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Yamareco

記録ID: 1534971
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
十勝連峰

望岳台から十勝岳〜美瑛岳を縦走

2018年07月20日(金) [日帰り]
 - 拍手
matusan その他5人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:19
距離
17.0km
登り
1,559m
下り
1,552m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:34
休憩
1:30
合計
9:04
距離 17.0km 登り 1,559m 下り 1,559m
4:31
29
5:00
19
5:19
10
5:29
5:46
41
6:27
6:28
73
7:41
8:05
11
8:16
7
8:23
25
8:48
8:49
6
8:55
9:07
9
9:56
9:57
15
10:12
10:38
38
11:16
11:20
97
12:57
13:01
14
13:15
20
13:35
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美瑛町の自然の森キャンプ場から十勝岳登山口の望岳台に移動
コース状況/
危険箇所等
美瑛岳〜雲の平の間の水場の渡渉場所は、雪解け水が豊富で雨の場合、増水するので注意が必要。また、沢の雪渓上をトラバースする箇所は、雪解けが進むと、踏み抜きに注意が必要。
その他周辺情報 自然の森キャンプ場〜白銀温泉の最短ルートが通行止めになっており、白銀温泉へ行くには、青い池まで戻る必要がある。
望岳台より前十勝を望む
2018年07月20日 04:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 4:24
望岳台より前十勝を望む
白銀荘分岐を通過
2018年07月20日 05:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:00
白銀荘分岐を通過
雲の平分岐を通過
2018年07月20日 05:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:20
雲の平分岐を通過
十勝岳の山頂部にはガスがかかっていた
2018年07月20日 05:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:20
十勝岳の山頂部にはガスがかかっていた
十勝岳避難小屋に到達。ここで、20分の朝食休憩
2018年07月20日 05:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:30
十勝岳避難小屋に到達。ここで、20分の朝食休憩
避難小屋を出発
2018年07月20日 05:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:50
避難小屋を出発
雌阿寒キンバイが徐々に表れてきた
2018年07月20日 05:51撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:51
雌阿寒キンバイが徐々に表れてきた
登山路には、ゴロゴロ石が増えてきた
2018年07月20日 05:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 5:54
登山路には、ゴロゴロ石が増えてきた
雌阿寒金梅は荒れ地に強い
2018年07月20日 06:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 6:04
雌阿寒金梅は荒れ地に強い
時々前十勝岳の噴煙が風で飛ばされてきて、硫化ガスの匂いがし、息が苦しくなる
2018年07月20日 06:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 6:19
時々前十勝岳の噴煙が風で飛ばされてきて、硫化ガスの匂いがし、息が苦しくなる
昭和噴火口の尾根が見えてきた
2018年07月20日 06:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 6:38
昭和噴火口の尾根が見えてきた
昭和噴火口の火口壁で小休止
2018年07月20日 06:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 6:41
昭和噴火口の火口壁で小休止
なだらかな砂礫の道を進む
2018年07月20日 06:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 6:56
なだらかな砂礫の道を進む
登山路の左側を見ると、荒々しい岩が連なっている鋸山尾根が見える
2018年07月20日 07:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 7:03
登山路の左側を見ると、荒々しい岩が連なっている鋸山尾根が見える
やっと前方に十勝岳の主峰が望めるようになってきたが、相変わらず山頂部はガスの中だった
2018年07月20日 07:03撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 7:03
やっと前方に十勝岳の主峰が望めるようになってきたが、相変わらず山頂部はガスの中だった
十勝岳主峰に登るため、主峰右側の尾根に取りつく
2018年07月20日 07:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/20 7:09
十勝岳主峰に登るため、主峰右側の尾根に取りつく
十勝岳の山頂が遂に見えてきた
2018年07月20日 07:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 7:30
十勝岳の山頂が遂に見えてきた
十勝岳山頂標柱にロックオン!!
2018年07月20日 07:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
7/20 7:40
十勝岳山頂標柱にロックオン!!
十勝岳山頂にて記念写真を撮ってもらった!!
2018年07月20日 08:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
7/20 8:02
十勝岳山頂にて記念写真を撮ってもらった!!
山頂が混んできたため、美瑛岳めざして下りながら十勝岳を振り返る
2018年07月20日 08:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:08
山頂が混んできたため、美瑛岳めざして下りながら十勝岳を振り返る
