の上高地バスターミナルも平地と同じく気温は高い。水場で2時間分の水を補給。
今回は水を必要量だけ持ち、減ったら補充する計画にした。
5分歩くと河童橋。梓川を見ると鴨の親子が流れを下っていた。
彼らは私から見ると焼岳の下を岸に上がった。とても良い絵である。
まずは明神、次いで徳沢を目指す。
徳沢で水を補給し横尾へ。
梓川の浚渫を見ながら横尾へ到着。ザックを降ろしストレッチして背中の疲れをほぐす。
水場からはふんだんに水が出ている。ここから3時間分+αの水を持ち横尾を出発する。
横尾大橋を渡るとなんとなくテンションが上がったが、だらだらした登りが続く。
沢沿い進めば右手に見える屏風岩が姿を変える。
本谷橋までは問題なかった。ここで休憩をはさみおやつも食べてここから始まる急登に備えた…のだが…
急登に入り右足を上げた時に、左足一本で体を支えた時に左腰の下の方に鋭いびりびりとした痛みがはしる。
ザックのウェストベルトの位置を緩めたり締めたり、上下させたりして調整する。
最終的には腰が圧迫しないよう、ウェストベルトを腹で固定し、なんとか歩くことが出来るようになった。
ペースをかなり落として高度を上げていく。途中崩落個所を整備した場所などを通過。
樹林帯の背が低くなって奥穂・北穂らしき稜線が、
その後カールも見えてきたが肝心の涸沢ヒュッテにはまだまだ到着しない。
本谷橋から2時間40分かかって涸沢ヒュッテに到着した。
ヒュッテからテン場に移動、もう考えたく動きたくない、
足元にあったテントサイトにザックの中身をぶちまけテントの設営。
このとき、同行者は体調不良を訴えていた。疲労か?高山病か?
元々小屋泊予定同行者、さっさと食事を作り、食べると15時頃に早々に寝てしまった。
メニューはレトルトのチーズ入りハンバーグ、アルファ米、アミノ酸パウダー。
私は足りなくてフリーズドライのお汁粉、さらにカップヌードル(リフィル)をたべた。
その後うろうろしてみたり、テントに入ってみたり中から外を眺めたりしていた。
となりのテントサイトではご夫婦連れとソロテントの方がおしゃべり中だったので入れてもらった。
そうこうしているうちに日没が近づいてきて、周囲は薄暗く、写真タイムへと突入してきた。
初めは単に「山の夕暮れ」という感じだったが、北穂方面から雲の筋が上がって奥穂方面へと移動し始めた。
日没の太陽光線は水蒸気に当たると拡散して赤く染まる。これはいけるかも。
カメラのシャッターを押して液晶画面で確認するが、詳細がわからないのでちゃんと撮れていることを祈る。
太陽はすでに穂高の裏側に落ちている。
光る雲の筋が涸沢槍、さらに穂高岳山荘へと形と色を変えながら移動していく。
この光の筋と奥穂を撮りたかったのだが、そこに行くまでに太陽が落ち切り、
太陽光のあたらない雲はただの雲となってしまった。
さて、テント内は…左から右に傾いていた。
ザックの上に銀マットを敷き、シュラフにもぐれば滑り台かと思うくらいに滑る。
そんな中でもちゃんと熟睡。
夜中に起きて外に出る。星はよく知らないけど、星空はとてもきれい。
40分ほど見て、再度寝る。
4:20起床、モルゲンロートを見るためにヒュッテのロビーで待ち合わせ。
飯の為の湯を沸かしながら待つのだが…
朝日に照らされた山容は美しかった、うん。
同行者の体調は戻りつつあるようだったが、高山病の疑いがあったため下山することとする。
食事を済ませてテントを撤収。行きに入った荷物がなぜ帰りには入らない?
帰りも本谷橋まではきつかった。しかし花を見つける余裕くらいはあったので登りよりはまし。
汗だくでしょっぱい顔を川の水で洗った後、私の腕にコムラサキチョウがとまった。
そのあとも私の周り飛び回り、指にとまって塩をなめていた。
本谷橋を出るとだらだらの下り、サルも登山道を登ってくる。
徳沢で休憩を入れることとして横尾では水とトイレ休憩だけ。
徳沢でソフトクリームを注文、同行者はコーヒーフロート。どちらもおいしかった。
あいていたとなりの席に座ったのは一人旅のドイツ人女性、SNS用に写真を撮ってくれと頼まれ、快諾。
上高地は美しいと言っていた。徳沢を出発したのは私たちの方が早かったのに、すぐに追いつかれ、抜かれた。
健脚だった。
明神からは御朱印をもらいに対岸の穂高神社奥宮へ。右岸を下って河童橋についたら再度ソフトクリームを食す。
そして上高地バスターミナルから沢渡駐車場へ、臨時便も出ていたため30分待ちで戻った。
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