望岳台から十勝岳〜美瑛岳を縦走
- GPS
- 09:19
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,559m
- 下り
- 1,552m
コースタイム
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 9:04
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
美瑛岳〜雲の平の間の水場の渡渉場所は、雪解け水が豊富で雨の場合、増水するので注意が必要。また、沢の雪渓上をトラバースする箇所は、雪解けが進むと、踏み抜きに注意が必要。 |
その他周辺情報 | 自然の森キャンプ場〜白銀温泉の最短ルートが通行止めになっており、白銀温泉へ行くには、青い池まで戻る必要がある。 |
写真
装備
共同装備 |
テント用品は
キャンプ場においてサブザックで登山を行った。
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感想
M山岳会の今年の夏合宿は、7/19〜7/22にかけて北海道の幌尻岳&トムラウシ山に登る計画だったが、今年は雨が多く幌尻岳の渡渉がリスキーだったため、計画変更が行われ、最終的に十勝岳&旭岳登山に計画が変更になった。
メンバー6人で7/19に羽田から十勝帯広空港に移動し、レンタカーで十勝岳登山口に近い美瑛町の自然の村キャンプ場にテントを設営した。
7/20は、4時にキャンプ場を出発し、十勝岳登山口のある望岳台に移動し
十勝岳から美瑛岳に縦走した。十勝岳山頂には、ガスがかかっており、山頂からの眺望は得られなかったが、前十勝岳の火山活動が継続しており、風向きが丁度西風だったため、登山路に向かっており、硫黄の匂いが漂ってちょっと息苦しさを感じた。活火山の火山ガスには注意が必要だ。
途中十勝岳避難小屋と昭和噴火口で小休止をとり、7:41に十勝岳山頂に到達した。山頂は狭く、次から次へと登山者が登ってきていたため、8:05に山頂を後にして次の目的地の美瑛岳を目指した。
十勝岳から平ヶ岳&鋸岳の区間は、火山の堆積物が新しいせいか、月面を思わせるような荒涼とした丘陵部が続いている。しかし、美瑛岳が間近に見えるようになってくると、徐々に植物が見え始め、美瑛岳の火口壁に近づくとイワブクロやメアカンキンバイやイワヒゲ等の高山植物が見えるようになった。更に美瑛岳の火口壁の東側から北側に移動するとチングルマやエゾツガザクラのお花畑が見えるようになった。
美瑛富士への分岐まで下った後、更に美瑛岳山頂に登り返し、10:12に美瑛岳山頂に到達した。美瑛岳山頂でも北側の眺望は得られなかったため、10:38に下山を開始し、11:46に渡渉箇所に到達した。なお、この手前で斜面の岩が崩れ、登山路を岩が覆っていたが、岩の上を乗り越えて通過できた。しかし、これからの雨で崩壊部の岩が更に崩れる可能性もあるため、注意が必要と思われた。渡渉箇所も水量が豊富で、雨等で水量が更に増えると飛び石を利用しての渡渉が出来ない可能性もあるため、注意が必要である。
雲の平分岐までの間に雪渓上をトラバースする箇所が3〜4か所あり、融雪が進むと踏み抜きの可能性が高まるので注意が必要である。
12時頃から雲が流れ、日差しが復活し、登山路の石の照り返しと頭上からの強い日差しで夏山の条件になり、発汗が盛んになり、水を大量に消費した。やはり、夏山は、暑さ対策が重要であることを再認識した。
この日の縦走は、火山活動が活発な十勝岳では、中腹から上では、植物がほとんど見られない山だったのに対し、すぐ隣にある美瑛岳は、噴火後の浸食がすすんでおり山肌が緑の絨毯に覆われ、いろいろな高山植物が咲いている美瑛岳と対照的な山歩きを体験することができた。ただし、遠くから見える緑の美瑛岳が近くに行くと、荒々しい爆裂火口壁を内包しているのも、火山帯の山歩きの醍醐味と言える。
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