美瑛岳への登山路は、月面を思わせるような荒涼とした丘陵部が続く
2018年07月20日 08:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:14
美瑛岳への登山路は、月面を思わせるような荒涼とした丘陵部が続く
この辺りは、一木一草も見当たらない!!
2018年07月20日 08:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:15
この辺りは、一木一草も見当たらない!!
平ヶ岳から鋸岳への道は、富士山の須走を思わせるスコリアが積もった道で、下りは良いが登りはきつい道だ!!
2018年07月20日 08:19撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:19
平ヶ岳から鋸岳への道は、富士山の須走を思わせるスコリアが積もった道で、下りは良いが登りはきつい道だ!!
砂走を軽快に下る!!
2018年07月20日 08:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/20 8:25
砂走を軽快に下る!!
2018年07月20日 08:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:26
鋸岳から前方に美瑛岳の山肌が見えてきた!!
2018年07月20日 08:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:38
鋸岳から前方に美瑛岳の山肌が見えてきた!!
美瑛岳に近くなると、徐々に荒れ地に強い草が現れ始めた。イワブクロは、風衝地帯の荒れ地で良く見かける!!
2018年07月20日 08:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/20 8:40
美瑛岳に近くなると、徐々に荒れ地に強い草が現れ始めた。イワブクロは、風衝地帯の荒れ地で良く見かける!!
鋸岳の山腹の面白い雪形。ハロウィンの顔、それとも女性の下着??
2018年07月20日 08:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:42
鋸岳の山腹の面白い雪形。ハロウィンの顔、それとも女性の下着??
2018年07月20日 08:42撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:42
徐々にいろいろな高山植物が見られるようになってきた。これは、ヨツバシオガマ
2018年07月20日 08:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 8:54
徐々にいろいろな高山植物が見られるようになってきた。これは、ヨツバシオガマ
十勝岳を振り返る
2018年07月20日 09:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:06
十勝岳を振り返る
エゾツガザクラ
2018年07月20日 09:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:09
エゾツガザクラ
前方に荒々しい岩肌を見せる美瑛岳の爆裂火口壁が見えてきた。
2018年07月20日 09:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:10
前方に荒々しい岩肌を見せる美瑛岳の爆裂火口壁が見えてきた。
写真前方の左側が美瑛岳山頂
2018年07月20日 09:10撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 9:10
写真前方の左側が美瑛岳山頂
鋸岳の奥に十勝岳が見える!!
2018年07月20日 09:11撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 9:11
鋸岳の奥に十勝岳が見える!!
美瑛岳の爆裂火口の崩壊ヶ所の先に白銀温泉方向が見える
2018年07月20日 09:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:18
美瑛岳の爆裂火口の崩壊ヶ所の先に白銀温泉方向が見える
チングルマ
2018年07月20日 09:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 9:27
チングルマ
美瑛岳東側の斜面には、チングルマの大群落が拡がっている
2018年07月20日 09:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:28
美瑛岳東側の斜面には、チングルマの大群落が拡がっている
チングルマの大群落
2018年07月20日 09:29撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/20 9:29
チングルマの大群落
この辺りのチングルマは、花のサイズが大きい
2018年07月20日 09:29撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/20 9:29
この辺りのチングルマは、花のサイズが大きい
ハクサンボウフウ
2018年07月20日 09:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:30
ハクサンボウフウ
チングルマとエゾツガザクラの群落
2018年07月20日 09:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 9:30
チングルマとエゾツガザクラの群落
エゾツガザクラ
2018年07月20日 09:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:31
エゾツガザクラ
荒々しい美瑛岳火口壁を登る
2018年07月20日 09:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:35
荒々しい美瑛岳火口壁を登る
アオノツガザクラの群落
2018年07月20日 09:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 9:45
アオノツガザクラの群落
エゾコザクラ
2018年07月20日 09:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:46
エゾコザクラ
エゾツガザクラ
2018年07月20日 09:47撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 9:47
エゾツガザクラ
十勝岳方向のガスが薄らぎ、全体像が見えたが、しばらくするとガスに覆われてしまった。
2018年07月20日 09:49撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 9:49
十勝岳方向のガスが薄らぎ、全体像が見えたが、しばらくするとガスに覆われてしまった。
2018年07月20日 09:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
7/20 9:49
美瑛富士も秀麗な姿を見せてくれた!!
2018年07月20日 09:54撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:54
美瑛富士も秀麗な姿を見せてくれた!!
美瑛岳山頂への登りが続く
2018年07月20日 09:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 9:57
美瑛岳山頂への登りが続く
イワヒゲが沢山見られる
2018年07月20日 10:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 10:06
イワヒゲが沢山見られる
美瑛岳山頂に到達
2018年07月20日 10:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 10:10
美瑛岳山頂に到達
美瑛岳山頂の三角点
2018年07月20日 10:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 10:11
美瑛岳山頂の三角点
美瑛岳山頂にて
2018年07月20日 10:11撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/20 10:11
美瑛岳山頂にて
2018年07月20日 11:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 11:08
美瑛富士分岐
2018年07月20日 11:17撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 11:17
美瑛富士分岐
エゾコザクラ
2018年07月20日 11:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 11:18
エゾコザクラ
エゾイソツツジ
2018年07月20日 11:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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7/20 11:21
エゾイソツツジ
渡渉箇所の水場、結構水量があり、渡渉箇所を慎重に選ぶ必要がある。
2018年07月20日 11:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 11:46
渡渉箇所の水場、結構水量があり、渡渉箇所を慎重に選ぶ必要がある。
渡渉ポイントを指示するNリーダー
2018年07月20日 11:50撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 11:50
渡渉ポイントを指示するNリーダー
渡渉ポイントで小休止
2018年07月20日 11:56撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 11:56
渡渉ポイントで小休止
ここから緩やかな登りとなる。
2018年07月20日 12:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 12:04
ここから緩やかな登りとなる。
沢が凹状に窪んでいる沢の渡渉ポイント、上部にまわると、まだ雪渓の上をトラバースできたが、これから雪渓が溶けていくので、注意が必要
2018年07月20日 12:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 12:14
沢が凹状に窪んでいる沢の渡渉ポイント、上部にまわると、まだ雪渓の上をトラバースできたが、これから雪渓が溶けていくので、注意が必要
雪渓部をトラバース
2018年07月20日 12:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 12:16
雪渓部をトラバース
雲の平分岐に到達、この辺りから日差しが強くなってきて、登山路の石の照り返しがきつい!!
2018年07月20日 12:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 12:55
雲の平分岐に到達、この辺りから日差しが強くなってきて、登山路の石の照り返しがきつい!!
十勝岳避難小屋の後ろに前十勝岳の噴煙が見えるようになった。
2018年07月20日 13:00撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 13:00
十勝岳避難小屋の後ろに前十勝岳の噴煙が見えるようになった。
白銀荘への分岐を通過
2018年07月20日 13:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 13:15
白銀荘への分岐を通過
望岳台に帰着!! この時間帯になって十勝岳山頂部のガスが晴れてきた!! 残念!!
2018年07月20日 13:35撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 13:35
望岳台に帰着!! この時間帯になって十勝岳山頂部のガスが晴れてきた!! 残念!!
右の美瑛岳、左の美瑛富士は、山頂部に依然としてガスがついていた
2018年07月20日 13:35撮影 by  iPhone 6, Apple
7/20 13:35
右の美瑛岳、左の美瑛富士は、山頂部に依然としてガスがついていた
望岳台の駐車場に到着
2018年07月20日 13:37撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 13:37
望岳台の駐車場に到着
キャンプ場に戻って夕食の準備をしてから、吹上温泉の露天風呂に向かった。
2018年07月20日 15:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 15:57
キャンプ場に戻って夕食の準備をしてから、吹上温泉の露天風呂に向かった。
吹上温泉露天の湯の解説板
2018年07月20日 15:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 15:58
吹上温泉露天の湯の解説板
源泉かけ流しの湯舟からあふれたお湯が沢に流れ込んでいる
2018年07月20日 16:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7/20 16:18
源泉かけ流しの湯舟からあふれたお湯が沢に流れ込んでいる

装備

共同装備
テント用品は キャンプ場においてサブザックで登山を行った。

感想

M山岳会の今年の夏合宿は、7/19〜7/22にかけて北海道の幌尻岳&トムラウシ山に登る計画だったが、今年は雨が多く幌尻岳の渡渉がリスキーだったため、計画変更が行われ、最終的に十勝岳&旭岳登山に計画が変更になった。
メンバー6人で7/19に羽田から十勝帯広空港に移動し、レンタカーで十勝岳登山口に近い美瑛町の自然の村キャンプ場にテントを設営した。

7/20は、4時にキャンプ場を出発し、十勝岳登山口のある望岳台に移動し
十勝岳から美瑛岳に縦走した。十勝岳山頂には、ガスがかかっており、山頂からの眺望は得られなかったが、前十勝岳の火山活動が継続しており、風向きが丁度西風だったため、登山路に向かっており、硫黄の匂いが漂ってちょっと息苦しさを感じた。活火山の火山ガスには注意が必要だ。
途中十勝岳避難小屋と昭和噴火口で小休止をとり、7:41に十勝岳山頂に到達した。山頂は狭く、次から次へと登山者が登ってきていたため、8:05に山頂を後にして次の目的地の美瑛岳を目指した。
十勝岳から平ヶ岳&鋸岳の区間は、火山の堆積物が新しいせいか、月面を思わせるような荒涼とした丘陵部が続いている。しかし、美瑛岳が間近に見えるようになってくると、徐々に植物が見え始め、美瑛岳の火口壁に近づくとイワブクロやメアカンキンバイやイワヒゲ等の高山植物が見えるようになった。更に美瑛岳の火口壁の東側から北側に移動するとチングルマやエゾツガザクラのお花畑が見えるようになった。
美瑛富士への分岐まで下った後、更に美瑛岳山頂に登り返し、10:12に美瑛岳山頂に到達した。美瑛岳山頂でも北側の眺望は得られなかったため、10:38に下山を開始し、11:46に渡渉箇所に到達した。なお、この手前で斜面の岩が崩れ、登山路を岩が覆っていたが、岩の上を乗り越えて通過できた。しかし、これからの雨で崩壊部の岩が更に崩れる可能性もあるため、注意が必要と思われた。渡渉箇所も水量が豊富で、雨等で水量が更に増えると飛び石を利用しての渡渉が出来ない可能性もあるため、注意が必要である。
雲の平分岐までの間に雪渓上をトラバースする箇所が3〜4か所あり、融雪が進むと踏み抜きの可能性が高まるので注意が必要である。
12時頃から雲が流れ、日差しが復活し、登山路の石の照り返しと頭上からの強い日差しで夏山の条件になり、発汗が盛んになり、水を大量に消費した。やはり、夏山は、暑さ対策が重要であることを再認識した。

この日の縦走は、火山活動が活発な十勝岳では、中腹から上では、植物がほとんど見られない山だったのに対し、すぐ隣にある美瑛岳は、噴火後の浸食がすすんでおり山肌が緑の絨毯に覆われ、いろいろな高山植物が咲いている美瑛岳と対照的な山歩きを体験することができた。ただし、遠くから見える緑の美瑛岳が近くに行くと、荒々しい爆裂火口壁を内包しているのも、火山帯の山歩きの醍醐味と言える。

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